宮本から君へのレビュー・感想・評価
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鈍感な「男性の脳内お花畑」みたいなお話。
女性は、男たちとはまったく異なる視界を持っていることに気づかない、男性側の鈍感さ。
そのような男たちの考える(空想する)、一方的な「男の考える純愛の形」の押しつけが、この映画の真骨頂なのかも知れません。
情夫と手を切りたくても完全には切れずにいる、だらしなくも情けないヒロイン靖子と知り合った宮本は、この女を守ろうと考えるようになります。
ですが、靖子は宮本の仕事先に呼び出されたことをきっかけとして、宮本の目前で強カン野郎に犯されます。必死で助けを呼んでも、宮本は深酒で酔い潰れ、ピクリとも動きません。
何が「守る」だよ、と靖子は宮本を憎みます。
しかし、ここからが空想ファンタジーの真骨頂なのですが、靖子は仕返しなど求めてもいないのに、宮本は勝手に仕返しをしようと暴走するのです。
強カン魔はゴリラのような巨大な男。
当然ながら返り討ちに遭い、一方的にボッコボコにされ続け、それでも闘いを諦めない宮本。
はたして彼女は彼を愛するようになるのでしょうか……ってな感じの、100%男性視線の男性向けお花畑ファンタジーというべき作品でした。
漫画版の「宮本から君へ」は、話が重過ぎ、展開がノロ過ぎて、私はほとんど読まずに(読めずに)放置していました。
しかし、ストーリー展開に何カ月も掛かる「連載漫画の最大の弱点」も、2時間に凝縮して表現すれば、それなりに熱を帯びたお話として成立するのだな、という点には感心しました。
俳優たちの熱演も、評価できる点でしょう。
というわけで、ふたたび元号も変わり、時代が一回転し、好景気の終わりと絶望の始まりを人々が予期しはじめた「今」という時代にふさわしい作品だとは、思いました。
熱すぎると笑いになるときがある
演出が違ったら良かったかも
お酒の飲み過ぎには気をつけて
皆様、いつもこんな馬鹿なレビューを読んで頂きありがとうございます。さてまた全然関係ない話しから始めます。
私だけではないでしょうが在宅の時間が大幅に増えた今日この頃で御座います。TVを付けると大抵新型コロナウイルスのニュースです。バラエティはSPとか総集編って言ってますけど簡単に言うと・・・
再放送じゃねえか❗️馬鹿野郎❗️
それでDVD視聴となる訳ですが基本的に日本映画の新作か準新作からチョイスします。洋画だったら吹き替えがあるやつ。
さて映画を観ながらは私は必ずお酒を飲みます。寝落ちしてもOK.。緊張感はゼロ。一人飲みなのに翌日は二日酔い。馬鹿だね〜
お銚子が空になると覗いて、お姉さんもう一本つけて。
寅さんかよ❗️
さて相変わらず毒にも薬にもならない枕が終わりました。もうこの先は読まないでも良いですよ。大したことないですからね。
文具メーカーで働く宮本(池松壮亮)は先輩の仕事仲間の中野靖子と恋に落ちます。しかし靖子は元彼の風間(井浦新)にストーカー行為を受けていたのでした。なんとか風間は撃退したのですが、ある夜衝撃のある事件が起こります。先輩(ピエール瀧)の息子拓馬が信じられない行動に出たのです。
その時、宮本の馬鹿は寝ていやがる。大体てめえは飲み過ぎなんだよ。いい加減にしろ!
すいません。腹が立って言葉が汚くなりました。
まず警察だろ。フツーは。との考えは飲み込みます。フィクションだしね。
かくして宮本は怨敵、拓馬にタイマンを挑みます。いやいや体格差があり過ぎだよ。いわばアリと・・・
キリギリス!
例えの方向性が違うだろ❗️
じゃあアリ対・・・猪木!
異種格闘技戦になってるだろ‼️
大変失礼致しました。舞の海と曙の取り組みでしょうか?当時の体重差、実に101キロです。ボクシングや柔道と違って大相撲はどんなに体重差があっても関係ありません。しかし!しかしです。なんと舞の海は曙に勝った事があります。
青汁を飲んでるからだろ!(乳酸菌入り)
青汁は関係ないよ❗️
閑話休題、宮本は真っ向勝負を挑んで惨敗します。そりゃそうだ。警察に・・・いやもっと正々堂々と卑劣になれ!例えば背後からバットで殴るとか、石を投げるとか、お金に困ってそうな貴闘力に頼むとか・・・
かくして宮本は惨敗です。前歯も3本折られました。しかし宮本は漢(おとこ)だった。それでも憎っくき拓馬に闘いを挑みます。そして・・・
拓馬役の一ノ瀬ワタルは元格闘家の上、体重を33キロ増やしました。役作りとは言え凄いですね。稀に見る憎まれ役。嫌われ役。いやはや役者だね。役者だけど。
好き嫌いが分かれる映画でしょう。でも熱量は有ります。
エンディングに宮本浩次の歌が流れます。
Do you remember?
きみが好きな歌を まちを 空を
そして 明日をいま
俺が全て引き受けよう
私の胸に刺さりました。宮本から君へ
文字通り❗️
読んで頂きありがとうございました。
良い意味で疲れる映画だった。様々な感情が湧いてきたけど、どこにぶつ...
熱量120%の演技
生きるって難しい
パワーがいる
ヘタレ男の妄想
原作もテレビドラマも未見です。
千鳥の漫才ではないが“クセが強い”映画でしたね~。まあ、好きな人と嫌いな人と両極に分かれるタイプの作品であると思います。昔なら、ヤクザ映画やチンピラ、不良映画によくあるストーリーの様な感じでしたが、サラリーマンの設定というのが異色ですね。
この作品『ディストラクション・ベイビーズ』の監督だと知り、然もありなんという感じです。
人間って色々な“妄想”するタイプがいますが、妄想の定番中の定番は“恋愛妄想”でこれは男女共にあると思いますが、男(私)の場合“喧嘩妄想”というがあると思うのです。これは喧嘩に自信が有る無し関係なく、武井壮の“百獣の王妄想”に非常に似た、絶対強者ともし闘わなければならなくなった状況下での戦闘シミュレーションを事細かに立ててしまう妄想です。自分がプロレスラーや相撲取りやヤクザなどと、もし闘わなければならない状況になった場合どのように相対するか?という想定で、男なら一度や二度は妄想したことや悪夢として夢見たことがあるように思うのですが、この監督もこの妄想癖がかなり強いタイプの様に感じられました。
私はこの物語の登場人物全員が基本的に苦手なんですが、唯一、この監督のネチネチとした弱者の強がり的なこだわりに対しては自分の中にも少し感じられて、突き放して見ることが出来ませんでした。
ドラマから一転
役と思えないほど自然な人たち
電話ボックス内のカップルに触発されて、キスするふり。からの、じゃれあいからの、キスがとても良かった。あと、井浦新めちゃかっこよかった…クソ男の役だけど、クソさだけじゃない感じがまた、憎い。宮本と靖子の叫び合いは途中で笑っちゃいそうになるくらい激しいけど、靖子が言ってることには心が痛くなる。宮本はまじでめちゃくちゃやし、狂気かよって思うけど、こんなに真っ直ぐに愛されたら、もう乗っかるしかねーなってなるな。タクマのアレはちぎれたんです…??やべー。あと序盤のシーンが赤裸々リアルですごかった…あんなベッドシーン初めてみた。
宮本が熱い…熱すぎて最高だ。
ドラマのほうが好き
不器用な宮本のできること。
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