THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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二時間かけて鑑賞する井上雄彦作品展
原作は有名なバスケ漫画だけど、ほとんど内容は知らずアニメ等も未見と予備知識ゼロでも、始めから映画の世界に没頭できました。何と言っても、原作者であり監督でもある井上雄彦の画に対する執念みたいなものがあり、アニメーションなんだけど、むしろ動く井上雄彦原画展みたいな感じです。お話しも宮城リョータを中心に登場人物達の過去や心境を丁寧に描きながら、バスケの試合と同時進行で展開していく呼吸が絶妙です。よく考えてみたら、プロの映画監督は映画の構図や動きを漫画のような絵コンテで表現しているので、むしろ本職である井上監督の映像感覚のすばらしさにも納得しました。東映さん、実写作品でも頑張ってほしいです。
初めてのスラムダンク
ずっと気になってたけど、原作全く読んでないのでファンでもないし、わからないかなぁと観ずにいましたが、近所のスラムダンク読んだことないおっちゃんおばちゃんが、めちゃくちゃおもしろかった〜!3回観た!って言われてたので(映画好きなわけでもない)、これはやっぱり観に行かねば!とやっと観に行けました!
まず、本当にスラムダンク知らないので、私からしたら伏線だらけで、赤毛のあんちゃんが桜木花道かぁ〜!とか、え?お父さんなん!??とか、
流川はパスをワタサナイ???
あれ三井なん??え!なにあったん!すご、、!
とか、花道めちゃくちゃゴリゴリにヤンキーやん!とか、
めちゃくちゃ原作を読みたくなりました!!
超大作の漫画だから、こんな初心者にもわかるようにどう表現されるんだろうって思ってたけど、あの2時間の中に、ちゃんと理解できるように、またもっと知りたくなるように作ってくださりありがとうございます!
そして、開始5分で泣いておりました
少年漫画だしスポコンものって聞いてたので、あっついストーリーなんだろうと思ってたけど、それだけじゃなく人間味溢れる表現とか、主軸のストーリーがまさかの重いものを持ってきていたのにはびっくりしました
いい意味で裏切られました。
オープニングが印象的でまた観たいなあ
試合の表現も語彙力なくなるくらい本当にすごくて、ずっとPVを観ているようなかんじで独特で不思議な感覚でした!
今までに観たことないような超越した静と動のゆさぶりと迫力に、気づけば夢中でみていました!
私は原作を知らないし、それとの評価はわからないけど、
初めてのスラムダンクは最高でした!
原作をちょっとずつ読んでみようと思います!
意外性のある主人公
インターハイ二回戦、湘北高校は絶対王者の山王工業とぶつかり…。
原作者が監督と脚本を務めた作品。原作に思い入れが少ないのでスルーしてたが、主人公としてスポットされるキャラも意外だし演出にも大満足。半年以上のロングランの理由が分かる映画でした。
宮城のキャラが完全改変
宮城リョータというキャラクターの深堀りがこの映画の主題でした。なので、見終わった後「せっかくの山王戦でやらなくても・・・」という気持ちになりました。ファン待望の山王戦が、宮城の過去に潰されてしまいました。
確か宮城は元々、三井と同様、陵南田岡監督からのスカウトを断ってまで、湘北安西先生の指導を受けたくて湘北に入った選手だったと記憶しています。つまり、中学バスケの頃から強豪高校の監督にまで名の知られた逸材の1人であったわけです。
なのに宮城の母親は、ずっと海を眺めて黄昏ていたり・夜な夜な独りで亡くなった長男ソータの昔のミニバスのビデオを観ていたり、まるでリョータのバスケットを見てこなかったような描かれ方をしています。本当に暗い…重い…。
宮城リョータにそんな壮絶で暗い背景がある事はわかりましたが、それはそれで、1個の独立したストーリーとして、映画にしたら良いのに…。わざわざみんなが待望だった山王戦に、抱き合わせて混ぜ込む必要なかったんじゃないか?…と。山王戦は山王戦だけに集中したかった。
宮城の過去編をたっぷりたっぷり混ぜ込んだおかげで、山王戦の前半戦はほぼカット。名台詞や名シーンの数々も大胆カット。登場キャラも大幅カット。
山王工業の圧倒的な強さも十分に描き切れずに、そんなに河田兄にボコボコにやられてる感じもしない赤木や、そんなに疲弊してなさそうな三井。そんなに背中も痛そうでない花道に、そんなに沢北にボコられた感じもしない流川。と、なんか山王工業が…元々あまり強くなさそうなチームのように描かれてしまった印象でした。
宮城の過去編をやる為に、かなり端折られまくって駆け足気味に山王戦が描かれてしまった事は、まさに残念の一言です。
良いね
花道の声はコレじゃない、マンガのハルコさんはどこいったと思いながらも、引き込まれてしまった。
何度観ても、「みっちゃーん!」と心の中で叫ぶし、ラストは会場が一体となり無音で固唾を飲んで見守る。
マンガは、テレビアニメは、映画にしたことで、と言ったこうであって欲しいと言う譲れない確固たる作品のイメージがある方には受け入れられないこともあるかと思う。
でも、「今」の井上先生が表現したいと思った作品で、作品への心残りだったり、多くの作品を手掛けた後に改めて描きたい、表現したいと思った作品なんだなと感じた。
本当に何度でも蘇える、漫画で見た光景が。
そして心の声や、手が自然と動き、作品への同調、観客としての一体感を感じられる素晴らしい作品だと思う。
できれば試合シーンだけを永遠に繰り返したい。 だから早く円盤が欲し...
できれば試合シーンだけを永遠に繰り返したい。
だから早く円盤が欲しい。
でも映画館のサイズで観たい。のでまだもう少し映画館へ通う。
体温が3℃は上がってた
こどものとき以来のスラムダンク……
はぁ…………
体温が3℃は上がってた。
いやはやとてもとてもよかったなあ………
努力!
友情!
勝利!
こどもの頃の自分。
大人になった自分。
どちらも肯定してくれるような映画だった。
こんな興奮味わえるなんて!!
漫画読んでから見ようと思っててやっと観ることができた!!
うわ〜本当すげぇ!コートの上を動いてる!!
興奮が止まらない。
アニメであんな疾走感出るなんて本当凄い。
各キャラのコート上の動きも分かるし、トラップとかも映像化して分かりやすかったし本当アニメ化してくれて良かった。
あと10FEETの劇中音楽入るタイミングが最高すぎ!テンション上がりまくるよ、ほんとに!!
漫画では描かれなかった宮城リョータの過去にフォーカスしていて、より物語に重みが出てきて良かった。
これ他のキャラの視点で何回でも観れるなぁ。作って欲しい。
ウルっとした。
何も前情報無く、ただ面白いらしいという評判だけを聞いて、観に行ってきました!
原作やアニメも相当昔に観たきりだったので、久しぶりだなぁ、と原作を思い出しながら鑑賞。
りょーちんってこんなに暗い過去を背負っていたのね。
最後の試合の数十秒は、手に汗握り過ぎてほんとに息が止まりました。
試合の終わり方が感動的!
他のメンバーの続編もあると期待してます!
受け入れるまで時間はかかったけど
やっと見てきたけど、GWやはり激混みでどこも満席…!
少し足をのばして鑑賞してきました。
私は、アニメ&漫画は友達に借りて一通り読んだくらいの浅めでありつつ、ドンピシャ世代です。
まずやはりオープニングのキャラクターが描き込まれながら歩いてくるシーンの高揚感はさすが。
これは絶対アニメ、漫画を知る世代の人はいろんな思いとか期待とかが溢れて掴まれちゃうヤツだと思います。
the birthday の曲もかっこよく、最高の始まりで、一気に色付けられたキャラクターたちが勢揃いでとにかくかっこいい!!
あーオープニングだけでも何回も見たい!
個人的にthe birthdayとスラムダンクって結びつかなかったんだけど、これはやはりスラムダンク世代を釣りに来てるんですかね?
とりあえずとても良かったです。
本編に関しては、しばらくは、宮城リョータに後付けでこんな重たい過去背負わせるなよ…って気持ちが拭えなくて、結構しばらく入り込めず…。
原作の、青春感ギャグ感のあるイメージとの違いに、絵のタッチ等も相まって静かでもの悲しい感じにも苛立ちすら感じてしまった。
とは言いつつ、私も弱小ながら高校運動部の真剣さと思春期ならではのそれにかける思いは、多少なりともわかる身としては後半涙が止まらず、リョータのお母さんへの手紙あたりから涙腺崩壊して、そのあとはなぜかずっと涙が流れて止まらない状態に…。
結果のわかってる試合でこんなにもまた日本中泣かせるってやっぱりすごい構成だったと思います。
音の使い方、また、無音の使い方、迫力あるコマ割りなど結果やはりすごい映画だった!
オープニング描写から最高!
2023
39本目
漫画のみ。
TV版アニメ、映画は未鑑賞。
まずは漫画が動いていた事に感動。
ありがとう。と感謝。
宮城リョータをフューチャーしたストーリーも良かった。
あの最終回に繋がる山王戦。
一つ一つの行動にストーリーがあり、漫画より深いレイヤーで鑑賞できた。
試合内容を知っていてもハラハラした!
これも楽曲が非常にマッチしていたのだと思う!
観るべし!!!
最高としかいいようがない
最後ハラハラして、本物のスポーツ観戦のようでした。もう1回見に行っちゃいたいくらいです。というか行きます。リョータの回想で泣いちゃいました。でも、お涙頂戴とかそういうありふれた安物の映画じゃないです。それより、スポーツってこれだなって思わせてくれました。上手く言えませんが。あとこれは個人的感想ですが、桜木花道のキャストさんは少し渋くてガッカリでした。アニメのあの可愛らしくて無邪気で馬鹿な感じが好きだったんですが、、、。でもまあ味があるので違和感は感じないと思います。物足りないとは感じました。
スポーツ漫画のすべてがつまってる
当時夢中で読んでいたマンガが映画になる?まぁ見てみようかなくらいな気持ちで鑑賞。
ストーリーも結末も、なんならセリフも知ってるのにこんなに楽しめるとは!!
スポーツ漫画の要素全てが詰まっているからこんなに面白いんだなと考えながら観ていたが、途中でそんな理由づけをする事自体がつまらないことに思えてきた。
深く考えずにわくわく夢中になって読んでたあの頃。いつの間にかそんな大切なかけがえのない時間の事を思い出していた。今は何事も頭で考えすぎてるのかもしれない。
リョーちんを深堀りする真正スラダン
第46回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作マンガは未読。
原作者が脚本と監督を担っている時点で、もうひとつの原作と呼ぶべき作品ではないかと思う。主人公を桜木花道から宮城リョータに変更し、キャラの掘り下げが行われていた。
そのドラマがなんとも見応えがあり、エモーショナル。
死別した兄へ抱く想い。母との不和と和解。迸るバスケへの情熱。こんなにもドラマに満ちたバックボーンを抱えていたのかと、リョーちんのキャラに深みが生まれ、魅力が増した。
テレビアニメでは描かれなかった全国大会・山王戦が映像化され、その試合の合間合間で上記のドラマがリョーちんの回想の形で挿入。下手すると試合のテンポを阻害しかねない構成だったものの(実際阻害している個所もあるが)、回想と試合における状況がリンクし、または過去の感情が伏線となって試合の中で回収され、さらなる熱いドラマを生み出すと云った相乗効果を齎していて、終始惹きつけられた。
その試合のシーンも映画館のスクリーンと音響で観てこそ味わえる迫力と感動に満ちている。原作の画がそのまま立体化し躍動しているかのような3DCGで描かれた試合は、画づくりと言い、音響と言い、ダイナミック且つスピーディーだ。
ライブ感覚で試合を観ているかのような臨場感だった。先の読めない一進一退の攻防に手に汗握り、勝敗が決する瞬間に無音になる演出もいい。思わず息を止めてしまった。
晴れて円盤化した暁には、試合のシーンを連続で観られるように編集した特典映像をつけて頂きたいところである。
一本の映画として成立させるためにひとつの試合を描き切ることに注力していて潔く、主人公のリョーちんだけでなく他の人物(主にバスケ部員)の見せ場もつくっている構成の巧みさはまるでマンガのコマ割りのように緻密で大胆。
ストーリーに関しても要素の取捨選択・換骨奪胎が素晴らしく(原作等で山王戦に至るまでの流れを把握している前提で端折られている個所は見受けられたものの)、キャラの心情などを説明し過ぎない映画的演出が見事だと感じた。
[余談]
マンガやテレビアニメでは描き易かったであろうコメディー要素が思い切ってオミットされていたのが残念。作劇上仕方の無いこととは理解出来るのだが、私が「スラムダンク」に求めているのは花道を中心としたコミカルな部分も含めての面白さだったから、好みの分かれる部分ではないかと思った。
[以降の鑑賞記録]
2023/05/03:T・ジョイ梅田
2023/07/29:T・ジョイ梅田(夜帯上映,ドルビーシネマ)
2023/08/03:大阪ステーションシティシネマ(山王戦当日)
2023/08/30:T・ジョイ梅田(ドルビーシネマ)
2024/04/04:Ultra HD Blu-ray
2024/06/14:Netflix
2024/08/30:T・ジョイ梅田(復活上映,ドルビーシネマ)
※修正(2024/08/30)
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