ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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再現度は高いけど・・・・・
原作漫画大好きです。この物語のおかげで
アイヌやその時代の歴史に興味を持ったほどです。
本作の原作再現度(ヴィジュアル限定ですが)は
非常に高いです。コミックから飛び出してきたのでは?
とおもってしまうほど。
しかし、どうしても・・・様々な事情の問題なのでしょうが、
原作の物語を駆け足に消費していく感が否めないのです。
エピソードがとんとん進んでいくのみで、物語と並走して
浮かび上がるアイヌ文化やアイヌの歴史などの描写が
著しく少ないのです。
果たして、本作のみを鑑賞した方で「カムイ」の意味を
分かっている方はどのくらいいるのだろうか?など
思っちゃったり・・・。
ゴールデンカムイのサスペンス的な部分、アクションは
もちろん楽しいのですが、舞台や人間を取り巻いているのは
アイヌであり、それだからこそ・・・な展開は多いと
思うのです。
その重要なオリジナリティが十分映像化できているとは、
残念ながら思えませんでした。
原作内での食事シーンや白石と絡むシーンは笑える場面
なのですが、本作の演出は笑いを生むには程遠かったですね。
原作漫画と同じセリフ、描写をすればよいってもんじゃ
ありませんよ。
衝撃レベルの実写版。メガマックスに面白かった!!
アニメを3話まで見ただけなので偉そうなことは言えませんが、
エンタメ性、アイヌという少し昔の北海道の先住民族のしきたり、
日露戦争の二百三高地の戦い・・・
どれもこれも、知らないこと満載で
何もかもが新鮮です。
(生まれも育ちも北海道だけど、阿寒の土産物屋にアイヌの衣装を着た
人を見たとか、見学旅行で神居古潭(カムイコタン)のアイヌの遺跡や
アツシ織の民族衣装を見たくらいです。
なあんにも知らなくて恥ずかしいです。)
そして、公開2ヶ月後の今日やっと・・・
遅ればせの鑑賞でしたが、轟音シアター、メチャメチャ迫力の音響に
アクション、巨大なヒグマ、巨大な白色オオカミ
(これらはCGらしい)とアイヌの言語、
《1906年頃の蝦夷地・小樽を舞台にして》
日露戦争の残党の軍人が蝦夷地に流れてきている。
戦争の英雄・不死身の杉元こと杉元佐一はある目的で金が欲しい。
そのため川で《砂金取リ》に励んでいる。
そんなある日、網走監獄に居る囚人の話を聞く。
《入れ墨入れた男たちの秘密を》
《囚人24人に彫られた入れ墨を広げると、アイヌの埋蔵金の場所が分かる》
北海道開拓頃の小樽とか何もかもが新鮮です。
キャラクターが際立ってます。
それも面白さの要因でしょうか!!
不死身の杉元=山崎賢人。
(もう当たり役、「キングダム」の信より凄い似合ってる)
アイヌの娘アシリパ=山田杏奈
(ちっちゃくて可愛くて、この人以外に考えられない)
思慮深く可愛い姿形と父親の仇にアイヌの埋蔵金はアイヌのもの!!
埋蔵金のありかを記した入れ墨衆24人の中の1人、
白石の矢本悠馬。
極悪人なのに憎めないキャラ。
玉木宏の怪演にのけぞった!!
脳味噌が砕かれて膿汁が垂れる《額にパッチ》の第七師団中尉・鶴見篤四郎。
(特殊メイクで美男が醜男化してますが、圧巻のなりきり様)
小技に大技兎も角バリエーションが豊富です。
馬橇と馬のチェイスは、MIPの走る列車の上のアクションみたい!!
スケボーで杉元とアシリパを追ったり、またスケボーの速いこと速いこと。
爆破シーンも派手だし、
出てくる俳優の人相の悪さでも最近の邦画随一の濃さです。
ピンチになるとヒグマやオオカミ・・・と、助っ人になるのも笑ったし、
ユーモアに溢れてます。
もう一つ付け足すと、お鍋が非常に美味しそうです。
ウサギのたたきのつみれ汁。
馬肉(桜肉)の味噌鍋。
ほかほか湯気が立ちこちらも温まりました。
もう一つ
エンディング曲、
ACIDMANの「輝けるもの」
爆盛り上がり!!
早くも続編が待ち遠しいシリーズ。
続編は秋にWOWOWで始まる?
(それは、どうだろう?ちょっと複雑な気持ち)
山崎賢人、大忙し!
健康に気をつけてね!!
アニメと同じだった!
漫画実写化の中ではアリ
漫画の実写化映画としては成功作なのではないかと思いますが…
原作サラッと読み、アニメ視聴済みです。
まず「実写化!?」と驚き、まさかまさかと思っていた通り、
主人公は山﨑賢人さんでした…笑
そしてアシリパちゃんは子役さんではなかった…まぁ労働時間の問題と
成長速度の問題で仕方ないとは思いますが…
キービジュアルが出た際、そこそこ似せる気ではいるんだなと思いましたが
やっぱりイメージと違う…。
あ、玉木さんと館さんはこの時点でもすごくハマっていると感じました。
うぅん、観ようかどうしようかと迷っていましたが、評価が思いのほか
高かったので「コスプレ大会になってたら嫌だなぁ…」とは思いつつも
勇気を出して観に行くことにしました。
結果、結構びっくりもしましたが残念なところもありました。
ゴールデンカムイはシリアスとギャグが絶妙なタイミングで絡み合っているのと
男臭い杉元が時折見せる可愛い部分がいい感じでほっこりできるのですが
まず、ギャグ部分が学芸会みたいで笑えなかった…。
それと、杉元の乙女な一面がカット?されていた…。
え?山﨑賢人さんはそういった演技はNGなんでしょうか?
杉元の場合、あの優しく可愛い部分がなくなってしまうと、全く違う
キャラになってしまう…。
続編がドラマで決まったみたいですが、キャラクターの核となるような
部分は忠実にキャラ作りして欲しいなぁと思ってしまいした。
正直、玉木さんと館さん以外は期待していませんでしたが、
緒方の眞栄田郷敦さん、二階堂兄弟の栁俊太郎さん、背が高い月島の工藤阿須加さん
皆様本当にぴったり役に寄り添って演じてくださったんだろうなと感じました。
舘さんの土方、玉木さんの鶴見中尉、木場さんの永倉、完璧すぎました。
残念だったのはやっぱり山﨑さんの杉元とアシリパちゃん…
悪いわけではなかった。うん。
山﨑さんのアクションシーン、体も作られて逞しくなられていて
役への真剣な取り組みは本当に素晴らしいとは思うのですが
戦争で壮絶な経験を乗り越え生き残ってしまった苦悩、泥臭くそれでいて繊細で
戦場から心が戻って来れないトラウマを心に秘めている青年…という風には
どうしても見えず、「爽やかだった好青年が戦争で悲哀を覚え帰ってきました」
くらいな感じで、残念でした。
山﨑くんとしてはアクションもすごいし、原作で「顔がいい」と言われている
杉元なのでそこはいいのでしょうが、私が求めている男臭く泥臭くそれでいて
優しい杉元ではなかったです…。ごめんなさい。
アシリパちゃんは可愛かったのですが、やっぱり大人…。
これで杉元と良い雰囲気とかになられたらほんと気持ち悪い…。
続編がありそうですが、そういうのは原作通りに進めていただきたい。
今後かなり下ネタ系のギャグなどがあるが、あの杉元くんがそれを
できるのか?カットするのか?カットするなら原作の杉本ではないな。別物。
映画ではできないことをドラマでやっていただけると期待しています。
良い意味で裏切られた・・・
今回は、良い意味で裏切られた作品だった。
原作は全く見ておらず、かつ、邦画の実写化作品にはあまり期待していなかった。
しかし、原作ファンの期待にも応えつつ、スケール感もあり、日本でしか作ることが出来ない、アドベンチャーSF作品となっている。
・北海道の美しい雪景色が作品の壮大さを際立たせてい
る。そこでの戦闘シーンが、非日常感を感じる
要素の一つとなっており、SFに必要な神秘さを
加えている。
こういった壮大さは、これまでは邦画では感じることが
出来ないものだった。ハリウッド映画に負けじと、
うまく演出されている。
・明治末期、日本の騒乱期に活躍した志士や、
様々な日本文化、アイヌ文化を交わらせて、
ノンフィクションかと思わせるような世界観に
引き込まれた。
本当に日本に実在したものだからこそ表現できるもの
だと思う。
・ネタかと思いきやしっかりと伏線回収
下品なネタは原作に忠実にした結果?と思いきや、
しっかりと意味がある。伏線回収されないまま
ネタ化される事もあるが、本作では決して
そんな陳腐な感じではなかった。
今後の演出や脚本の磨き方によっては、日本版ロードオブザリングのような作品になるのではと、十分に期待できる。今後が楽しみな作品。
そして今回、ゴールデンカムイという作品を知ることが出来て良かった。原作も見てみたいと思う。
ゴールデンカムイ未読だけど面白い
先ず未読者なので登場キャラが似てるとかそういうのは全くわからないし、ストーリーが原作とどうとかもわからない。
評価が高かったので観てみるかってノリで見た。
あと私は邦画を観る率で言えば洋画10本に対して邦画1.2本であまり好きではないんですが、その感想はめちゃくちゃオモロいやんけ!続き気になるぅ原作も読もう!です。
主人公グループと、敵対する組織が一つではなく二つあるのがそれぞれの金塊を探す目的やその背景がしっかりしてるのでなるほどねぇと説得力あります。
漫画的演出も観てて嫌な感じもしないし、コミカルな場面とシリアスな場面のバランスが上手く、緩急あるリズムでポンポンドーン!って感じで終わっていきます。
最後の終わり方がうますぎて無駄にテンション上がりました。
ドラマ化が決定したみたいなのでそれも楽しみですが、映画作って続編をドラマでやるってのがこれから増えそう。
邦画ってつまらないの多いよねって思いがちの人にオススメします。
ちなみにデートでも良し、親と観ても良し。
後味良し。
漫画読んでみようとか北海道の歴史とかにも興味範囲が広がる作品ですので、一粒で2度3度美味しい映画だなと思いました。
日本の持つ魅力的なIPの氷山の一角に触れ、これからは日本の漫画アニメにも食指を伸ばさなきゃと思わされた作品でした。
ロウソクボリボリしちゃおうか
原作ファンです。
再現度高い〜!!アシリパさんかわいい〜!!
お顔が大好きな玉木宏の出演作では、千秋先輩(のだめ)がベストかなと思っていたが、超えたかもしれない。鶴見中尉の狂気がそのまんま。ターミネーター走りまでやるしw 団子で「ふ…じ…み…」ってやるところがかなり好き。
個人的に好きなキャラである二階堂も、再現度高くて嬉しかったなー。という感じで今後出てくるキャラが楽しみ。
そして杉元佐一。
また山崎賢人?今どきのイケメンだけど大丈夫なの?と思ってたけど杞憂でしたね。戦闘シーンのギラついた表情とか、とても上手でした。そしてハンサムですね。
ケチつけるとすれば、原作に忠実なあまりに話がほとんど進まなくて、映画館で手の込んだ予告編を観た気分になってたところに、ドラマ化のニュースが出たことですかね。
WOWOWきたねえ!!最初から言いなさいよ。観るけど。
そこにほんとにいる。
途中まで、杉元の帽子がつい三日前にその辺の店で買ったみたいに綺麗なのとか、気になっていたんだけど。
どう見ても、戦場からずっと被ってる帽子には見えないしさ。
ただ途中からそんなのどうでも良くなりました。
山崎賢人と山田杏奈、素晴らしすぎました。
ほんとにそのキャラクターがそこにいるみたいだった。
この映画の中の世界に存在してて、このストーリーを生きてる人みたいだった。
そしてまあこの二人が、なんとも素敵な、魅力的な人間なので。
彼らが楽しそうなのを見ると楽しく、離ればなれになってしまうときは辛く、ピンチのときはハラハラしました。
そしてあの、雪原で向かい合って話す場面。
ああ、こういうものが大事なんだな、こういうものが欲しくてみんな生きてんだな、て思いましたよ。
例えば、同じ雪の中の映画ってことでいうと、レヴェナントなんかと比べるとね、まあ日本の映画はこんなもんだ、という気もしないではない。
ただそのこんなもんだ、は、ほんとに、心底素晴らしいです。
最後まで夢中になって見ました。
ホウケテルカムイ
この作品は続編ありきの実写映画化に最適だと思いました。
映画『ゴールデンカムイ』の実写版を観ましたが、非常に面白かったです。
以前に原作を9巻まで読んでいましたが、あまり面白くなかったので9巻で読むのを中断していました。
アニメも制作されていたことは知っていましたが、興味を持てないまま見ることはありませんでした。
最初の印象は、設定は魅力的だが、物語が盛り上がりに欠け、過度に長く感じられるというものでした。
私は食べ物やアイヌ文化にあまり興味がないため、アシリパさんの説明的なセリフは長くても面白みを感じず、むしろ苦痛でした。
しかし、実写映画では制限された時間の中でストーリーを進める必要があるため、そうした部分は削られ、最低限に絞られていました。
また、原作ではあまり興味を引かなかった要素である食べ物やアイヌ文化だけでなく、アクションシーンなど盛り上がる部分も実写の方が迫力があり、原作よりも良かったと感じました。
登場するキャラクターは非常に個性的でありながら、ストーリー自体はかなりリアルで実際の事件が基になっていることや、他の映画やドラマの要素を取り入れている部分もあるため、この作品が実写映画として成功するのは理解できます。
一般的に、原作を実写映画化する際の傾向として、前半は原作通りで後半は異なる展開にするとか、基本的な設定やキャラクターを使用して新たなストーリーを作るといったアプローチが見られますが、この映画ではそういった手法は採用されていませんでした。
短縮されているものの、ほぼ原作通りに制作され、細部にもこだわりが感じられました。
この映画は続編がドラマ版で制作されるようですが、 最近の傾向として、続編を前提として原作通りに進め、中途半端な終わり方をしても良いとする映画が増えているように感じます。
ドラマやアニメと異なり、映画は制限された時間内で物語を完結させる必要があり、そのためには原作を無理矢理改変せざるを得ないこともあります。
成功すれば良いですが、失敗することも多く、その結果、原作ファンからの批判も増えています。
逆に、実写映画は時間は短いものの、ドラマやアニメよりも高い制作予算が用意され、大画面で見応えのある映像を作り出すことが可能です。
そのため、できる限り原作に忠実でありながらも、終わりが中途半端でも良いのであれば、続編がある場合はそれを楽しんでもらうか、続編がない場合は原作やアニメを観てもらうというスタンスが取られているように思います。
原作未読者には勧めない。
完璧すぎて・・・
実写化としては大成功だと思いますが、完璧なトレースすぎて、次は見なくても良いかなと思ってしまいました。
よく言えば完璧な原作再現で、実写化としては大成功です。
ストーリー、画面の配置、役者の表情まで含めて全てが、完璧な漫画のトレースでした。
原作の出来が良いので、その完璧なトレースであるこの映画も、映画としてはなかなかの出来で、初見の人にも楽しめるかと思います。
ただ、完璧に実写化しすぎて、「良いな」と思ったシーンが、全て原作漫画の静止画のトレースそのものなのです。
ストーリーもオリジナル要素は見当たらず、驚きはありません。原作漫画を2時間で三巻までダイジェストで読み返した感覚ですかね。
原作を知らない人をゴールデンカムイの世界に導く、正しいメディアミックスです。
しかし、原作完走組としては、「まあ、漫画を読み返せば、映画は見なくても良いかな?」って感じですね。
人の悪口は偉大な文化である
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