工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男

劇場公開日:

工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男

解説

北朝鮮の核開発をめぐり緊迫する1990年代の朝鮮半島を舞台に、北への潜入を命じられた韓国のスパイの命を懸けた工作活動を描き、韓国で数々の映画賞を受賞したサスペンスドラマ。92年、北朝鮮の核開発により緊張状態が高まるなか、軍人だったパク・ソギョンは核開発の実態を探るため、「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」というコードネームの工作員として、北朝鮮に潜入する。事業家に扮したパクは、慎重な工作活動によって北朝鮮の対外交渉を一手に握るリ所長の信頼を得ることに成功し、最高権力者である金正日と会うチャンスもつかむ。しかし97年、韓国の大統領選挙をめぐる祖国と北朝鮮の裏取引によって、自分が命を懸けた工作活動が無になることを知ったパクは、激しく苦悩する。監督は「悪いやつら」のユン・ジョンビン、主演は「哭声 コクソン」「アシュラ」のファン・ジョンミン。

2018年製作/137分/G/韓国
原題または英題:The Spy Gone North
配給:ツイン
劇場公開日:2019年7月19日

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映画レビュー

4.0政治や軍事のネタの劇映画化は、悔しいけど韓国のほうが上手

2019年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

韓国諜報部から工作員が北に送り込まれた実話に基づいて作られた、(派手なアクションやロマンスではなく)心理サスペンスに重点を置いた渋めのスパイ映画だ。日本でも最近は「空母いぶき」や「新聞記者」など社会派の意欲作が出てきたが、作品の出来や面白さを客観的に比べると、やはり韓国のほうが一枚も二枚も上手だ。もっとも、邦画界はこれまで現実の政治や軍事にリンクするような難しい題材を避けがちだったので、伸びしろはあると期待しているが。

黒金星=パク役のファン・ジョンミンが、角度や照明によって松重豊にも木下ほうかにも見えて、似具合が気になってしまった。パクとリ所長、敵同士ではあっても互いの優秀さを認め合い密かに絆を育んでいく展開は、ありがちとはいえ両国の切望が反映されているのだろう。

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高森 郁哉

1.5正に命懸けの潜入

2024年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ここまでやるのはどんな思いからなんだろう
遂には逮捕されたと聞いた
虚しいね

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千恵蔵

5.0少し古い作品ではあるが良い作品

2024年10月20日
PCから投稿

今年379本目(合計1,471本目/今月(2024年10月度)30本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 シネマートさんのいわゆるさよなら上映の一環で行ってきました。

 この映画の作成年からすると、いわゆる「韓国映画」のカテゴリが明確に定まっていた時期ではあった(コロナ事情になる1年前に過ぎない)ものの、若干古い1990年代を扱い、一応は「フィクションです」とは出ますが、作内で述べられている事実は個々フィクションであったり、実際にわからないとされる部分を想像で補ったりする必要はあるものの事実であり、現在でも水面下では争いがあるものの、当時はこのように堂々とスパイ活動が行われていたわけであり、そうした部分、特に「フィクションです」という断りはあっても大筋において史実を扱っている、ある種特殊な性質を持つ映画(「タクシー運転手~」等も同じといえば同じだが、韓国国内のことだけではないという点が異なる)が公開されたのはある意味すごいことなのでは…と思えます。

 今から5年ほど前の作品ではありますが、今(2023~2024年)において韓国映画というものはだいたい持ち備えていることと、ストーリーが明確で追いやすいということもあるのでおススメ(といっても、シネマートのさよなら上映でやっていただけで、他の映画館ではやっていない?VODでは見られることは確認済み)です。

 採点上特に気になる点までないのでフルスコアです。
まぁしいていえば「1995年ごろの韓国、北朝鮮、日本を巡る情勢は…」という、朝鮮半島を中心に描くシーンで、日本海が east sea (東海)となっていた点は確認しましたが(アマプラならVODが無料で見られ、この部分はやはり確認できる)、「韓国作品であれば」、仮に2023~2024年であってもそう表記するでしょうし(事実、今週の新作の「パミョ」でも「東海」の表現は出てくる)、その呼称問題がどうこうという趣旨の映画ではないので考慮しています。

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yukispica

4.5リアリティがしっかりと感じられるスパイ映画で、面白かった

2024年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

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Kazu Ann

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