月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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個人的にツッコミどころ満載
原作未読。
某アイドルの方出演をきっかけに鑑賞。
序盤から説明口調な台詞が多いな〜…と思いつつトータルの出来上がりが良ければいいと思ってましたが。
以下個人的感想です。
時代や場面の転換が多いことはストーリー上仕方ないのかもしれませんが、シーンがブツ切りになっていきなり場面が変わるので気持ちがついていけず疲れました。
途中から世界観に没入することを諦め、冷静にツッコミ入れながら観ていました。
以下個人的なツッコミどころです。
・三角、顔で許されてるけど行動がストーカー
・渡したい物持ち歩きがち
・傘返すシーンはないんだ…
・瑠璃(有村架純)は悲劇のヒロイン思考のせいか男にちょろすぎないか大丈夫か…
・瑠璃の親に選ばれてしまった小山内夫妻可哀想すぎる
・不妊体質は気に入らないが束縛して当たり散らす正木(田中圭)、瑠璃に何を求めてるんだ…
・正木の勘鋭すぎ、転生への理解力高すぎ
・正木が車で後をつけるシーンが「え、カーチェイス始まる…?」と何なら笑いそうになった
特に、
・3人目瑠璃が三角に会いに行き(1人で行くんだ…)、途中で有村架純に変わり(え?)、過去の2人が雨の中で抱き合うシーン
私の理解力が足りないからなのか、これはフィルターがかかっているのか?実際に現代で再開した三角と瑠璃はどうなってるのか?と、クライマックスでしたが、混乱して全く泣けませんでした。
ショッキングなシーンや感動シーンがいきなり始まるので(そして余韻もない)、ついていけず口をポカーンと開けたまま唖然。
個人的には3人目の瑠璃はかなり目も座っていましたし、瑠璃の生死を超えて人を想う強さを持ってして正木(田中圭)を呪殺できるのではないかなと期待しています。(スピンオフホラー)
作品を通し「愛する人が生まれ変わりまた出会える」というテーマなのかもしれませんが、愛する人の姿や年齢が変わってしまった場合、どのように向き合い交流を持っていくのか、登場人物の今後にも疑問が残りました。(小山内も三角も)
役者の皆さんは良かったと思います。
やりたいシーンや説明を尺内に収めること自体厳しい作品なのかもしれませんが、脚本演出次第でもう少しまとまった、人物ももっと魅力的に魅せる作品にできた気がします。
原作との相違もあるようなので、原作を読み理解を深め直すべきなのかもしれません。
以上個人的感想です。
後半が…⭐︎
原作未読にての鑑賞。
趣味は読書というわりに偏っているため、佐藤正午の作品は読んだことがなかった。
正直、また「泣き」にいく物語かとあまり期待せずにに見たら、なかなか良かった。
特に前半の、有村架純と目黒蓮の高田馬場でのエピソードはとても雰囲気があり、
有村架純はもちろん、注目株の目黒蓮の演技が素晴らしくて良いなぁ…と言う感じ。
期待値が上がった。
でも、生まれ変わりの物語ということはわかるし、そうか…という感じだけど、最後の方に
なって、個人的に好きな伊藤紗莉の解説のあたりから しつこく感じてしまった。
伊藤紗莉…前半はいつも通り良いなぁ…と見ていたけど、娘が登場して その娘まで
生まれ変わりで、彼女がそれを容認している姿とかナイナイ!と。
…と言って、どう説明するかと言われたら困るがあの解説で前半が台無しになった
ように思った。
それにダメ出しするように、青森に帰ってからケアマネの娘まで生まれ変わり⁈
そこで、ホントに生まれ変わりはもういいよ。
なんだか残念な映画になってしまった。
それでも、前半の二人と柴咲コウはやっぱり良い。
物凄く冗長
この物語はファンタジー、救われる思いを持つ人たちもいる。
けれど、押し付けがましさ半端ない。
子供は親を選んで産まれてくる、だと?
虐待死した子供たちを完全スルーしてますね、気分悪い。
私が信じられるのは、一度きりの命、だからこその煌めきだけ。
あきらくんと瑠璃のラブストーリーがとても良かったからこそ、それを台無しにするのはいたたまれなかったな。
お~か~え~り~
生まれ変わりがテーマの、直木賞受賞のヒューマンラブストーリー。ただ、説明過多なセリフとくどい演出で、テンポがすごくゆっくりかと思うと、急に端折るので、いつの間にそうなった、と思う所もありました。
有村架純さんの感情表現が上手なんですが、大人の鑑賞に堪える作品とは言えず、かと言って、重たくて若者が喜びそうな内容でもないので、お勧めはしにくいです。
大泉洋さんはとても良かったです。
大泉さん以外には感情移入しにくかった理由の一つが、撮影方法です。人物ばかり映して、人物目線の景色がありません。川沿いの階段に座って「俺ここが好きなんですよ」と言っても、空を見上げたり川を見渡す映像が無いので共感できないです。大人瑠璃がぼんやり店の外を眺めていたら外の雑踏を映して欲しい。夫婦が好きだという海の美しい眺めはあったっけ?あったとしても記憶に無いです。
唯一、主人公が母親のもとに駆け付けるシーンではすれ違う人々を映してましたが、その時は頭が混乱していて半分上の空だと思うのに、親子連ればかり何組もはっきり映すのがわざとらしかったです。
普段は気にならない所が気になってしまいました。
瑠璃の呪いか?執念か?誰も幸せじゃない❗️
直木賞という言葉に私は弱い。そんな方は多いのではないでしょうか。原作は読んでません。
生まれかわりをテーマの作品だと思って鑑賞しましたが、2番目の瑠璃(小山内の娘)は明らかに、生きてる途中で1番目の瑠璃(有村架純)に憑依されてます。その人格を持ったままよく普通に成長したなあと思う。外であんな大きな声で歌うって結構引いた🥶結局その記憶が不慮の事故を招いてしまう。3番目の瑠璃(伊藤沙莉の娘)の将来も心配だし、梢(柴咲コウ)の生まれかわりのヘルパーの娘の将来も心配だし、それを理解してしまった小山内(大泉洋)のこれからも心配だ。あまり身近で輪廻転生すると誰も幸せになれないよ!正木(田中圭)の前世は極悪人だったのでしょう。
時代背景と年齢、配役にかなりの違和感があり、ついていくのが大変。三角(目黒蓮)なんて全く変わらない佇まい。年齢を重ねたシーンも見たかった。
演者の皆さん最高の演技でした。柴咲コウさんは本当に変わらないなあ。伊藤沙莉さん高校生役はちょっともう厳しいっす。
大変興味深い内容ながらも色々と疑問も─
神秘的でミステリアスな作品で、率直に面白かったです。絵空事のようでもしかしたらと感じさせる部分も大いにあったので、めっちゃ引き込まれました。それだけに違和感も相当目に付き、感情などはあまり持って行かれませんでしたが、その違和感含め色々と楽しめました。作品的には問題があるところかと思いましたが・・・
40年超という短くない時代を語っている作品で、風景とか映像に対する工夫やこだわりはかなり感じましたが、若干年をとらない人物というものを感じ取ってしまい、失礼ながら笑えました。
同じ魂を何度も出現させるためには悲しすぎるストーリー展開が必要だったのかなー。それにしても全然報われる感覚もないしハッピーでもなかったなーと・・・
細かいところだと、ホームビデオの映像で、2人しか居ないはずの空間なのに明らかに3人目がカメラを回している!最初ホラーとかお化けなのかと思ったけど、単純に普通に第三の目をホームビデオという設定にも強引に入れているだけだったような・・・
とまぁこんな感じです。
救われる人がいるでしょう
前夜祭で鑑賞
舞台挨拶を見てから見ると洋さんの演技(ギャップ)すごいなあって。
無慈悲なことを経験した方々からすると、
命は無駄じゃなかった、と、
とても救われる世界線のお話。
何事も命は尊くて大事ですから
生まれ変わることをポジティブに
捉え過ぎちゃいけないねとは思った次第です
田中圭を法かなんかの力で懲らしめて防ぎたかった!!
原作を読むと…
原作を読んでから映画を見ましたが…
やっぱり原作読んでからだと、頭の中に登場人物や情景のイメージがすでに出来上がっているため、
ギャップは結構ありました😂
有村架純さんは大好きですが、
正木瑠璃のイメージが、もっとか弱く、神秘的な雰囲気をまとっている女性のイメージだったので、
現実的で元気すぎかな…?と思いました
目黒蓮さんと有村架純さんのお2人を見てるとめちゃくちゃ現代感があって…過去の回想シーンなのにすごい現実味がありました。笑
あとカメラアングルも、狙ったようなアングルが多くちょっと冷めてしまったのが正直な感想です(・・;)
柴咲コウさんと大泉洋さん夫婦はめちゃくちゃよかったです!!
柴咲コウさんの夫を愛する家族想いの母親役は本当にぴったりで…それが見れただけでもこの映画を見る価値はあります。
とっても楽しみしていた映画だけに、
期待が高すぎたんだと思います😶
私は原作を読まずに映画観ることをおすすめします。
浅い
予告編は良かった。
だから、早々に観に行きたかったが、どうしても観たいという妻に合わせて1日遅れの観賞。
泣く気満々で行った割にはイマイチ入り込めず…。
期待が大きすぎたかな。
輪廻転生が大前提。
使い古されたテーマで目新しさはない。
多様な愛情のあり方を組み合わせてはいるが、不自然さは禁じ得ない。
田中圭に至っては無罪放免で不快感ばかりが残る。
不自然と言えば伊藤沙莉の高校生姿にもずっと違和感を感じた(本人のせいではないが)。
ストーリーも比較的単調で前半の冗長さにはちょっと眠気を催した。
途中からはほぼ結末が見えてしまい、結局その通りになった。
私の中で輪廻転生ものといえば、桜、ふたたびの加奈子だが、遠く及ばないと感じた。
残念。
それでも、子役の熱演には胸が熱くなることもあったし、
柴咲コウのビデオには予想通りではあったが涙した。
輪廻よりこちらを前面に出してくれた方が個人的にはシンパシーを感じたかも。
原作当然未読。
読んでみたい。
近所で生まれ変わり過ぎ。駆け足過ぎ。
佐藤正午は好きなので、随分前に原作を買ったまま読んでないがこのようなものなのだろうか。にしても細部がまったく効いてない。ちょっと前に見た『母性』も細部が酷いと思ったら同じ廣木隆一監督で、なぜこの監督にこういったストーリーテリングが重要そうな作品がオファーされるのか不思議。
冒頭からずっと映画的な良さが殺されてるような芝居場が続くと思うと『こんな夜更けにバナナかよ』『そしてバトンは渡された』の脚本家なので面白いものを期待する方が間違っていた。いちいち設定の繋がりを「バカにも伝わるように」丁寧に答え合わせのように写していくのがダサい。せっかくジョンレノン流してもダサいものはダサい。もったいない。特に高田馬場の再現は頑張っているのにもったいない。生まれ変わりの話なので「まさか」というぞわぞわさせる必要がある設定も、出演者の「泣かせるお芝居」でそんなもの匂いもしないし、肝心の子役たちがの撮り方が学芸会を正面から捉えるのでシラケるのみ。唯一、有村架純は怪しい魅力を発揮していた。
にしても、もうちょっとミステリーを感じさせる方法はあるだろうに、と思う。さすがに生まれ変わりと交通事故が多発し過ぎるので、中盤以降はもはやサプライズでもなんでもなく、青森のこの町に宇宙からの怪光線が降り注いだのかとしか思えない。しかもふたつの交通事故でふたりの瑠璃を死に至らしめる田中圭のバカ単純な設定紹介はなんとかならなかったか。こいつも怪光線を浴びたのか鼻歌を聞いて「瑠璃…」と言うのは怪し過ぎ。伊藤沙莉の説明セリフのオンパレードもきつい。
と、設定ダイジェスト映画の見本のような映画だった。韓国とか中国でしっかりリメイクしてもらったらいいと思いました。
転生の乱発で同意できずシラケ
この種の作品は一人の人間ならまだ偶然もあるがこんなあちこち乱用すれば社会が混乱するだろう
田中はなぜ直ぐに彼女が生まれ変わりとわかったのか?その後彼はどうなったのか これってあおりの犯罪では 伊藤の女子高生にはやはり無理が!
生まれ変わり
まあ、否定はしませんが、宇宙的には、生命がないところから、生命がでてきた、つまり、無から有が発生したのだから、生まれ変わりだけだと、生命の数が一定でしかないので、新しき生命は生まれ変わらなくても発生します。でも、作品としては、良かった。
執着であり、滅せなければならない
想いを残して死んだため輪廻転生するのは、まぁ良しとして、もう一回死んで、また輪廻転生するのは、いかがなものか。現実に願いが成就するまで、やり続けるのか。それは、まさに執着であり、滅せなければならないのでは。
もっと静かな感動がある話かと思ってたら、全然違った。
子供から説得されるというのも、ホラー味があった。近所の子供まで生まれ変わりとは…。『自分以外全員転生』っていうホラーコメディを書きたくなってしまった。
あと、再会のシーンもナゾで、あれは現実には老人と幼女が抱き合っている、仲の良いおじいちゃんと孫のシーンになってるけど、そこは現実に映像化しちゃうとなんなんで、想像してね、という事でいいのかな。
そのほか細かくは…
一応親としては、7歳児を1人で、リーガロイヤルから高田馬場駅前まで歩かせてはいけない、とか(正木がここまで妨害するのにも運命性がありそうだから、心配すべき)。
1981年の名画座の椅子があんなに立派なわけないよな、とか(せっかく頑張って高田馬場駅前を再現してるのに)。
僕だったら、正木をとっ捕まえて、危険運転致死とかでつきだそうと思うだろうな(のうのうと葬式に来やがって、とか)。
色々思いましたが、もう関わらないでくれ!という大泉洋さんの心情が一番分かりました。
生まれ変わっても有村架純ちゃんでいられるなら
月と同じで繰り返し再生できるとしたら何度でもリセットできる人生もありかも知れません。7歳になった時の高熱を乗り越えて完全なる前世の記憶を取り戻すあたりがファンタジックで面白い。
久しぶりに涙腺崩壊でした。子役の皆さんの大人びた演技力に脱帽です。
是非映画館で🎦
102
感動?なんならホラーでしょ
原作は未読。
生まれ変わっても愛する人と結ばれたいって、同時に生まれ変われれば美談だけど、片方が生きたままだと少しややこしくなる。東野圭吾の「秘密」やドラマになった「妻、小学生になる。」なんかもそう。少しコメディやミステリー色がないと成り立たない気がする。
本作は生まれ変わりの話なんだけど、感動一色にしようとする意図が感じられた(特に予告とか宣伝が)。たしかに有村架純や目黒蓮、大泉洋なんかの演技はいい(特に有村架純!)。でも、素直に感動できない。なんか違和感が残る。
一番古い舞台設定が1980年。そこから18年、27年と年月を重ねた雰囲気があまり感じられないことが大きな原因かも。特に2回目の生まれ変わりを果たし、最後にあきらと高田馬場で再会するシーンなんて歳を重ねた目黒蓮ではなく、あの当時のままの目黒蓮が登場し(現在の少女の瑠璃ではなく)当時の姿の有村架純と抱き合うなんて。傍から見ればおじさんと少女の抱擁だよなーなんて白々しく思ってしまった。思いを残したままではいられないと一目会いに行くだけならまだしもあの続きを連想させる終わり方はないでしょ。そこを誤魔化して感動させようとする作りは冷めた目で見てしまう。
妻の梢も生まれ変わって、母の介護をする女性の娘になっていたなんて感動の話なのか?若干ホラーを感じてしまった。見ているだけでいいといいながら夫にバラしてしまうところに映画ならではの演出を感じて気持ちが乗れなかった。感動に振りすぎた「生まれ変わり」はやはり難しいなと感じた。
最後に昔の高田馬場のセットはよかった。懐かしい。他の人のレビューで見たが、缶ジュースはプルタブじゃないかとか当時の早稲田松竹の映画であれはないとか、設定に若干の甘さはあったかも。レコードショップで背景に映り込んでいたのが1985年に出したプリンスのアルバムだったりなんてのも。まぁ、ある意味オタクの感覚だから大きな問題ではないけど気になってしまうのだから仕方ない。
映画ならではの有り得ない設定だけどラストで泣ける邦画。 本年度ベスト。
途中で泣けるシーンもあるけどラストのワンカットで大粒の涙が(笑)
愛する妻と娘を事故で亡くした大泉洋さん演じる小山内。
目黒蓮さん演じる三角との出会いから、愛する娘の瑠璃が生まれ変わっている事を告げられる展開。
無くなった瑠璃が生まれ変わっている事を信じない小山内。
そんなシーンに、これは伏線と推測(笑)
それが見事に回収されるラストが予想外で泣ける。
豪華なキャスト陣で皆さんとても良かった。
有村架純さんが準主役って感じ。
田中圭さん演じる正木が最悪。
瑠璃の有村架純さんバージョンのストーリーが1番良かった。
そして伊藤沙莉さん。
母となり瑠璃を生んだんだけど、娘の言動に違和感も無く応援する感じが有り得ないけど優しい母って感じ。
柴咲コウさんも良かった。
ビデオに撮られた旦那に対する思いが素敵で素敵な夫婦。
ラストシーンが素敵なんだけど一歩間違えばホラー的な感じ(笑)
自分は素敵なシーンに一票。
泣けました( ´∀`)
いかにも小説らしいラブストーリー
ベストセラー小説を映画化したラブストーリーで生まれ変わりを題材にしたいかにも小説らしい作品。現実離れしているので共感や感情移入することはないがキャスト陣が豪華でそれぞれの演技力は見応えがある。
2022-225
奇想天外
2022年劇場鑑賞282本目。
大泉洋と有村架純が出るらしい、くらいしか情報なく、なかなか有村架純出ないな、柴崎コウが相手役だし、娘もキャスト違うし勘違いだったかな?と思っていた頃に登場。
なんかちょっとファンタジー要素入ってきたかな、と感づいて半分は予想つきましたが、もう半分はマジで?という感じでした。ここで泣くところだよなぁというところでまんまと泣いてしまいましたが、その後演出でごまかしてるけど本当はかなりヤバい絵面だぞと思ったところで涙が一度引っ込み、その後まぁ予想通りなんだけど猛威遣いダメ押しで泣かされるという感じでした。
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