竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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すごく深くて綺麗!
とにかく皆さんが言うように本当に映像が綺麗でした!歌もすごく深くてすぐダウンロードしましたり1回は映画館で観るべきだと思います!
内容が薄いとの感想をTwitterなどでもよく見ましたが、私はとても深いと思いました。ざっくりいうと、綺麗事の愚かさと行動に移す勇気を学ぶことができたなと感じました。他人の子を助けて亡くなった母親に なぜ私より他人の子を助けて死んでしまったの? と否定的な感情を抱き、父親とも上手く話せていなかった主人公が、母親と同じように他人の子を助け、自分の感情を乗り越える姿にとても感動しました。ネットの良くないところが目立つ今の世の中ですが、この映画を通してネットの良さが伝わりました(T^T)
Uという仮面を被って活躍している、自分を正義と信じすぎている、自分の大切な人を守るために自ら悪役となる、ほんとに様々なキャラクターが居て上手く伝えられないのですがほんとに素晴らしい作品でした!!あと2回は観たいくらい!!
超展開すぎる
今どんな状況なのか、何がしたいのかが伝わりにくい作品だと思った。
現実世界とUの世界の物語の繋がりが見えるでもなく、真反対になるでもなく、微妙にズレて展開されるせいで上手く物語に没入できなかった。
また、恵と忍の2人の主人公に近い男の明確な役割分けが分からず、どちらか1人が同じ役割を担うか忍の役割を消すかしないとやりたいことが伝わらずただ趣味に走っただけみたいに見えるので微妙だと思った。父親の役どころも微妙だったりするため、それいる?みたいな役どころの人物が多く勿体なかった。
上記理由から感情移入もしにくい。
また、美女と野獣のオマージュでは済まないほどあからさまにモチーフを使いすぎているせいで、そればかりが気になり感動するはずの城のシーンも釈然としなかった。
なにもかも微妙な作品のため、おすすめはしない。
サマー・ウォーズを絶対に越えられない映画
まず音楽、歌、映像については高評価です。どれも深みがありのめり込む事にそう時間はかからないでしょう。CDは確かに欲しいと思えるでしょう。
しかしストーリー性、主人公とUの説明掘り下げに時間を使いすぎて竜やヴィランに割く時間配分が圧倒的に足りない、都合が良過ぎるデウス・エクス・マキナ、せっかくの世界観が生きていない等のあげれば切りが無い残念な部分が目に付き楽しめない。
何より暴力表現がありながらこれと言った注意が無く鑑賞してから気付き、殴られた過去を持つ自分にも怒りと不快感を植え付けられました。
繊細な内容を事前に注意もせず全国ロードショーしてしまうほど細田監督は落ちた事に悲しみさえ覚えます。
サマー・ウォーズの続編と聞いて楽しみにしていたのにただただ眺めるだけの拍子抜け映画、決して過去の栄誉を越えられない作品。
サマー・ウォーズが好きであれば好きであるほど単純な規模の小さい内容に落胆します。
見るならば自己責任で。
つまらない
各描写がめちゃくちゃで、何でそうなる!?ってシーンがおおかったです。
この映画では虐待や暴力といった内容に触れますが、この辺りは繊細な問題で過敏に反応してしまう人がいるので告知するべきです。
実際私も過去のトラウマが爆発して見終わってから吐き気と心臓のドキドキが止まりません。今現在深夜過ぎても寝れずに涙が出そうです。
映画館で途中で退席しようとしたのは初めてでした。最後まで見てもただただきつかったです。ハッピーエンドの持ってき方が強引過ぎます。
虐待してた父親がjkに睨まれて腰抜かすシーンは訳分からず笑いそうになりました。
あの兄弟はこれから大丈夫なんか?と思います。
歌と映像に高い評価が付いてますが、音楽好きでも無い限り見てるのきついと思います。私自身は音楽や映像見るの好きですが、ストーリーが陳腐過ぎたのでラストのライブシーンもただただ苦痛でした。ミュージカル苦手な人はきついかも。
こんなに後味の悪い映画は初めてでした。楽しそうな告知からこれはひどい
詰め込め過ぎてまとまりがなく、釈然としない作品
全体的にストーリーが散らかっていて、ワンアイディアを集めて無理やり繋げたようなまとまりのない作品に感じました。
中村佳穂さんの歌は感動しましたし、映像は綺麗でしたので、★1にしました。
こうすれば泣くでしょ。的な持っていきかたや、ネット社会が普及している現代の人間関係への社会風刺、美女と野獣のオマージュなどメッセージ性を持たせたい意図が透けてしまって、だいぶ序盤で冷めました。
その他に気になったのは・・・
主人公と父の関係はなぜここまでこじれているのか(母の死には直接関係ないのに)。
友人のススメで「U」をはじめて、1回歌っただけで全世界でバズる。しかも数日で。
母の死がきっかけで歌うことが出来なくなったのだろうが、きっかけもなく急に歌えるようになる。
主人公は引っ込み思案でクラスの端っこにいるキャラかと思えば、中央的な女の子(陽キャラ)と1対1で和気あいあいと話すシーンがあったりして、立ち位置が不安定。
忍の立ち位置がよくわからない。彼が実は「竜」だったのなら、まだまとまりがあった。
もしくは、父が「竜」なら、また違う落としどころがあったのではないか。
DVをしているであろう他人の親へ東京→大阪を、女子高生一人で向かわせてしまう周囲の大人や友人たち。
女子高生がDV親を睨みつけただけで尻もちをつき、逃げてしまう。
そして、虐待問題は解決していない。
音楽は良いのに、フェードインフェードアウトがシーンに合っていない。
曲が入ってきた瞬間、何回かズッコけそうになりました。
素顔を晒して聴衆が泣くシーンは、アノ曲ではなかない。「歌よ」だと思う。
そもそもタイトルが「竜とそばかすの姫」ではない。主人公・鈴の物語なので、例えば「鈴-ベル-」とか。
幾田りらちゃんは本業声優かと思うくらい上手かったですが、それ以外のタレントはキャラと乖離しており微妙でした。
よって、ジャスティン役の森川さんだけ際立っていました。
「サマーウォーズ」が好きだっただけに、それ以来の感動が味わえるかと期待していましたが、残念でした。
もっとシンプルでストレートな細田作品を期待しています。
竜の正体は、すぐ分かったけど学園アイドルの好きな人を外した件。
青春なんて遠い昔さ。
佐藤健氏の声を加工せずに使ったっていうから、てっきり歌うのかとエンドロールまでソワソワしてた阿呆は私です。
健氏が歌ったら、ミュージカルだったけれど、どちらかといえば、壮大なミュージックビデオ?な映画。『君の名は』をミュージカルという人はいなかった気がするけれど。。。歌の位置は、本家の方が登場人物、ガンガン歌いますから。
それよりも!親子、しかも、血縁や父子をテーマにしている細谷守監督が、今回、ぐっとつっこみました。私は、そこがもっと評価されるべきかと思う。むしろ、そこだけにフォーカスすると、見る人が限られるから、前半に緩衝材を詰めてもらったと思う。辛くて泣いてしまったのだが…非現実的なラストではあるけれど、知らなくてはいけない現実があることを、私達は知らなくてはいけない。
母親が鈴に伝えたかったこと
冒頭の母親が見ず知らずの子供を助けに川へ飛び込むシーンは喉の奥が痛いほど熱くなりました。
なんとなくそうした理由がわかる気がしました。
母親は根っからの優しい人だったのだとも思いますが、娘の鈴にも知らない誰かが困っていたら自ら行動を起こして助けてあげるような人になってほしかったのだと思います。
そして実際鈴は自然と優しい子に育ちました。(前脚のないワンちゃんに優しく接するシーンが印象的でした。)
名前も顔も知らない龍を助けに行くということにこの映画のメッセージ性を感じました。
話は変わり、大きな鯨が出てきましたが、バケモノの子にも白鯨がでてきましたよね!
アメリカの文学書に白鯨がありますが今回もなにか関連性があるのか気になりました!
想像力を膨らませて観てみると非常に面白い作品だと思います。
はなればなれの君へ
この物語はもちろんすずの成長ストーリーだけど、最後の曲「はなればなれの君へ」にこの物語の全てが詰まってる気がする。
この曲を一見聞くと竜の為に歌っているようだが、実はこの曲は前から作ってた曲で、あの嘔吐のシーンで必死に歌おうとしていたのがこの曲だ。
そうこの曲は母親の為に作った曲なのだ。
母に会いたいという想い、でも現実には会えない目を閉じた時にしか会うことができない。会いたい、はなればなれの母。
そして母親の事を想ってこの歌を歌えたその時、自分のしているケイ達を助けようとする想いが、母親の行動と重なり、母親の行動の意味を知る。
この事を知った時の、母親と和解できた悲しいけど嬉しい不思議な気持ち。世界が生まれ変わったように輝き出す。
母親と紡いできた「歌う」ということが、母と共に生きることであり、自分の一番の幸せであることに気づいたすずは、もうベルというアバターに頼らなくても歌うことができる、いやすずやベルという姿はどうでもいい、歌うことこそが私の喜びであり幸せだと気づき、最後に母親にいつまでも歌を歌い継いで行く決意と愛してるの一言。
だからケイにも、しのぶにもありがとうだったのか。
見守ってくれた周りの人達の為にそして母の為にこれからもずっと歌い続けてほしい。
どうにも最後まで腑に落ちなかった
仮想現実と高知県伊野の現実の間にある繋がりが、どうもしっくり来なかった。そして突然出てくる多摩川でのDV。その辺が繋がるのがインターネットなのだが、どうもしっくり来なかった。
それぞれ面白かったのだがシナジーが感じられない。そこに馴染めないのは歳を取ったからなのだろうか。
誹謗中傷やデマの拡散などネットを取り巻く問題を取り入れていたが、正義感のヒーローもまた後ろ盾をなくし叩かれる側になるのだろう。解決など出来ない事だろうがモヤモヤが残る。
多摩川の件もまた解決されないが、伊野の人たちは達成感に包まれる。うーん、しっくり来ない。率直に言うと評判ほどいいとは思わなかった。
個人的には専門学校の同級生の郷である伊野町が描かれたのが嬉しかった。一度行ってみたい場所になった。
後日。。。
劇中歌が印象的だったのでサントラをダウンロード。中村佳穂?あ、そうだったの?!調べると声も当ててる?!えっそうなん?!森山良子?清水ミチコ?坂本冬美?岩崎良美?何なんこれ?!
知らずに見てよかった。
とにかく萎える
歌声と、それに伴うPVシーンは素晴らしかったので★1です。
・母親の死因は父親にはないのに、なぜああも親子関係が拗れているのか(母親が亡くなった当時からすると約10年?)
・毒舌すぎる友人(友達やめるやろ……というレベル。もしくは主人公はドMなの?)
・竜と心を通わせるシーンはどこに?
・あれだけ嫌われ他プレイヤーに害なす存在なら、運営が動くのでは?
・ガストンポジの連中は、なぜああもアバターを剥がすことに躍起になるのか
・オシャレなマントの柄に見えるけど、何故皆あれがアザだとわかるのか
・主人公がそこまで竜に入れ込む理由がわからない
・美女と野獣の劣化コピー
・結局、主人公とその彼氏がお互いに言いたかったこととはなんだったのか
・やたらとシミュレーションゲーム調で描写されたJKたちの大騒ぎっぷりが意味不明
・JKの眼力で腰を抜かす大人
・結局虐待問題解決してない(主人公が駆けつけたからといってなんだったのか)
・虐待親がいるとわかっているところに一人で向かわせる周囲の大人や友人たち
・竜を取り囲む謎の萌AIたちの存在
・一体いつのまに、リアルでも固く抱き合うほどに信頼しあっていたのかわからない二人
気になる点を挙げるとキリがないくらい、まったくストーリーのテンションについていけない映画でした。
本家のように積み上げた時間やエピソードがないから、ダンスシーンとても薄っぺらい……ここは、萎えるのを通り越して不快なくらいでした。
美女と野獣のシーンをいくつも真似、真似るためにわけのわからない萌キャラを取り巻きにしたのも本当に謎。
全然土台ができていないのにインパクトのあるシーンだけを真似ているので、本当に浮いて見えるというか……一体なにが起こったのかよくわからずにポカンとしてしまいます。
竜の正体の子たち、部屋の描写というか父親の話し方というか、醸し出す雰囲気からアジア系外国人かとおもっておりました。
いっそネットの世界という設定ではなく、人気の歌姫×嫌われ者の竜のファンタジーにした方がよかったのではないかと思う……とにかく全シーンに於いて萎える映画でした。
観賞を楽しみにしていたので、とても残念です。
大切にされない主人公
綺麗な映像と歌声を聞く映画でした。
後のことを考えず、全世界に素顔を晒す主人公
夜間、女子高生が1人で東京に行くのに心配もされず資金援助もされない主人公
感動よりも、もやもやが勝ってしまいました。
演技も…です
映像・音楽を楽しむと割り切った方がいい
前情報で映画館で見た方が良いと聞いていたのでIMAXで視聴。
噂通り映像・音楽が素晴らしかった。特にオープニングのライブシーンは鳥肌モノ。
逆にストーリーは酷かった。
前半はまだ観れたが、後半は置いてきぼり状態。
鈴が竜に惹かれる(正体を知りたがる)のが唐突でよく分からないし、美女と野獣のオマージュも無理矢理入れたようで展開についていけない。
高校生の噂、恋愛事情、ネットの炎上、児童虐待、親子の不和、等々重いテーマを詰め込みすぎて結局何が言いたかったのかボケてしまった。
あとは驚いたのが声優陣。
父親の声があまりに合っていないので下手くそなゲスト声優かと思ったら役所広司。声質とキャラクターの年齢が合っていないから?
逆に幾田りらが上手で驚いた。
星1にしようと思ったが、映像・音楽分で星2にしました。
ストーリーが…
■気になった点
・現実世界から離れてもう一つの人生を送れる?のが「U」なのにアバター自動生成なのは何故?自分の本質や才能からは逃れられないってのはデメリットでしかないように感じる…
・完璧に見える歌姫ベルにもアンチがちゃんといるって展開リアルでよかったのに、最後竜を大人は批判子供は賛同ってくっきり分けてるのが結局年代という大きなくくりで分けて判断してるんだって思ってガッカリした。中の人を隠して多様性が許容されるのが「U」(ネット)なんじゃないの?
・最後、主人公が直接会いに行って何ができるの?
未成年が現場に行っても何もできない、大人が通報できたのだけは評価できるけど解決まで見せられないなら虐待なんてセンシティブなテーマを使うべきではないと思う。
あと最後竜と鈴が抱き合った時のスキンシップや台詞が初対面の年下の少年と、と思うと気持ち悪かった。
・要素が散らばりすぎている、とりあえず明らかにいらないキャラを削ったほうがいい
鈴の幼馴染とお父さんの役割薄すぎるので1人削ても問題ないと思う
・セリフに違和感
色々な場面で細々あるのですが竜がライブ動画で「助けて」を連呼する場面あえての演出だとわかりますがリアルな感じが無く嘘っぽくなるし1度で全然伝わるのでやめてほしかった。
あとベルが竜を初めて見て「あなたは誰?」って第一声(記憶曖昧)で言うのも意味がわからない。
・演出は真新しさが無い
ベルの歌唱シーンも特に真新しさを感じずトレーラー以上の驚く演出が無かったので少し肩透かし
■良かった点
・キャラが可愛い
ベルがディズニープリンセスの愛嬌とジャパンアニメのいいとこどりでとても可愛かった。
ペギースーの動きがディズニー意識しすぎてちょっとパクリみたいになってしまったのが残念ですが…
・曲がいい
鈴の歌声は綺麗だし、ミレニアムパレードの曲でサマーウォーズの冒頭で感じたワクワクが蘇りました。
ネタバレあり。鈴が一人で向かった理由。問題は…児童虐待ではありません。
竜は児童虐待の被害者で竜を父親の暴力から助ける…と勘違いされがちですが、本作の問題点はそこにはありません。竜の母は顔写真を割られていることからも竜に憎まれています。つまり母親がいないのは離婚により去ったことが予想されます。竜の父親は二人の子供の親権をとり、豪華な子供部屋を与え、自由にパソコンやネットをやらせて何不自由なく育てようとしています。竜がネット上で豪華な城を持ったり、防壁たる人工知能を5体も従えているのには相当なネット課金が必要だったはずです。竜の父親は経済的に豊であり、お金が子供を幸せにすると思っています。ただ接し方が全く分からないのです。愛情の伝え方が分からず、規則と躾けが教育と思っているです。けして子供へ暴力を振るいたいわけでもなく、何としても家庭を守ろうとしています。
鈴は竜本人を見て、竜に必要な助けは殴られた傷ではなく、愛の欠乏による心の傷であることが分かります。母親から捨てられ、Uの精神スキャンでバケモノ認定された竜が誰からも見捨てられた存在でないことを示すため、鈴はひとりで竜の元へと向かったのです。周囲の大人達は竜のことを知らないので単なる児童虐待として保護を求めましたが、鈴は竜の問題点の本質を理解していました。竜が本当に「助けて」欲しいのは父からの暴力でないのです。父親が悪人でないことも分かっています。だから一人で向かったのです。そして直接抱きしめることが大切だったのです。
本作のキーワードは「欠けたコップ」と「前足のない犬」です。
どちらも誰かの助けを受けて存在を保っています。母の喪失によって心が欠けてコミュ障になった鈴も同じです。鈴は多くの優しい人々に守られています。U世界で自己解放した鈴は欠けただけで何者からも補完されない竜を見てショックを強い受けたのでしょう。誰なのか?どうして誰も彼を助けないのか?人はヒトのままでは動物のままです。人と人が繋がり、はじめて人間として社会に適合するのです。本作は「人が人間」になるお話。鈴も竜も同じ課題を背負っているのです。フランス文学「美女と野獣」では意地悪な王子が魔女に呪いをかけられて野獣になり、愛されることで人間へと戻りますが、本作では母に捨てられたことで自己承認できない少年が愛されることで自己を取り戻すのです。
どんなに時代が変わろうとも科学が進もうとも、人は他者から認められ愛されて初めて人間となり、他の人を守っていけるいう人間真理は変わることはありません。空にある入道雲と同じように永遠の真理なのです。
美しい映像、音楽などの娯楽性を持ちながら、極めて文学的な内容の作品だと思います。
ディズニー版アニメ「美女と野獣」と対比する人もいますが、ディズニー版はただの童話となっているので深みが全く違います。本作にエンタメ的な要素を期待して鑑賞すると何を観ているのか分からず、「あまり面白くない」という感想になってしまうのだと思います。
詰め込みすぎて普通。
期待しすぎた、サマーウォーズ越えならず!サマーウォーズが大好きなので、細田守の仮想世界の設定にとても期待し、楽しみにしていた、、、が!面白かったのは前半くらいで、なんだかヌルッとラストまで視聴者を置いてけぼりにしていった感が否めない。若者のSNSへの依存、現実とは違う自分でバズる、家庭内暴力、恋愛などなどいろいろな要素を詰め込みすぎて、結局何を1番伝えたかったのか分からず終わってしまう。お母さんを追って川に引き寄せられているのを止めたのが、忍くん。その場面に居合わせたからこそ忍くんは鈴を心配して学校でも声をかける。お母さんも歌が上手く、歌唱サークルのおばさま方は、お母さんと仲良くしていたために、母親の歌声と鈴の歌声が似ているところがあるから、鈴がベルだと気付いていた、お母さん代わりになろうとそれぞれが鈴を心配してお節介になってしまっているなど。キャラ立ちもせず、下手に恋愛要素も詰め込んで、大事な部分は回想シーンのみ。もっとキャラの深みを出せるような設定を丁寧に伝えてほしかった。竜に惹かれるベルだが、なぜ惹かれる?自分の似ているところがあるから?なぜ、どうやってその感情に至ったのかを深掘りをせずに抱きしめたり、城を探したり、、、ベルが薄っぺらいヒロインに見えてしまう。カヌーの元気キャラと美少女キャラも凄まじく薄い、、、、。ただ、映像美や歌唱シーン、映えという部分ではさすがであった。ライブ感に興奮して、ただ楽しめる。今時な作品にしたい、流行りを取り入れたい、興行収入を上げたい、そこを目指すなら合格点だろうが、細田守監督、、、、もっとやれるはずです!!感動も泣けもしない、うーん、何の時間だったんだろうと終わってからの余韻やスッキリ感ではなく、モヤモヤが残るって残念。なんだか芯がブレてない?大丈夫?
映画じゃなくMVとしてなら良いと思う
まず音楽と映像美が本当に良かった。特に冒頭のシーンは本当に良かった、一気に世界観に引き込まれて鳥肌が立った。
でも逆にそれを超えるシーンが無かったかな、ラストのベルがアンベイル?されて歌うシーンはほんとに綺麗で歌も良かったんだけど、クジラの上で元のアズ?になってて、個人的にすずとして歌って欲しかったからモヤモヤした。
自閉症の子、DV、SNSの誹謗中傷と偽善、問題提起はあったけどどうしたいのかわからないからなんか纏まってなく感じた。
あと後出しの設定も多かったかな、合唱団に所属してるのはお母さんが参加してたからとか、後半の写真見てようやくすずが所属してた理由がわかった。俺の理解力の問題かもしれんけど、他にも後出し設定みたいなのあった気がする。
一番納得できなかったのは、自閉症の子のとこ向かうのなんで女子高校生1人だけなん。大人やせめて男が居ないのはどうなんって凄い思った。描きたい展開描くためにキャラがチグハグな感じ。
あと、俺の好みの問題だけどエンドロール行く前にすずが歌おうとして終わったんだから、エンドロールの最初の曲も最初に流れた曲で終わって欲しかったな。
箇条書きだけど思ったのはこんな感じでした。
見て損したとは俺は思わなかったけど気になるとこは多かったです
確かに評価がわかれるのがわかったような
一言で言えば、テーマが重い です
大人には、言いたいこともわかるけど、なんかもやもやして退屈な時間になってしまった。
子供達には⁉️でしたよ。
飽き始めてしまい、困りました。
脚本がどうのこうのってのも、わかる気がします。上手くまとめたつもりが何故にこうなるかがわからない。辻褄があわなかったりして、なぜなぜなぜにそうなるねん⁉️でした。
普通だと有り得ないことばかりでした。
ただ、絵は、綺麗ですね
これでもかというぐらいグラフィックが良く
歌も良かった。
次回作に期待します。
フレネミー⁉︎
ネット世界と、高知の田舎のビジュアルが美しいが、ストーリーに納得がいかない感。
特に、すずちゃんが歌おうとする所で、あなたはそんな事はできない!、昔の自分に戻りたいの⁉︎と、親友が全否定に入る所で、ドン引き。これでは邪悪なフレネミー(friend + enemy)では…。
とはいえ、すずちゃんが、いきなり有名になり、自分の歌声を思うがままに披露できるアバターライフを満喫した、という描写もあまりないので(むしろ終始戸惑っている?)、この発言そのものに納得感がなかったりもするのだが。
サマーウォーズとは別の
サマーウォーズと設定が似ているが少し違う。ベルと龍を中心とした、匿名世界と本当の自分って?について悩む若者の青春もの。
サマーウォーズは主人公の周りがそこそこ立っていたが、今作は主人公の親友一名以外ほぼ空気。主人公のあこがれ、しのぶ君は龍の正体のミスリード要員だったからね。ベタでもいからしのぶが龍の正体でラストに主人公と結ばれる展開がよかったかも。あと龍の正体の虐待された子らも救われたのか、大人の手が入ったのか不明で投げっぱなしだし。
ベルは歌声は素晴らしいがイマイチ歌詞が聞き取れず。美女と野獣リスペクトは良かった。ベルのデザインはディズニーだから配慮したのかな。でも細谷映画のキャラデザの貞本義之要素が薄いぞ!
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