魂のゆくえ

劇場公開日:

魂のゆくえ

解説

「タクシードライバー」「レイジング・ブル」といった名作映画の脚本家として知られ、監督としても「アメリカン・ジゴロ」などを手がけてきた名匠ポール・シュレイダーが、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホークを主演に迎えて描いた人間ドラマ。戦争で息子を失い、罪悪感を背負って生きる牧師が、教会の抱える問題を知ったことから信仰心が揺らいでいく姿を描いた。ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師トラーは、ミサにやってきた女性メアリーから、環境活動家である夫のマイケルの悩みを聞いてほしいと頼まれ、彼女の家を訪れる。そこでマイケルが地球の未来を憂うあまり、メアリーのお腹の中にいる子を産むことに反対しているという話を聞かされる。また、トラーは自身が所属する教会が環境汚染の原因を作っている企業から巨額の支援を受けていることを知り……。メアリー役に「マンマ・ミーア!」「レ・ミゼラブル」のアマンダ・セイフライド。

2018年製作/113分/G/アメリカ・イギリス・オーストラリア合作
原題または英題:First Reformed
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2019年4月12日

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映画レビュー

3.0無宗教 無感動

2022年8月4日
PCから投稿

無宗教なので特に何も感じません。主人公の考え方や行動も「変わった人だな」というだけで、別に感想もありません。感受性の強い人なんかは色々考えるんでしょうけど。
ラストも「フーン」って思っただけで、別にどうでもいいです。
要するに「真水みたいな映画」、すなわち「毒にも薬にもならない」。
まあ、退屈に感じるのが普通でしょうね。ホーク選手は名演技と思いますので3点。

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越後屋

3.5信仰心と環境破壊

2022年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

難しい

キリスト教や己の信仰など重苦しく小難しそうな環境汚染による社会問題を背景にしながら、物語の核となるのはポール・シュレイダーが再度描いたような「タクシードライバー」のトラヴィス・ビックルが頭に浮かぶ、地味に狂気性が帯び始め自滅の道に突き進む牧師である主人公。

教会に対する不信感が芽生える出来事から、そうさせるタイミングはどこだったのか、自爆テロ寸前からキリストの鞭打ちのような有刺鉄線グルグル巻きが自傷行為とマゾスティックな一面にも、最後は愛し合いながら唐突に終わる。

エドワード・バンカー原作の「ドッグ・イート・ドッグ」を監督したポール・シュレイダーに落胆しながらも、脚本家としての「タクシードライバー」と「最後の誘惑」や三島由紀夫を描いた「Mishima: A Life In Four Chapters」が思い起こされる意欲作として素晴らしい。

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万年 東一

3.5テーマが面白いけれど…

2022年2月17日
Androidアプリから投稿

悲しい

知的

難しい

環境破壊と宗教というのが私には新鮮で、ストーリーの展開もおもしろく、トラーの渋い表情にも魅せられる。
でも、終盤に近づくにつれ、トラーの顔はじっくり映しだされなくなるし、日記は途中からどうかなっちゃうし、ということで、彼の心理が今ひとつわかりにくかった。

メアリーでストップがかけられてよかったとは思う。それは人間らしい側面とも言えて、悪くない落ちだと思う。
メアリーとは魂がつながっているというような特別な関係で、彼女への愛情が理詰めで出した計画の価値を凌駕した、というようなことだろうか。
私にはいまいちそのあたりがわかりにくくて、繊細で悩める牧師さんが、途中からプッツンして頭どうかなっちゃった男に豹変した、という少し残念なお話に見えがちだった。

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あま・おと

4.0とてもえっち

2021年12月6日
iPhoneアプリから投稿
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Ana-phylaxis