エスター ファースト・キルのレビュー・感想・評価
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思わずエスターを応援したくなる。
ジャウム・コレット・セラの名作スリラーの前日譚を『ザ・ボーイ 人形少年の館』のウィリアム・ブレント・ベルが監督するだと?『ザ・ボーイ』は可愛いホラーだけど役不足にもほどがあるよ!と色眼鏡で見てしまっていましたごめんなさい。エスターの正体が完全にネタバレしてるところから始まるのに、「そうくるの!?」と驚くウルトラC的展開によって、悪対悪の仁義なき戦いみたいになっていくのが本当に可笑しくて面白い。全然ファーストキルの話じゃなかったけど、やれやれ、どっちもやれ、キルキル!って感じで、でももはやなじみがあるエスターに肩入れして応援したくなる。
CGも使っているでしょうが、物理的なトリックを駆使してイザベル・ファーマンがちゃんと子供の大きさに見えるし、ショットによって大人なの?子供なの?と顔が違って見えることもキャラクター表現として成立している。そして母親役のジュリア・スタイルズが、地味めな役どころが多かったキャリアを覆す屈指のハマリ役。クライマックスでどうかもうひと押し、みたいなワガママは言いたくなるが、三作目の構想もあるらしいので、この調子でどんどんやってほしい。年イチくらいでエスターに会いたいです。
あの『エスター』の前日譚
あの『エスター』の前日譚だが、上手く本編に繋がる物語であった👍
前作から10年以上経っているのに主演を演じたイザベル・ファーマンを撮影陣が巧妙に撮っており、ホントに少女に見える😳
ロシアである少女が施設から逃亡して、インターネットで自分に似た失踪少女が居ないかを確認したところ、アメリカで失踪しているエスターという少女が自分にそっくりだったことから、その家族にもぐりこむ。
ただ、その家族も「エスター失踪には、あるワケがあって…」という少女にも家族にもグラッドなシチュエーション。
そして………と続く物語。
ネタバレしそうなので、この辺で…😅
ただ、個人的には、やはり前作ほどのインパクトは感じられなかった。
まずまずの面白さだった……(^^;
見た目はアラサ-子供、頭脳明晰なサイコパス、怒らせると怖いのでご用心。
久し振りのホラ-だよ
今日は「エスター ファースト・キル」を観た。
原題はOrphan: First Kill(王ファン ファ-スト切るw)
※孤児の初めての殺人って事かな。
前作は2009年公開『エスター』です。
それの次作が今回の話。
(MC)
・エスター/リーナ(主役):イザベル・ファーマン氏
※エストニア精神病院から脱走した知能の高い殺人鬼。
崩れた大人歯を隠す為、入れ歯装着。
・トリシア(母):ジュリア・スタイルズ氏
行方不明にて戻って来た娘に違和感を抱く。
・アレン(父):ロッシフ・サザーランド氏
芸術家。
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前作・今作続けてのイザベル・ファーマン氏の怪演が見もの。
エスターは発育不全の小人症。
外見が幼いだけで、実際にはリーナという33歳の大人。
精神疾患で殺人を犯すという人版のチャイルドプレイ的な
所かな。
なんか、可愛さ全然違うけど名探偵コナンの灰原哀と
被っちゃう。
施設のスタッフを簡単に部屋に入れさせるとか
椅子に乗っての首切り。早くも用意周到な脱出劇。
鉄パイプで女性職員殺害して旅に出て~。
見てて何で今なのさ?しかも簡単に。
どんなけ施設保安対策はヌケヌケなのさ。
すんなりと家族に迎え入れられるも
何で??(; ・`д・´) えええ??
わけわからんし。
信用してるパパだけ良い人。殺されない。
途中、姿を見破った刑事を殺した辺りから
素性がバレて母と兄がエスタ-と敵対。
罵り合いと隙あれば毒入りなどで殺し合い。
どっちも殺人鬼やん。
パパだけ普通人。
兎に角、凶器の刃物の扱いが、メッタ刺しで
血がバンバン出てますなぁ。(;^ω^)
最後は家が大火事で丸焼け。
屋根に逃げてそこから落ちそうな場面でつ。
果たして最後に残る家族は誰?・・・
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小人で子供かと見えるけども 実は大人で殺人鬼。
そこがウケルのでしょうか。
前の職場にエスタ-酷似の方がいて
豹変する性格もそっくり。
今思うとリアルガチで怖かった思い出が。
興味ある方は
劇場へ。
楽しい
脱出ゲームから始まりワクワクしました。
前作の前のお話。
発送が斜め上方向でとてもいい。
スリラー好きにはたまりません。
ずっと続けてほしいですが、俳優さんの年齢もあるでしょうから次回で終わりぐらいが良いのかな。
もっと観たいです。
映画館の日は忘れたので適当です
2作目も良い
前作が衝撃的だったので、それを上回る仕掛けが必要とのことでエスターも危ないかもと思わせる映画。1作目があっての評価だけどこれはこれで良い発展の形。
アトリエの絵は最後にもっと使ってもよかったと個人的には思った。
衝撃的結末を知った上での前日譚。
「エスター」も見たけど、面白いって印象がない。確かに衝撃的な結末だったところは何となく覚えているけど・・・
あの結末がわかった上での続編って、どんな話なのかと思ったら前日譚。
前日譚ってどうなのかな。どんなにピンチに陥っても絶対生き残るってわかってるんだよね。そこに何を求めるか?って話。
本作品も、なりすましで養女になって、殺人をおかす話になるのかと思ったら、引き取り先に問題があったって展開。
誘拐された養女に成り済まそうとしたら、実は誘拐ではなかった。真実を知る母と長男は、・・・。早々と秘密を明らかにしての展開だけど意外性がない。有りがちな成り行き。
それにしても、エスターを演じてるのが同じ人だって。道理で老け顔のエスターだなって思ったんだけど、13年歳を取って、2年前を演じるって・・・
やっぱり無理があるだろうとは思ったけど、ある意味リアルな作りになってる。
とは言え、ファンには申し訳ないけど、自分にはイマイチな一本でした。
エスター、やはり怖っ😱
エスター役の女優さんが25歳になっているのに、少女に見せる苦労、撮影裏話を聞いた後に観るとなるほど〜と思える。
確かにファーストキル、ウクライナの精神病院にいたころの最初の殺人?でもなれている様子だから、もっと前にも殺しているのでは?
エスターと名乗ることになった経緯もわかったが、本物のエスターの家族もかなりヤバい。エスターも、悪だがこの親子も悪。
改めて一作目も観てみると、やはりエスターの続編を観たいなあ。
違う見せ方
2007年、エストニアの厳重な精神病院。外見は10歳の少女ながら凶暴な性格のリーナが脱走する。彼女はアメリカの失踪者エスターになりすまし、ロシアで保護されたように偽装。6歳の娘エスターが4年前から行方不明だったオルブライト家で、父は大喜びするが、母は素直に喜んでない様子。当時捜索を担当していたドナン刑事も、不振に思い。
先に前作の観賞を勧めます。衝撃の真相だった前作から13年。10歳でエスターを演じたイザベルファーマンが、23歳になって前作の前日譚を同じ役でやることに驚きでした。31歳なのに10歳の外見という設定は、23歳で演じるほうが不自然さが自然かも。あくまで悪役だった前作と、違う見せ方も面白い。ミスばかりする彼女を応援したくなるような、さらに助っ人も登場か、と楽しめました。
サイコVSサイコ
先天性の病気で歳をとっても容姿が幼いままのサイコなかわいい女の子。そんなサイコが行方不明の女の子になりすまし、偽の家族の元に帰り翻弄するはずがまさかのサイコ家族で逆に翻弄されるというお話し。
1の焼き直しのような作品になると思っていましたが良い意味で1の初見時と同じように期待を裏切られた。
前作では善良な家族をエスターが翻弄していく話だったが、今作では逆にサイコ家族に弱みを握られ協力せざるを得なくなり思わずエスターを応援してしまいました。
所々、それトリックとしておかしくないか?というのはありましたがお愛嬌。
一人で観るのはもちろん、友人や恋人と観ても感想を言い合えて盛り上がること間違いなしの作品。
エスター誕生の秘密
前作品となるエスターを何度も見てから当作品の鑑賞をしたのですが、前作品のエスターでは火災が生じた家や、暗くすると蛍光ペイントを使用したことにより光る絵が出てくるのだが、当作品ではエスターがこれらの技術を取得したのはこの家で教えて貰ったり或いは実際にやったことが後のエスターに繋がっていると気付いた。
怖いのは、エスターだけじゃない。
行方不明になったエスターの行方を知りながらひた隠しにしてきた母と息子。夫だけが真実を知らない。当然ながら母と息子は帰ってきたのはエスターじゃないことも知っている、だが夫は娘が帰ってきたとばかりに思い込み舞い上がってる。
あんたが子供じゃないのはわかってる。
エスターの正体を知る母と息子、そして正体を知られてはまた施設に戻されるのを拒むエスターの攻防が見ていて普通に怖かった。
最終的にエスターは一家を殺し、行き場がなくなったために付近を放蕩し保護され子供と見なされて、養護施設に預けられてエンドロールへ。そしてエスターで登場する一家へ引き取られる、という流れに繋がったと思ったら納得の作品だった。
シリーズ化を狙ってる?
『ファーストキル』というタイトルが、ミスリードを誘っている? てっきり幼いエスターがどの様にサイコとなるのかが描かれるのだと思いきや、医療院に閉じ込められたエスターが逃げ出す所から始まります。 誘拐された娘と入れ替わるものの、母親に疑われ…とここまでは想定内ですが、その後の展開は予想を裏切り面白い! ただ相手となる親子がショボく、思ったほど盛り上がらない!
敵対する親子がもっと悪辣で強く描かれていれば、サイコなダークヒロインの誕生となる所でした。
後半の展開がイマイチ
殺人サイコが身を隠したのが、殺人サイコ家族だったというアイデアは良かった。
しかし、後半からの展開がただの殺し合いで広がりがないのが残念。
例えば子供の姿ゆえに利用され、苦渋を強いられるが反抗出来ない描写がもっとあっていい。そこからのエスターの反転攻勢も頭脳戦に持っていった方がよかった。大人が子供に下手に手を出したら虐待や性犯罪を疑われてしまう。そのあたりの主人公が子供であることの駆け引きが欲しかった。
前の家であった事
聡明な9歳の少女、エスター。
しかし、その衝撃の正体は…。
前作のラスト、ヴェラ・ファーミガの見事な蹴りで遂にこの“悪魔の少女”も息の根を止められた。
なので続編は作られない。前日譚。
エスターがコールマン家に引き取られる前の惨劇を描く。
とは言え、前作の衝撃を越えられるか…?
前作とは違った意味で、こちらはこちらでまた衝撃の前日譚になっていた。
冒頭は前作でも触れられていたエストニア時代の精神病院。
エスターこと本名リーナは、一番の危険な患者。
職員は常々行動に目を光らせていたが…、新しい担当が着任した初日もトラブルを起こす。続けて職員の一人をたぶらかして殺し鍵を奪い、発狂患者を利用して脱走。
絶対に解き放ってはいけないこのサイコパスが解き放たれてしまった…。
ネットで行方不明の少女たちを検索。その中から自分に似ている少女を見つけ、成り済ます。
その少女の名は、エスター。
4年前に行方不明になった少女エスター。
家族は帰りを願っていた。ある時警察から驚きの報せが。
エスターがロシアで見つかった。保護され、アメリカへ。
4年ぶりの再会。ちょっと印象変わったが、それも成長期だから。家族は喜ぶ。
こうしてリーナ改めエスターは、まんまとある家族の元に潜り込む。
この家族に危険が…に非ず!
まず驚きなのは、“14年ぶり”の“前日譚”なのに、イザベル・ファーマンが続投している事。
幾ら何でも25歳になったファーマンがエスターを再演するには無理がある…?
驚いた。メイクや技術の力もあるだろうが、25歳のファーマンが前作より若いエスターを演じ切っている。まあ多少老け顔なのも“正体”を知れば。
これもファーマンの演技力。当初はカメオ出演だったらしいが、続投。それに彼女以外にエスターは考えられないし。
迎え入れられ、幸せな生活の始まり。…初めだけ。
次第に不可解な言動。
それに気付く妻。怪訝する息子。何も気付かぬ夫。
夫婦の情事を盗み見るお約束。
絵画が共通の趣味でもあり、夫に近付くエスター。
前作のパターンを踏襲。
エスターの魔の手が徐々に家族に及ぶ…だけだったら前作の二番煎じ。
エスターの正体ももう知っているし、どう展開を持っていく…?
今回衝撃の本性を現したのは、家族の方だった…!
妻トリシア、夫アレン、息子ガナー。
行方不明の悲しみから帰ってきた娘(本当の娘ではないけど)に喜ぶ一見平凡な家族だが…
エスター(本物)の捜索に尽力してくれた刑事。エスター(偽者)の指紋を取るなどして調べようとする。刑事の勘か…?
刑事の家に押し入り、口封じで消そうとするエスター。
が!刑事を殺したのは突然家に現れたトリシアだった…!
どーゆー事!?
実はエスター(本物)は行方不明ではなかった。
殺されたのだ。殺したのは、ガナー。
家族の平穏な生活を守る為、トリシアは行方不明として隠蔽。
つまりトリシアもガナーも会った時からこのエスターが本物でない事は知っていたのだ。
それを知った上で、“帰ってきた娘”として迎え、家族の平穏な生活を守り続ける。何も知らぬは夫だけ…。
トリシアやガナーの苦悩…否!
トリシアもガナーも本性を現す。このまま家に居たければ私たちの言いなりに。
さすがのエスターも歯向かう事出来ず。
エスターもサイコパスだが、まさかまさか潜り込んだ家族の母親と息子も、とんだサイコ親子だった…!
ジュリア・スタイルズもイザベル・ファーマンに負けず劣らずの怪演。
前作の家族に危険が及ぶ恐怖ではなく、本作は中盤からエスターと母子の駆け引き。
勿論ただ言いなりになる訳ないエスター。隙あらば逃げるか殺そうとする。
トリシアもガナーも容赦ない。夫の前では仲良し親子のフリをするが、夫が出張の時…。
駆け引き決裂。自殺を装って、エスターを殺そうとする。
サイコパス少女vsサイコ母子のデス・バトル勃発…!
まあエスターが死なない事は分かっているが、こんな修羅場を切り抜けて来たんだもの、次の家族(前作)は楽勝だったのかも…?
ガナーを殺し、家は火事。屋根からぶら下がったエスターとトリシア。落ちたのはトリシア。エスターはアレンに助けられるも、正体を知り拒絶。エスターはアレンも突き落とす。
燃え盛る家の中でエスターは…。
警察に保護される。
行方不明になり、ロシアに連れて行かれ、家族と再会出来たのも束の間、火事で家族は死亡。
一人生き残り、引き取る親戚も居ない。このまま孤児院へ。
何て可哀想な少女…。
こんな少女を世の中は放っておかない。きっとすぐ、引き取る家族が現れる。
警察や孤児院は同情してそう思う。火の中に消えた真相など知らずに…。
次引き取った家族を襲う惨劇とエスターの衝撃の正体も知らずに…。
前作ありき
前作見てからの鑑賞をお勧めする。
今作から見ても面白さは半減するでしょうね。
エスターが翻弄されるワル母&息子は見ててこちらがエスターサイドになっちゃうところがおもしろい。
しかし、相変わらず父親役はどうにもアホだねえ
ラスト都合良く落ちていく様に笑ってしまった。
生きてちゃ困るもんねえ
日本人ぽい刑事も、意味ありげであっさり退場。
エスターの設定ありきで前作超えはなかったなあ
エスター前夜
童顔な女優がいるが、きれいな人はある程度の童顔属性を持っているので判定を甘くすればたくさん入ってしまう。
それでも代表的な童顔をあげるとすると(いま思いついた限りで網羅性はないが)安達祐実とか八千草薫とかチャン・ナラとかになると思う。
とりわけアジア人は童顔認定されやすく代表的童顔をあげにくいが白人で童顔といったら旧世代はジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドやリュドミラ・サベーリエワをあげると思う。
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドはフランスっぽい名前だが英語圏で活躍した人だった。映画通がよく好きな映画にあげる、まぼろしの市街戦(1966)にも出ている。2023年現在ご存命で81だそうだ。
デパルマの映画でObsession(愛のメモリー、1976)というのがあって、内容は覚えていないが、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドのとあるシーンを覚えている。(たしか愛のメモリーのワンシーンだったと思うが違っていたらすいません。)
ビュジョルドが“大人”に手を引かれて行くシーン。童顔のビュジョルドは背を低くしただけで“子供”を演じていた。
何らかの非常事でせわしなく手を引かれながら不安そうに“大人”を見上げる。子供目線のカメラだが上半身だけで足は見えない。“ひざ歩き”しているのか、あるいは他の仕掛けなのかわからないが、背を低く見せるだけで“子供”を表現していた。それはデパルマの技というよりは童顔のなせる技だった。
エスターの前日譚が描かれる本作では、25歳のイザベルファーマンが13年前に戻る必要があり、デパルマと同じ背を低く見せる方法が使われていた。遠目のときや顔が見えないときは代役であろうが近接で顔付きの全身像はほぼなかった。
『制作スタッフは、CGIの特殊効果を使用せずに再びエスターを演じることができるように、メイクアップと強制遠近法のショットを組み合わせて使用した。また、2人の女性子役がファーマンのボディ・ダブルを務めた。』
(Wikipedia、Orphan: First Killより)
しかしファーマンは童顔じゃなかった。
アメリカ人だが血はロシア系ユダヤ人でむしろ老成があらわれやすい顔立ちだと思う。もちろんそれが悪いと言っているのではない。そもそもエスターはファーマンが子供でありながら小賢しい(こざかしい)顔付きをしているから抜擢されたのだ。
ご存じのように映画エスターのプロモーション画像は撮影時9歳のイザベルファーマンの顔がどーんとあるだけ。それだけでホラーと認識されたのだ。
そんなファーマンが25歳でエスターを再演するのは無謀だが大人の骨格をして大人の表情をするファーマンが“子供”を演じている姿が・・・いや違うな。
エスターは設定上、下垂体性機能不全によって子供の体つきをした30歳の女なのだから大人になったファーマンが演じる本作のほうが合理であり、9歳に30歳を演じさせた前作のほうが無謀だった──と見るべきか。そもそも子供になりすましたサイコパスの役なのだから大人に見えて問題はないし童顔でなくてもいい。
・・・。提起しておきながら撞着したが、それらのつっこみどころが味わいとなって楽しめる映画になっている。
imdb5.9、RottenTomatoes70%と77%。
RottenTomatoesの批評家たちは『オーファンファーストキルはホラー映画の、私たちが必要だとは思っていなかった前日譚です。』とか『正直なところ私はゴミを期待して観に行ったのだがホラーの傑作とまではいかないもののまともな作品ではある。』とか『この13年後の前日譚はあなたの期待値が低いことを知り見事にそれを利用している。』とか、一様に諦観的に見始めながらひねりがあって評価を改める──という感じが多かった。
たしかに想定外のひねりがあったと思うが前作も今回も父親の欺されやすさに呆れた。キラーキッド映画なんだからしょうがないとはいえ周りがみんなちょろすぎる。
エスターが好きになっちゃいました。くやしい…でも、応援しちゃう
1から大好きなホラー映画、エスターの続編が出たと知り視聴。
(視聴後)……良い。
1にはすこし劣るかなと思うけど、エスターの1の前日譚ならすごく良いと思います。
【感想】
まだ興奮しまくりなので、まとまりのない文章になると思います、申し訳ございません…。
〜良かった点〜
・1のエスターを演じた俳優さんと今回も同じ人であること。とてもとても嬉しいです。やはりエスターは"イザベラ・ファーマンさん"ですね。
・自分の違和感が当たっていたこと。というより、そのように分かりやすく撮影してくださった製作陣の人たちに敬礼!(まず、お母さん役の人が失礼ですが美しいけれどキツイお顔立ちで裏がありそうに見えたこと。続いてお兄さん。映画の始めの方で。空港から家へ向かう車内のシーン。エスターをチラリと見続けたお兄さんの顔。違和感でした。またこの人もイケメンだけど、なんだか裏がありそうで怖いなと感じました)
・エスターの、絵を描くシーン。ピアノを弾くシーン。お料理を出すシーン。芸術家肌で家庭的な面もあって、なんか良かったです。
・エスターの絵の、ブラックライトを使った技法の原点が分かったこと。1でも登場するのですが、まさかこの一家のお父さんの技法だったとは。1でも使っているあたり、今でも彼のことを?と思うと、若干ウルっときます。
・ファーストキルとは、私の解釈ですが、
『初めて愛した人を手にかけた』という意味かと思いました。(屋根の上で自分の正体がバレた時。自分の特異な体質に対して「化け物」と愛する人に真っ向からののしられ。理解されない悲しみが一気に怒りに変わって思わずカッとなって突き飛ばしてしまい、あっ!と思って下を見た時のエスターの表情が。●す気はなかった。本当にカッとなってやってしまったんだろうと思いました。母親と兄は、エスターのことを容赦なく●そうとしてきたので、こどもの体格というハンディキャップにも負けずに全力であらがい倒しましたが、このお父さん、愛した男の人だけは生かそうとしていたように思えます。理解されたいだけ、年相応の女性として見てもらいたかっただけ、受け入れてもらいたかっただけ?)
ここからが、エスターもといリーナの精神的渇望や叶わぬ夢を追いかけることが●ぬまでずっと続いていくのかなと思うと。
恐ろしいけれど悲しいモンスター。アンガーマネジメントができない、見た目は少女でも心は大人。その危うさがエスターの魅力のように感じられます。
そんなエスターが大好きです。この女はとんでもない●人鬼だ、●された人の前でそんなことが言えるのか、と責められそうですが、彼女の境遇を考えると、『13階段を登れ、この椅子に座れ』と、すぐには思いづらい…
何か変から始まったのに…
初めから変と解ってて観るのは随分違うが、惨劇起こるのは100%解ってるので後はどんな演出でどう魅せるのか?が気掛かりな本作品。
主演のイザベルファーマンも実年齢で10歳以上年下の子どもの振りを演じさせるには顔が大人に成ってしまったと思う。成長しない設定で中身が30歳代の女性とすれば顔だけはそれに近いと言えるが…。
と心配しながら事前情報なしで鑑賞するとあら不思議?エスターの侵入した新しいご家庭の内情がとんでも設定になってる。
新しいご家族とエスターの和気あいあい(超ギスギス)とした一家団欒を観ることになります。
意外性の面白さはありますが、そもそも情状酌量の余地のないエスターとご家族、特に母親(内面鬼畜)との争いはちょっぴりエグい。
チビのエスター(母親はドワーフと表現)と母親、兄(金持ちどら息子)の対決を楽しんで観られる方が観るべき作品ですが、双方殺人を容認するレベルの人間なのでどっちもろくなもんじゃないから、「あーエスター生き残って終わりかぁ~」となり、内容的に前作を越えられず、観賞後は矮小になったと思えるほど…変に期待しすぎたなとガッカリしました。
ラスト炎上する階段を優雅に降りてくるエスターは前作で使わなかった方のラストシーンだったかな?あれを持ってきて終わりって…新しさがなくてアカンね。
エスターにお似合いの家族
身長が小さく見えたのは、撮影陣の努力らしい。
エスター役の女優は身長162cm、23歳。
私と全く一緒、、!
ゆりちゃんと家で見た。
1作目の家族よりもみんなクズで悲壮感弱くて心には優しかった。
まさかの母親のファーストクズのシーンはちょっと笑ってしまった。
エスターにはお似合いの家族だったのでは?
お父さんはなんで毎回騙されるんだ。
前作よりは気軽に見えた。
前作との完全なつながり。
凄く面白い映画でした。
とくに注目すべきなのは今作が前作につながるように丁寧に作られている点です。
どうして彼女の名前が「エスター」になったのか、どうして彼女が絵を描くときにブラックライトを使うようになったのか、どうしてエストニア出身の彼女がアメリカにいるのか、前作の電話中に語られた「エスターはある家の旦那に恋をして家を放火した件」について…
などなど。前作が面白かった人は必ず今作も見ることをおススメします。
さらにシリーズ化希望
個人評価:3.5
前作からかなり年月が経ったにも関わらず、同じ役者での続投。
イザベル・ファーマンの顔立ちだからこそ出来たキャスティングだと感じる。
前作から打って変わって、エスター側を応援する構図になっているのが可笑しく、さらなる続編も期待するような、キャラクターの成長性がうかがえる。
是非ともシリーズ化してほしい。
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