ドリームランド 劇場公開日:2021年4月9日
解説 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のマーゴット・ロビーがプロデュース&主演を務め、美しき指名手配犯と17歳の少年の鮮烈な恋を描いたラブストーリー。1930年代。テキサスの荒涼とした地に暮らす17歳のユージンは、大怪我を負った女性が納屋にいるのを発見する。彼女は地元の銀行を襲撃して警察から追われている強盗犯アリソンだった。危険人物だと知りながらもアリソンに惹かれたユージンは、彼女を匿い行動を共にすることに。警察の包囲網を逃れて自由を手にしたいアリソンと、希望に満ちた新天地への憧憬を募らせるユージンだったが……。ユージン役にNetflixドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のフィン・コール。
2019年製作/101分/PG12/アメリカ 原題:Dreamland 配給:ハピネット
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本作は、マーゴット・ロビーがプロデュースと主演を務めた1930年代のアメリカ・テキサス州の田舎町を舞台とした作品です。 本年度アカデミー賞で作品賞などにノミネートされた「ミナリ」と同様に、希望に胸をふくらませ移住した家族の大変さがベースにあります。 ただ、同じアメリカの移住でも本作では1930年代半ばで、酷い干ばつに加え、世界恐慌もあり、さらに厳しい状況でした。 そんな背景のもと本作では、ある事件が起こり、主人公の17歳の少年ユージンがマーゴット・ロビー演じるアリソンに出会い、物語が大きく動き出します。 「ミナリ」は、実直な家族の様を描いていましたが、本作は17歳の多感な少年が主人公で厳しい現実から逃れたいと❝新たな夢の場所❞を探すという違いがありました。 このように本作は、危険な女性との出会いが人生を狂わす、といった単純な話ではなく、背景がしっかりと描かれているのです。 この脚本を非常に気に入ったマーゴット・ロビーは、サンダンス映画祭で史上最年少の23歳で長編デビュー作がコンペティション部門で審査員特別賞を受賞した新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督を抜擢し、本作が長編監督2作目となっています。 これからの監督なのか、本作では、まだ「傑作」という領域にまでは行っていないと感じました。 そしてマーゴット・ロビーのスタジオ「ラッキーチャップ・エンターテインメント」は、2018年のアカデミー賞で話題になった「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」を皮切りに、本作が3作目となっています。 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」と同様に、本作でもマーゴット・ロビーの本気度は伝わってきました。
2022年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
閉塞感いっぱいの世界から逃げ出したい若者と銀行強盗の美女の逃避行ストーリー 切ないラストに向かうしかない、報われるものは何もない終わり方だったけど、なぜか美しさを感じました マーゴット・ロビーと主演のフィン・コールが美しいからなのかもしれません 「あなたが選んで来た」と念を押すシャワーシーンが象徴するように、世間知らずな若者を操る強かな女性、こういう女性って実際にいて、悪い女の人なのに美しさの方が印象に残って、マーゴット・ロビーが自分をうまくプロデュースしたなって感じました 虚しさのようなものしか残らないラストだったけど、継父のお父さんのラストの行動に愛を感じて、それがまた寂しさを増幅させるんだけど救われるものも残りました
家族を捨てて家を出た父親を想い、荒れた畑からも逃げたいユージン。そこに現れた犯罪者アリソン。年上の美女に惹かれて一緒に街を出る。17歳のユージン、ちょっと悪いことや年上の女性に憧れるお年頃。そりゃあメロメロになっちゃうよ、だってマーゴット・ロビーだよ🥰 でも私は悪くない、人は殺していない。とは言っても、銀行強盗だけでも悪いでしょう😔 結局2人で逃避行してもお金はないのでまた銀行強盗、今度はユージンが人を殺してしまう。パニックになるユージン、やはりまだ子供だなあ。あのラストは仕方ないでしょうね。 マーゴットロビーが制作に関わったってことが目玉くらいで、ストーリーは特に斬新でもなかった。
2022年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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何度もひやっとする場面があった。ちょっと歳の離れた兄と妹。妹とは父親は違うが仲が良く癒される。妹が兄の思い出を語る形で話は進められる。兄の夢と指名手配犯の女の夢。その夢の場所が偶然重なり兄も妹を置いて出て行く決心がついたのだろうか?銀行強盗をする際の女の大胆な様子を見ると、兄は完全に騙されたのだなと思った。悪い女に人生を狂わされた青年。何とも言えない気持ちになった。