居眠り磐音のレビュー・感想・評価
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純正チャンバラ!
この物語を「散り椿」の映像クオリティで撮れてたら…なんて思ったりして。
昔、「時代劇役者」と言われる俳優が存在して、チャンバラは専門の俳優でなければできないのだと、小さい頃親が言っていた。
それくらい殺陣(たて)が難しいと言っているのだが、最近の俳優は凄いなと思う。
松坂桃李は時代劇はじめてだって?
51巻にもおよぶ人気時代小説シリーズが原作。
国許である九州の架空の藩を脱藩し、江戸で今津屋の後見になるきっかけの事件を描いている。
序盤で磐音と琴平(柄本佑)の剣技の違いを見せたうえで、あれよあれよという間に突入する二人の死闘は実に悲痛だ。
そもそも同じ道場で同じ流派を学んだのだとすると、なぜあんなにスタイルが違うのか?
ビジュアルとしては効果があるが、居眠り剣法の威力はよく分からなかった。
一方、事件のクライマックスとなる敵方浪人天童(浪岡一喜)との闘いは、天童の危険性が殆ど説明されていないので盛り上がりにやや欠ける。
ただ、説明がなくても非道な悪人だと想像させるのは、浪岡一喜の映画やテレビドラマでの徹底した仕事ぶりによるものだろう。
柄本明演じる阿波屋の奇っ怪さは、際立つ。
ノリノリで演じたのだろうと想像する。
結局、国許の事件がチラカシっ放し。
家老(奥田瑛二←ピエール瀧から交代!)の陰謀が描かれず、中途半端なまま。
これも、奥田瑛二だから説明がなくても陰謀を感じさせている。サスガとしか言いようがない。
奈緒(芳根京子)の花魁も唐突すぎないか。
奈緒は美人ゆえに数奇な運命をたどるのだから、もう少し周囲が美人扱いしている場面とかを挿入してもよかったのではないだろうか。
芳根京子の花魁道中は、シーンとしては見せ場なので、少し残念な気がした。
磐音という男、悲惨な経験をして故郷を出て、江戸にいながら恩師に挨拶にも出向かずストイックに暮らしている割には、身の上を周囲にちゃんと話しちゃっうあたり、暗すぎない現代風の時代劇ヒーローだ。
木村文乃と中村梅雀の親子、剣の師匠佐々木蔵之介のほのぼの感も良かった。
とにかく、粒揃いの役者たちに支えられた、良心的なチャンバラ映画だ。
かつて、チャンバラヒーロー映画はシリーズが当たり前だった。
原作を追って続編シリーズ化を期待したい。
松坂桃李くんが、やはり良い 途中、お金の件が少し間延びを感じたが、...
松坂桃李くんが、やはり良い
途中、お金の件が少し間延びを感じたが、
柄本明さんのお芝居でがっちりまとめられてた。
みやすくて良かった
思わぬクライマックスに涙涙
大分県杵築市
柄本親子が各々魅せる
月代を剃った松坂桃李がまるでイケてないのに気付いて浪人になって髷をやめたのは正解。
原作は読んでいないが磐音は毎回傷を負うのお約束なのだろうか。それならそれで面白いけど。
あまり奥行きと風情を感じないテレビ的映像ながらシリーズ化してくれたらまた観に行きたいとは思う。
周りのキャストが良い。特に女性陣が総じて良い。
中村ゆりの花魁からまさかの花魁道中で号泣
芳根京子が可憐で可愛い。
川村ゆきえが意外とハマってた。
口の小さい奥女中の木村文乃は鉄板
エンディングテーマにMISIAを持ってくるのはやめて。時代劇におかしいでしょ!
痛快かつ切ない。これぞ時代劇の真骨頂!!
【賛否両論チェック】
賛:前半では磐音の背負う哀しみが、後半ではそんな哀しみを秘めた心優しい磐音が悪党と戦う姿が、痛快さ満点の中にも切なく描かれていくのが印象的。磐音の殺陣も特徴的で魅力。
否:展開はご都合主義で、ラストもやや呆気なく終わってしまった感が否めない。
まさにこれぞ時代劇といったお話です。前半は、理不尽な事件に巻き込まれ、竹馬の友を2人も同時に失ってしまい、しかも1人は自らの手で斬らざるを得なかった、磐音の哀しすぎる旅立ちの物語が描かれます。その壮絶な出来事が、その後の磐音の心優しい人柄に繋がっていると思うと、物語が非常に深く感じられるような気がします。
そして後半は一転、江戸でしがない浪人として生きる磐音が、新貨幣流通に絡む陰謀に巻き込まれながらも、用心棒としてその実力を遺憾なく発揮していく姿が、観ていてとても痛快です。
そんな普段は心優しく、いつもほんわかとしている磐音の、悪を前にした時のガラッと変わる圧巻の強さが、本作の見どころの1つでもあります。彼が刺客に言い放つ、
「そなたに次などない。」
っていうセリフがカッコよすぎました(笑)。
ラストはややあっさりしている感もありますが、時代劇好きには必見の作品といえそうです。
テレビシリーズで見たい
松坂桃李さんと磐音のキャラクターがベストマッチ!
暴れん坊将軍的とか水戸黄門とか、昔あった時代劇のちょっとゆる〜い所と、映画として話の筋がしっかりあって、テレビシリーズを始めるにあたり先ずは0話として映画公開しました!って感じでした。
ほのぼのしつつ決めるところは決める!殺陣もかっこいい。ぜひ、テレビシリーズで地上波でゴールデンでやってほしい。
ストーリーが・・・
評判が良かったので、観てきました。映像には不満はなかったのですが、どうもストーリーが浅すぎて。
序盤の展開も簡単すぎるし、その掘り下げもないまま無理に次の展開に持っていった感が拭えません。
こんな展開にすれば、時代劇の話として成り立つし涙も誘うだろう的な筋書きで、細かな人間の複雑な思いが描ききれていないように思いました。
花魁は可愛すぎて、迫力なかったなぁ。
時代劇好きな人も、そうでなくても楽しめる
令和初邦画、そして初時代劇を観賞してきました!
この映画は先日僕のTwitterで「オススメ映画」のアンケートを取ったところ、この映画が一番多く入っていました。
評判が良かったので観たのですが、アンケートを取った甲斐がありました!
正直観る前は期待が半々だったのですが、想像以上に良かったです。
時代劇を観るのは去年の散り椿以来であまり見ないのですが、それでも好きです!
邦画は洋画と比べてストーリーの細かい所をはしょったりすることが多いのですが、これ映画ではそれをせずに丁寧に描かれていて、尚且つストーリーも面白いです。
特に松坂桃李演じる坂崎磐音が浪人になるまでの話は緻密に描かれていたので、柄本祐や芳根京子との一連のシーンはこちらまで感情的になりました。
主演の松坂桃李は映画に多く出ているので既視感が強くなるかと思ったのですが、全然そんな事も無くて今までともまた違った演技を魅せてくれました。
殺陣のシーンは血はそんなに出ませんが、結構緊張感があってハラハラしました。
特に「散り椿」という岡田准一主演の時代劇で中途半端だった主人公と幼馴染が戦うシーンが切なくシリアスにやってくれたのが本当に嬉しかったです。
そして意外だったのが、映像が綺麗でした。
この映画の監督は「空飛ぶタイヤ」を観たときにそういった映像やフレーム等に拘らないのかな?と思ったのですが、そんな事は無かったみたいです。
背景やフレーム、色彩の使い方が絵になるように美しいです。
ただ、ネタバレを含みますのでここでは触れませんが中盤の下りと終盤のある展開に疑問を抱いてしまいました。
その他に、若手俳優の演技があまり上手くなかったり邦画特有の臭い演出もありますが、内容や映像が素晴らしいのでそんなに気になりませんでした。
この映画は軽快なトーンですが、同時に切ない人間ドラマの話でもあります。
特に前半の過去エピソードやラストは切ないですが、それでも希望を持てる内容となっていました。
こういった悲しくも希望がある話は個人的に結構好きです。
この映画はあんまり観客が入ってないみたいなので、観てない方にも是非ともオススメします!
よく出来ているが
一作目ということもあって最初の運びが若干まどろっこしいのは仕方ない。とはいえ、道場から故郷での出来事まではリアリティ重視で、荒唐無稽とも思える各々の構えなどを納得させるだけの出来。悪くない。
ただ、後半は長屋がらみの「いつものTV時代劇っぽさ」が浮いていたのが残念。戦う毎に傷を負う主人公、というのもなかなか新鮮で良かったのだけど。
前半の芳根京子のずいぶんぼんやりとした口調が気になったが、後半との対比と考えれば納得。
でも、柄本親子に持っていかれた感は否めないな…ww
久々の時代劇。当たりでした!
この時代ならではの切なさ悲しさ。けど最後は後ろ向きな気分じゃなくて、むしろ清々しい余韻に浸れた。適役含め殺陣シーンもカッコよく、女性たちも当時の控えめな雰囲気だけじゃなく芯の強さも美しく、とても魅力的でした。
ええっ?これでエンドロール?嘘でしょ?
磐音様の優しさに秘めた哀しみが全然伝わってこない。奈緒の女の憐れさも伝わってこない。国元での悲劇もなにか裏があるんでしょうと流されただけで終わり。何もかもが中途半端なままエンドロール?松坂桃李さん、素敵でしたが、ストーリーに深みがないため、ただそれだけで終わってしまったなぁ。奈緒も可憐ではあるものの、花魁張るにはまだまだ美しさに迫力がない。子供じみていて、生木を裂くような別れをしたふたりの切ない想いが感じられず残念。おこんさんにいたっては、ただの口喧しいおばさんにしか見えなかった。ふたりの後ろ姿を見送って、なかなか似合いだとはちっとも思えなかった。う~ん。何もかもが少しずつ足りないまま。散漫な映画だったなぁ。
是非、観て欲しい映画です
全く予備知識なし、原作も読んでませんでした。
以前、劇場予告を観たので、ふらっと観てみました。
大当たりです。
登場人物が、全てに渡っていい感じでした。
早速、原作読んでみたくなりました。
超人的に強いわけではなく、切られることの緊迫感を感じました。
池波正太郎さんの小説みたいなのだと、いいなぁと期待してしまいます。
佐々木蔵之介さん演じる師匠が、絡んで来たら更に面白いのではないかと思います。
とにかく人に勧めたくなる映画です!
是非ともシリーズ化を!
最近の松坂桃李君良いです。
好きな原作だけにキャスティングはウムムと言うところもありましたが、主人公がバッチリなので良いです。
居眠り剣法を分かりやすくしたかったのかもしれませんが、剣道経験者はあれは無いと思ったと思います。
兎に角シリーズ化を考えてるとしか思えない殺陣や登場人物、初日に観に行きあまり入っていなかったので心配ですが、是非ともシリーズ化を!
賞は狙いに行ってないと思いますが、お金出して観に行く価値はあると思います。
もちろん原作ファンです。佐伯先生の作品は、100冊以上読んでいます。重いし邪魔になるので是非kindle 化をお願いします。
各キャラがたってる。
あらすじ複雑なんだけどざっくり言うと、松坂桃李演じる元武士が銀行の困り事を解決していくって話。
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途中花魁だったり歌舞伎役者だったり極道みたいな人だったりほんとにチョイ役で出てくるんだけどその3人良かった。小さい役なのにちゃんと作り込まれてた。
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その3人だけじゃなくてどのキャラもしっかりキャラが立ってて見応えあった。特に悪役の榎本明すごかった。
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まぁキャラは良いんだけどこの映画の私の感想を一言で言うと、武士すぐ人切るやん。
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