エスター ファースト・キルのレビュー・感想・評価
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前の作品を観るとより楽しめる。78点
この映画は、サイコパスな女性が次々と人を殺していくという内容です。彼女は一見すると幼い子供に見えますが、実は30歳ほどの大人です。彼女は精神病院にいて、その中でも特に問題を起こす存在でした。
彼女がなぜ精神病院に閉じ込められているのかについては説明されていませんが、彼女がサイコパスであり、人を殺すことに執着していることは最初のシーンから明確です。
新しい家族と再会しますが、その家族も裏の顔があります。特にその家族の母親は、彼女や主人公よりも怖いと感じました。裏で何かをしている彼女は、新しい家族を次々と殺していきます。そして、彼女は新しい家族の父親に惹かれるようになります。
一方で、家族の母親は彼女の秘密を知ってしまい、それを口止めするために彼女を殺そうとします。しかし、結局のところは互いに殺し合うという結末になります。そのシーンは映画の見どころの一つだと思います。
映画の最後では、タイトル通り家族全員が死んでしまうという、予想通りの結末になります。全体的には驚かせる展開の映画で、久々に見たホラー映画として非常に面白かったです。
パンフレットも購入しましたが、主人公の詳細についてはまだよくわかりません。彼女が25歳だということだけは読んだ範囲で知りました。その他の詳細は後で追加で感想を書きたいと思います。
最後に、家が燃えるシーンで、彼女が出てくるところが特に印象的でした。それは多分CGで作られたものだと思いますが、彼女のサイコパスな振る舞いが良かったです。
なかなか良かった。
鬼畜VS鬼畜
可愛さ余って憎さ百倍
女の顔をした少女がこれほど怖くて哀しいとは。
ある意味、人間にとって若く美しいのは永遠の憧れ。少し前になりますが何年かぶりに萩尾望都先生が、ポーの一族を執筆してくれて喜び、あらためて最初から再読したところでした。既視感があったのはそのせいかもしれません。
女には何歳であっても大人の女の顔があるといいますが、これほど不気味で醜く美しいとはやはり現実となると恐ろしさが際立つものですね。
どうしても女の顔にしか見えなくなり外見とのギヤップすごくてこわくて哀しかった。
そういう意味では恋心が隠せてない分だけ前作よりストーリー性が出てしまってホラー作品としては星1つ落ちてしまったと思う。
エスターにはこれからもばんばん恋してばんばんやっておしまいなさいと伝えたい。
来年も会えますように、
止められない衝動の手招き
雪景色の静寂が誘う世界の狂気
いつしか心理描写のくりかえしに呑まれ、微笑み返しに震える自分をみつける
追い込む正義感
才能の奥の闇
保身の目論み
小さな相棒の無垢
悪夢にしておきたかったのは誰か
ひとりで観ている場内で誰かの視線がありそうに感じながらの鑑賞でした
あー 怖〜い
わたし達は釣られた?『エスター』の裏側を考える
超一流の詐欺師、狂気のサイコパス、悪魔のエスターを期待して観にいったら、たんなるドジッ娘でびっくりした。むしろ、ドジ過ぎて劇中はハラハラしながらエスターを応援してたし、観終わったら「エスター可哀想」って心の中で泣いてた。わたしは完全にエスターの味方になっていた。
でもしばらくしたら、ん? まてよ…? って思い直した。
よくよく考えたら、この映画は劇中の人物だけじゃなくて、実はスクリーンの向こう側にいるわたし達すら騙そうとしていたのではないか、と。
現にエスターを超一流の詐欺師だと思っていたら、いつのまにか可哀想なドジッ娘に思わされていた…!
これは劇中の人物がエスターにコロっと騙されるのと同じパターン。
そうだ、わたし達は騙されているのだ。たぶん、いや、きっと。
みんなイカれ野郎だった
前作鑑賞してから臨んだ今作。
思ったよりもグロいシーンが多くて、エスターの冷徹さがより際立っていた。前作との比較だが、最後への畳み掛ける精神的怖さが前作は完璧すぎるため、今作は薄く感じられた。よくみたら、前作と今作では監督さんが違うんですね………監督さんが違うけれど、表現方法や音楽など前作へのリスペクトを感じられた。
なんと言ってもエスターを幼く見せるよう奮闘されていた。後ろ姿は12歳なのに、顔面アップになると25歳感。ビックエスターが顔面アップで歩いてる時は顔と上半身のサイズ的に画角おかしいでしょと思う時があった。こういうシーンがあると、せっかく世界観に入り込んでいたのに、現実に引き戻されて「ああここでチビエスターと入れ替わったのかなぁ」とか思ってしまった。でも頑張っていた方だと思う。
今作、警官とお父さん以外の登場人物はみんなイカれていると思っていいかも。鑑賞中本当に驚いた。また、エスターの恋愛事情について同情してしまう。自分が好きになる人は自分のことを娘だと思っていて恋愛対象としてみてくれないっていうのは少しかわいそうであると思った。
殺意覚醒
前作「エスター」(09)は謎解きの面が強く、一方でベラ・ファーミガ演じる母の揺れ動く母性が丹念に描かれていて、感動的でもあり、個人的にはベスト10に入るくらい好きなホラー映画です。その続編が前日譚として公開されるということで、期待を抑えて観ました(笑)。基本プロットは踏襲されていますが、だいぶ違った印象でしたね。前作でエスターを演じたイザベル・ファーマンが再び演じていることを観賞後に知りましたが、撮影技術の進歩によってほとんど違和感はなかったものの、当時10歳だった前作のあどけない可愛らしさはなく、むしろ嫌悪感や憎悪を感じてしまうシーンが多く、殺意さえ感じてしまいました(汗;)。う~ん、「エスター」をもう一度観たくなりました。
影打
今作鑑賞前に、前作を鑑賞しましたが、前半のホラーから後半のどんでん返しにあっと驚かされ映画に見入ってしまいました。あの衝撃を超えれるものがあるのか…と期待半分不安半分で鑑賞。
そんな期待と不安を良い意味で裏切ってくれました。最高に楽しい前日譚じゃないか…!
もう既にエスターが成人している女性という種が明かされている中どう進めるのかなと思いましたが、療養センターでその事実をサラッと明かしてくれたおかげで、その後の展開をスッと飲み込むことができました。ここ明かしておかないと流石に主演のイザベル・ファーマンも立派な成人女性なので多少なり違和感があったものを拭えました。
初っ端からボールペンを握りしめてる状態で現れるので、ヤバいやつ感は速攻で分かりますが、うまいこと職員を自分の部屋に招き入れて誘惑してからの殺し方がとにかくパワーでゴリ押し(にしても強かった)で、壁に押しつけてぶっ殺すとかいう精密とか計画性とかどっかに置いてきたレベルでしたが、まだまだ未熟なエスターが見れてそれはそれで面白かったです。
同じ療養者の扱い方も熟知してますし、担当職員の家まで車にうまいこと乗って付けて、玄関で思いっきりぶっ殺すというこれまたパワー、でもまだ未熟なので1発で綺麗に殺せないお茶目さも見せてくれます。
ここでエスターという女の子の行方不明情報と自分の顔に似ていることから、彼女になりすまして、その家族の家に潜り込むことになりますが、エスターにとって最大の鬼門はこの家に潜り込んだ事になるとは、エスター自身も想定外だったでしょうし、自分も想定外でした。
最初は多少なりの違和感がありつつも、娘が帰ってきたことに喜びを覚える母、疑うとかなんのその大喜びの父、ちょっと照れ臭そうな兄…。
前作「エスター」の父と今作の父はかなり重なります。鈍いところが特に。逆にカウンセラーは速攻で違和感を見抜いたので超優秀です(それが故にあまり今作に関わってきませんでしたが)。
刑事がエスターの正体を突き止めた瞬間に、いつの間に追いついたねん状態のエスターが襲撃してからの刺しまくりからの、母登場で銃ぶっ放しという怒涛の展開ですが、ここで母が気づいて万事休すかと思いきや、ここからが予想とは違う物語へと進んで行きました。
母は父がエスターが戻ってきたことにより、元気になり、夜の方もお盛んになり、家族が元の形へと戻ったことを利用するためにエスターを家族の元へ置くという衝撃的な展開になっていきました。エスターがまさか追い詰められるとは思いませんでしたが、これまた兄にもこの事実が明かされるので、マウント取り放題の兄はキャッキャしていました。父には何も明かさず状態ですが。
エスターは操り人形になりかけますし、睡眠薬で眠らされそうになりますが、さすがに家族とは違う料理に疑問を抱き、部屋にいる同居ネズミに一杯食わせて眠ってしまったことに確信を持って、逆にスムージーにネズミまるまるぶち込むという超大胆な事をやってて面白かったです。流石に母油断しすぎましたね。
父が仕事の出張に出る際に乗る列車が来る前に突き落とそうとするも阻まれ、そこから母と兄から逃げ出そうとしますが、母と兄も全速力で止めに来て、兄の持つ催涙スプレーでエスターが奪って反撃するというスピード展開、兄は可哀想ですが、エスターはしめしめと言わんばかりに逃げてしまいました。
ここでグラサンをかけてタバコを吸うシーンは、イザベルが成人したからこそ描けるシーンになっていました。まぁ普通に捕まりますが。
そこからの最終決戦、ジワジワの恐怖があった前作とは違い、ワクワクするクライマックスというホラー映画では感じれないものがありました。
2人がかりでボッコボコにしようとしますが、エスターも成人女性、しっかりの弾き返して、階段から突き落とされてもまだまだピンピンしていますが、兄に向かってクロスボウで心臓を射抜いてからのナイフ滅多刺しという狂気的な殺し方が面白かったです。
母とのキッチン大戦争、食器もドカンバカン破壊しますし、良い具合に炎が上がりますし、屋根に逃げて、母をうまいこと突き落とし、助けに来た父に顔をワチャワチャした瞬間に入れ歯がとれて誰だお前!?状態に驚いて落下死、ジェットコースターの様な展開に笑いが止まりませんでした。
この家が燃えたあとに保護された彼女が「エスター」へ繋がっていき、精密な犯行や心理戦の強さ、子供としての振る舞い方が形成されたんだなと思いました。
後ろ姿が違う子役の子を使っているのはバレバレでしたが、仕方なく真正面から撮ったカットの腕長っ!と思いましたが、そういう粗さも楽しめるものになっていました。
鑑賞日 4/10
鑑賞時間 12:50〜14:40
座席 H-11
好きなんだけど…
普通におもろい。 序・破・急とはこういうこと
全員サイコ
ホラーよりもアクションの様なスピーディーさ
エスターの前日弾。
そのため彼女の事実や行動心理を知ってるため、大きな驚きがない点はかなり作品に影響してる。
そのためか彼女の犯行がかなり大胆で大雑把になってる点が少し残念でした。また彼女の欲望の枷として抗争相手として出てくる(潜入する家族の)母親との攻防をもう少しじっくり描いて欲しかった。
ただ物語はスピーディーに展開していくので恐さは弱まってるけど、B級アクション映画の様に何も考えずに観ることは出来た。
前作を知らなくても単品として安心して観られます。
前作は予習をしましたが、予め知っておくべき情報は10歳のサイコパス少女の殺人譚ということくらいでしょうか。
エスターの正体は?
という謎は早々にはっきりします。だからこの点を隠す意図はないんだなと思います。前作でもちらっと出てきますがエストニア(だったかな)の精神病院が出てきます。
全体的に雪と陰で不穏です。その意味ではいい雰囲気です。
ここに収容されている31歳の低身長症のサイコパスがエスターの正体ですが、彼女のサイコぶりが発揮されての脱出劇はまるでターミネーター2のサラ・コナーのようです。
脱出の際の大胆な行動は、行方不明の自分にそっくりな少女をネットで見つけ、その家族になるためにわざと発見されアメリカに行くことになる。
なかなかの豪胆ぶりですが、ちょっとしたミスで暴れたり、自分に不利な人物を躊躇なくこ○すところなど、至る所で返り血を浴びています。
それにしても、詳細はあまり触れられていませんでしたが、エスター(本物)はどうやら虐待(やりすぎた)の末タヒんで、古井戸にほうりこまれたようです。事実を知らない父親は喜んで迎えますが、母親と兄は知っているようです。 なんでも建国時から続く名家だそうで、どこかで聞いたような感覚で受け入れますが、そこで収まるわけがありません。
ホラーとは言ってもオカルトでは無いし、妄想でも実在が疑われる存在でもなく、作品もショッカーは最小限なので、最近の血塗れアニメで耐性がある人はなんてことは無いでしょう。
楽しく不気味なホラーを堪能出来ました。辛いカレーにチャレンジしたような気持ちです。
さすがに続編はないと思います。素晴らしくよくできた完結でした。
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