約束のネバーランドのレビュー・感想・評価
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原作ファンこそ観てもいい作品
原作漫画のファンでアニメも何週か観てる者です。
2.5次元舞台などもよく観るので、そういう視点でのレビューです。原作を知らない方や「映画」が好きな方には参考にならないかも、という前提で。
注意したいこと。
アニメでまだ描かれてない部分のネタバレが映画の中であります。かなり重要なことをサクッと出してきますので、物語をネタバレ無しに味わいたい方は原作漫画を読んでからにしてほしい。
主役3人について。
心配してましたが、大丈夫でした。普通にとても良かったです。みなさん原作のキャラクターを大事に研究されていると思います。
3人を並べてみるとレイ役の方だけ若くて違和感がありますが、後半に行くにつれて気にならなくなる。特に、ラスト見せ場の演技は、この人がレイで良かったと思わせるハマり役だなと。若干舌足らずなところも原作の年齢イメージを考えると「らしくて」悪くなかったです。涙を誘ってくれる。
エマとノーマンの方と年齢が離れてるのにギリギリまで2人に合わせて、2人としっかり友人であると違和感のなくみれます。原作ではノーマンが好きなんですが、映画はレイが良かった、好きでした。
エマ役の方は見た目を近づけるのが(年齢的に)難しい中で、ちゃんと天真爛漫な子どもらしい演技ができていて、やはり後半には慣れます。エマらしさを追求してくれていると思いました。
ノーマン役の方はおそらく3人の中では一番、原作に近い。特にアニメと喋り方や声質が一緒なので、安心して聞けますし、演技も上手。再現度が高い。できすぎてて特に書くことが思いつかない、文句無しです。この2.5すぎるところが普通の映画ファンには気味悪く感じたりするのかな?
ストーリーについて
原作とほぼほぼ一緒なので、オリジナルストーリーを出されるのが嫌な自分は良かったです。逆に知ってる話を繰り返されるのは退屈という人は向いてないかも。ストーリーだけで言えば、駆け足で色んなシーンを端折る映画より漫画の方が絶対に面白いですから、ワクワクドキドキはしません。
映像全体
背景、撮影場所、まったく違和感なく素晴らしい。鬼のCGもよくできていて、100点です。ただ戦闘シーンは難しそう…。今作は戦闘シーンほぼありませんが、鬼単体では違和感ないけれど。という感想でした。
惜しいと思った点。
怖さが足りない。北川景子さんの演技は素晴らしいけどビックリ要素やホラー要素を追求した映像ではないです。原作のちょっとゾッとする怖さが凄く美しいと思うんですが、そういうのはなかったかなぁ。
渡辺直美さんのクローネ役もハマり役ですが別に怖くはないし、彼女のエピソードを掘り下げるシーンがないので愉快な愚か者でした、クローネのことが結構好きという方は期待しない方がいい。渡辺直美さんが悪いとかではなく、(むしろハマり役ですが) 単純に出番は多くないです。個人的にはもっとシーンが欲しかったけど尺的に仕方ないんだろうなと。
☆おすすめできる人
原作を知っている=展開のドキドキを楽しむのではなく映像の作り込みや世界観の再現度を見て楽しみたい方。尺的に無い部分は無いですが、お!っとなるようなシーンは随所にあります。
原作を知らない=原作と違ってサクサク事が進むしパッパッと説明してもらえるので、細かいことや深いことを考えなくて済む。気楽に物語を楽しみたい方。
☆おすすめできない人
原作を知らなくて、色々考えるのが好きな方。あらすじや設定を見て、脱獄謎解きドキドキスリルを楽しみたいなと思った方。おそらく置いてけぼりになりますし、原作ファンならわかるのにみたいな部分も多々あるのでストレスになるかも。「映画館で見るほどではなかったな」ってなりそう。
まとめて、原作ファンこそ観て満足感の得られる作品ではないかなと思いました。
舞台『約束のネバーランド』
visualは◎
ノーマンの喋り方がウザい。
キャラといい、ロケといい、visualは◎だった。
漫画原作への正しいアプローチのような気もする。
ただ…まぁ贅沢と言われればそうなのだろうが、外見を寄せる事は出来ても、演技としてのハードルは越えきれなかったように思う。
子役の水準は上がってきてるとはいえ、世界水準にはまだまだ届きそうにない。
今作は「ハウス脱出編」のようなくくりで、比較的前半のエピソードが語られる。
キーとなるワードは踏襲するも、かなり早足で…閃きもなければ気付きも薄いようで萎える。
3人vsママの知恵比べというか、マウントの取り合いというか、かなり入り組んだ知略戦が醍醐味のような気もするのだが…それを経た後の「皆で脱出」って結末に舵をきったような作りで残念だった。
尺を変えずとも、もっと編集やカットでいくらでも表現できるような気がするのだけど、なぜそれを選ばなかったのだろうか…?
原作があるという弊害なのだろうか?
元ネタを観客の大半が知ってるだろうって見地から、ココのネタを引っ張ってもルートが分かるからミステリアスにもサスペンスにもならないって事なのかしら?
俺は見たかったけどね。
ゾッとするようなママの冷たい目や、満面の笑顔の裏で震えるエマの手とか。
窮地や絶望感を払拭してこその勇気だろうに…。
その壁が低けりゃ相対的な勇気の熱量も少なく見えるわ…あー、食い足りん。
北川さんも大健闘だったのだけど…この方はきっと根っからの善人のような気がする。
陽の芝居は上手くても、陰の芝居が苦手というか…残酷さとか冷酷さとか、謀略とか策略とか、おおよそ人が持つ負の部分の才能が欠けているような気がする。
ご結婚なさってお子様が出来たりして、世の理の不条理に正対したら良い女優さんになるのかもしれない。
作品自体もそんな感じで…エマの前向きな性格に引っ張られ過ぎて良い子な印象。
エマとは正反対の、エマの中にでもあるであろう、絶望の描き方が足りなかったようで悔やまれる。
余談かもしれないが。
今回1番のハマり役は渡辺直美さんだった。
ビジュアルといい圧といい…流石に芸達者。
お見事でした。
あ。
レイの幼少期を演じた子には、ちとビビった。
誰だろ?声のトーンといい、全く力みを感じなかった。
中々良かった。レイを除いて
抗えない事情がある子どもがいる
アニメも漫画もみてました。決められたルールの前に、抗えない現実を突きつけられた子どもたちの強さや繋がり、そして傍にいる大人の葛藤が伝わるストーリーです。「オレンジと太陽」戦後70年代まで、イギリスの養護施設の子どもたちが、かつての植民地の国々に移住させられ、労働力として働かされていた実話を基にした映画を思い出す作品です。
前評判よりもずっと良かったです。映画化で、より多くの人が知ってもらえて、原作のファンとしても嬉しいです。確かに全体的に、映画と言うより演劇として観ると、臨場感溢れる演出かもしれません。演劇にも、なってほしいと思うくらい。板垣さんは、この映画で初めて知りました。とても良い俳優さんですね。
無理して見るまではなかった。
わずかなオリジナル要素はあれどストーリーの大筋はアニメ(原作読んでないです)と違いはなく、となるとやはり気になるのはそれ以外。
背景やセットはきれいに作りこまれていてその部分だけでも映画として撮った意味合いが出ている。
しかし、やはりというか公開前から言われていた演者たちについて。
これはやはり子供組と大人組で大きく分かれていた。
子供組は良くも悪くも劇、舞台的な演技でこれを映画と言う枠で見せられると違和感が拭えない。
見た目とかはこの際気にしない。
演技や声がアニメに寄せられていたノーマンですらこの違和感があったので、推測にしかならないが恐らくそういう風に要請があったのだろう。
この点において一番違和感があったのはレイだった。
なぜか彼だけ子役が演じているのだが、レビューでよく言われる棒読み、という以前に子役特有の舌足らずな面が抜けておらず。
クールでミステリアスなキャラクターを演じると背伸びした子供のように見えてしまった。
これなら快活なエマを子役が演じた方がよかったのではと感じたがこれはあくまで個人的な感想なので。
相対的にと言うわけではないが、やはり女優・俳優陣は映画的な演技が見れ、なおかつ北川景子さん演じるママ・イザベラは美しさと優しさの中にある不気味さを演じきっていると感じた。
あと、クローネ役の渡辺直美さんに関して。絵的なインパクト等はあり、個人的にはアリだなと感じた。
が、やはり物語上のアクション的な見せ場になると思われる鬼ごっこのシーンでは、アニメや原作にあったであろう迫力を追い切れていなかったと感じたが、仕方ないかなと言う感じ。
また
追記的になるが、アニメではやっていない部分をさらりとネタバレされたので鑑賞の際は注意。
総評。ストーリー知っているなら無理にまで見る必要はない気がする。
思っていたより
たまたまアニメを見て、そこから好きになって原作を読んだ派です。実写化の話を聞いて、年齢の変更、日本人での実写に不安を持ちつつも、原作好きとして応援したい気持ちもあり、映画館へと足を向けました。同行者は原作、アニメとも未視聴の母親(まぁまぁな高齢)。
見終わった感想は、詰め込み部分や異なった部分がまぁまぁあったなとは思ったものの、原作にほぼ忠実で思っていたよりは楽しめました。特に、北川景子さんのママが素敵でした。美波ちゃんも、思っていたよりエマ風な元気な声が合っていて、ノーマンも私の好きな感じの雰囲気で素敵でした。レイの子が他の二人に比べて年齢や身体が合っていなくて、どうしても馴染めていないように見えました。ほくそ笑む表情はとても好きなのですが…。
未視聴だった母親も、内容は分かって面白かったとのことで、あれは続きがあるよと教えると続きが非常に気になったようです🤭
ものすごく私的にですが、ED曲は洋楽や壮大なオーケストラ調等の方がもっと世界に入れた気がしました。ずとまよさんの曲はそれはそれでとても良い曲です🤗
お子様向けなら良いのかも
面白かった!
面白かったですよ!
賛否両論あると思います。
原作を読んだ事があるが、内容としては原作にそって作られてると思う。
只、主役の3名(エマ・レイ・ノーマン)に違和感みたいな、原作のキャラにそってないような感じが脱がえなかった。
エマは喜怒哀楽が足りない気がしたし、レイは感情がなく、只セリフを読んでるだけ、ノーマンはなんだろ、原作と比べてキャラが欠けてる。
あの長い話を2時間に収める訳だから、何処かに無理が出てくるのは解るが、冒頭から違和感しかなく、全然映画の中に引き込まれなかった。
解ってる違和感は、エマ役の浜辺美波の顔立ち、可愛いが実年齢が顔に出てて、キャラ年齢と合ってないし、ノーマンとレイも顔立ちが綺麗過ぎる。
なんか、見終わっても満足感が得られず、続編を制作はして欲しいとも思えなかった。
渡辺直美が笑わせにきている
楽園天国
原作もアニメも観てません。浜辺美波と北川景子につられて劇場へ。
事前情報はほとんどなかったのだけど、予想に反してハードな設定。楽園=人間牧場的なテーマは、SFとして昔からある設定ながら、その中の生活を丁寧に描いた作品は、あまり無かったような。
そんな背景世界の設定に加え、コンゲームの要素がたっぷり入った展開は、なかなか面白かった。命のかかったゲームの要素が入ってきて、その辺りは子ども版カイジでしょうか。
浜辺美波は見応えあるのだけれど、普通でも大人びて見えるので、15歳の設定はさすがに難しかったかな。でも溌剌とした演技は嫌味なくて良いですね。北川景子は、立て続けに出演した映画が公開されてますが、なんか貫禄出てきましたね。相変わらずの美貌に、少し人間味が足されたきたようで、これからますます幅広い役に期待が持てます。
本作で初見でしたが、ノーマン役の板垣李光人が良かった。イケメンだし、柔らかい物腰と、落ち着いた台詞回しで、安心感がある。ジャンルは違うけど、竜雷太みたいな雰囲気を醸し出していて、将来楽しみ。
おそらく漫画やアニメがよく出来ているのだと思うが、実写とした作品にありがちなダルさ(緩さ)があったのは確かだけれど、まずまず楽しめました。
続編あればまた観るでしょう。
心意気は感じた
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