焦燥 劇場公開日:2019年4月6日
解説 ドキュメンタリー映画「がむしゃら」が反響を呼んだ高原秀和監督が、度重なる不運に見舞われた女性と老資産家の恋を描いた恋愛ドラマ。老資産家の藤堂は、亡き母の骨壷を抱えて真夏の墓地を歩く紗弓の姿に心を奪われる。父を知らない紗弓は藤堂を父のように慕い、男としても愛するようになっていく。そんなある日、藤堂に誘われて別荘を訪れた紗弓は、自分とそっくりなお下げ髪の少女・和美の似顔絵を見つける。そして嵐の夜にやって来た招かれざる客により、藤堂と紗弓の関係は思いがけない方向へと狂いはじめる。グラビアアイドルの小田飛鳥が紗弓役、黒澤明監督作「影武者」の織田信長役などで知られるベテラン俳優・隆大介が藤堂役を演じる。大人の男女を魅了する作品の発信をコンセプトとするキングレコードのレーベル「KING RECORDS presents エロティカ クイーン」の第1弾で製作された一作。
2019年製作/77分/R15+/日本 配給:アルゴ・ピクチャーズ
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2019年5月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
映画として語るべきことはないが、小田飛鳥ファンは観るべきだろう。てか、こういった作品は一期一会なんで見逃してはいかんと思う。 黒澤明の「影武者」で織田信長を演じた隆大介が初恋の人に似た飛鳥に惹かれるという展開。まあ、隆もじいさんになったという感じだが、歳が近い彼にシンパシーを感じないわけでもない。しかし、二人で別荘に行って隆が回顧録を書き続ける展開は、もはやシュールで余りにもじれったい。 小田飛鳥の主演作としては2本目か?作品としては前作の「契約結婚」に軍配があがるが、今作の価値は見る人が見たらわかるというやつです。 ちなみに「KING RECORDS presents エロティカ クイーン」の第1弾とのこと。
2019年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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多分今後こんなジャンルの、毒にも薬にもならない生ぬるいストーリーが量産されるのではないだろうか。AVと何が違うかというと、ライティングとカメラの捉え方、そして効果としてのBGMだろう。でもこの温さが最近やけに和んでいるのも認めたくない心情である。 ストーリー展開は雜なのだが気にならないのは目的が違うからなのか、しかし結合部分のアップがある訳もないのに自分でも不思議なのだ。 題名は直接のテーマへの想起ではなく、きっかけというフックである。思うように事が運ばない女と、死期が近い事で心残りに苛む男。 古希辺りであろう男がかつて若い頃に愛していたそして目前でレイプされた女と面影が似ているヒロインは、母親に先立たれ、身に覚えのないトラブルに苛まれる幸薄い境遇である。しかし物心つく前に父親と離れたヒロインはファザコン故に二人は惹かれあう。しかしトラウマを克服出来ず悩んでいる男に、女は偶々浸入してきた賊を利用して、意気地がなく出来なかったレイプ阻止を叶えてあげる、とザックリだが中々アクロバティックな筋書(そのヒロインのインプロバイズは興味深かったが)である。一晩中男に抱かれたヒロインは海の岩場に佇む。その顔は何かを悟ったような妙な表情を浮かべる。それは愛する男の憑き物を落とした満足感なのか、それとも持病の心臓病の悪化なのか動かない男へのレクイエムなのか、『悪女=聖女』として生きて行こうと覚悟なのか、その結末は観客に委ねる構成で終わる。ヒロインのグラドルはアニメ声と巨乳&細身のプロポーション、そして顔はオアシズ大久保似の受け口というギャップでリアリティを感じさせる。演技は頑張っている雰囲気が出ているし、まぁいずれにせよトップレスを披露したことが出演条件なのだから今後の露出はどうなるか楽しみではある。 この作品のコンセプトは如何に男に共感出来て、アラサーのグラドルを手籠めにしたい、その妄想を掻き立てられるかの一点である。余りにもセクスプロイテーションに毒された自分も又資本主義の格好の餌食なのだと痛いほど自覚する作品ではある。
主人公が古いアダルトビデオか石井隆の映画に出てくるヒロインのようで違和感があった。 何が言いたいのかも、映像も全てがチープで、お金を返して欲しい