ドリームランド

劇場公開日:

ドリームランド

解説

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のマーゴット・ロビーがプロデュース&主演を務め、美しき指名手配犯と17歳の少年の鮮烈な恋を描いたラブストーリー。1930年代。テキサスの荒涼とした地に暮らす17歳のユージンは、大怪我を負った女性が納屋にいるのを発見する。彼女は地元の銀行を襲撃して警察から追われている強盗犯アリソンだった。危険人物だと知りながらもアリソンに惹かれたユージンは、彼女を匿い行動を共にすることに。警察の包囲網を逃れて自由を手にしたいアリソンと、希望に満ちた新天地への憧憬を募らせるユージンだったが……。ユージン役にNetflixドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のフィン・コール。

2019年製作/101分/PG12/アメリカ
原題または英題:Dreamland
配給:ハピネット
劇場公開日:2021年4月9日

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(C)2018 DREAMLAND NM,LLC

映画レビュー

3.5実は「ミナリ」と同様な背景のある作品。ただ、本作では、そこから生まれた大きな事件と逃避行を描く。

2021年4月9日
PCから投稿

本作は、マーゴット・ロビーがプロデュースと主演を務めた1930年代のアメリカ・テキサス州の田舎町を舞台とした作品です。
本年度アカデミー賞で作品賞などにノミネートされた「ミナリ」と同様に、希望に胸をふくらませ移住した家族の大変さがベースにあります。
ただ、同じアメリカの移住でも本作では1930年代半ばで、酷い干ばつに加え、世界恐慌もあり、さらに厳しい状況でした。
そんな背景のもと本作では、ある事件が起こり、主人公の17歳の少年ユージンがマーゴット・ロビー演じるアリソンに出会い、物語が大きく動き出します。
「ミナリ」は、実直な家族の様を描いていましたが、本作は17歳の多感な少年が主人公で厳しい現実から逃れたいと❝新たな夢の場所❞を探すという違いがありました。
このように本作は、危険な女性との出会いが人生を狂わす、といった単純な話ではなく、背景がしっかりと描かれているのです。

この脚本を非常に気に入ったマーゴット・ロビーは、サンダンス映画祭で史上最年少の23歳で長編デビュー作がコンペティション部門で審査員特別賞を受賞した新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督を抜擢し、本作が長編監督2作目となっています。
これからの監督なのか、本作では、まだ「傑作」という領域にまでは行っていないと感じました。
そしてマーゴット・ロビーのスタジオ「ラッキーチャップ・エンターテインメント」は、2018年のアカデミー賞で話題になった「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」を皮切りに、本作が3作目となっています。
「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」と同様に、本作でもマーゴット・ロビーの本気度は伝わってきました。

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細野真宏

2.5『大草原の小さな家』『怒りの葡萄』『ボニー&クライド』をリスペクト...

2024年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5気楽に楽しめた。

2023年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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ティム2

2.0ボニー&クライドには到底及ばず

2023年8月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

期待して観てしまっただけに、かなり残念な印象。あまりに安易な展開に、全てにうがった観方をせざるを得なかった。
広大な景色の描写も押し付けがましく感じたし、あきらかに名画感をねらっただけの8mmフィルム映像も冷めた目ではむしろ安っぽく映る。そして、町の催しとユージンの証拠品あさりを重ねたシーンは、もう観ているこちらが恥ずかしくなるほどの意味のない映像効果。あのよくわからんおっさんのいきなりのボディパーカッションはいったいなんなん?
とにかく何よりも一番許せなかったのは、ラストにつながるユージンの葛藤シーンだ。えぇぇっ…!?て感じの今さら感が強く、何でこうなるのっ的な煩わしさがハンパない。ならばそもそも最初からこのヤマ乗るなって感じでしょ。青春の甘酸っぱさや映像の美しさとは裏腹に、イライラばかりが募ってしまった。
そもそもナレーター的にも、妹ちゃん目線は何効果をねらったの?ツッこめば本当にキリがない。
個人的にはバリバリのマーゴット・ロビー推しだが、本作に関してはさすがに手放し評価はできない。マーゴット・ロビーのお色気シーンもすっかり霞んでしまったわ…

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いけい