竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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例えて言うならパフェのような作品
映像美や圧倒的な音響のこだわり、日本アニメーションらしい細微なCGディティールから入り、作品世界への没入感一瞬にしてある。
現実生活や過去のトラウマからくる現実逃避と成功する仮想空間の二面性を交互に進めていき、終盤になるにつれそれが、一つのストーリーへと束ねられシンクロしていく構成であり、感情移入しやすい作りになっていると思います。
パフェと例えたのは終盤になるにつれ、作中に溜まった疑問やあるであろう答え合わせがなく、コーンフレークのようなやや、肩透かしというか、あれはどうやった?感のある転結だからです。
合唱のメンバーやリアル同級生などベルの素性を知る人々のアズは作中出てきて、「こんなキャラクターなのか!」と思えるのですが、キーとなるのかな?と思ったアズとリアルの人々の答え合わせがなく終わる点、すずは付き合うのか!?など、パフェでいうと最後の底のちょっとのところにスプーンが届かないモヤモヤ。
ただ、終わって思い返すとあれはああいうことなのかな?あれはそういうことなんだろうなのような余韻のマジックはすごいです。
結構しっかり記憶にのこる作品です。
最初の圧倒的な彩り豊かな美しいところから底細りが少しこのモヤモヤさに拍車をかけます。
この伏線回収だったり、答え合わせというところはBlu-ray発売のOVAなどで収録されてたりすると、作品世界のひとつのピリオドが打てるので、期待したいところです。
ポイントポイントで美女と野獣のオマージュカットや曲を入れるところなど飽きさせない工夫、考えながら観てても話の主軸がスッと入ってきやすいところは大人から小学校高学年くらいまで楽しめるのではないかなと思いました。
ちなみに場所を特定しようとしたシーン。
二子玉川で観てると「ここらへんじゃん」と思えるので違った没入感がありますよ!
アニメでしか表現できない世界観に感動
普段アニメーションはあんまり見ないですが、この作品は素晴らしかった。
はじめは、歌と役者のセット売りかと、冷めた目で見ていました。見終わってみると、いい歌、物語の意外性、テンポと笑いがあって秀逸でした。
劇場で良い音で見ることをお勧めします。
中村佳穂のMV
映画というより、そんな趣。
内容的には日本版「美女と野獣」といったところか?
でも、本家(?)を圧倒するような力を感じるのは、やはり彼女の歌声故か。
とにかく、魂を揺さぶられるような感じ。
劇中のセリフの時のボソボソとした喋りとのギャップがそれを更に増幅させている。
いずれにしろ、彼女の存在感がハンパない。
宇多田ヒカルや倉木麻衣が世に出て来た時以来の衝撃!
こうゆう起承転結がうまくいかない映画は物語ではない。見た後から消化不良がとまらん。気分悪くなる。
良かった点は、絵、音楽、パートごとの演出部分、高知県の仁淀川、校舎の作画
特にネット世界の美しさ広大さ、主人公の歌の素晴らしさに目を見張った。
そこだけは良かった。
久しぶりに映画で見て良かったと思ったが、、、、、、、
悪かった点は、無駄に多い登場人物がほとんど伏線がない点。
主人公のなろう系の自己中心性。なんで周りがあんなに協力的。展開が唐突すぎる。
途中からどこに向かうか意味不明になる。
多分、別の映画を3つ強引に繋げて作ったと思ってしまう。
場面の演出に凝りすぎて最後に伏線があるかと期待したが、全くなかった。
見たあとずっと消化不良気味。
オリンピックの開会式閉会式のよう。
初めの方は演出に感動してネット世界が凄い事になってきたと興奮するが、途中からずっと疑問符❓が止まらなくなり、竜と主人公の関係が本質的に全くない、世界の人達との繋がりに具体的な意味がない。登場人物に伏線がない。要するにドラマがない。カタルシスを全く感じない。未だに消化不良が止まらん。高評価な人は、多分想像力で補完していると思う。
10年前に見たマドマギは、同じぐらい素晴らしい映像で、
ちゃんと物語を完結させたが、これは中途半端すぎる。
見るんじゃなかった。
ストーリーが残念
ストーリーがとにかく残念だった。もしかしたら何らかの理由で時間がなかったのかもしれないが、もっともっと練るべきだったのではないか、そう感じてしまうほど陳腐で退屈なストーリーーだった。そもそも、仮想空間というアイデアも、サマーウォーズですでにやってしまったのだから、新しい作品を作るなら違うテーマにすべきだったと思う。本作を見ながら、サマーウォーズはよく考えられたストーリーで面白かったなぁ、とそんなことが頭に浮かんだ。
映像美!
美しいです!これに尽きる。リアルが対極的に自然豊かな田舎というのも良かったです。
何故ベルだけ1人ずば抜けて美しい?とか1人で家族の問題に立ち入っちゃうの?とかいろいろ思うところはあるけれど、監督は敢えて極端な表現で伝わりやすくしたのかなと思いました。メッセージがとにかく真っ直ぐでとても伝わりやすかったです。
コロナ禍とか天災とか、直接コミュニケーションをとる事が難しくなったとしても人と人の繋がりを信じられる
素敵な作品。
大スクリーンで音楽と映像を堪能できるアニメ映画!最高でした。
低評価は気にせず、驚異の映像と音響を映画館で楽しむべし。
「竜とそばかすの姫」をTOHOシネマズ日比谷で鑑賞。細田守作品は、傑作「おおかみこどもの雨と雪」以来。実は、映画.comのユーザーレビューがいまいちなので、どうしたものかと思って躊躇していたが、凄く良かった😍‼️
ホント、低評価のレビューなんかに乗せられずに、映画館に行ってよかった!元々、日本の映画評論家の批評は、褒めてるのか貶してるのかわからないので参考にならないが、日本の場合は映画サイトのユーザーレビューも当てにならない、特にアニメはマニアの感情が入るので(トイストーリー4のレビューとか典型)参考にならないことも多く、映画を観に行くときの指針がないので困ってしまう😔
ネタバレは勿体ないので、細かくは書かないが、「おおかみこども」が大好きな私としては、本作もテイストの似ているところがあって、うるうる😭💦
主人公の「ひたむきに頑張る姿」、胸を打たれるものがあった。
確かに、ストーリーに突っ込みどころはいくつかあるが、映像と音楽のパワーで十二分に押し切っており、観る価値のある作品。こんなパワフルな世界観、なかなか映像化するのは難しいはずで、まさに、marvelous❗️驚嘆させられる。
アニメでは新海誠作品が大好きな私だが、細田守作品もさすがのcreativity(想像性、創造性)。個人的には、宮崎アニメより、こちらのほうが好き。
確かにストーリーにやや難があるので、ホントは甘めで星4.5くらいが妥当だが、3点前半とかありえないので、あえて星5つ⭐️
映像と音響が大変素晴らしいので、前後左右一席空いている今こそ、人が少ない時間帯にぜひ、映画館のスクリーンで観るのをお勧め。
歌と映像は良かったです
感想はこの一言に尽きます。
物語冒頭ベルが「U」を歌っているシーンや
全体を通しての映像美は目を見張るものがあります。
この点に関しては映画館で観て良かったなと思います。
ただ、ストーリーに関しては
いろんな話を盛り込みすぎて
どれも中途半端に終わってしまった感がすごいです。
しかも最後はご都合主義な展開で無理矢理終わらせた感がありますし。
この映画のテーマは?と聞かれると答えるのが難しいですね。。
もう少し焦点を絞って話を進めても良かったと思います。
ルカちゃんとかの告白シーンとかいるかな??
とちょっと思っちゃいました。
稚拙だが絵が綺麗 以上
別に説教したい訳じゃないので簡潔に言います
「物語はゴミ 絵と音はかなり良い
金を払って見るものではない」
物語が、夢を見ている時のように、辻褄が合わずに進んでいきます
作中で描きたいこと一つ一つは悪くないですが、本当に無理矢理繋げています
今後私はこの監督の作品に金を払うことはありません
映像と音楽は良かったので+1点
映像と音楽は良かったです。IMAXで見てよかった。
でも長尺のシーンは見続けるのが苦痛になるところが時々ありました。特にライブの前座みたいなシーン。
脚本は残念でした。宣伝にあった「この出会いは偶然ではなかった」は何だったんでしょうか?展開がなかなかに無理矢理でしたが、美女と野獣のオマージュがやりたかっただけですね?
話の締めは監督の倫理観の薄さを感じました。社会問題の扱い方が気持ち悪すぎて不誠実にも程があります。本当に脚本のネタでしかないんだろうな。論外です。映画は脚本あってこそだと思っているので、今後細田監督はMVとかにでも注力していただきたいです。
まあ、批判も含めてもっともっと盛り上がれ!ですものね。次回作はもう映画館で見たくないです。苦痛。
傑作だとは思うが私は気に食わない
演出が本当に素晴らしかったです。現存するアニメ映画で最高峰と言っていい、圧巻のモノだと思います。美しい音楽と映像は勿論、台詞回し、カメラワーク、場面転換。広い意味で「演出」と呼べるものは全てが考え尽くされており、観客に伝えたいであろう情報が、本当に効率良く伝わってきました。所々で描写不足を感じることも無くはなかったですが、それは単純な作品の面白さだったりテンポの良さだったり主題を際立たせる為だったり、何かしらのメリットとデメリットを取捨選択した結果であると分かります。 そこだけとっても、紛れもない傑作だと断言できます。
そんな傑作の、何が気に食わないかと言いますと、テーマです。この作品では、苦境に立たされた者に手を伸ばすことの素晴らしさを一貫して描いています。例え望まれていなくても、例え助けられなかったとしても、人が人を救わんとすることは素晴らしいと。
これが私と合いませんでした。「私は」そうは思いません。助けを求めてもいない人は助けられないし、助けられない人全員を救おうとして生きていくことは不可能と、「私は」そう思います。はい、個人の意見です。この映画の価値が下がる意見ではありません。ただ、もし同じ考えの方がいたら、この映画は楽しめないのではないかと思います。
全ての人の心にむけて
現代に生きる人たちに向けて、とてもデリケートな部分を、とてもとても丁寧に表現されていると思いました。評価を下げている方の意見も見ましたが、観て本当によかったです。
あらためて、細田さんの思い願い、映画に関わってる方全ての思い願いが、現代生きる人たちに向けて、今伝えたいこととして形になったものと思います。目を背けてはいけないこと、人として心の深さ、狭くも広くも、己次第でありひとりの力だけでは限界がある。
人の心は、人によって磨かれ関わる人によって、良くも悪くも形がかわる
それを知った上でこれからの時代どのように生きるのか、人の世界をどんな世界に築いていくのか。
観た私達にその使命があること。
気づきの多いホントに素晴らしい映画でした。
子供の道徳の授業でも流していただきたい。
大人になっても我を忘れそうなとき見てほしい。
怒りを持ったとき、感情のコントロールができないとき、見てほしい。
映画としての正当な評価とは、
現代人への、訴えの深さがどれだけ深いところまで描けているのかも評価に値すると思う。
もし、「この映画面白くなかった」などと表現する人がいるならばそれは映画で、表現していることを全て否定的に捉えてもよいという言葉に聞こえる。
決して目を背けてはいけない現代の問題が描写しているにも関わらずそのような表現は、おかしいこと、人として恥ずべきことを深く認識いただきたいと思う。
期待し過ぎか
細田守作品は好きです。特に「バケモノの子」は良かった。時をかける少女も素晴らしい。もちろんサマーウォーズは傑作だよね。
そんな才能溢れる人がなぜこれだったのか?サマーウォーズとモロ被りじゃないか。と、思ってしまった。もちろんテーマは違うのだろうが、世界が似過ぎていてサマーウォーズの続編かと思ってしまった(全然関係ない)。
映像はさすが。凄すぎる。そこは感服です。(主役の)歌のシーンも良いよね。でもそこまでかな〜。主役の子のセリフが全然入って来なかった。そして脇役の声優いくらちゃんが素晴らし過ぎてそのイメージを加速。最後までマッチしませんでした。
映像の素晴らしさといくらちゃんに2.5点。
竜とそばかすの姫
賛否両論ありますが私は結構好きな映画です。
音楽と映像の暴力とだれかが言ってたけど映画観に行けばその意味がわかる。IMAXで観ればよかったなと。
メッセージ性は薄いし最後も結構呆気なく終わる感じだったけどOZとはまた違った色味で楽しめた。
近い将来ほんとにUやOZのような世界が来るかもですね、
メッセージ性を求めてみるなら物足りないかも。
※批評には個人の価値が含まれていますのでご了承ください。
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