一度死んでみた

劇場公開日:

一度死んでみた

解説

大嫌いな父親に「死んでくれ!」と毒づく女子大生と本当に死んでしまった父親が巻き起こす騒動を、広瀬すず主演、堤真一、吉沢亮共演で描くドタバタコメディ。「犬と私の10の約束」「ジャッジ!」で知られる澤本嘉光のオリジナル脚本で、auの人気CM「三太郎」シリーズを手がけてきたCMディレクターの浜崎慎治が長編映画初監督。大学4年の野畑七瀬は、製薬会社社長の父親・計(はかる)と2人暮らし。何かと口うるさく干渉してくる計が大嫌いな七瀬は、日々「一度死んでくれ!」と毒づいていたが、計は偶然開発された「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲み、本当に「一度死んで」しまう。それは会社乗っ取り計画を耳にした計による、社内に潜んでいるであろうスパイ社員をあぶりだす秘策だった。おばけとなって姿を現した計、薄すぎる存在感から「ゴースト」と呼ばれている計の秘書・松岡、そして七瀬の3人は、会社乗っ取り計画阻止と計を無事生き返らせるミッションに挑むのだが……。

2020年製作/93分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2020年3月20日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第44回 日本アカデミー賞(2021年)

ノミネート

最優秀主演女優賞 広瀬すず
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(C)2020 松竹 フジテレビジョン

映画レビュー

3.5近年続く松竹×気鋭のCMディレクターの意欲作

2021年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

松竹のチャレンジ枠とでも言おうか、気鋭のCMディレクターを監督として抜てきして製作した作品のひとつ。基本的にはコメディだし、荒唐無稽なツッコミどころに細々と茶々を入れるのは野暮ってもの。
広瀬すず、吉沢亮、堤真一、リリー・フランキー、松田翔太、柄本時生、西野七瀬、さらに佐藤健、池田エライザ、志尊淳、古田新太、妻夫木聡ら凄い面々が短い出番ながら嬉々とした演技を披露している。
今作を観直して改めて感じたのは、リリー・フランキーというのは実に美味しいところを持って行くなあということだろうか。

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大塚史貴

3.51時間03分付近でスイッチが入る

2020年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

ギャグが決まらんなあ、フラットな展開が続くなあと思って見ていたら、1時間03分付近から、突然スイッチが入ったかのように映画が動き出した。そこまでは、すべて伏線の設置に終始していたわけだ。同じフジテレビ映画なのに、「ヲタ恋」と全然雰囲気が違いますよね。こっちは、ちょっと鈍くさい分、親しみやすいというか。

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駒井尚文|映画.com編集長

5.0完璧に仕上げられたプロットに驚愕

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

全てが伏線。
純文学でない限り、物語の構成において伏線はマストだが、この作品はすべてが伏線でできている。
母の死によって父を完全に嫌いになった娘が、父の会社の陰謀に巻き込まれながら本当の父のことを知ることで腐っていた自分自身を再発見し、再生する物語。
敵役は誰もが簡単にわかる体にして、父が生き返る時間まで必死になって取り繕う姿をドタバタコメディで描いている。
「本当は何がしたいの?」
吉沢亮くん演じるゴーストくんのセリフは、実に多くの人が抱えてしまっている真実を暴いているように感じた。
星の王子様のようなセリフ「本当に大切なことは目には見えない」など普遍的な要素がテーマとして明確に表現されている。
タイトルには不思議なニュアンスがあり、二度見してその意味を考えようとしてしまう技がある。
このタイトルと七瀬の歌、そしてそれが父の会社の若返り製薬の開発過程で偶然できた「2日間だけ死ぬ薬」というものを、一本の串で貫いたかのように作品の中心となっている。
何の前情報もなく観てしまったが、伏線が一つずつ回収し始めてからは物語に吸い込まれてしまった。
しかし、
たった一つのシーンに主役級の俳優たちを使い捨てるような配置はいいのか悪いのか?
郷ひろみさんの講演が中止になって、そのポスターを利用して「野畑計葬儀会場」。
さらに、小澤征爾さんと野口聡一さんの登場にはすごいを通り越してあきれるほどだ。
この作品は誰を対象にしたものだろう?
家族の絆をテーマにしているので幅広い年齢層であるのは間違いないが、このやりすぎ感を感じてしまうのは対象年齢ギリギリなのかなとも感じた。同時に、一度死んでみなければわからないのは、見えているものしか見ていない証拠かもしれないとも感じた。
そういった感じ方ができれば、豪華俳優陣をまき散らしてもそれ以上にこの「テーマ」の比重が重いのかもしれない。
「お前ら、見えているものしか見てなくね?」そんな声が聞こえてくようだ。
素晴らしい作品だった。

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共感した! 13件)
R41

4.5おもろい

2024年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 1件)
まかの