ジュマンジ ネクスト・レベル

劇場公開日:2019年12月13日

ジュマンジ ネクスト・レベル

解説・あらすじ

テレビゲームの世界に吸い込まれた高校生たちが、本来の姿とかけ離れたゲームキャラクターのアバターになって冒険を繰り広げる姿を描き、大ヒットを記録したアドベンチャー「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編。「ジュマンジ」の冒険をクリアしてから2年。スペンサー、マーサ、フリッジ、ベサニーはそれぞれの進路を歩み、いまは大学生になっていた。しかし、あの時の興奮が忘れられないスペンサーは、破壊したはずのゲーム「ジュマンジ」をこっそり修理し、再びゲームの中に吸い込まれてしまう。スペンサーを救出するため、残った3人も「ジュマンジ」にログインするが、壊れたゲームの世界はバグだらけでキャラの入れ替え設定はめちゃくちゃ。さらに、スペンサーのおじいちゃん達も一緒に吸い込まれていた上に、ジャングルのみならず砂漠、氷山など新たなステージも追加されており……。主演のドウェイン・ジョンソンほか、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらメインキャストも再結集。監督も引き続きジェイク・カスダンが務めた。

2019年製作/123分/G/アメリカ
原題または英題:Jumanji: The Next Level
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2019年12月13日

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映画レビュー

3.5 今回もハラハラしました

2021年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

前作に引き続き鑑賞。

壊れたゲームがバグって、ゲームキャラクターの中身が入れ替わったり雪山や要塞を冒険するなど、前作とはまた違った内容になっていて楽しめました。
マイロやスペンサーのおじいちゃんもいい活躍をしていて良かったと感じました。

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Ken@

4.0 素晴らしいアンサンブルキャストはもはや「劇団ジュマンジ」状態!

2020年1月26日
PCから投稿
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共感した! 6件)
村山章

4.0 観客層の多様化を狙う抜かりなさ。カレン・ギランが今回も最高

2019年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

単純

ソニー・ピクチャーズ歴代最高の世界興収をたたき出した前作から2年で続編が登場。第1作では子供が大人のキャラになって戸惑うギャップが楽しさの一要素だったが、今作では老人2人(ダニー・デビートとダニー・グローバーが大いに笑わせ、またしんみりさせる)もゲーム世界に入って若返りを体験するおかしさを加味。さらにアジア系女性キャラも加わり、世代的、人種的により多くの観客を呼び込む狙いが明らか。ゲームのステージも、ジャングルだけでなく砂漠や雪山でも展開し、アクション描写が多様化した。

ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラックらは良く言えば安定、悪く言えば少々マンネリ。シリーズの華はやはりカレン・ギラン!今回はヌンチャクを使う格闘場面もあり、題名同様彼女のアクションスキルもネクストレベルに。終盤は防寒着のせいで美腹筋が隠れてしまったのが少々残念だが、3作目でも活躍してくれることを期待しよう。

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高森 郁哉

4.0 ジュマンジの包容力(老いも若きも)

2025年8月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前作で無機物とは思えない世話焼きぶりを発揮し、高校生たちに新たな可能性の扉を開いたジュマンジ。今作ではその面倒見の良さを更に磨いて、人生の冬に差し掛かったおじいちゃんたちをもジュマンジワールドに召喚した。

アクションもキャラの入れ替わりもレベルアップし、続編の強みを活かして設定説明部分もテンポアップ。
続編だから出来る「お約束」も盛り込み、おじいちゃんを巻き込むことで「ジュマンジ」を楽しめる対象年齢を拡大。
まさにネクスト・レベルと呼ぶにふさわしい野心あふれる続編だ。

前回はヘタレのスペンサーがロック様の上腕二頭筋に感激したのに対し、今回ブレイブストーン博士になったのはエディおじいちゃん。
「股関節の調子がいい」と腰を回すロック様に、年齢が違うと感動ポイントも変わるのだなぁ、と妙な納得感。逞しい事より、体が軽い事の方が大事なのである。

今回の入れ替わりMVPはエディの旧友・マイロが中身のケビン・ハート。喋りが完全にダニー・グローバーなのだ。一緒に見ていた夫は「途中までグローバーの吹き替えだと信じてた」そうで、まぁそう信じたくなる気持ちもわかりみが深い。

そもそもジュマンジに再びログイン(?)するきっかけはスペンサーなのだが、「絶対に友達になんてならない」属性の親友たちに対して卑屈になってしまったのが原因である。
自惚れギャルだったベサニーはボランティアで世界を飛び回り、幼馴染みのフレッジは学業も部活も絶好調。恋人のマーサは大学生活でどんどん垢抜けていく。
NYで大学生活をスタートしたものの、相変わらずヘタレでパッとしない自分だけが、何か取り残されてしまったような気がしてならない。「ジュマンジ」をクリアするために必死になっていた時の高揚感や、一体感、自分は出来るという自己肯定感はどこへ行ってしまったのだろう。
皆の成長を感じるからこそ、皆の魅力を感じるからこそ、皆のことが好きだからこそ、自分に自信をなくし、自信の湧き出るブレイブストーンにもう一度なりたい、と思ってしまう気持ちには痛過ぎる共感しかない。

そこで今回ジュマンジ先輩が用意したのは、「成長とは右肩上がりと同義かな?」というお題である。
子供の頃は「成長」とは進化だが、大人になったら「成長」は退化でもある。もちろん心や知見は大人になっても成長するが、体細胞の変化に関して言えば、細胞分裂の先に待っているのは当然「老化」なのだ。
エディは冒頭で「年をとるのは最悪の出来事」と語るが、年々不自由になっていく体にやるせない気持ちになるのは皆同じ。成長は必ずピークアウトするのである。

頑張っても頑張っても、ピークを過ぎた後は上手くいかないことが増えていく。頑張る方向を変えたり、頑張らないことを決めたりしなくてはならない時が来る。
頑張れば何でも手が届く、というメッセージに対して「実はそうじゃない」と言うのは難しい。今までずっと頑張る事が成功への鍵だと教えられてきて、今更努力だけではどうにもならない、なんて言われたら、人は混乱し、不安に苛まれ、怒り狂うだろう。「騙された!」と思う人だっているに違いない。

頑張ったて無駄だよ、と言いたいわけじゃない。頑張っても駄目なこともある、頑張れないこともある。でも手が届かなかった自分を否定しなくて良いんだよ、と伝えたいのだ。
もう頑張れない、という自分を許してあげよう、と伝えたいのだ。
そして、良い時も悪い時も一緒に過ごしてくれる人が本当の恋人であり、友人であり、仲間なのだ。
変な勘違いも発生するような、この難しいメッセージを、どうやって届けるのか。「ネクスト・レベル」はこの難しいチャレンジを見事に成功させたと思う。
さすがは無機物界の世話焼き王・ジュマンジ先輩である。

スケールアップしたジュマンジ先輩は、まさに「ネクスト・レベル」と呼ぶに相応しい活躍ぶり。ジュマンジ先輩はもしかしたら、世界中のお悩みを解決するつもりなのかもしれない。
今ジュマンジ先輩のお世話を必要としているのは、もしかすると…。
あ、エンディングってそういう意味なの?!

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つとみ

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