劇場版　うたの☆プリンスさまっ♪　マジ LOVE キングダム

全編ライブ映像作品、これは画期的でした。
わかってはいましたが、観客はほぼ女性のみ。
ざっと見て男性は自分含めて3人、流石にアウェー感があります。
オープニングからライブが始まる感があって、とても良い導入。
いざ始まると、このライブ感は広がりがあって良いですね。
それとこの“ありそうで、絶対ある訳が無い”ステージの演出が素晴らしい。
アニメーションの特性をうまく引き出していました。
ただ、MCが長い分、全体で見るとやや中弛みを感じてしまうのですね。
個人的には本当のライブのように、畳み掛けるようなステージの連続を期待していました。
…とは思うものの、ファン的にはこれはこれで欠かせない大事なシーンでもあるのでしょう。
これが無いと個人個人の声が聞こえませんしね、何となく納得はできます。
何よりストーリー要素を排した「フィルムライブ」に振り切った作りって、かなり冒険だと思いますよ。
とても面白かったです。

まずこちらを見るべきでした。
(この作品を見る前にアイドリッシュ〜を観ました)
何が驚いたって4年前の作品。
4年も前の作品なのに古さを感じさせません。
よくいく映画館でいつの頃からか上映が始まっていたのですが…4年も前の作品…まだやってるんですね…
納得です。
これは何度も見たくなります。

最初に見たアイドリッシュ〜は確かに技術は上がっているように見えましたがバランスがチグハグな感じがしてアイドルたちが不自然
こちらは2019年の作品なのに技術の古さをあまり感じません。MC中の動きが少なかったりなどはありますがざ！アイドルライブ！！！！といった感じでハマりました。
声援も(無発声応援上映)なのに映画館にいる人が声出しているようで驚きでした。

本当に見る順番を間違えたと思います。
そして本当にいつまで上映しているんだ？？？？

スターリッシュツアーズ→アプリ→原作一作目の順で履修し、本作を見ました。

魔法のようなファンタジックなセットや演出があったり、逆に吊り下げのワイヤーで現実みを出してきたりと演出部分はとても派手で楽しめます。
前半(ユニット)MCはやや間延び感がありますが、楽曲やメンバーの話題なのでまあ人数を考えるとこんなものかと。

ただ後半MCはアニメのストーリーを知ってないと理解や共感がしづらい部分があり、そこで少し気持ちが落ち着いてしまいます。
アニメを全て視聴後に改めて見ましたが、ストーリーを知っていればファンサの組み合わせで込み上げるものがありました。

楽曲や演出、パフォーマンスは素晴らしいので
後半MCを休憩タイムとして割り切ってみるのもいいですが、全て楽しみたいのであればキャラクターやアニメストーリーの知識はあった方がいいと思います。

今年見た作品が良かったので、同じシリーズの旧作が上映されると聞いて鑑賞。このシリーズは映画館で観る文化があるのか。

曲や演出はよい。宮野真守はやはりすぐわかるが、それ以外も歌唱力がずば抜けた声優がいる。
一方でMCはボリューム過多、いつ着地するのか不明な間延び感、そして棒立ち状態は正直どうにかならなかったのか。が、なるほどここから進化し、現在の作品になったのかと納得した。

ストーリーを排除した、アニメで全編ライブビューイングというおそらく当時としては実験的作品、随分思い切ったなと思う。映画での初ジャンルの第一人者というか先駆者になるって、資金集め相当大変だったろうな…。
売れるであろう作品というより、作りたいものを作った感。映画文化の為にも、こういう挑戦的作品はファンが支えてあげて欲しい。