ハスラーズ

劇場公開日:2020年2月7日

ハスラーズ

解説・あらすじ

リーマンショック後のニューヨークを舞台に、ストリップクラブで働く女性たちがウォール街の裕福なサラリーマンたちから大金を奪う計画を立てたという実話を、ジェニファー・ロペスと「クレイジー・リッチ!」のコンスタンス・ウーのダブル主演で映画化。年老いた祖母を養うためストリップクラブで働き始めたデスティニーは、そこでひときわ輝くストリッパーのラモーナと出会う。ストリッパーとしての稼ぎ方を学び、ようやく安定した生活が送れるようになってきたデスティニーだったが、2008年に起こったリーマンショックによって経済は冷え込み、不況の波はストリップクラブで働く彼女たちにも押し寄せる。いくら働いても自分たちの生活は向上しない一方、経済危機を起こした張本人であるウォール街のエリートたちの裕福な暮らしは変わらず、その現実に不満を募らせたラモーナが、デスティニーやクラブの仲間を誘い、ウォール街の裕福なクライアントから大金をだましとる計画を企てる。

2019年製作/110分/PG12/アメリカ
原題または英題:Hustlers
配給:REGENTS
劇場公開日:2020年2月7日

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映画レビュー

3.0 時代に翻弄された市井のストリッパー

2020年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 宣伝のイメージ通りの華やかさが楽しめると同時に、一連の出来事の派生元であるリーマン・ショックがいかに激震であったかに思いを馳せてしまう映画。
 時代の転換点となりうる事象に身近に居合わせた時、果たして皆が皆、受ける影響を最小限にとどめて清く正しく生き抜けるだろうか。
 彼女達のやった犯罪が断罪されるべきものであることは間違いない。しかし同時に、追い詰められた状況で悪事にすがる人の心の弱さを、彼女達の視点で考えさせられた。
 とは言えちょいちょいコメディタッチも挟まれるし、何しろ迫力ボディのストリッパーが大勢出てきて絵面がゴージャスなので、あまり考え事をしなくても楽しめそう。ジェニファー・ロペスの肢体とポールダンスは、とても御歳50歳とは思えない。ステージシーンはとにかく圧倒される。
 一瞬、モブの男性がボカシなしで見えてるところがあったような……気のせいかな。

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ニコ

4.0 女性版グッドフェローズだが、根底にあるのものは真逆

2020年3月28日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 8件)
村山章

3.0 2008年より前の尺が長すぎるんだよな

2025年12月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アングロサクソン系ではない人種は基本的に差別される側だ。そこに男女差も含めて階級分けすると彼女たちは最底辺ということになる。
ストリップクラブで金を余らせている男どもに夢を見させ稼ぐ。それは彼女たちなりのアメリカンドリームだ。

しかし2008年。アメリカの夢は潰えた。
真っ当に生きようとするもアングロサクソン系の男女は彼女たちを助けてはくれない。
生活が困窮し、自分たちが守りたいものを守れないかもしれないとなった時に、彼女たちは助け合い団結し犯罪に手を染めていく。

人種差、男女差、格差下層からの叫び、女性の友情を超えた家族のような絆。
よくある白人と黒人に分けた二極化ものよりも、テーマや内容は良かったと思うが、基本的な面白さというものが少々足りなかったように思えた。
極端な話、ジェニファー・ロペスのポールダンス以外見所がないと言ってもいいほどにエモーション不足だったと思う。

この作品はアメリカでそこそこヒットしたらしく、他にも最近いくつか作られている「底辺の叫び」系だというだけで売れてしまうのは、全世界的なことではあるが特にアメリカでは深刻な問題になっていそうだと思った。
よく日本人だと「自業自得」だとか、「所詮は犯罪者」「真っ当に生きろ」のように書く人もいるが、それは起こった事件だけを見て「なぜ」の部分を見ていないと思う。
普通に生きることさえ人種や性別のせいで困難だった場合、それはその人たちのせいだろうか?
努力が足りない?。人によってはそうだろう。
しかし本作のラモーナやデスティニーはストリップクラブで稼ぐために研鑽を重ねている。つまり努力しているわけで、好んでストリップクラブで働いているわけではないのだから、クラブで働く前から努力していたと見るのが自然だ。
努力しても報われない人々の怒りが爆発寸前のところまでアメリカは来ているのかもなと思うのです。
まあ「ジョーカー」とか分かりやすいよね。爆発しちゃってるし。

なんか半分くらい作品と関係ないことを書いた気もするけど、それくらい余り書くことがない作品だった。

最後に一つネタバレのダメ出しを。

逮捕されたあと、取引をしたというデスティニーに、なんてバカなのと言いながら抱き締めるラモーナのシーン。ここで感動できなかったのがイマイチ面白くなかったことを如実に表していると思う。
娘を守るため強くなったデスティニー、本当に「最強」になったデスティニーをラモーナが祝福するシーンだ。
頭で状況は理解できるが、ラモーナがデスティニーを祝福することに積み上げてきたものがなく説得力がない。

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つとみ

4.0 キラキラで下品で悪知恵が働くやつらなのに涙せずにはいられない固い絆で結ばれている。なんという友情でしょうか。

2025年8月14日
Androidアプリから投稿

チームクライムも非常にテンポが良く常に楽しめた。
ストリップの「技」を丁寧に解説してくれたのも社会勉強になった。

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ディミトロ