劇場公開日 2021年10月1日

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護られなかった者たちへのレビュー・感想・評価

全456件中、261~280件目を表示

5.0生活保護を扱った社会派作品

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

東日本大震災とその後の社会における生活保護を扱った社会派サスペンス。
作品の重厚さあり、真っ当に生きている人が必ずしも報われない現実の虚しさあり、俳優陣の熱演ありで素晴らしい作品。ラストの展開も圧巻!

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あいわた

3.5阿部寛の目の演技の秀逸さ

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

もちろん推理ミステリーではあるのですが、主軸は津波によって多大な被害を受けた町、その復興の中で何が起こっていたかという話です。
何と言ってもラストの阿部寛の目の演技の秀逸さです。
目だけで心の動きがすべて演じられています。
そして…千原せいじは警察官役よりこちらの方が説得力あるなと。

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キブン

3.0昭和平成は寅と健さん。令和は阿部寛か。

2021年10月10日
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手堅い。
テーマに向き合う作り手の切実を評す。
無理ありベタだが許そう。
国民規模の追悼哀切に寅さんや健さんが全国行脚で寄り添った昭和平成。
佇まいの役者に成りつつある阿部寛が令和のそれを担うとは。
緒形拳の息子と倍賞美津子の共演に昭和某重要作を想う。

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きねまっきい

4.0初めてだっからラストまで涙が流れる稀有な物語

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

第二の敗戦と言われたあの鮮烈な震災からも10年、東京に住む自分ですらあの日は忘れない。初めから最後まで涙が流れ続く映画は初めてと思うほどの物語、それ程に心が痛い。誰も悪くないかもしれない、大震災がもたらした多くの人びとの悲劇。佐藤健さんの熱演が光る。10年が経過し、あの震災を総括する名作。おすすめです

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masayoshi/uchida

4.5演技の上手い役者が集結

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

ミステリー × 社会派映画。
護られなかった者たちの不条理が切ない。
佐藤健さん、清原果耶さん、阿部寛さん、倍賞美津子さんなど、役者の皆さんの演技が素晴らしく、見応えのある映画でした。
脚本もよくできていて、伏線の効いたラストもすごく良かったです。

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光陽

4.5 震災から話は始まるが、テーマは生活保護に関して。かなり深い話、重...

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

 震災から話は始まるが、テーマは生活保護に関して。かなり深い話、重いテーマ。
 利根はあまり人と関わらず寡黙な性格で、避難所でもあまり話さない。けいさんとカンちゃんとは家族のように仲良くなった。そのカンちゃんがパンを貰うために並んでいたのに、後から来た人に奪われてしまう。それを見て利根はカンちゃんのためにパンをもらおうとする場面、カンちゃんを思っての優しさなのに、やり方が少し乱暴でみんなには理解されない。黄色いジャケットを着たカンちゃんに優しくする理由は最後に語られるのだが、これがまた辛い話なわけで。
 震災も辛い場面、生活保護に関わる場面も不正受給や貰いたいのに貰うことに罪の意識を持ってしまったりと胸を締め付けられる。私の知り合いの近所の人が生活保護を受けているけど、パチンコに行っているという話をしているのを聞いたことがあるが、そういうことがあったりするから、職員の人も審査を厳しくすることは仕方のないことなんだろう。この映画は殺人事件ではあるけれど、殺される人も犯人も、悪い人ではないのがまた辛いところ。
 話も良いし、出演者も上手い。佐藤健は安定の演技、清原果耶はこの難しい役をちゃんとこなして、これからが本当に楽しみな女優さん。
 ただ、利根が犯人では、と結びついた経緯が少し弱かったかな。

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アンディぴっと

4.0絆と生活保護の実態

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

東北大震災のあと、いわゆる、絆の大切さが改めて認識され、そういう想いを強くした人も多い。
あれから10年。生活保護の実態というまた違った観点から10年を見つめなおすことができた。

絆と生活保護。みんななんとかしたいと思いながら、劇中にもあったが、思考停止に陥ってしまう実態。それでも、幹ちゃんも、笘篠も、上崎さえも、みんなそれぞれの立場で何かを変えようとしていた。そうやって生きようとしていた。

そんななか、利根(泰久にいちゃん)だけは、(生活保護科に就職した幹ちゃんに)「そんなことしても、何も変わらないんだよ」と言い、斜に構え、淡々と生きているように見えたが・・・
最後の最後に、「死んでいい人なんか誰もいないんだ」と幹ちゃんに訴え、とある悲しみを抱えながら生きていたことを笘篠に明かした。
10年たっても癒えるものではない。でも何かを変えようと生きていき、絆は繋がる。

P.S.)倍賞美津子さんが相変わらず素晴らし過ぎました。

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tigerdrver

3.5どのシーンで終わるのか?と思いました

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

倍賞美津子さんは、初めから最後までそこで生きて愛を持っていて、どんな動作も目を奪われました。
とても素敵でした。

清原果耶さんは、恨むような目を忘れられません。最後の緊迫したシーンをやり切る集中力が半端ないなと思いました。

永山瑛太さんは、
嫌な人に恐れず飛び込む感じがしました。
一緒に見た方は、
「こんな人はこんなふうに動くかも」みたいな感じがしてよかったと言っていましたが、
私は、スイーツにさらに蜜をかけたように
嫌な人という印象を過剰に受けてしまいました。
生活保護の職員を、嫌な目で見てしまいそうです。

佐藤健さんは
すっかり犯人だと騙されました。
フードをかぶって、人付き合い悪そうな目。
そんなふうに、無意識にも
こいつ人を殺しそうだ
とジャッジする自分も恐ろしいですね。

何が正義かわからなくなりました。
結局、無理心中を試みた親子はどうなってしまったのか。

けいさんだって娘に迷惑をかけたくなかった。そしてそれを2人には話せなかったのが事実…。残されたものがその判断に、何かをしてしまっていいのか。

保護を受ける必要がある人って一体どんな人のか。
健康で文化的な最低限度の生活ってなんなのか…

暗い気持ちになるようで、
邦画では、珍しく心を揺さぶられて自ずと泣きそうになった映画でした。

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くるっぽ

5.0当たり前とは何かを考えさせてくれる、刑事ドラマとして、そして震災を通じて生活保護の意味を訴えかける作品

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

あの日あの時、大勢の人が犠牲になった震災で誰もが疲弊していたあの瞬間。

心の余裕などなくて如何しようも無い中で、見ず知らずの他人同士で心を通わせ「幸せ」を実感する瞬間。

生活保護という「当たり前」を保証する制度を通じ、保証されていく人とされぬ人。

凶悪な事件を皮切りに、過去に起きた悲惨な災害を思い返す刑事ドラマとしての一面。

この三者がバランスよく盛り込まれ、「何が当たり前なのか」、「何を当たり前とするのか」、「誰が当たり前を保証するのか」を描いた作品。

守るではなく「護る」だからこそ意味がある、涙無しには観れない映画でした。

劇場という大スクリーンでだからこそより感じる、恐怖、失意、希望、そして未来 。
一見すると描き切るのが難しい内容を丁寧に描写し、その中にも伝えたいことを軸に、様々な人の思いを少ない時間の中でも伝えきった素晴らしいものでした。

是非劇場で観てほしいです

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かずくん

5.0面白い

2021年10月10日
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館内ですすり泣く声がかすかに響いてた。
傑作か!

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まえあき

4.0色々考えさせられました

2021年10月10日
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あの時、もっと何か出来たのではないか?こんなに苦しい想いをしていたのかと考えさせられました。

苦しい、辛い、助けてと思っていても中々言い出せないと思うけれど勇気を持って言えば誰かが助けて支えてくれるとのではないかと気付かされました。
これは震災に限らず今何か困っている辛い人がいたら誰かに言って楽になってもらえたら、そんなメッセージがあるように感じました。
何か辛い事がある人が観て心が少しでも軽くなれればと思います。

また命の大切さもとても感じることの出来る作品で出演者の方たちのそれぞれの涙を流す姿に、こちら側の涙も止まらなくなりました。

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あおい

3.5護られなかった者たちへ…

2021年10月10日
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悲しい

難しい

震災を背景とし、生活保護の話が軸となってストーリーが進められていきました。
どのキャラクターにも過去に護れなかった人がいて、でも今をどうにか生きていかなくてはいけなくて…
最後のシーンでタイトルの意味が色々繋がり
鳥肌が立ったのは私だけではないはずです。

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みーくん

4.5何度もタイトルにしてますが、考えさせられました。

2021年10月9日
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泣ける

悲しい

難しい

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marimariパパ

5.0この哀しみに

2021年10月9日
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相応しい言葉が出てこないのでネタバレ注意でつらつらと書き留めておこうと思う。

切ない気分の中にドップリといる今も、この作品に出会えてとても良かったと想っています。登場人物たちは誰も悪くなく、だけどしてはいけない悪いことをしてしまう。震えが止められないような深い哀しみと抗えない怒りの発露の数々を目の当たりにして、やるせなく切なくなった。

ハッキリ言って強者、支配者の論理で構築し執行される日本の行政組織は常に何かしら問題を抱えている。僕らは勤勉に働き、様々な租税を素直に納付し、震災復興税も払っている。今回、焦点を当てた生活保護の問題点も中山七里さんの原作、そしてこの映画を観るまで自分には闇の中。心ある者が勇気を振り絞って作品を生み出し世に問うまで僕らは知る由もない。

今をときめく役者も顔を揃えたが、話が佳境に近づくにつれ全く気にならなくなり、迫真の演技にスクリーンの向こう側に引きずり込まれてしまった。脇を固める倍賞美津子さん、吉岡秀隆さん達も言葉に出来ない素晴らしい演技で、これだけの個性豊かな一流の役者を揃えながら、抑揚がありながら、悪目立ちなど破綻のない瀬々監督の演出の手腕に改めて敬服いたしました。

震災発生3ヶ月後から4年間かけ、被災した沿岸線の道を青森から茨城まで自転車で走破した日々に見聞きしたことが自分の中で木霊している。一生忘れることが出来ない、忘れてはならない光景と言葉が甦っては消えてゆく。
今夜は久しぶりに一献だな
(-_-)

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あさちゃん

5.0感動しました

2021年10月9日
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役者さんたちが 自然に作品に溶け込んでいて心をダイレクトに揺さぶられた。
泣かせよう泣かせようとする作為的な映画は好きではないが いつのまにか涙が出てしまっていて、エンドロールで流れた桑田圭佑さんの「月光の聖者達 ミスタームーンライト」の歌が心に響いた。

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ロックアイランド

5.0この映画を観るということ

2021年10月9日
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東日本大震災、その絶望下での生活保護の話、申し込む方も受理する方も、ある意味平等に、近い人を失ってたりあるいは失ってるかどうかもわかってなかったり

そんな極限状態の中で、良かれと作られた制度に埋もれて煽りを食う人もやっぱりいて、いかんともなく極端に無力に手詰まる、そしてその人たちにとってそれが一度限りの人生

本当に申し訳ない位に見えてない、餓死なんか無くなっちゃいないし、今後どっちかといえば、増えると考えるのが普通

イノベーションも再配分も、きっとどっちも要る、ウダウダいってる間に困窮極まる人もいる

呑気に映画観てこんな感想垂れてるのもどうかではある、気付きの多い作品、経済は回んなきゃいけないし、回り切らなきゃいけない

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sysr

4.0生活保護の実態

2021年10月9日
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泣ける

悲しい

難しい

震災で大切な人を失ったり、生きているのが自分でいいかと感じたり、様々な痛みを抱えた
人々。おおきな災害のあとの復興は、生きるための支えが必要な弱者が取り残される。そしてそれだけでない生活保護の実態。日常の生活保護の実態に、とても近いとおもった。他国は現金給付が多いが、日本はケースワーカーとともに自立支援がセットの本来は誇るべき制度。なのに。あまりに人員が足らない。ケースワーカー1人辺り100にん以上の担当の自治体は、ざらにあり、丁寧に関わる余裕すらない。ノルマのように給付制限を、求められ、また威圧的な対象者でも、人員や組織の仕組みのために、一人で対処する危険な状況ににおかれる。結局それらは、当事者に皺寄せがいく。やれなかったらどうなるか、あんたたち分かってただろう!。当事者たちが声を挙げないと拾えない、専門職がリスクを予見しても、動けない環境におかれているのが生活保護の実態だ。

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mannna

4.5苦悩

2021年10月9日
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U-3153

4.0良いんだけれど。。。

2021年10月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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じょうじ1970

5.0東北大震災関連

2021年10月9日
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なかなか奥が深い映画です
かなり生活保護のあり方にも
メスを入れてますね!
震災なければと思いますが

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こう