居眠り磐音のレビュー・感想・評価
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入場者特典で2度楽しめる
鑑賞後入場者特典の特別文庫「居眠り磐音 劇場版00」に収録されているシナリオ全文を読んで2度楽しめました。原作のストックもあるのでシリーズ化を希望します。宍戸文六を奥田瑛二さんで撮り直した意味がないと思うんですよね。
居眠り磐音
この男切ないほどに強く優しいーのとおり
こんな静寂で重厚で上品で綺麗で優しい切ない正統派時代劇映画初めて見ました。ほんとに良かった!
磐音が背負っている切なく辛い過去をちゃんと体現しながら強く優しい磐音を演じている松坂さんはやっぱり凄かった。
重厚で静の殺陣シーンは丁寧で音楽と合わさった時にゾクゾク感が凄くて何度でも味わっていたかった。とにかく坂崎磐音(松坂桃李)がかっこいい♡
磐音の生みの親佐伯泰英さんに感謝です笑
磐音の許嫁の奈緒役の芳根京子さんの悲しい切ない透き通るような演技の度に涙。
悪役の柄本明さんの悪顔が圧巻!凄い演技でした。
ピエール瀧の代役の奥田瑛二さん、ここのシーンか!と、キャスト、京都スタッフ皆さんの撮りなおしのご苦労と熱量を感じながら拝見。
この時代の経済、ゾクゾクする殺陣シーン、下町の人々の生活、切ないラブストーリーがバランスよく構成されたほんとに面白い、続編が楽しみな映画でした。オススメです!
原作居眠り磐音はまだまだあるので続編願う
作品は面白い
松坂桃李の映画、結構みてます。
刀、まだまだで、まわりの先輩役者にすごく助けられ引き立ててもらっているなと感じます。
いろんな役にチャレンジしてて
こういうのも数をこなせば似合ってるので頑張って欲しい。
芳根さん、目で語れていない。
文乃ちゃんと役が反対だったら?とか
想像してしまった。
芳根京子が、もっと演技がうまかったら
最後、泣けてたかも…。
わかりやすくて、まとまりある映画。
純粋な時代劇
とても純粋なベタな時代劇。
殺陣もカッコイイけど、ワイヤーアクションがあるわけでもなく、登場キャラも常識外れなキャラはいない。
良くも悪くも安定の時代劇。
ただ、どんな映画も派手にする必要は無い。どんな年代でもついていける時代劇も皆で観て守っていきたい、とも思います。
なんと……面白い!
ヒロインが芳根京子で、脇も演技がうまい役者で固めて、主演の松坂桃李は大丈夫なのか? って、心配半分、からかい気分半分で観に行ったのね。そしたら、面白かった。
どうも松坂桃李は《孤狼の血》あたりからうまくなってんの。
それに、この役は無口な主人公が人知れず苦しむって役だから、台詞より見た目の良さが重要なんだよね。そこに合ってた。
ただ、ラストの「生きてる方が地獄だ」ってところは、ちょっと演技が足りてなくて、そこだけ残念ではあったんだけど。
で、この作品は演出がうまかった。「こいつを用心棒に」って磐音を連れてくシーンは、歌舞伎っぽく大きな芝居でやんのね。それが時代劇に合ってて、むしろ自然に観えたりして面白いの。
殺陣のシーンも多いんだけど、役者さんたち殺陣なんてやったことなさそうな人ばっかりでね。でも、良かった。練習したんだろうなあってのと、殺陣を工夫してんなあってのと両方だったね。
波岡一喜もがんばってて、ちゃんと悪役の剣豪に見えたしね。
ストーリーでは「ヒロインの芳根京子を救ってやれよ!」と思うんだけど、そんな甘い話を書かないんだよ佐伯さんは。
「こら止むを得ないなあ」っていう事情があるとはいえ、磐音はヒロインから逃げてるんだよね。そんな男が簡単に女を救えるはずないってことなのかなって思った。
あと佐々木道場での「よう来たな」は泣きそうだった。号泣しそうな感じ。これは原作の良さだろうな。
時代劇にいまの役者が意外とはまると解ったし、シリーズ化して欲しいね。
時代劇も克服!?
ここ数年の秀作続きのおかげもあってミュージカルの苦手意識を克服することができたのですが、時代劇もコメディやアクションもの以外はあまり積極的に観ていませんでした。ごめんなさい!反省しきりです。派手派手アクションではなく王道の時代劇って言うんでしょうか(今まで観てこなかったのでおこがましいですが)切なくて、悲しくて、やるせないけれど面白かったです。泣けました!さすがの柄本明さんの怪演、素晴らしかったですが、できればシリーズ化して延々と敵役を続けて欲しかったですね。また芳根京子さん、透明感のある美しさに涙しました。もちろん松坂桃李さんの人間味あふれる演技にも感銘を受けましたし、彼の代表作になり得ると思うので是非とも続編期待します。関係ありませんがJINの南方先生と野風を思い出しました。ただ封切始めの休日にもかかわらず映画館の中観客が10人くらいしかいないのとほとんどが年上の方々ばかりだったのが残念でした。老若男女楽しめる作品なんですけどね。口コミでどんどん観客動員されること、切に望みます。いい映画でした!
時代劇エンタメ・・☆
豪華キャストによる時代劇エンターテイメントです。
松坂桃李、何を演じてもなりきって上手いなぁ・・
歳をとってからが楽しみです。
お話は、時代劇の王道を行く感じで 芳根京子の最後の
シーンとかもそうだろう・という感じでしたが、わかって
いても楽しめました。
江本親子は、やはりふたりとも良い!
他にも、友情出演だの特別出演などで、贅沢な出演陣でした。
時代劇だから・・と思わずに見に行けば 十分楽しめます。
日本には時代劇がある!
最高。普通の「大衆時代小説」を真っ向勝負でエンタメ化。芳根京子は出番の度に泣かすし、最初の道場シーンを除く全チャンバラ場面が、兎に角カッコいい。
ただし、黒沢や勝新とは比べないで下さい。
カムイや無限みたいなおバカ感はありません。
剣心やあずみみたいにぶっ飛びません。
昭和の暗澹無し、ワイヤーアクション無し。
本当に普通の時代劇。そこが良い!
泰平の世、「命のやり取り」に自己証明を求めた剣士達の姿を、も少しだけ描写して欲しかったかなぁ。柄本明の断末の叫びが渋かった。と言うか、アレ、続編への布石ですよね。待ってます。
※脚本の単行本貰えました。薄いけど、地味にラッキ!
と、磐音の妹役が南沙良だったことを、後で知った。いつもの辿々しい話方は演技だったんか?やっぱこの子、地味に只者じゃない。
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5/22追記
「武士道とは死ぬことと見つけたり」。武士ってメンドクサイ。名誉、家名、面目は、命より大切。自分の命よりも、家族の命よりも、友の命よりも。
家名を守るために、或いは名誉のために、笑いながら死んでいった「時代モノの登場人物」に、心打たれた経験を数え上げればキリが無い。死を覚悟する時の気高さと落ち着きが、武士道精神そのものだと思っています。
磐根は小林琴平を、背後から斬ってしまいます。藩命により成敗したカタチですが、武士にあるまじき決着が、逆に家名を傷つけると言う皮肉。切腹しても不思議じゃないが、磐根は全てを捨てて脱藩する。つまりは、侍社会では「死に切れなかった負け犬」なわけです。だから奈緒を迎えにも行かないし、道場にも顔を出せない。
※佐伯原作は未読なので、この辺りの描写が不明です。
「負け犬感」を描写すれば、暗~い話になってしまう。武士道精神をサラッと流して、「竹馬の友を斬ってしまい、心に深い傷を負った優しい剣士」にキャラを振った戦略は間違ってないと思うし、今日的魅力があって良いかなぁ、って言うのが映画を見終わった時の感想。シリーズ化して欲しいけど、作数を重ねる毎に風呂敷が広がって行くパターンに陥らず「下町の片隅の話」を維持してくれよ、ってのが切なる願いです。と、芳根京子が好きなので、配役、簡単に変えないで下さい。お願いします。
鑑賞前は、時代劇の壁を感じていたが…
松坂桃李くんが出演しているため、鑑賞しようと思いましたが、時代劇ってどんなものだろう…と、本当に観ていいのだろうか、と迷っていました。18歳女子です。
キャスト勢はとても豪華でしたので、絶対映画館で観る価値はあるだろう!と思い…鑑賞しました。
一言でいうと…ほんとに、観てよかった!!難しいかなぁと、不安に思っていましたが、時代劇ってこんなに面白いんだ、と新しい境地に出会えた気がしました。昔ながらの複雑な上下関係のある人間関係の面白さ、そしてストーリーも難し過ぎず、とても分かりやすかったです。お芝居もみなさんとても素晴らしくて、泣きました(´;︵;`)様々な役に感情移入してしまいました。
とてもとても良い作品でした。劇場内は同年代の方はいらっしゃらなかったのですが…とても楽しませて頂きました。友達に感想を熱く語ることはできませんので…ここで語らせてください(笑)ぜひ皆さんも、劇場でご覧になってください!!!!!!!
磐音の心情に打たれました
松坂桃李さんの磐音役がぴったりはまっていて 穏やかに微笑むシーンと人を切るたびに心の傷が深くなっていくシーンのギャップが 見ていてとても心を揺さぶられました。芳根京子さんの最後のシーン 涙が止まりませんでした。
完璧な主人公なのに、、、ただ哀しい、、
おっとりした見た目にもかかわらず、剣は強く、老若男女すべてに優しく、そして賢い。
そんな完璧な主人公なのに、実は悲壮な過去を背負っていて、愛する女性とはもう会えない。
全編通して哀愁・切なさが漂う映画でした。終わりも切なかったです。
音楽も映画の雰囲気に合っていて良かったし、殺陣もカッコよかった。
見てて、ふと浮かんだのは るろうに剣心
続編あったらいいなぁ。
面白いような、そうでないような
殺陣には力が入ってると思いました。動きも美しくなめらかでした。役者さんも上手でした。
あとは、展開。原作未読です。これが佐伯泰英さんの世界観なのか、展開が穏やかで少し物足りない。大悪人がいないからか理不尽さも感じず敵に勝っても爽快感がなく感情移入できないので泣けもしない。なんだったら少し眠くなり、少しぐらいだったら寝てても惜しくない(実際少し寝てた)という感じでした。
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