カード・カウンター

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カード・カウンター

解説

「タクシードライバー」の脚本家ポール・シュレイダーが監督・脚本、マーティン・スコセッシが製作総指揮を手がけ、孤独なギャンブラーの復讐と贖罪の行方を描いたスリラー。

元上等兵ウィリアム・テルはアブグレイブ捕虜収容所における特殊作戦で罪を犯して投獄され、出所後はギャンブラーとして生計を立てている。罪の意識にさいなまれ続けてきた彼は、ついに自らの過去と向きあうことを決意するが……。オスカー・アイザックが主演を務め、徐々に追い詰められ復讐へと駆り立てられていくミステリアスな男ウィリアムを演じる。

ギャンブルブローカー役で「アンクル・ドリュー」のティファニー・ハディッシュ、ウィリアムと擬似父子のような関係を築く青年役で「レディ・プレイヤー1」のタイ・シェリダン、物語の鍵を握るウィリアムの元上司役でウィレム・デフォーが出演。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

2021年製作/112分/R15+/アメリカ・イギリス・中国・スウェーデン合作
原題または英題:The Card Counter
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2023年6月16日

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(C)2021 Focus Features. A Comcast Company.

映画レビュー

3.0地味な展開の中、オスカー・アイザックの存在感で語られる戦争の傷

2023年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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ニコ

3.5シュレイダー×スコセッシ作品の系譜につながる作品

2023年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

 「タクシードライバー」(1976)、「レイジング・ブル」(1980)の脚本ポール・シュレイダーと監督マーティン・スコセッシという名コンビが再び手掛ける“復讐と贖罪”の傑作スリラーというキャッチコピーを目にしただけで、映画ファンは背中がゾクッとするのではないでしょうか。「カード・カウンター」ではシュレイダーが監督・脚本、スコセッシが製作総指揮を手掛け、怒りに満ちた現代社会に再び“魂の銃弾”を撃ちます。

 主人公の元上等兵ウィリアム・テルは、アブグレイブ捕虜収容所での特殊作戦の罪で投獄され、出所後はギャンブラーとして生計を立てていますが、罪の意識にさいなまれ続けています。静謐で暗く重たい作品をイメージするかもしれませんが、ホテルのカジノが舞台であり、カードゲームのシーンなどは、スコセッシ監督の「ハスラー2」(1986)や「カジノ」(1995)のカメラワークや編集、プロダクションデザインを想起させ、エンタテインメント性もあるのが本作の見どころのひとつとなっています。

 これまでのシュレイダー×スコセッシ作品の系譜につながる作品であり、ファンの心をくすぐりますが、彼らの作品を見ていなくても充分に見応えのある映画です。過去に犯した罪やトラウマを人は乗り越えることができるのか。他人を、自らを許すことはできるのか。現代社会に満ちている見えない怒りは、幅広い世代に響き、確実に刺さるはずです。

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和田隆

4.0Well That's a Predicament

2023年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Paul Schrader can sure craft up an imaginative story. After nearly a decade in prison, Will makes a living off winning the casinos. His crime? Torturing detainees in Abu Ghraib prison. The son of a deceased fellow soldier seeks to extract revenge on the contractor who commanded it all, and joins Will on a sponsored poker tour. Will strangles to right wrongs. A Lynchian and Cohenian fusion western.

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Dan Knighton

3.5消えない罪

2024年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

オスカーアイザックかっこいい。
Cのカークをキッドと呼んでなんとかしてやろうとするの親戚のおじさんみたいで温かかったけど、最後の展開にこの映画のメッセージを感じた。

エンドロールはなんかずっと見てしまった。
手なのにキスシーンくらい濃厚だった。

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ロックウッド