THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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本編はもちろん音響も良い。
周囲の評判が良いので、はるか昔にアニメを観たような、くらいのほぼミリしら状態で映画館へ。声優、監督のトーク中継もあわせて鑑賞。
人間ドラマと試合を交互に見せることによる緩急がうまく、最後まで楽しめた。
映像はもちろん、バスケットボールの重さや弾力が伝わってくるような音響もかなり良い。
ところでトーク中継で知ったけど、リアルとバカボンドってまだ終わってなかったの???
リョーちゃん推しです!!!
本日14試合目を観戦してまいりました!!!
三井さんと同じ数字です。
だからこれで見納めにします!
初見が3月でスラムダンクのことは一ミリも知らない状態で美容院のお姉さんにオススメされての初観戦でした。
あの時の感動は今でも忘れられません…!
観終わった瞬間記憶が消えてただただ物凄い完成度の映画見た…!!って感動だけ残るんです!!!何かめっっっちゃ面白かったけど面白すぎて記憶なくなった!!!次いつ行こう!!!?って。
5試合目くらいまではそれが続きました…笑
後から試合のシーンはフルCGだと聞いてとてもそうは見えない自然なアニメーションだったので気付かずびっくらこきましたし、試合とリョーちゃんの過去を行ったり来たりのストーリー構成でややこしくなりがちのはずなのにまるで混乱させられることはなくスッと頭に入って没入感を害わない。素晴らしい脚本だと思います!!!
歳取る毎に2時間の映画でも途中で眠くなったりお尻が痛くなってきたり急な尿意で切羽詰まったりと集中力が続かなくなって来て悲しんでましたがこの映画に関しては最初から最後まで途切れることなく熱中出来る!!若返ったのかな?と思える貴重な映画です!!!青春バンザイ!!!!!
脚本も作画も演出も音楽もキャストも!!!!!
全てが噛み合った最高峰の完成度の映画だと思います!!!!!!!
公式様もファンのことを大切にしてくれていることがよく伝わる安西先生の如き公式様で、応援上映や色々なトークイベントを催して下さって内2つほどは見ることが出来ました!キャストさんの胸の内、裏話などが聞けて楽しかったです!!!
遅めにハマったファンのためにいくつかの映画のグッズの再販やボトルホルダーの再販もして下さり、私も浮かれて三バカのボトルホルダーを揃えました満足笑
この映画を作って下さった全てのスタッフの方々に感謝です!!!!!
今月末で国内上映が終了するのがめちゃくちゃ寂しい……!一生隔週で映画館で観たい笑
円盤が出たら保存用と観賞用と布教用と3枚買おうと思います!!!!!
今まで本当にありがとうございました!!!!!
この映画に出会えて良かった…!!!
公式グッズもっと出して!!!笑
観て良かった
友達に誘われた別の映画で数年ぶりに映画館へ行き、そこにあったフライヤーで映画化を知りました。
絶対観に行かないと!と意気込んでいたのに、聞こえてくる評価は悪いものばかり。
今はスラムダンクで語れる相手もいないので、しょんぼりして観に行くの辞めようと思ってました。
別の友達と食事することになって、そこのフロアガイド見てたら別の階に映画館あるの発見。
その子とLINEしてたらまだ上映してるよー、とのことで3月になってからやっと重い腰を上げ。
感動したし、懐かしかったし、ずっと観たかった湘北メンバーがCGで滑らかに動いてるの観て泣きました。
私が会いたいけど会えない2次元の方々の中で、両手の指に入るメンバーなので。
幸い?アニメは見ていなかったので声優さん問題も気にならず。アニメ問題も気にならず。
このシーンではリョータからはこう見えていたのか、このシーンそのまま映像化してくれてありがとうございます、井上御大!とか。
1回観れただけで充分でした。
やっぱ主人公は花道がいいので。
8/3の特別上映、チケット発売日の翌日に御大のインスタで知って、そこからチケット取れるとこ必死で探して観てきました。
やっぱよかったよー!!
クレカやらカードやら珍しく諭吉が入ってた財布なくして出てきてないけど、それはそれで泣きたくなったけど、別の話かな。新しく買った財布は中古の割に綺麗だし。
原作読んでめっちゃ作品のファンで、受験失敗した頃の私に、こんなに年月経っても、またスラムダンクに夢中になれる日が来るって教えてあげたい!
何だか知らないけど、とにかく面白い。
まずそもそも漫画のスラムダンクを読んでない。
アニメも見てない。
バスケに興味が無い。
そんな人間がなんとなく見てみた。
結果、スゲ~面白かった!
90年代の不良漫画がそもそも嫌いなんですけどね。
不良って要するに学校という守られた環境で甘ったれて格好つけてるお坊ちゃんでしょ?
俺の友達だったツッパリは施設育ちで学校辞めて本職になりましたからね。
不良やりながら部活頑張るなんて、中途半端も甚だしい。
「不良が格好良い」なんて価値観は、真面目に学生やってる連中に失礼この上ないですよ!
馬鹿じゃねぇの?
死ねば良いのに、、、。
ゲフンゲフン、いや失礼、取り乱しました。
まぁ、そんな価値観の人間なんでね、
試合に応援に来てた強面の連中とか長髪の番長?と宮城くんがケンカするシーンとか「そのシーン要るか?」などと思いながら見てましたけど、映画全体の画面のトーンは素晴らしかったし、試合での選手達の動きもアニメの表現を大きく向上させましたね。
90年代のテレビアニメは酷いモンでしたけどね。
当時の東映アニメは酷かった。
特に色使いが目に痛い。
どうやら本来の主人公は赤髪の花道くんらしいのでリメイクというよりは新解釈なのでしょう。
原作者が監督なんでしょ?
才能ありますね、この人。
こんな内容のレビュー書くと原作好きな人から殺されそうですが、映画自体はとても素晴らしいのでアンチが見ても面白かったってコトで許して下さい。
今更のレビューですが
観たときにアカウントなかったので今のレビューでごめんなさい!
でもどうしても言いたくて…
最高の映画でしたね!
バスケやってたし、スラムダンクも読んでたしもう胸熱でしたーー泣!!!
宮城リョータ更に好きになりました。
スポーツやってる全ての子どもたちに観て欲しい!!
懐かしい、でも新しい
今年1作品目。
昔のアニメ時代は主題歌が何と言ってもWANDS。カッコ良かったなあ〜。
という思いを持ちながら本作を見ました。
冒頭の湘北メンバーが鉛筆で描き起こされていくシーンから否応なく期待が高まります。
リョータ主体で進みますが、三井や赤木も当然絡み、進んでいきます。
やや流川の活躍が本作は少なくあまり印象に残りませんでした。
中盤の深津のリョータへの圧倒的なプレスでこちらまで息苦しくなりました。
そこから桜木、赤木、三井のギリギリの奮起が始まるわけで、、、
選手達の息遣いまで伝わってくる力作です。
最強山王に挑む気持ちはWBCの大谷選手の「憧れるのは止めましょう」に繋がり、勝手に胸が熱くなりました。
アニメの強烈さと3DCGの自由さを駆使した、スポーツ映画の傑作。
原作者の井上雄彦が伝説の自作を映像化。
【ストーリー】
並いる強豪をやぶり神奈川代表となった湘北高校バスケ部、ダークホースとして勝ち上がり、2回戦の相手となったのは史上最強メンバーを揃えた、インターハイ三連覇の常勝王者・岩手県代表山王工業。
ガードからセンターまで、インターナショナルレベルのレギュラーを取り揃えた山王を相手に、難しいゲームをメイクすることを要求されるのは、スピードとドリブルとセンスあるパスで相手を翻弄してきたトリックスター・宮城リョータ。
そのプレースタイルには亡き兄ソータの面影がひそんでいた。
前半を互角で折り返すも、後半山王のツーマンを用いた激しいゾーンプレスにプランの頭を潰され、1点も取れないうちに20点もの差をつけられてしまう。
速攻主体のラン&ガンも、足を止めたハーフコートバスケットでも、まったく太刀打ちできない湘北だが、名うての策士として知られる監督・安西は、リョータによる突破を試みる。
「強い相手の前ではいつでも心臓がバクバク言ってる。だけど、平気な顔して戦うんだ」
ソータの言葉に従い、リョータはクイックネスとドリブルスキルで鉄壁のプレスを打ち砕く。
90年代に物凄いブームを巻き起こし、いまだに熱いファンを獲得しつづけるスラムダンクの、CGでの映像化。
ゼロ角度からのスリーポイントショット、ペイント内でねじり込むようなスピンムーブ、舞うようなドリームシェイク、地味ながら的確なバンクショットにレイアップ、シルクの様なフィンガーロールに相手の虚をつくダブルクラッチ、長身ディフェンダーのブロックをあざ笑うかのように飛び越えるスクープショット、フェイダウェイにミドルジャンパー、そしてパワフルなスラムダンク。
そしてラストに桜木がリムに当てずにスウィッシュで決めるブザービーターの、ボールのバックスピンと軌道の美しさ。
当時のNBAレベルの超高度な技術戦を繰り広げる湘北と山王の熱い戦いに、毎週熱い視線を注いでいた方も多いはず。
それを本当の試合のように、間を多用したモノローグや止めの演技なんて生っちょろいディレイ演出はほぼなしで撮っています。
プレスコ(演者によるセリフ先撮り)での自然なタイミングの会話、優秀なCGアニメーターによる的確な演技、キャラクターのモーションは元プロなどを集めて違和感なく高度な技術を表現、それらのピースを掛け合わせて元々原作が持っていたリアルさを引き出しています。
カメラワークはコート内にカメラ位置を想定したものが多く、必要な情報を枠内に収めながら寄り引き流し振り、トリックやスーパープレイを映像で見せて、観客をプレイヤーの1人として試合に参加している気持ちにさせてくれます。
原作を知らずとも、バスケ好きなら見て絶対に納得する傑作ですよ。
山王戦を切望しすぎた
2回見た。
しかも同日に2回続けて見た。
2回続けて見ておいて3.5点はない。
分かってるんだが…、あの説明不要の最強山王戦を見に行った結果、リョータの話はノイズに感じてしまったんだ………。
2回ともそう思ったからもう仕方ないんだ。
バスケをやってる人にもやってない人にもバイブルと化したあの伝説の漫画の伝説の最終戦が映像になる…!
彼らが動く。
ドリブルの音がする!
あの台詞に声がつくピョン!!
………と、いう気持ちで行くとですね、3.5点になりますんで…たぶん…。
ざわ… ざわ…
ざわ… ざわ…
オレの名前を言ってみろ…がくるぞ…
ざわ… ざわ…
感情的になるなって泣くぞ…ゴリが…
ざわ… ざわ…
必死でついてこい。交代しねーならよって言うぞ…
ざわ… ざわ…
沢北じゃねーかドアホウって一緒に言うぞ…言うぞ…言…
………言わないんかい!!!!
っていう時間が長すぎィ!
ポンポン来い!
一秒たりとも無駄なシーンがない40分を引き伸ばす必要ある?!
無駄がないから神なのにィ?!
ってなってしまう。
勘違いされそうな書き方してしまいましたが、リョータの話が悪いわけじゃないんだ。
あの話がドリブルこそチビの生きる道シーンをエモーショナルに彩ることは分かってるのですが、出来ればリョータの話は「スラムダンク~リョータと海~」で別途やってほしかったって話なんだ。
そしたら山王戦は星100億万でリョータの話は星5でしたね!ってなってたはず…。すまねえリョータ、すまねえ…。大好きだよ。アヤちゃんと幸せになれ。
山王戦はほんと完璧に原作をアニメにしてくれました。
言うことない。
最後の無音、原作読者にしか聞こえない桜木の囁きも素晴らしい演出。
汗の一粒一粒が光っていた。
声優さんの変更も気になりませんでしたよ。
今でも現役の声優さんには登板してほしかったですが、あの完成度を前にしてこのわがままは、懐古厨と罵られても仕方ありませんね。
ただよお!
最後はよお!
二点振り下ろす審判員ちっちゃすぎるだろ!
あの審判員が二点振り下ろしてから得点入るんじゃないのかよ!
まあものすごくちっちゃいけど画面の中央にいた気がするからまあいっかあ!
そんで沢北じゃねーかドアホウないんかい!!
原作もアニメも観てなくて良かったかも?
私はスラダン世代ではないので、原作もアニメも未見です。見る前は予備知識がないとキツイかなと思いましたが、むしろその方が良かったみたいです。と言うのも、ここのレビューを見る限り、低評価を付けているのはコアなファンばかりだからです。恐らく改悪な部分がかなりあったのでしょう。幸いにして私は初見なので、映像は驚くほど奇麗だし、展開もハラハラドキドキでかなり楽しめました。知らない方がいい時もあるんですね。バスケの動きをあそこまで再現出来るのには本当に驚きました。
観たい度△鑑賞後の満足度◎ 原作マンガ読んだこと無し。バスケットボール関心無し。でも抜群に面白い。実写・アニメ併せて今年の邦画No.1か?
※2023.08.11.[TOHOシネマズ橿原]2回目の鑑賞。やはり素晴らしい。1回目より泣けた。
①脚本(構成)が見事。編集も上手い。
②「負ける」ということの意味もさりげなく描いているのが作品に深みを加えている。
期待を超えてきた
声優総入れ替えで期待してなかったのですが、すごく面白かったです。
試合の途切れ途切れでリョータの回想が入るのでもっと続けてほしかったところはありますが、全体的によかった。
感動するし、リョータの過去を知らなかったのですが上手く一作品に入れ込んだな、と。
試合の最後のシーンは何度観ても鳥肌がたつ。
心の奥底で青春時代の自分を揺さぶられる
決して自分の記憶とは合致しないけど、自分の青春時代の記憶の断片が集まってきて、この映画のストーリーの側で疑似体験するような感覚である。
いちいち映画を作る要素を評価する必要性を感じない。
うんうんスポ漫画に必殺技はいらんね
原作は既読だけどアニメはそんなにはまらなかったから声優うんぬんは気にならなかった。
CGっぽい動きは立体感はあったけど少し動きがカクカクした感じで気になった。けど、ここ、評価してる人もいるからね。
オープニング曲からの作画の動きは良かったね。試合中のBGMは良かった。
リョータを焦点を合わすのも中々!
試合の躍動感は良かったな。変な必殺技とかないのも、本格的だったし。本当にスポーツで熱が入る感触にアニメの良さが加わった感じ。
実は全然期待してなかったし、観なくてもいいかなと思ったんだけど、丁度時間があったから観たって感じ。でも、良かったよ。
まさか、ああいう展開になるとは!巷では原作ファンが怒ってるとか・・・まあ、そうかもね。でも、俺は「the First」ってことで、逆に「やられたあ」って思った。すんげえ盛り上がっても結果わかってるのに、、、でも胸熱!って思ったら、、、
やっぱ、いい!
俺は認める。あー、観といて良かった。
うーん、「バカボンド」のアニメ観たくなったなあ、、、
やっと観れた…😭
バンクーバー在住一年が経過し、その間にブルーノマーズが来日し、ビリージョエルの来日公演が決定し…そしてスラムダンクの記録的な興行収入のニュースを聞くたびに、あー日本に帰りたい、何種類も揃えたスラダンTシャツを着て街を歩きたい…と、何度思ったことか。
そして、ようやくアメリカ、カナダ上映が7月28日に始まりました。火曜の割引デーは映画館はほぼ満席、私は三列目で首がキツかったけど、何度も何度も涙が込み上げてきました。両隣に人がいると、全然集中できませんが、観客はほとんど日本人、映画のマナーは日本にいた時とほとんど変わりませんでした。
何を隠そう、私は男バスの指導経験者www
安西先生のような名将とは程遠いのですが、選手を大切に思う気持ちは同じ。スラムダンク全巻を一気読みし、諦めたら試合終了ですよ、リバウンドが試合を制するとか書いてあるTシャツを着て練習を見てました。
スラムダンク映画化のニュースはだいぶ前からチェックしていましたが、かなり延期され、残念ながら私がバスケを指導している間どころか、日本にいる間に観ることが出来ず、残念に思っていたので、バンクーバーで観ることができて、本当に嬉しかったです。
レビューは時々チェックしていたので、宮城リョータがメインか〜、流川はいっぱい出るのかな…などと不安に思ってましたが、いゃ〜、本当に素晴らしいエピソードでした。原作じゃほとんどキャラがわからない宮城だったので、やったらイケメンに描かれた宮城、めっちゃかっこよかったです。
そして、バスケファンの端くれとして、選手たちと熱い気持ちで臨んだ試合や大会を思い出して、胸熱でした。そういえばうちのチームは背が低い子ほど上手くて、この子達がもうちょっと身長あったらなぁ😩…などと何度も思いましたが、ガードのメンバーは小さいなりに身体を強くする努力をして、どんなに大きい子にぶつかってボロボロになっても喰らいついて、でもこっちからは卑怯なファウルはするなという教えを守って、キレイなプレイを心がけてくれた、素晴らしいメンバー達でした。
決して湘北のような、デカくて強い選手はいなかったけど、バスケを通して繋がった仲間の絆も蘇りました。
ゴールを外した軌道とか、シュートが入った時のネットの揺れ方とか、シューズのくたびれ方とか、ドリブルの音、パスの回し方、右手のスナップ、シュート後の戻り方とか…何もかもがリアルで、しんどかったけどみんなと過ごした貴重な青春だったなぁと、しみじみエモかったです。
まあ、息子2人にミニバスやらせてる時点で、お母さんも妹も、インターハイは堂々と観に行くだろうとは思うけど、子供を亡くした親の悲しみも作品を支える大きなテーマの一つでもあるし、今後の作品も楽しみです。
First ってつくくらいだから、もちろんSecond もThird もあるでしょ?次のメインは流川だといいなw
井上先生、楽しみに待ってます✊!
PS
いつも日本語字幕で洋画を観てましたが、今回は逆、英語字幕は新鮮でした。あまりこちらで使わない罵り英語、まあまあ覚えましたwww やっぱり日本のアニメは日本語で観たいので、吹き替えとかじゃなくて本当によかった。渡邊雄太もきっと観たでしょう!
興奮した
結果を知ってるけど後半の追い上げシーンは力が入ったな
りょーちんが主役というのは意外ではあったけど、湘北のメンバーなら誰でもできそうだし、この後もそんな感じで続いてくれたらいいな
死別を入れられると泣いてしまうけど、それ無しで感動できる作品を作ってほしい
試合の臨場感!
原作と異なる切り口で新たな作品を見させてもらった。
試合の臨場感もすごく、アニメを超越した迫力。
観ていて応援に力が入りました。
テレビアニメと違う声優陣に一瞬あれ?となりましたがそんな違和感も一瞬で吹き飛ばすほど。
後に声優さんが数年越しで作り上げてきた作品だと話しているのを聞いて納得。
映画館で泣きました。
ハードなバスケ試合にほぼ焦点を絞ったシンプルな構成に好感を覚え、初めから終わりまで突き抜けたカッコ良さがとても気に入った
井上雄彦 原作・脚本・監督による2022年製作(124分、G)の日本映画。配給:東映
井上雄彦による漫画「バガボンド」はその闘い描写が大好きであったが、「スラムダンク」は読んだことは全く無く、バスケットボールはプレイすることも見ることも昔から嫌いだった。
それでも、「THE FIRST SLAM DUNK」は、痺れる様なカッコ良い映画だった。
オープニング、The Birthdayによる「LOVE ROCKETS」のリズムに乗って、鉛筆のサラサラという音と共に、白黒画像で素描されていく宮城リョータたち5名、それがパッとカラーに変わり、各々が動き出していく。今まで見たことのない表現で、井上雄彦の拘りというか、彼の荒々しくも美しい線による劇画的描写が、今まさに描かれているという動きを伴って、アニメとして見事に生かされていて、おおいに感動させられた。本当にカッコ良かった。
音もリアリティを感じさせ、とても良かった。ドリブルでバスケットボールが地面を叩く音が体に響く感じで、近くでバスケを見ている様に感じられた。音楽も、最後の10-FEETによる「第ゼロ感」の選曲も含めて、ロック感満載でとても良かった。
インター杯の試合に終始するスートーリーは、いたってシンプルだが、試合経過と共に、リョータも含めて、チームメンバーたちの過去が明らかになってくる展開は悪くないし、何より敵チーム、とりわけ強豪高山王工業高校の天才・沢北栄治の描き方に大人の知性を感じた。
2年でエースの沢北は神社で「高校バスケでやれることはやりました。もう俺に証明すべきことはありません。俺に必要な経験をください。もしあるのなら、それを俺にください」と祈る。負けてしまった試合後、彼は泣き崩れるが、敗北という必須の経験を得ることができたという、井上脚本の視点が素敵だ。その経験も生きたのか、NBAで彼は再び宮城リョータと対峙するラストのエピソード的映像が見事で、カッコ良い流れであった。
鮮烈と思った幾つかの名シーンもあった。主人公のリョータが沖縄に行き、亡くなった兄と過ごした秘密の基地に入って号泣した後、兄と対峙したあのグランドで吹っ切れた様にドリブル練習をするシーン。苦しい時には手のひらを見るという約束の中、マネジャー彩子がリョータの手のひらに書いた言葉が、“No.1ガード”というのもジーンときた。
そして、リョータはインターハイに向かう前に母に感謝の手紙を書く。海岸で、後姿の母がその手紙を海岸で読むロングショット的映像が美しい。そんな母が試合会場に来て柱の陰からゾーンプレスに苦しむ息子の姿に、行け!と声を出し、そこに彩子の声が重なり、リョータは2人がかりのプレスからドリブル突破を成功させる。ココは意図して泣かせに来ていることは十分に分かるが、それでも感動し涙が出てしまう見事な組み立てで、アニメは初めてであるはずだが、井上監督の力技に降参である。
全体的に、まるで格闘の様にも思える男っぽいハードなバスケ試合にほぼ焦点を絞って、そこに普遍的な若者の困難克服と成長、及び家族愛の要素を入れ、恋愛要素を排除したシンプルな構成にも、大いなる好感を覚えた。そして、初めから終わりまで突き抜けた、カッコ良さがとても気に入った。
監督井上雄彦、原作井上雄彦、脚本井上雄彦、演出宮原直樹、 大橋聡雄、 元田康弘、 菅沼芙実彦 、鎌谷悠、 北田勝彦、CGディレクター中沢大樹、キャラクターデザイン江原康之 、井上雄彦、作画監督江原康之 、井上雄彦、サブキャラクターデザイン番由紀子、キャラクターモデリングスーパーバイザー吉國圭、BG&プロップモデリングスーパーバイザー佐藤裕記
テクニカル&リギングスーパーバイザー西谷浩人、シニアアニメーションスーパーバイザー
松井一樹、テクニカルアニメーションスーパーバイザー牧野快、シミュレーションスーパーバイザー小川大祐、エフェクトスーパーバイザー松浦太郎、シニアライティングコンポジットスーパーバイザー木全俊明、ライティングコンポジットスーパーバイザー新井啓介 、鎌田匡晃、美術監督小倉一男、美術設定須江信人 、綱頭瑛子、色彩設計古性史織 、中野尚美、撮影監督中村俊介、編集瀧田隆一、音響演出笠松広司、録音名倉靖。音楽武部聡志 、TAKUMA
オープニング主題歌The Birthday、エンディング主題歌10-FEET。
キャスティングプロデューサー杉山好美、音楽プロデューサー小池隆太、2Dプロデューサー
毛利健太郎、CGプロデューサー小倉裕太、制作統括北崎広実 、氷見武士、アニメーションプロデューサー西川和宏、プロデューサー松井俊之、アニメーション制作東映アニメーション ダンデライオンアニメーションスタジオ。
元気、勇気をもらいたい人へ
原作未読、アニメ未視聴、赤い髪の人が主人公ということだけ知っている状態で観ました。
バスケのルールを知らないから、スラムダンクを読んだこと・見たことがないから映画から入れるか分からないから観るのを躊躇している人がいたら迷わずに今すぐ映画館へ行ってほしいほど最高な作品でした。上映が終わってしまう前にどうか、あのシーンを映画館の音響、大画面で体感してもらいたいです。
先の展開を知らない方がハラハラしてより楽しめる気がします。
(個人的には観賞後に原作を読むのがおすすめです)
何も知らずに見た初見では、最初から最後までリョータ視点で物語を見ることができたので、彼がコンプレックスに打ち勝つシーン、ずっと兄の後ろにいるばかりだったけれど自分で一歩前へ踏み出すシーン、最後に母と打ち解けるシーンなど
一つの名作を見終えた気持ちになり涙が止まりませんでした。
原作読破後に見たザファは、仲間たちの背景や絆を知っているので胸が熱くなるシーンの連続、更に高校生たちの頑張る姿、青春の輝き、エネルギーを画面から全身に浴びれるので元気が漲ってきます。
観るだけでアドレナリンが出てなんでもやってやる、出来る!!って前向きな気持ちになれる映画です。
2023年はザファに出会えただけで幸せな一年です。
こんな名作を作って下さった監督、スタッフさん、そして(本当に本当に演技が皆さん凄かった…)声優の皆様、これ以上ないはまり方をしている主題歌、音楽を産み出して下さった10-FEETさん、ありがとうございました…!!!!
全1208件中、141~160件目を表示