竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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現実問題を取り扱った割に…
結局の所Uの世界観が深掘りされてないから補完のしようがない所がある。
そこに目を瞑った上で深掘りしてみても、現実描写の場面なのにご都合主義辛いという箇所が割と見受けられる。
特に目立ったのは主人公周りのキャラクターの心情描写。Uではなく現実描写のターンのはずなのに
「この心情は絶対ありえないだろ」とツッコミを入れたくなる場面が多かった。
自分はそこで「現実問題を取り扱ってるのに幕引きがファンタジーじみてる」っていう細田作品の悪いとこが如実に出たような気がして2回目行こうとは思わなかった。
大まかな要素として、
「ストーリーの主軸の考察はある程度の伏線描写から補完可能だが、不確定要素が多すぎで納得がいかない」
「主人公の周辺人物の心情描写が雑、不可解」
「舞台設定に含みを持たせてるのが逆に迷走を招いてる」
「ストーリーの作り込みが甘い」
この4点よりストーリーには没頭出来なかった。
ここら辺補完した書籍でも出たらまた見方が変わるのかもしれないが、ストーリーに高評価は出来ない。
音楽・表現・挿入歌の点で+1。これは素直に没入出来る。
<結論>映画館で見たら2回目はいいや。
例えて言うならパフェのような作品
映像美や圧倒的な音響のこだわり、日本アニメーションらしい細微なCGディティールから入り、作品世界への没入感一瞬にしてある。
現実生活や過去のトラウマからくる現実逃避と成功する仮想空間の二面性を交互に進めていき、終盤になるにつれそれが、一つのストーリーへと束ねられシンクロしていく構成であり、感情移入しやすい作りになっていると思います。
パフェと例えたのは終盤になるにつれ、作中に溜まった疑問やあるであろう答え合わせがなく、コーンフレークのようなやや、肩透かしというか、あれはどうやった?感のある転結だからです。
合唱のメンバーやリアル同級生などベルの素性を知る人々のアズは作中出てきて、「こんなキャラクターなのか!」と思えるのですが、キーとなるのかな?と思ったアズとリアルの人々の答え合わせがなく終わる点、すずは付き合うのか!?など、パフェでいうと最後の底のちょっとのところにスプーンが届かないモヤモヤ。
ただ、終わって思い返すとあれはああいうことなのかな?あれはそういうことなんだろうなのような余韻のマジックはすごいです。
結構しっかり記憶にのこる作品です。
最初の圧倒的な彩り豊かな美しいところから底細りが少しこのモヤモヤさに拍車をかけます。
この伏線回収だったり、答え合わせというところはBlu-ray発売のOVAなどで収録されてたりすると、作品世界のひとつのピリオドが打てるので、期待したいところです。
ポイントポイントで美女と野獣のオマージュカットや曲を入れるところなど飽きさせない工夫、考えながら観てても話の主軸がスッと入ってきやすいところは大人から小学校高学年くらいまで楽しめるのではないかなと思いました。
ちなみに場所を特定しようとしたシーン。
二子玉川で観てると「ここらへんじゃん」と思えるので違った没入感がありますよ!
アニメでしか表現できない世界観に感動
中村佳穂のMV
こうゆう起承転結がうまくいかない映画は物語ではない。見た後から消化不良がとまらん。気分悪くなる。
良かった点は、絵、音楽、パートごとの演出部分、高知県の仁淀川、校舎の作画
特にネット世界の美しさ広大さ、主人公の歌の素晴らしさに目を見張った。
そこだけは良かった。
久しぶりに映画で見て良かったと思ったが、、、、、、、
悪かった点は、無駄に多い登場人物がほとんど伏線がない点。
主人公のなろう系の自己中心性。なんで周りがあんなに協力的。展開が唐突すぎる。
途中からどこに向かうか意味不明になる。
多分、別の映画を3つ強引に繋げて作ったと思ってしまう。
場面の演出に凝りすぎて最後に伏線があるかと期待したが、全くなかった。
見たあとずっと消化不良気味。
オリンピックの開会式閉会式のよう。
初めの方は演出に感動してネット世界が凄い事になってきたと興奮するが、途中からずっと疑問符❓が止まらなくなり、竜と主人公の関係が本質的に全くない、世界の人達との繋がりに具体的な意味がない。登場人物に伏線がない。要するにドラマがない。カタルシスを全く感じない。未だに消化不良が止まらん。高評価な人は、多分想像力で補完していると思う。
10年前に見たマドマギは、同じぐらい素晴らしい映像で、
ちゃんと物語を完結させたが、これは中途半端すぎる。
見るんじゃなかった。
ストーリーが残念
映像美!
低評価は気にせず、驚異の映像と音響を映画館で楽しむべし。
「竜とそばかすの姫」をTOHOシネマズ日比谷で鑑賞。細田守作品は、傑作「おおかみこどもの雨と雪」以来。実は、映画.comのユーザーレビューがいまいちなので、どうしたものかと思って躊躇していたが、凄く良かった😍‼️
ホント、低評価のレビューなんかに乗せられずに、映画館に行ってよかった!元々、日本の映画評論家の批評は、褒めてるのか貶してるのかわからないので参考にならないが、日本の場合は映画サイトのユーザーレビューも当てにならない、特にアニメはマニアの感情が入るので(トイストーリー4のレビューとか典型)参考にならないことも多く、映画を観に行くときの指針がないので困ってしまう😔
ネタバレは勿体ないので、細かくは書かないが、「おおかみこども」が大好きな私としては、本作もテイストの似ているところがあって、うるうる😭💦
主人公の「ひたむきに頑張る姿」、胸を打たれるものがあった。
確かに、ストーリーに突っ込みどころはいくつかあるが、映像と音楽のパワーで十二分に押し切っており、観る価値のある作品。こんなパワフルな世界観、なかなか映像化するのは難しいはずで、まさに、marvelous❗️驚嘆させられる。
アニメでは新海誠作品が大好きな私だが、細田守作品もさすがのcreativity(想像性、創造性)。個人的には、宮崎アニメより、こちらのほうが好き。
確かにストーリーにやや難があるので、ホントは甘めで星4.5くらいが妥当だが、3点前半とかありえないので、あえて星5つ⭐️
映像と音響が大変素晴らしいので、前後左右一席空いている今こそ、人が少ない時間帯にぜひ、映画館のスクリーンで観るのをお勧め。
歌と映像は良かったです
稚拙だが絵が綺麗 以上
映像と音楽は良かったので+1点
映像と音楽は良かったです。IMAXで見てよかった。
でも長尺のシーンは見続けるのが苦痛になるところが時々ありました。特にライブの前座みたいなシーン。
脚本は残念でした。宣伝にあった「この出会いは偶然ではなかった」は何だったんでしょうか?展開がなかなかに無理矢理でしたが、美女と野獣のオマージュがやりたかっただけですね?
話の締めは監督の倫理観の薄さを感じました。社会問題の扱い方が気持ち悪すぎて不誠実にも程があります。本当に脚本のネタでしかないんだろうな。論外です。映画は脚本あってこそだと思っているので、今後細田監督はMVとかにでも注力していただきたいです。
まあ、批判も含めてもっともっと盛り上がれ!ですものね。次回作はもう映画館で見たくないです。苦痛。
傑作だとは思うが私は気に食わない
演出が本当に素晴らしかったです。現存するアニメ映画で最高峰と言っていい、圧巻のモノだと思います。美しい音楽と映像は勿論、台詞回し、カメラワーク、場面転換。広い意味で「演出」と呼べるものは全てが考え尽くされており、観客に伝えたいであろう情報が、本当に効率良く伝わってきました。所々で描写不足を感じることも無くはなかったですが、それは単純な作品の面白さだったりテンポの良さだったり主題を際立たせる為だったり、何かしらのメリットとデメリットを取捨選択した結果であると分かります。 そこだけとっても、紛れもない傑作だと断言できます。
そんな傑作の、何が気に食わないかと言いますと、テーマです。この作品では、苦境に立たされた者に手を伸ばすことの素晴らしさを一貫して描いています。例え望まれていなくても、例え助けられなかったとしても、人が人を救わんとすることは素晴らしいと。
これが私と合いませんでした。「私は」そうは思いません。助けを求めてもいない人は助けられないし、助けられない人全員を救おうとして生きていくことは不可能と、「私は」そう思います。はい、個人の意見です。この映画の価値が下がる意見ではありません。ただ、もし同じ考えの方がいたら、この映画は楽しめないのではないかと思います。
全ての人の心にむけて
現代に生きる人たちに向けて、とてもデリケートな部分を、とてもとても丁寧に表現されていると思いました。評価を下げている方の意見も見ましたが、観て本当によかったです。
あらためて、細田さんの思い願い、映画に関わってる方全ての思い願いが、現代生きる人たちに向けて、今伝えたいこととして形になったものと思います。目を背けてはいけないこと、人として心の深さ、狭くも広くも、己次第でありひとりの力だけでは限界がある。
人の心は、人によって磨かれ関わる人によって、良くも悪くも形がかわる
それを知った上でこれからの時代どのように生きるのか、人の世界をどんな世界に築いていくのか。
観た私達にその使命があること。
気づきの多いホントに素晴らしい映画でした。
子供の道徳の授業でも流していただきたい。
大人になっても我を忘れそうなとき見てほしい。
怒りを持ったとき、感情のコントロールができないとき、見てほしい。
映画としての正当な評価とは、
現代人への、訴えの深さがどれだけ深いところまで描けているのかも評価に値すると思う。
もし、「この映画面白くなかった」などと表現する人がいるならばそれは映画で、表現していることを全て否定的に捉えてもよいという言葉に聞こえる。
決して目を背けてはいけない現代の問題が描写しているにも関わらずそのような表現は、おかしいこと、人として恥ずべきことを深く認識いただきたいと思う。
期待し過ぎか
竜とそばかすの姫
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