寝ても覚めてものレビュー・感想・評価
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不協和音がずっと鳴っている映画
過去の成就できなかった想いは甘美な香り。
今が一番幸せなはずなのに、封印していた想いが、本能が自分を動かしてしまう。
あれから、あの二人はどのように歩んで行くのだろう。もう以前の二人には戻れないとお互いにわかりながら。
世界は覆される。その時本性が動くのかな。
人も懲りないけど。私も懲りずに間違ってばかりいるけど。
そりゃあ、昔愛し合った人と同じ顔の人がいれば用心深くなる。
何が自分を惹きつけてしまうのか。
自分が怖くなる。
アサコは怖かったんだと思う。
自分さえも知らない何かがうごめいている世界が。
わかることは過去に生きてはダメなんじゃないかということ。
今、自分が選択した人生を生きなければ何かに復讐される気がする。
何に?
信じた人の心に。
そして自分に。
渡辺大知くんがもっとみたかった。
恐るべき恋愛映画
恐ろしき恋愛映画であり、これこそが濱口映画と言えるとてもヤバい作品だった。恋愛映画、変わる...。
序盤のあり得ない程の浮遊感、この世の存在じゃないかのような奴からいきなりリアリティ溢れる関西人として登場する東出昌大(いや別人の役なんだけど)、どこか地に足がつきそうでつかない女唐田えりか。幸せそうなシーンなのに常に不安。常に不穏。
ヒロインの行動にはビタ一文共感できないのに、私はなぜか泣いていた。何故だろう。分かりたくないけどなぜか分かってしまった。あれは避けられないものであると。
唐田さんは正直演技が達者かといえば全然そうじゃない、むしろ拙いのだがこの映画はあれでよかった。演技とはなんなのか考えてしまった。
東出昌大さんはもうこれ代表作と言っていいでしょう。彼の人の好い部分と得体の知れない部分を完全に出し切ったと思う。個人的にはもっと評価されろよ!!!と思う。
敢えて言うなら、若干のご都合的な場面が気にならなくはないが、それもねじ伏せる演出の技巧。濱口竜介の技巧が凝らされた作品であった。
あとは...あれだ、予告編の出来が微妙だった。本編観るとこんなにもガツンと来るのに予告編で正直不安になったのはある。難しいものだ。
それにしても助演がみんな良すぎて...。仲本工事...。
《感謝と愛情は別》 「何だ!待ってたんじゃん!」 ☆☆☆★★★(1...
《感謝と愛情は別》
「何だ!待ってたんじゃん!」
☆☆☆★★★(1回目)
☆☆☆☆(2回目)
本日9/13日に2回目の鑑賞。最後の方にレビューを補足しました。
原作は未読。簡単に。
《長い期間に渡って心を閉ざしていた3・11に今こそ決別を》
麦を追って見る事の出来る、人工物に閉ざされた世界は。あの当時の全てを無に帰す様な、寂寥感溢れる記憶を呼び覚ますだけだった。
対して、「汚ったね〜!」川なれど。今、目の前に拡がる川には。生きている充足感・躍動感に満ち溢れていた。
ラスト直前、逃げる亮平を追いかける朝子。
この時のロングショットで、同時に発生するのが。雨雲を追いかける太陽光が、まるで2人を追いかける如くの【希望の光】
この奇跡的なワンショットは忘れ難い。
以下、とりとめもなく。
終盤になり、唐突に現れる麦。
今や、薄気味の悪い人物を演じさせたなら。東出昌大の右に出る俳優は居ないんじゃなかろうか。
山下リオのポジションが、年々田畑智子に近付いて行ってる気が…(u_u)
伊藤沙莉のおばちゃんぽさはデビュー当時から終始一貫(・∀・)
是非ともキムラ緑子のラインを突き進んで欲しい…って。これ以前にも書き込んでたかも💧
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2回目の鑑賞
冒頭から恋の花火が打ち上がる。だがその花火から放たれた煙には、不穏な空気が淀んでいた。
終盤、一旦終わった恋の炎。それを再び動き出させたのは、スルッと逃げて行くボールだった。
これはシンメトリーに彩られたストーリー。
顔は同じでも、全く人格の違う男を好きになってしまった女性の物語。
出会いの始まりに感じた自然体。一方で、あり得ない出会いに対して。単純な怖さから逃げていた亮平との距離間。彼のその優しさに触れ、次第に惹かれて行くのを感じてしまい。思わず走って逃げてしまう。
この2つのエピソードが、同じ写真展でも有り。印象的に画面に映る、双子の女の子の写真。
思えば、この双子の写真こそが朝子の心の中を炙り出していたのかも知れない。
題名の『寝ても覚めても』には、2つの意味が込められているのだと思う。そしてそれは、この作品に登場する男女の関係からも…。
女は『寝ても覚めても』その男が《忘れられない》
男は全ての合点が言った時から、『寝ても覚めても』(その事実が)《頭から離れられない》
【麦】とゆう名前には当然、動物の【獏】が掛かっているのは明白なのだと思う。
伊藤沙莉は登場するなり、「パクっと食べるのは夢だけにしとき!」と言うし。麦と2人で逃避行する車中で、女は「今までしあわせな夢を見ていたのかも知れない」と言う。
だから女の名前は朝子なのだろうか?朝になり、夢から覚めた事で一旦冷静になって慎重に…。いやしかし、彼女は恋愛に対して、本能の赴くままに行動してしまう。
田中美佐子の過去の恋愛模様も。彼女が取った行動との対比だった。
映画を観ている間。まだまだ色々な関係性を、意識しながら観ていたのだけれど。何分にもメモを取ったりはしないので。忘れてしまった部分もアレコレ。自分の記憶の悪さに悲しくなって来る。
あ?そうそう!「感謝と愛情は別」とメールして来た春代
「何だ!待ってたんじゃん!」と言った麦。
そのたった一言に。一発で自分の心の中を抉られてしまった事で、彼女は突拍子も無い行動に出てしまう。
《寝ても覚めても》忘れられず。心の何処かで望んでいた麦との再会。
しかし…。
長年の夢が叶ったのに。その【悪い夢】を食べてくれる伏線が作品の中には有ったのだった。
彼女が勤めていた喫茶店の店名は…。
⁂ 1 ウミミラクル だったのだ!
今年を代表する作品。何度でも観ます!
⁂ 1 先日、未読だった原作本をペラペラっと覗いていたら。喫茶店の名前は ウニミラクルだった_| ̄|○
2018年9月2日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン10
2018年9月13日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン3
これが今風?
原作未読。主人公朝子と風貌そっくりの二人の青年(麦と亮平)の恋愛模様を描く。内向的で口数が少ない朝子は、周りの友人達から見ても「不思議ちゃん」みたいな人なのだと思う。だから彼女の何を考え、どう感じているのかを想像しながらこの作品を鑑賞していたのですが、後段の彼女の気持ちの揺れ戻しは一体どこから来たのか余りに唐突で訳が分からずじまい。朝子役のセリフが少なく棒立ちのような演技が多いのは作品の設定と理解するものの、それを補う演出上の工夫がもう少しあっても良かったように思いました。また私の生活圏である大阪市内が舞台の一つになっていて親近感が湧いたのですが、その一方で役者さん達の関西弁が、間違ってはいないのですが、普段の日常会話にしては少し誇張が効きすぎで不自然に感じた点も気になりました。
とても面白かった
あさこを中心とした登場人物を巡るドラマが、序盤に微かな予兆があるものの、唐突に見ているこちら側の世界にガチーンと接続するその衝撃。
彼女の取る行動の数々は全く身もふたもないものばかりだが、でもこうするしかないよねーと思わせる。話が進むにつれて本人の魅力が増して行くのが凄い。
東出君の演技も華があって良かった。
ヨーロピアンビスタの画にオッとなった。もっとあっても良いのに。
すごいシナリオ
傑作です。自分は「万引き家族」より断然こっち。
演技を担保するためにセリフをブラッシュアップしたという監督の言の通り、ともすれば通俗的な話を(未読ですが原作の力もあるのでしょうか)よくここまで研ぎ澄ましたと思います。ただの車中での会話や、お好み焼きパーティも皿洗いも画面の緊張感が凄まじく、油断も隙もあったものじゃない!
あと数作でカンヌくらいヒョイと取ると思います。文句なし。
人の愚かさ狡さを客観視するための映画
はっきり言って、あまり好きな話ではない。
でも表現として引っかかる所はある映画でした。
まず、この映画が好きになれなかったのは何故かと言えば、主人公の朝子に全く共感できなかったから。
ぼーっとしてるような、地味めな女の子だけど、一度決めたら頑固だし脇目も振らず、人の助言も聞かず、突っ走る人。あと、何考えてるのか全然わからないような人。
正直同性から見て全く魅力的に思えなかったけど、男の人はたぶん、こういう人好きなんだろうなあって思いました。実際二人の男の人に愛されるわけだし。
むしろ、亮平や麦でさえも、それぞれ全く違う男だけれど、人として全然魅力的に見えたような。
ここまでけなしてしまったので、気になったところを挙げます。
・朝子が好きだった写真家の方、あれ何だったのかなって気になりました。
捉えられていたごく日常の風景、もしかしたら朝子には手に入れられない憧れの姿だったのか。
「朝子」という名も、目が覚める/醒める朝という意味ならば深い。彼女が夢を喰らう「バク」によって、やがて目を覚ますことが必然であるとわかるわけですから。
そう考えると「亮平」って、割と普遍的な、何の変哲もない名のように思う。彼は朝子との関係において、絶対に物語の主人公となれない運命を背負っている、ということなのかな。
でも惚れたが最後なわけで。朝子はある意味ファムファタールなのかも。
・亮平と同棲するようになってから飼ってたねこ、「寝子」にしては全く寝てるシーンがなくて、むしろ動的な姿が多かったのは意図的なのか。
むしろ朝子の方が、冒頭の縁側のシーンで眠り始めてからほぼ「眠り」続けているような、そんな生き方を浮かび上がらせるためのねこちゃんだったのか。(とりあえず捨てられてなくてよかった…)
・白眉のシーン、実は渡辺大知くんと田中美佐子さんなんじゃなかろうか。
最後になって寝たきりになっていた男友達と、自分の過去の秘密をこっそりと、女同士だけにバラす友人の母。
朝子が「眠って」いた間の数年間、非情にもその年月は世界を確かに変えるには十分だったと、目線と僅かな口角の動きで仄めかす渡辺大知くん、あっぱれです…!
周りの友人役の伊藤沙莉さん、山下リオさん、瀬戸康史さん、みんな芸達者だし、それぞれの役の歩む人生の変化は静かにその年月の経過を示していて素晴らしかったけど、一番印象的だったのが大知くんの役でした。
お母さんの秘密は、人の歪さ、汚さ、狡さ、人生思い通りにいかなくても生きてていいんだ、と思わせてくれ、ラストシーンに繋がるキーポイントだったと思います。
それでも朝子がしたことは許されるべきではないと私は思うけれど、息子の前で話さなかったお母さん、「大事なものは大事にすればいい」とさらっと言えるお母さんは、重要な人物だと捉えました。
まさに「おとなは秘密を守る」
・劇中で、こんなにも震災について触れられるとは思わず驚きました。
徒歩帰宅の道中、垣間見える亮平の人柄に納得しつつ、もしかして亮平は麦と顔が似てることに加え、震災がなかったら朝子と決定的には結びつかなかったのかも?と思うと、何とも皮肉。
実際にも、震災が結んだ縁、或いは切れてしまった縁というのはいっぱいあるのでしょう。
(この辺りに関しては、『嘘を愛する女』『最高の離婚』でよく描かれているように思います。)
・ラストの川についての会話、好きでした。
家を買うときは「いい眺めだ」とか「ここの景色好き」だとか言っていたけど、いざ修羅場を経たら、「澱んだ色の汚い川」でしかない。
川が氾濫したら真っ先に沈みそうな危ない場所、その淵に立って生活していくことを選んでしまった、二人らしい場所に皮肉にも落ち着いていたわけだ。
そして、朝子はそれでもその景色を「綺麗」と言える。この解釈が難しいけれど、やっと目が覚めた彼女はしぶとく生きていけるんだろうな…と思わずにはいられなかった。
tofubeatsさんの主題歌「RIVER」が全てを物語っています。
良い映画だった!
実は冒頭の10分間は半分寝ていたのだが、いつの間にか引き込まれてしまった。
レビューは賛否両論あるみたいだけど、まあ人それぞれでしょう。私は描かれている対象よりも描き方に関心がある方で、この作品では次のような点が印象に残った。
結局何がテーマかというと、好きな男に去られた女が別の男に出会って愛し合い、しかし突然戻ってきた元の男に心が揺らぐということ(顔がそっくりなのは話を単純化しているだけ)。その揺らぎの描き方がなんとも言えない。
セリフが棒読みと感じるのは、意図的に淡々と進めることで逆に抒情性を高める効果を狙ったのではないか。劇中のチェーホフを演じるマヤはその反証として描かれている。この世界の片隅にを思い出したという人がいたが、私もそうだった。それはこの淡々とした抒情性が理由。
一番心に響いたのは、亮平と過ごした5年間の朝子の変化が明瞭かつさりげなく描かれていたこと。
生理的に共感出来ない恋愛観😓
初 濱口作品でしたが、淡々と始まり、市川準のような撮り方なのか?と観ていましたが… 全体的に一本調子。
特に主人公二人の演技、演出に共感が持てず。
悲劇のヒロイン的な顔をして、周囲に迷惑をかける確信犯的な朝子の生き方。そしてラストの一度ふった亮平の家の近くで、雨の中ずぶ濡れになりながら猫を探し、こんな可哀想な私を見て的な演出が理的にダメ。そこへ予定調和に亮平が現れちゃう…。
全体を通し朝子の描き方が〝おとなしいお人形の様な女の子なのにやる事が大胆〟的な監督のファンタジーを、女性目線にすり替えている印象を受けました。
こんな結末の男女の関係があっても良いとは思います。
ただそれには朝子の深い心の変化を観せてもらわなくては伝わって来ない。
朝子に共感が持てるか持てないかで大きく印象が違ってくる作品かと思いました。
主人公二人以外の演技はとても良かった。
女優陣が微妙
原作はどうかわからないけど、いまいちスッキリしない映画。展開はまあまあ引き込まれたけど、ラストは謎。なにが言いたいの?と思いました。東出くん、瀬戸くん、渡辺くんは良かったけど、それに見合わない女優陣の薄すぎる演技。あえてそうゆう演出にしてるのかわからないけど、映画にするならもうちょっと攻めた演技とか演出にして欲しかった。
共演者が支えている
信頼しているようにみえて実は儚さがつきまとう 過去の恋愛とかすれ違いとか、理解をしている顔をしていても、そう思い込もうとしても、簡単に揺らいでしまうようなこと、男性女性ともに持っているところなのでしょうか 原作がどう描かれているかみてみたいです 共演の伊藤沙莉さん、若いのに主役の近いところで存在感をみせてくれる役が続いていて、今後も楽しみです(9月1日 なんばパークスシネマにて鑑賞)
男女の恋愛観の違いを考えさせられました。
キャッチコピーにもある"愛に逆らえない。"まさにそれに物語は集約されています。
現実にいたらぶっ飛ばされてもなにも文句言えないし、言わせない。と男性諸君からしたら思わざるを得ない、そんな展開なのですがこれも男女の恋愛観の違いなのかな、と。
その違いをパソコンのファイルになぞらって、
女は「上書き保存」で、
男は「名前を付けて保存」
などと言ったりしますが、この話を観て、女性の恋愛観は「上書き」がゆえ最初のベースは永遠に残り、必ず心の奥底の大切なところに残り続けるんだよなぁ、と思わされました。
そのあたりが「名前を付けて保存」で別管理(言い方はアレですが)している男性と違う部分なのかもしれませんね。
そう考えると、後半の衝動もまぁわからなくは…ないか…と納得できました。
愛は盲目。すべてを狂わせるってことですね。
作品としては全体の構成は魅せ方は上手いところに加え、脇役が光っていましたね。
脇役の面々がこの作品のよさを際立たせているといっても過言ではないでしょう。
「ハッピーアワー」に続き、安定した質の作品を生み出しているので、引き続きこの監督さんには注目していきたいと思います。
いろんな愛のかたち
分かるよ〜
朝子の気持ち。
若い時の憧れやら情熱やら色々と入り混じった、生々しい感覚。
大人になった今、またそれが現実の物になるのなら...
そりゃあ、我を忘れて突っ走ってしまうさ。
ただね、若気の至り的な、
あんなにフワフワした男は駄目だよ〜
若い内は良いけどさ、
将来、絶対幸せにはなれないでしょ!!
どんな過去でも、何も言わずに真っ直ぐ自分を見てくれて、いつでも抱きしめてくれる相手の方が、断然良いに決まってる。
頭では朝子も分かってたハズ。
きっと急に現れた過去の憧れ(麦)に酔ってしまった感じなんじゃないかな?
車中で目覚めて現実に戻った時、やっと間違いに気づいたんじゃないかな…
原作とか読んでないので、ただの個人的な感想ですが、久しぶりに少女漫画の世界感に入れてとても楽しかったです。
あんなイケメン2人に愛されるなんてめちゃくちゃ幸せでしょう笑
東出君の朝子を取られた時の顔!怖かったー
大阪の家に来た朝子を見た時の怒顔はちょい嘘くさかったのよね。
たぶん心の底では嬉しかったんじゃないのかな…妄想膨らんでしまう 笑
この前の「菊とギロチン」も良かったけど、
今回は性格の違う2役をやられてて、
とても素晴らしかったと思います。
透明感溢れる彼女の純粋
一般的な見解は自己中の思い込みの激しい彼女の独りよがりな恋愛物語かもしれない。
でも何か許せる雰囲気が彼女が纏っている空気感から伝わってくる不思議な純愛ストーリー!好き嫌いの好みが分かれそうな危うさに魅力を感じさせる作品だと思いました。
激しく揺さぶられる傑作
「ハッピーアワー」の濱口竜介監督作となれば期待せずにはいられない。公開2日目に拝見した。
やっぱ揺さぶられます。中盤の幸せの光景に2度涙してからの信じられないような終盤戦。ジェットコースターにでも乗っかっちまったようで、ふらふらになりながら観た。私なんぞはとても受け止められそうにないアップダウン。これは凄いわ〜
今年の邦画のベストの一本だろう。
超展開
面白いことは面白いのだが、他のレビュワーさんが「腐女子の妄想そのままのシナリオ」と言われていた通りの超展開でよくわからなかった。
朝子の感情の動きがよくわからないので、額面通り解釈すると「女とは、チャラい男が大好きな生き物である」ということにしかならないのだが、それでいいのだろうか?
男は過去の女をいつまでも引きずるけど、女って過去の男をいつまでも引きずるもんですかね?新しい恋が見つかったら、過去の男なんて生ゴミの日にでも出すみたいに綺麗さっぱり忘れてしまうもんかと思ってたけど。
役者は良かったのではないか。東出昌大はチャラ男と真面目男の演じ分けがよくできていたし、唐田えりかは完全に棒演技だけどそういう役だし、脇役については申し分なし。
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