グリーンブックのレビュー・感想・評価
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コメディタッチで差別の本質を描く
黒人差別、同性愛者差別など、現代問題として扱われている課題を、お題目としてではなく、人々の生活にどのようにそれが内在していて、どのように人を傷つけるのかをコメディタッチで描いている。誰でも見やすいコメディタッチの映画にそう言った要素を盛り込むことは、多くの人に気づきを与えるし、映画のラストでも和解があるように、現実社会でも和解できるのではないかという希望を持たせてくれるので、とても良い映画だと思う。
貧困と黒人は必ずしもイコールではないし、白人と教養もイコールではない。人それぞれが本来であるのに、ジャンル分けすることで人を判断するようになる愚かさを糾弾しており、身の回りの男女差別など、目に見えない形で自然と織り込まれている差別的構造を気付くきっかけになった。
差別心はどこからやってくる
4.5
タイトルなし(ネタバレ)
アイデンティティを考えさせられる一本。
途中、車が故障して修理している間、たまたま立ち止まったところが黒人だけが畑仕事をさせられている場所。
一人また一人と気づき、手を止めてじっとこちらをにらむように見てくるシーンは色々考えさせられるものがあった、
服装や身なりも違う、白人を運転手につけ、高そうなスーツで後部座席に乗っている、
柵1つ隔てただけで世界が全く違って見えるこのシーンは印象的だった
映画なんてこれでいい
きっと誰しもがこうありたいと感じる
今日は次男の誕生日で、朝一番にlineにおめでとうのメッセージを入...
今日は次男の誕生日で、朝一番にlineにおめでとうのメッセージを入れた。
単身赴任での東京生活、この映画を見て離れて暮らしていたも、大事なものがあると感じた。
コロナ過の今、ますますその思いを深いものと感じている。
ドライバーの家族や親せき、友達に囲まれた暑苦しいとも言えるほどのうらやましい人生。
一方、主人公の一見皆が羨むような成功と名誉に囲まれた絢爛な生活。
しかし、人生において、何がもっとも重要なのか、何を大事に生きていくのか、どうすれば幸せなのか、そんな事を考えさせてくれる映画だった。
くどくなくさらっと幸福を感じさせてくれるラストが、ホロリと涙を溢しながら、心地よい余韻を堪能させてくれる、グッドな映画という感想。
しょーもない差別、
白人と黒人の友情ものの中でダントツトップに面白い
1960年代の人種隔離政策がまだまだ続くアメリカを舞台に、黒人ピアニストのドンと、そのドライバーを務めるイタリア系白人のトニーとのアメリカ南部のツアーを通しての友情物語。
金持ち白人が黒人を雇って云々な映画はよく見るけど、それが逆転した形。でもいちおう実話。
白人とはいえ、イタリア系アメリカ人も差別の対象になっているのが、さらに複雑な二人の関係性を作っている。また、全編にわたってコミカルなトニーと真面目なドントの掛け合いがギャップが大きくて面白い。一種のカルチャーギャップコメディのノリで楽しめる。
しかし一方で、当時のアメリカ、特に南部での黒人の扱いの現代とのギャップも感じられるし、現代にも通じる今なお続く差別の根深さも感じられる作品にもなっている。
ドンが、自分は黒人でも白人でも、男ですらない、自分は何者なんだ、というシーンもかなり印象的。
彼も壮絶な体験をしているのだ。
銃も実は持ってた。
手紙も実はバレてた。
という最後のオチも、とても面白かった。
2人の友情に感動!
黒人ピアニストと運転手兼用心棒の2人がツアーで黒人差別にあいながらも、
ツアーを周り友情を育んでいく物語。見終わってから知りましたが、実話なんですね。
用心棒のトニーがいつやらかすんじゃないかとヒヤヒヤしながら観てました(笑)
60年代のアメリカが舞台で、日本人の私達からは想像もつかない以上に、
黒人への差別は大きくあったんでしょうね…
そんな中でも執念のために我慢するドク。
最初は黒人を軽蔑していたトニーも彼と出会い、
彼の演奏や人柄に偏見が無くなっていく姿に感動しました。
喧嘩っ早く、マナーも悪いトニーですが、
愛する家族のために手紙を書き、
ドクによってロマンティックな文章を書けるようになってくシーンが
とても素敵でした。
最後の演奏の場面では、いつもクールに仏頂面だったドクが
本当に楽しそうに演奏していて、感動!
本当に本当にいい映画。
作中の曲も素晴らしい!!
ドンシャーリーのピアノ曲聴いてみよう。
吹き替えの大塚芳忠さんと諏訪部順一さんがまた最高でした!
自分の中のお気に入り映画にランクイン♪
考えさせる実話
とても素晴らしい映画
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