宮本から君へのレビュー・感想・評価
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泣いてる女は抱きしめろ。喚く女も、やっぱり抱きしめろ。
竿を折ってやったか。玉を引っこ抜いてやったか。どちらかだと思うんですよね。でも気絶するくらい痛いはずなので、痛い痛いと泣き喚く余裕があるんだから、折れても無いし、引っこ抜けても無いか。引っこ抜けば良かったのに。 やっぱ蒼井優が好き。ちょっとオバさん感は出て来たかも知れないけど、全然可愛い。話す時の下瞼の感じがたまりません。お幸せにー! どうにも、この暑苦しさが昭和男女。真っ向から絶叫する割に、勢い余って心にもない事叫んで無いですか?たまに。いや常に。器用に生きられないと言うか、直情に過ぎて合理的に行動できない宮本君の将来が心配になってしまいますが、言い放つセリフは、オジサン世代の心に結構刺さる。靖子も昔気質のオンナな感じがして、今時感が全くしないところが、好き。
迫力のある作品でした!
ストーリーと役者さんの演技に圧倒! 本作はノーマークでしたが映画仲間が高評価だったので観賞しましたが観て正解でした。あざーっす(笑) 池松壮亮さんや蒼井優さんをはじめ出演者の皆さんが120%の演技で本作に望んでいた印象。終始全速力で駆け抜けるような演技とストーリー。 そして真面目な演技と相反する漫画チックなお笑いなシーンも良かった! 普通なら引いてしまうような熱い演技も本作には全く無し。 新婚の蒼井優さんの体を張った演技に感心してしまいます。 鑑賞中、隣の女性の方が終始涙を流していましたが自分には理解出来ず。 女性心は解りませんね( ´∀`)
「R指定15??の疑問」と「池松さんのは歯抜き演技サイコー!!」
ラクビーの人気が絶好調に来ているというのにも関わらず、この作品では、ラクビー選手が不快なイメージとして出演する。真淵拓馬だ。怪力の持ち主という評判の選手だという。この男が人間としてメチャメチャにクズ野郎である。宮本が酒に酔いつぶれている最中に、靖子を拓馬が強引に犯す場面がある。この作品を場面を観る側の私としてはどう理解していいのか。もっと違う役があったろうに。靖子はなぜ彼を自分の部屋に招いたのかいう場面も具に描かれてはいない。その他、作品の要所要所に、不快に思わせる場面があるが、これもこの作品の一つの何がしかの主張なのだろうか?R15指定ではあるが、本作品の「R指定」の設定も曖昧である。
靖子が宮本の前で、中島みゆきの歌を口ずさむ場面も、私の中では、答えが判らなかった。
以外を除けば、池松さんの宮本役はハマりにハマっている。海岸で雷雨のなかでの靖子と宮本会話が若干聞き取りづらかったり、風間役の井浦新さんの出演の重要性もあるんだかないんだか。
この作品は、前半は蒼井さんの役が必要不可欠ではあるが、彼女の前作品「彼女がその名を知らない鳥たち」や「オーバーフェンス」のイメージが払拭出来ないでいる。彼女の「化ける演技」は、正直疲れる。出すカードを増やすべき。「演技している感」もろ出ている。もうそろそろ「フラガール」の紀美子のような役が欲しい。後半は、宮本役の池松さんが、完全リードする形で大変気持ちよく笑った。最後の坂での靖子へのプロポーズは、泣けたねぇ。前歯のない演技は、めっちゃ笑えた。この作品での池松さんは、前回の「万引き家族」「よこがお」を完全に超えているね。もうサイコー。前歯のない彼、両手にスーツケース、電信柱で逆立ち。拓馬への上っ面でない復讐心。もう最後の非常階段での拓馬との「真昼の決闘」ヒヤヒヤもの。靖子の職場に突入する。「僕たちの家族」では、妻夫木の存在をつぶし。今回は・・・・。スカッとさせられました。胸糞の悪い場面も多々あったが、真昼の決闘後の、雨の夜に靖子との「相合傘」に「大丈夫、大丈夫」という彼女への言葉が、いっぱしの男じゃねぇの~。内臓上げたら死んじゃうぜ!!今回は、池松さんに蒼井さんよりも軍配のあがった作品だが、何だかもう一度見たいと思わないんだよね。残念ながら。
熱量がとにかく凄かったが、個人的には現実を描いてるはずなのに、非現...
熱量がとにかく凄かったが、個人的には現実を描いてるはずなのに、非現実的に感じてしまう場面が多く、少し疲れてしまう印象だった。主人公の成長物語としては分かりやすく、良かった。
苦手な人には苦手な作品。
昭和っぽい、青年誌らしい作品だとは思います。
男くさい作品。
私は苦手です。
今回、この作品を見た理由は、知り合いに誘われ、エキストラとして参加した作品だったので見に行きました。
が、こんなにもいい意味でも悪い意味でも青年誌らしい作品だとは思ってなかったです。
宮本の結婚結婚と靖子に言うシーン。
あの場面、私は完全に宮本に引いていました。
靖子と同じ気持ちかは分かりませんが、何言ってんだこいつって印象。
あのシーンを笑って見ていた方もいましたが、私とは合わない方だとも思いました。
それまでの靖子に起こったことを振り返って考えると、守ってくれない、本当に顔も見たくない相手に結婚って言われて、何言ってんだこいつってならないわけない。
靖子が職場の人に、お騒がせしてすみません。おめでたで~と謝罪し、説明するところは、靖子ができた人間のように見えるが、心の中はズタズタだろうな……と思えてしまい、どれだけ靖子を苦しめるんだよとも思いました。
原作に忠実なのかもしれない。
でも、私にはこういう作品は合わない。苦手です。
もし、恋人がこの作品が好きならば、別れようと思うくらい、苦手な作品です。
エキストラ参加したけども、家族や友人には薦められないと思いました。
カメラワークや蒼井優さんのお芝居はすごいと思いましたが、内容が内容だけに人に薦めにくい作品でした。
精神世界を巡る仮想現実体験映画
近年散見されるコミック原作の実写版ですが、池松壮亮演じる主人公・宮本浩の、徹底して一人称による、あまりにも激越で、あまりにも壮烈なラブストーリーです。 手持ちカメラでの長回しによって不安定に揺らされ続け、寄せカットの多用によって緊張感を漂わせ、殆どが室内、それも意図的に狭小なスペースに閉じ込めたシークェンスによって閉塞感と抑圧感が高められ、これらの濃密で息苦しいほどの重圧の映像が紡ぎ合わされることにより、観客は徐々に微酔気分に置かれていきます。 更に頻繁にフラッシュバックが挿入されて、過去と現在の境界が曖昧にされるために、益々映像に酔わされトランス状態に陥らされ、一種の酸欠状態に喘がされます。 将にこれこそ真利子哲也監督の狙いであり、観客は、まんまとその術中に嵌っていきます。 本作は、実は宮本浩の心象風景を散文化して描いた、明白なスジのない幻想的な叙景詩であろうと思います。真利子監督は、映像技術を駆使して観客を宮本自身の精神世界に誘い、その中を彷徨わせ、彼が抱いたその時々の不安や苦悩、憤怒や喜悦、希望や絶望、嫉妬や戦慄、欺瞞や決断を仮想現実体験させていきます。観客を、いわば一種の催眠術にかけて陶酔させていく、その術策は極めて巧妙であり、計算され尽くした映画として斬新で画期的なその制作コンセプトにはただただ脱帽します。 池松壮亮の、ひ弱だけれど昂ぶる男・宮本を演じる、異常なほどの渾身の熱演により、物語が進行するにつれ宮本の狂気が増し怒声のボルテージが上がってくるのですが、反比例してその眼は終始醒めて落ち着いていたのは、やはり一夜の夢の世界を垣間見させられたからであろうと思います。 本作は、最初はコミックから12回の連続TVドラマ化されています。TVドラマを一切観ていない立場から、この129分の映画化作品に限れば、茶の間で冷静に視聴されるTVでは、その制作意図が不可解なままで終わるでしょうし、何よりあの暴力描写はTVには不適切でしょうから、本作は映画館でこそ観るべき作品として完成された作品といえます。
ただ圧倒された。人間賛歌だという紹介は、まさにその通り。 一つ一つ...
ただ圧倒された。人間賛歌だという紹介は、まさにその通り。 一つ一つのシーンが生々しく描かれており、手に汗を握りながら見た。 正直、点数のつけようがない。良い映画とは思えなかったけど、つまらない映画ではない。 いつもは自分の喜びや楽しさ、満足感みたいなものをそのまま点数にして、記録してるが、 この映画ではそのようなものを感じることがあまりなかった。点数をつけた瞬間に自分の中の圧倒された感覚がなくなってしまう気がする。 誰かに勧めるとしたら、熱い男に勧めると思う。大人しめ男子や女性は引いてしまうかもしれない。 でも、熱い男には、見て感じるものがある映画だと思う。 最後に全然関係ないけど、蒼井優こんなグチャグチャしたのも演じるんですね、すごい。結婚した山里がなんとなく羨ましくなった。
やはり心の痛み
葬式の名人に引き続き、誰もが持っている心の痛みをえぐり出す映画。 それでいて爽快な青春映画でもある。 それにしても、両作品とも女優がすごい。 この映画がちゃんと公開されたことに、日本映画界の誇りを感じる。
人は選ぶが
素晴らしい作品だと思う。
愛だ恋だを騒ぎ立てる恋愛モノ。
原作は未読だが、30年前に発表された漫画が原作。
男としての目線でのみ話させて貰おうと思う。
男から見た宮本は、控えめに言ってスンゲーのである。
これは、宮本がヒロインを『俺の女』にするまでの話。
序盤、ヒロインの家に押し入ったヒモ男の前で啖呵を切る事で物語は始まる。
そして主人公は、男が女に出来る事の全てを、やって退けるのである。
彼女を苦しめた男性器を全てブチのめし、血まみれのボッコボコでヒロインに笑いかける。
「俺が幸せにする、大丈夫だ、お前は俺だ」
これ以上、男が女に何が出来るだろうか?
決して理想の男ではない、でも男が出来る事を全て、やりきった男なのだ。
今、この話を世に出そうと考えた方々に拍手を送りたい。
女性にはこの男がどう見えるのだろう?靖子の様に彼を受け入れる事が出来る女性は世にどれほど存在しているのだろう。
良くも、もちろん悪くも。
圧倒されました
内容は必ずしも原作通りでは無いかも知れませんが、原作イメージは決して損なってはおりません。(原作は長編なので映画化に際しては良い場面のチョイスだったと思います。) 120分を超える映画ですが長さを感じる事なく、最後まで、正に持って行かれたました。 エンドロールが終わるまで殆ど人は席を立つ事が無かった事からも良い出来の映画であったと言って良いでしょう。
生半可なものが一切ないストレートな一発を浴びた
昨年の『斬、』に続き、池松壮亮と蒼井優のタッグ。 斬と同じく人間の暴力性を描いている作品だったが、2人の役柄も作品のアプローチもまったく真逆だった。 どっちの作品も見比べると役者の凄さを実感できそうだし、どちらの作品も人間を縛り付ける暴力について描かれているので、なぜ人間は戦わなければならないのか、違う観点から考えさせてくれる作品になっていると思う。 この作品は幸せだったはずの2人に思わぬ悲劇がやってくる。とても漫画的な話ではあるけれど、世の中の不条理な暴力性に立ち向かっている。暴力なんてまったくもって嫌だけど、絶対に勝たなければいけないこの状況に置かれたとき、自分の真の正義を貫けるか、この作品はものすごくストレートにかましてくれる。 そして誰かの親になる覚悟って生半可なものじゃ勤まらない。青臭くて自分よがりで頼りない馬鹿な宮本だけど、子どもと靖子のために自分を貫く、その気持ちだけはブレることなく、普通結婚生活を考えたらこんな男と結婚したくない女性はいっぱいいるだろうけど、本当の意味で信用は置ける人間だなと思った。どうしても自分のずるさに負けてしまいそうになるのが人間の性なのかもしれないが、こういう人間には憧れるよなぁ。 血まみれでボロボロになりながらのプロポーズは、日本映画の数あるプロポーズシーンの中でもトップクラスのプロポーズシーンだと思う。あんなのどんな馬鹿でも心打たれてしまう。 それから池松、蒼井の凄さはさることながら、彼らの壁となる人物を演じた、一ノ瀬ワタル、ピエール瀧、佐藤二朗あたりの存在感も抜群すぎた。
昼間に観なくて正解...かなり疲れた
真利子哲也監督作品なので
ある程度の覚悟はして行ったつもり
だけど、観てて辛かった( ˟ ⌑ ˟ )ア~
裕二も拓馬も宮本も
靖子に関わる男たちは皆嫌いだ
靖子は男運が悪いんだろうな...
宮本は拓馬にあれだけの熱量で仇討ちして来てくれるのも良いんだけど、私だったら警察突き出して慰謝料たんまり貰って来て欲しい
愛の形は人それぞれ
とはいえ、犯罪に犯罪で仕返しというのは
あんまり良い策では無いと思う
蒼井優さんの喜怒哀楽たっぷりな演技は好き
周りのバカな男たちに振り回されて
自分があるんだか無いんだか...
とても繊細で不安定な女の子の役
『オーバーフェンス』思い出した
宮本みたいな馬鹿正直な男に守られていれば
死ぬまでブレずに安心出来るのかな
最後は幸せそうね
池松壮亮さんの狂気じみた愛情表現は
『君が君で君だ』でも凄いなと思ってて、
普段はかなり落ち着いた声でゆっくり話すのに、演技となると豹変するな〜と感心してしまいます
深夜にフラっと映画鑑賞しに来たらしい
若いカップルちゃん達が終わってすぐの感想で
ハードなベッドシーンにドン引き
確かにそこまで要らないかな〜と思った
愚直な熱量
愛か自己満かなんていう理屈とか、なんのために闘うかなんていう大義とか、そんなもの一切関係ない。ただ愚直に目の前の人と対峙する池松壮亮が馬鹿馬鹿しいのに、いや、だからこそ切ない。こんなにボロボロになって闘ってるのに不器用すぎるから。でもそれがいい。人間味がありすぎて感情移入できないけど、それでも愛おしい。 綺麗な映像じゃないし暴力は多いし暑苦しくて疲れるのに、なぜか終わった後は清々しくて、エネルギーを与えられた気分になる。 なんとなくそれっぽい御涙頂戴の邦画は昨今ありふれてるけど、そんな半端な作品とは程遠く本気で迫真の2時間。 池松と蒼井優による最高の演技力を楽しむ映画かと思えば、コミカルな演技で最近人気の佐藤二朗が静かな迫力を見せてくれるし、一ノ瀬ワタルの途中から豹変するギャップも緊張感があって良い。 そしてラストの爆音主題歌が最高。 総じて言いたいことは、本作に限らず池松壮亮という俳優が発する熱量の凄まじさは全国民に認められてほしい。
「生きる」ことは体当たりだ。
受け止めてほしいなら、まず受け止めろ。 女も取引先も巨漢男もまとめて、体当たりでぶつかっていく宮本。 正義も悪もなく、ただ人間らしさが溢れむせかえる。 蒼井優さんの演技も素晴らしいが、池松さんの全力が目に突き刺さる。 ピエール瀧さん・佐藤二朗さん始め、助演男性陣の演技にも泣かされた。 エレカシの歌も熱かった、忘れられない作品の一つになりました。
主人公が叫ぶ!吠える!
熱いラブ・ロマンス、 倒置からのパート毎時間を往き来する構成、 序盤から熱い熱い、 ラストは大団円、 ラブストーリーとしてならいいのか 主人公2人以外は粗全員モブ、 脇に揃う役者さん皆良い味出しそうなのに、 ちょっともったいなかった。
ドラマよりエスカレートしていた
ゆとり世代や悟り世代の若者がこの作品を観たら受けるのかな。 ドラマよりエスカレートしてました。宮本がチンピラに見えて仕方なかった。冒頭からボヤけた鏡の前でぶっ飛ばしてるので、目に優しい映像が劇中なかったです。二人のくしゃくしゃな表情を観るたび、観てるこっちは悲しみと苦痛で目に疲れが溜まっていきます。 心温まるとか、救われた気持ちや爽快感なんて無いけど、エンディングに映る二人の表情になぜか、ホッとしてしまいました。
性別なんて関係ない。 普段からフラットに考える様にしてるのに、そん...
性別なんて関係ない。 普段からフラットに考える様にしてるのに、そんな事はぶち壊された。 男と女でしかない、そう突きつけられた。 身体中の体液という体液を撒き散らし、生々しさとエグさを恥ずかしげもなく全開で出しまくる。 根拠の見えない自信と、その有り余る疾走感に圧倒されるばかりだった。 そして、よく食べ気持ち良く寝る2人が印象的、激しく罵り合うのに、すごく健全でたくましい。 流される様に流れ着いた靖子の気持ちって本当はどうなの? 宮本ってどこを見て、どこに向かってるんだろう? どこか冷静な目線で観ていたが、間髪いれずに流れてくるエンドロールの歌で涙。 宮本浩次が歌う様に、もはやどうでもいい。 聴いてるうちに勇気が湧いてきた。
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