約束のネバーランドのレビュー・感想・評価

漫画読破済みです。 他の方もレビューしてますが、 レイ役どうした？笑笑 15歳に設定変更してるなら、エマノーマンに寄せた配役にしてあげるべきだし、原作11歳なら納得いくし。。。 ガソリンかけるシーンとかうーん状態に。。 ドンや他も配役が、誰よ状態で キャスト見た目に再現性求める方は微妙かも。 ママの終盤の追加台詞が、賛否あると思いますが、良かったです。 ママがただ悪役にならず、終わったことが。

原作既読者です。GP編までは楽しく読んでいたので、GF編はファンだった。
なので、日本人をメインキャストに据えての西洋ファンタジー実写化や、そもそも2時間で終わりの映画には不向きな題材であることに強烈な不安を覚えていた。いざ鑑賞して、これらの不安はまったく大したことではないと、その点は安心したのだが、別のところで否定的意見を持つに至ってしまった。

まず、鑑賞したならば誰でも思うことだろうが、エマ・ノーマン・レイの3人の中で、レイ役の子の演技が全くあっていなかった。エマ役が20歳、ノーマン役が18歳、レイ役が14歳なので単なるキャリア差や声変わりなのだろうが、演技力の差が大きかったり舌足らずだったりで観ていられなかった。
次に、エピソードの取捨選択をほとんどできておらず、ただただ原作の垂れ流しになってしまった点。第一話から順にただただエピソードを消費するだけで、連載漫画特有のヒキを映画に落とし込めていない。連載漫画は数話に一回、最後のページをヒキにする。
が、本作ではヒキのシーンでもごくごく普通に流される。きちんとひいたのはノーマンの出荷が決まったシーンくらいだろうか。内通者暴露シーンですらすい～と流されてしまって逆に驚いてしまった。

とはいえ、ラストシーンまでそつなくこなし、何よりレイを除いた俳優の演技は最高に良かった。特に浜辺さんに板垣さん、そして何より北川景子さんですね。「西洋ファンタジー題材なのに日本人キャストかよ！？」という不安は浜辺さんと板垣さん2人で取っ払ってしまった。そして北川さん。ママの恐ろしさ、計算高さ、愛情深さをその身一つで表現しており、本当にすばらしかった。

漫画大好きで期待してみました。でも、後悔。キャスティング違うともっとしっくりきたのかなぁ。 レイの怒ってるつもりの演技なのか、大きな声を出せば良いと思ってるのか終始怒鳴ってるイメージ。舌足らずで声は聞きにくい下手すぎる。 そして、胎児の記憶がある下り・・・彼をメインにする必要性が分からない。なくても内容的に大丈夫だと思う。 他の2人と比べた年齢の差もあるだけに、さぞ凄い子役かと思いきや、しかも、声出なくて口パクとか？13歳には酷評かもだけど、彼を選んだ大人たちに言いたい。北川景子は、本当上手だし、ハマり役

　孤児院で暮らす子供たちが北川景子演じる”ママ”の策略に気づき、孤児院からの脱出を図る子供たち。
　主要キャラのエマ・レイ・ノーマンの三人は孤児院の中でも特に頭が良く、それぞれ個性的なキャラで特にエマは「全員で脱出すること」を目標にする。
中でも、ノーマンは私の中では裏切りキャラだと思っていました。実際に見てみるとノーマンの考え方や孤児院の子供たちの安全を最優先に行動しているので、彼の男気に感動しました。
　原作ではノーマンは死なないことを後で知りましたが、この映画はノーマンの死によって、演じている浜辺美波さん、城桧吏さん、板垣李光人さんの演技に拍車をかけていると思った。
総合的にみると、心理戦というより友情映画として楽しめる作品でした。

よく集めたね〜って言いたい 特にノーマン役の子なんてノーマンそのまま いやー凄いや 北川景子さんのママも、優しさと怖さがちゃんと現れてて魅力的 渡辺直美ちゃんはキャラ違うけど面白くて良き 鬼は3D？なんか違和感マックスでしたが目を瞑る それよりもレイ役の子が可哀想で… オーディションとかやってないのかな？もう少し演技力ある子にすればいいのに、1人だけ下手さが浮いちゃってて可哀想だった マンガ、アニメからの実写化の割に検討してるなって感じた（何様） でもこれの続きはさすがに難しそうだよなー あと1点、エマの木登りのシーンが違和感マックスでした笑　絶対自分で上がってない動きしてるよね？吊り上げられてるよね？？って思わせる動きで、ある意味面白かった マンガやアニメをもし見てなかったら、普通に楽しめるのでは？

アニメを見てとても面白かったので、興味本位で見に行きました。 正直漫画原作からの実写作品はあまり期待していなかったのですが、 自分の想像していたものよりこの約ネバは断然良かったと思います。 世界観は実写でも満足いく外観が多く、CGももちろん多いと思うのですが、グレイス=フィールドハウス孤児院の建物や草原のところなど世界観守られているな～と感じました。 なにより、ノーマン役がとても合っていたと思います！ 声の感じ、表情、ノーマンが実写になるとこんな感じになるのかと全く期待外れじゃなくて、想像していたものより断然良かったです。 クローネに関しても、あのちょっとイラつくけどもなんか憎めない感じが渡辺直美さん、適役だったと思います。 もう一度見たいとまではいきませんし、ちょっと演技面等で気になる箇所もあったのですが、アニメの続編に対してはさらに楽しみが増しました！（笑）

原作やアニメは見ていないんですが、 実写化って、大体失敗している事が多いので あまり見ない様にしているのですが。 原作を知らないからかもしれませんが、 私は期待を超えてきてくれたな、、、！と思いました。 まだ年齢が低い俳優さんたちが多かったからか、、 演技に関しては最初「これはミュージカル？」と感じてしまったのですが。 北川景子さんが今回の役にどハマりしているのと、渡辺直美さんも演技が上手い、、、！ 人気作品だっただけあって、ストーリーは面白かったです！急いで詰め込んでる感はあったけど。 銀髪の男の子は泣かせてくるし（笑）思ってたより面白くて、最近みた中では良かったなって思った映画でした＊

これ、食用にされる子供側から描いてるから「ガンバレ！」と思って観るけど、食用のために飼ってる豚や牛が集団脱走したらエライ騒ぎだよなあと思ったのね。
そういうテーマの重さはあるんだけど、そこは触れられないの。

話はドンデン、ドンデンで進むんだよね。「内通者がいた！」「なんとレイだ！」「なんとレイ良い奴！」「うわ、渡辺直美にやられる！」「渡辺直美も味方だ！」みたいに。
「この流れでいくと北川景子も味方だろ」と思って観てたら、まあ、味方と言って良かったね。

大枠のストーリー展開は読めるんだけど、ドンデン返しが気持ち良く決まっていくから、観てて楽しくて良かったな。

演出が「舞台やってるの？」っていう大きめの演技をする演出だったんだよね。それで解りやすく説明してくれるのも作風に合ってて良かった。

北川景子が役に合ってたね。無表情で「こわ！」って感じで話すのすごく似合ってた。次は貞子役だな。

フジテレビムービーで、長い原作をダイジェストでまとめた作品にも関わらず、ここまで観せてくれるって、平川雄一朗監督はいい腕してると思ったよ。

アニメ1期とほぼ同じ範囲の実写映画化 演出脚本も原作を重視してとても頑張ってたと思います。 ただやはり「周りより知的でしっかりしてる15歳」という非常に難しい年齢を演じるには、浜辺美波20歳は大人の女性すぎたし、城カイリくん14歳は少し幼かった。 やはり厳しいよねー💦 板垣リヒトくん18歳は容姿も声もとてもジャストフィットしてた気がしました。 それでも作品として見応えある出来になってたのは、やはり北川景子と渡辺直美の名演技(怪演技？)があってこそと思いました。 イザベラとクローネは大迫力で本当に良かった！ 役者さんたちの名演と作品愛が伝わったので+1.5しました

北川景子の不気味さもさることながら、渡辺直美はそれを上回ってる。 三人の子供たちはイマイチ。 15歳には見えないし、演技もなんだかなあ。

私はこの原作は読んでいないので イメージが違うなどはありません 映画のテンポ良くて良く出来てると 思うのですが… 原作的な事ではなくキャスティングが？ という気分になりました 主人公達は子供なのでオール子役の方が 良かった様に感じてしまいました 浜辺さんはメインに据えるな原作とは 少し設定を上げて残り2人も釣り合うくらいの 年齢にする方がバランスも取れて違和感が なかった様に感じます 浜辺さんの演技が良いだけに レイ役の子が演技レベルがついていけてない 感じもします 他の子役の子の方が自然な演技に感じてしまい 台無しにしてる感が否めません この辺りで作品に集中できなかったです 男の子とは言え子供なので声がキンキンしてしまって ちょっと調整が必要な気がしました エマ　ノーマン　レイ　の演技レベルが 平均的なら違和感がないのですが… エマを基準にした際に　ノーマン80 レイ50 くらいなのと、やはり浜辺さんだと 既にメジャー過ぎて年齢が分かっているだけに 年齢的にも無理を感じます… まだ女子高生役なら良いとは思いますが… 何となく全てにおいて勿体ないというのが 正直な感想です アニメだと声だけなので成立しそうですが 実写をするなら、3人の年齢が近く 演技レベルが揃っている子役が現れるまでは やらない方が良かったのかもしれません それが気にならないなら面白い作品だと 思います

とてもいい演技をしている子だと思いますが、オトナなセリフが多いレイ役としてはちょっとキビしく、言葉に重みが無かった…。 喋ってても「凄もう」「凄もう」という”気持ち”は伝わるのですが、それが他の俳優さんのいい演技の邪魔になっていた…。 ああ、彼のせいじゃなくて彼を起用した人の配慮の問題なんですがね＞＜ あとはカメラのシーンやクローネへのママの告白シーン等、「いやそれは他の子達が居てする場面じゃないじゃん？」という若干の疑問が過りました。 次を考えての伏線はりもいいですが、まずは作品自体が良いものになることを考えて欲しかったなぁ。 最後に。 浜辺美波ちゃん、北川景子さん、渡辺直美さんはもうベストマッチですね。 素晴らしい。

大好きな入笠牧場での撮影映画ということで観に行きました。凛とした北川景子さんはバッチリでしたね。他の役者さんとのバランスがあまりにも大きくて、映画全体としてはもっと気合を込めていただきたかったなあというのが正直な感想です。

（単純な感想(ネタバレなし)だけ下にまとめました。実写の年齢や尺に対する意見が少し長めになってしまったので、感想だけご覧になる方は下にスライドしてください🙇） 私は原作もアニメも見ているので、あの尺をどう2時間くらいにまとめるのか、年齢に無理があるんじゃないか、など映画を見る前はいろいろ不安でした。 ですが、脚本に原作者の先生が加わっていらっしゃることもあって、物語上の重要な話や、映画版オリジナルを組み合わせて、決して不自然でなく、あの濃い内容を2時間くらいに収めていたのは、ただ凄いと思いました。 また、年齢面では、実写化決定当初はもちろん改変せず本当の年齢でやって欲しいと思っていました。 しかし、本当の年齢でキャスティングしてしまうと年長組は出来ると思いますが、5歳以下の子役の子が演技するにはちょっと大変かなと思いました。 それで5歳、4歳の子の役をもうちょっと年上の子が演技するとなると、主役の3人は特に他の子供達を抱えたりするので、必然的に本来より年上になってしまうんだな…と映画でレイがジェミマを抱えてるシーンで、すとんと納得出来ました。 （レイ役の子は当時13歳でレイより上なはずですが、ジェミマとの身長差がアニメ版レイより小さく感じました） 個人的な意見ですが、全体を通して世界観や空気感を大切にして下さっているので、GFがそこに存在しているような、フルスコアもそこにいるような気持ちになりましたし、今まで見た実写の中でも特段、制作陣の努力と作品への愛を感じることができたので、星5とさせていただきました。 もちろん見に行くかどうかは個人の自由ですが、私はもう1つの作品として、とても楽しめたのでぜひ感染対策をして映画館へ足を運んでみてはどうでしょうか…！(*^^*) 【感想】(映画オリジナルのネタバレは無いです) ・グランマとノーマンと、皆の柵の超え方がとても再現度が高かったのでぜひ注目して欲しいです✨ ・子供たちがワイワイしてるシーンでは｢GFや…｣ってなりました。 ・やっぱり鬼の迫力が凄かったです…あんなの目撃したら怖いよな… ・ちゃんと感動もできました ・CGの使い方が上手くて、これどうやって撮影してるんだろう、ほんとにやってるのか？ってことが度々ありました。 ・渡辺直美さんが小さく見えなかったです…不思議… （また年齢や、尺については上にまとめてあるのでそちらをご覧下さい🙇） 長文失礼しました。

アニメ1期と同じ、ハウス脱獄編。う〜ん、事前の予想通り、なんで実写を撮りたかった？というのが分からない作品でしたね。ジョゼがあえてアニメにした意味があった一方で、漫画→アニメで上手くいっていた作品を、実写で撮って何を伝えたかったのか？が良く分からなかったです。

実写化のメリットと言ったら「演技でなく、やり取りの演技で魅せる」「奥行きのある背景で映像に立体感をもたらす」「自然な物の動き、顔の表情からのリアリティや誇張」「工夫すれば低予算で撮れる」などなど、といったところでしょうか？
欠点を述べるのは好きでないから、この作品の良い点を挙げたいのですが、コレと言って実写ならでの良さが思いあたりません。

配役に無理があるとか、ＣＧが安っぽいとか、演技が下手だとか、そういう瑣末な部分は「こういう部分が実写だから出来た」という利点があれば、まあ目をつぶれる程度には、良くやっている、と思います。
まあ、浜辺美波の最近の使い方は微妙ですがね。もともと、東宝が大事に育ててきたのに、ちょっと売れると「さあ資金回収」とばかりに、こういう誰でも出来そうな作品に「客寄せ」で使うことはないものを。。。

原作ファン以外には観て欲しくないですね。原作ファンなら脳内補正ができますが、初見の方が「約ネバってこんなもんか？」と思ってしまうのが実に残念です。

映画は半分ぐらいはストーリー。原作は充分面白いので2.5点。

しっかりと原作通りに作られていますね。アニメと同じく脱出を試みるところまでが描かれています。 エマたちが真実を知るまでがかなりアッサリとしていますが、時間を考えると致し方ないところでしょうか。 印象に残ったのはぬいぐるみのシーンですね。 コントかと思えるようなギリギリの素晴らしい演技でした。北川景子や渡辺直美ら大人たちの演技はやはりレベルが高く、逆に子供たちはアニメの再現をしようとしているように見えてしまい、特にレイ役の子は必死に演じようとしている為にアニメの再現ドラマのようで彼が話す度に現実に戻されてしまい残念でした…。 逆にアニメ声優の演技力ってスゴイなと。 映画としては、ストーリーがこれから！という所で終わってしまうので消化不良感が拭えません。前編と後編作品の前半部分だけを見ているような感覚です。まあ、当然そうなってしまうんですけどね…。 原作は本当によく出来ているので、続きが気になる人は新年からはじまるアニメ第二期がちょうどこの続きとなるので良いのではないでしょうか。 「1984」や「アイランド」、「私を離さないで」などのディザースター物語の系譜を受け継ぐ素晴らしい作品です。

マンガもアニメも知りませんが、予告で想像していたより楽しめました。 予告の時点では、浜辺美波さんが16歳の役？ 子どもたち、みんな髪がヅラっぽいし…なんて、 違和感ばかりが先行していて、 そんなに期待していなかったのだけれども、それが反って良かったのかも。 そうか、あり得ない世界を描いているのだから、 とことんあり得ない感じに持っていった方が、 中途半端にやるより、こういう世界があるのかもね？！って入り込めるのかーって 目から鱗的に面白かった。 しかし、エマ役は非常に難しいね。 やはり、演技力が必要だから、22歳の浜辺美波さんだったのね。 だから、知らずと比べてしまって、ノーマンとレイ役のお二人は、 もう少しがんばれ！って思ってしまいました。 北川景子さんは、冷たさと愛情の表現のバランスが、とても良かったです。 渡辺直美さんは、もう、果てしなく２次元よりの2.5次元キャラで楽しませてもらえて最高でした。 しかし、鬼とか人間の脳を食すとか、子どもたちトラウマにならないのかしら。 また、前半の集中しきれていない時に、いろいろ考えちゃいまして…。 人間が食用として…というテーマの作品、この10年ぐらいで、結構多くなってきたけども、 やはり、あれかな、動物を補食していることへの罪悪感などもあるのかね…とか思ったりもした。 とりあえず、約20年前に読んで衝撃的だったミシェル・ファイバー「アンダー・ザ・スキン」を、 もう一回、なるべく原作に忠実に映画化して欲しい…。 スカーレット・ヨハンソンのは、ちょっと違ったので…。

ママがロープをナイフで切ろうとした時、そのロープが何気にへその緒に見えてしまった感じがした。 人間に食べられる豚や牛や魚や鳥たちなどの気持ちが、少し分かりそうな気がしないでもない。

レイの演技が気になったが、なかなか見応えがあり面白かった。

原作未読ながらアニメシリーズでハマり、本作公開を心待ちにしていて、やっと鑑賞してきました。内容はアニメ1期と同じで、食用児として育てられた子供たちが、その事実を知り、施設を脱出するところまでを描きます。1クール分のアニメを２時間の尺に収めるため、いくつかのシーンをカットして、端折ってる部分は当然のことながらあります。それでも、押さえるべき場面はきっちり押さえ、ストーリーが破綻しないように描いていたのはなかなかよかったです。 映像も、全体的に原作の世界観をわりとよく表現できていたのではないかと思います。鬼や崖のCGはややしょぼかったですが、孤児院の外観や中の様子、子供たちが遊ぶ森などは、よく雰囲気が出ていたと思います。 キャスティングは、なんといってもイザベラ役の北川景子さんが完璧！美しさ、裏と表の顔の使い分け、ラストで見せる内に秘めた思い等、まさにイザベラそのもの！渡辺直美さんも、その不気味さがまさにシスター・クローネって感じで、これもよき。他にも、松坂桃李くん、三田美子さんらの登場は、一気に場の空気を締めるようで、さすがの演技力と存在感。というわけで、コンパクトにまとめた脚本、作品世界をイメージさせる舞台、フルスコア3人を取り巻く脇役、とここまではバッチリ。 しかし、物語の中心となる、エマ、ノーマン、レイが、そのすべてをぶち壊すようで、本当にもったいなかったです。浜辺美波さんは大好きな女優さんだし、幅広い役をこなせる演技力もあると思います。でも、さすがに16歳には見えないし、あとの2人とのバランスも悪かったです。原作の設定年齢を引き上げたものの、あえて子供っぽく振る舞う演技と見た目が不釣り合いで、序盤は違和感でむず痒くなりました。それでも、持ち前の演技力で徐々に違和感が薄らいでいくあたりは、さすが浜辺美波さんといった感じです。同様に、板垣李光人くんのノーマンも、エマたちにすべてを託す覚悟を決めたあたりからは、違和感なくノーマンとして受け入れることができました。 ただし、一番の問題はレイ役！申し訳ないですが、演技も滑舌も学芸会レベルで、完全に浮いちゃってます。おかげでまったく作品世界に没入できず、作品の印象を著しく悪くしていると感じました。今時の子役なら、もっと上手な子がいくらでもいるだろうに、これでは逆にキャスティングされた彼がかわいそうです。 もうこれは、浜辺美波さんをキャスティングしたくて、設定を変更したことで、負の連鎖が起きてしまったとしか思えませんでした。製作側のビジネス事情は察しますが、結果として原作の魅力が大きく損なわれるようでは、それこそビジネスとしても失敗なのではないでしょうか。この手の失敗は枚挙にいとまがないので、いいかげんやめてほしいものです。とはいえ、本作が失敗作だとは言いません。むしろ実写化としては頑張ったほうではないかと思います。それだけに、レイ役のキャスティングが悔やまれてなりません。