寝ても覚めてものレビュー・感想・評価
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ファンになりそうだったけどやめ
「デジタルタトゥー」に出てた唐田えりかが気になって見たが、ただの演技下手で地味な女優という印象で終わった。会社員の彼が彼女に惹かれていく理由が分からない。そうならないと話が成り立たないから、というだけの気がする。
面白かった
スキャンダルあって、興味本位で見た。
でも、周りの共演者さん達のお陰で、
映画としては、とっても
面白かった。見入ってしまった。
でも、こんな共演の仕方やったら、10代から変わっていこうとする女の子やったらのめり込むわなと思った。
東出くんは、俳優なんだから、現実と映画の中は、分けないと俳優失格やんね。
しかし、唐田さんの大阪弁、下手過ぎて、オッケー出してた監督にもそこだけは、腹立って許されへんくらい
映画から、浮いてた。
ファンタジーワールド全開。
あの朝、なぜ彼女は唐突にカレに謝りに帰ろうと決断したのか
カレはなぜクルマを譲ろうとしてまで、カノジョの要求を承諾したのか
それ以外は、ストーリーとしては奇抜ではあるけれどおももしろかった、かも知れない
…が、役者が残念
主演の男女とも、しっかり演技できる俳優を使って欲しかったなあ
…地方局制作では客引きの俳優は予算的に「カレ」と「田中」で精一杯か
不倫きっかけでもいいから観てね
しばらく前に劇場で観ました。
映画を知るきっかけが何であれ、良い作品でしたのでオススメです。
最近出演者の不祥事があると作品にも影響出がちなのが不満なのでレビューしたことが少しでも足しになればと思います。
出会って数分でキスしたり、結婚相手と引越しする前日に元カレと、手を...
出会って数分でキスしたり、結婚相手と引越しする前日に元カレと、手を取り合って逃避行したり。こういう行動が出来る女性は情熱的だろうし、喜怒哀楽もはっきりしていそう。だけどこの物語の朝子は感情をあまり顔に出さないし、意思表示も強くないように感じる。なので朝子のとる行動と性格とがあまりにも一致しなくてどうもしっくり来ない。
何ヶ国かで上映が決まったとのこと、(何処の国かは忘れたけど)外国でどう評価されるのか。伊藤沙莉の大阪弁がいい味付けになってる気がするけど、その辺りは外国で伝わるのかなあ。
んー。ビミョーん
これどんな層に受けたのかなあ。
この後亮平は今までの徹底した優しさは失い穏やかな人柄の下でちくちくちくちく女に当たるようになるとしか思えない。
そして10年後に女がヒステリックに叫ぶセリフ「そんなにあたしが許せない?そんなにあたしか憎い?」
亮平の言葉をそのまんま贈ります。「あー今見えてもうたわ。そんな未来嫌やろ?」
そんなわけで、1日で気が変わって戻ったとはいえ、異質で気持ち悪い過去に半年ちょっと付き合ってた今は芸能人の変人男に5年以上同棲してたイケメンリーマン捨ててついてくアホ女もまあそりゃいるだろうけどだから?何がしたい映画なのかな。
猫のジンたんとその扱われ方が可愛すぎて最後まで見たから星2つ。マヤと亮平が必要なときに的確な言葉で必要なことが言える素晴らしい友達想いな人たちでそれらのシーンが爽快だったからあと半個。その分ますますヒロインの鬱陶しさが際立ったが。映画でははっきり言わないがこの女5年間無職プー太郎で同棲相手に養ってもらってたんだよね?扶養手当もないのに気の毒に。
何故かどうしても映画じゃなくて登場人物のレビューのようになっちゃって申し訳ないがまとめると再び、で、何がしたい映画なんだ?ってことです。
信濃八田郎さんの言ってたカンヌでフランス人記者がしたという「日本の男は本当にこの程度のことでそんなに怒るの?」という質問が一番面白かった。
【真に"一人の人"を愛することの魔法のような不思議な力を描いた作品】
同じ顔をした誠実に朝子(唐田えりか)を愛する亮平(東出昌大)と自由人、麦(東出昌大・・)との不思議な恋愛関係に浸る。
原作小説では、亮平と麦を”そっくり”と思っているのは、朝子だけかも知れないとも読み取れるのだが、映像化されるとその思いは砕け散る。
そして、その分、朝子の愛を貫く行動の残酷さと、愛する事は外見だけではないという事も、小説以上に伝わってくる。
<特に印象に残った俳優さん>
・獏の他人の感情を忖度しない(出来ない)浮遊感漂う佇まいを飄飄と演じる東出昌大のスキルの高さ
・友人、島を演じる伊藤沙莉さん("ひよっこ"の勝気なお米屋さんの娘さんを演じた方)
・仲本工事さん!
鑑賞後、不思議な余韻が残る作品。
<今作の独特な雰囲気は、今作が商業作品デビューになる濱口竜介監督ならではのものなのだろうか。次回作が楽しみである>
<2018年9月1日 劇場にて鑑賞>
吸い込まれた
映画館で観れずレンタルで鑑賞。
麦との出会いから独特な音楽気付けば世界観に吸い込まれ、この映画をずっと観ていたいと思った。
主人公達のみならず、周りの人達も時間が経過すると共に変化していく
麦の不思議な雰囲気と人を惹きつけるなにか
りょうへいの誠実で真っ直ぐな人柄
ただ、ただあさちゃんが人生に2人も惹かれる人に出逢えていることに幸せだなとも思った。
静かに物語は進むけど、熱は高く激しい物語だと思った。
映画館で観たかったなと切に思いました。
オチがない
唐田えりかさん主演。
これがこの映画に見どころだろう。
演出なのか実力なのか、セリフは棒読み。
俳優らしさはありません。
主要登場人物の殆どが関東圏出身にも
関わらず、学生時代を関西で過ごした事が
起点になり、関西弁でセリフを語ると言うチャレンジ。
大阪人の私としてはこの出来不出来は重要だ。
東出昌大さんは、朝ドラ経験からまぁまぁ問題なし。
田中美佐子さんはさすがのベテラン。
違和感ないにしても、時折濃い語り。
何より驚いたのは伊藤沙莉さんだ!
彼女は耳がいいのか、練習して習得したというより、
元々話せますレベルだ。千葉出身やで!
若手でここまでの表現力はなかなか見出せない。
元々、演技力もあり与えられたキャラを見事に
演じられる女優としてみていたが、協力な武器を持ってますね。
朝ドラのひよっこで知り、獣になれない私たち、この世界の片隅に、これは経費で落ちませんでも活躍を見ています。
益々期待大!
内容に戻ります。
タイトルから期待するラブラブ映画をどう見せるのか。
これが注目。
きっかけはありえないと思いつつ、今の世代の人にはあるのか?と譲歩し、その後の恋人同士と友人の群像劇をなんとなく見ていく。
何か起きるのか、考えさせられるテーマを突きつけてくるのかと思っていたが、何もないんかいっ!
と分かってきたら、オチに期待するしかなかったが、
普通やん!!っていうか、これじゃ締まらない。
唐田えりかさんの透明感を見せたかったのね。
であれば納得⤵️⤵️
もっと多くの人に観て欲しい
カンヌでパルムドールノミネートされたものの、「万引き家族」に光が当たりすぎてあまり話題にならなかった今作。
少女漫画原作にして、滝口監督初の商業映画にしてノミネート。実はカンヌでは異例の作品。
個人的に近年の日本映画の中で一番の出来だったと思う。まずOPの花火で遊ぶ子供を挟み出会う朝子と麦のシーンで心を奪われた。終始、朝子のクズっぷりにイライラするも、そのイライラさせる演出は本当にうまい。
展開もスリリングでサスペンスを観ている様な気分になる。次に何が起きるか予想が出来ない脚本、ずっと観ていたくなる作品だった。
朝子は「追いかけたい人」だったんだと思う。
亮平と朝子が並んでベランダに立って、その先にある河を眺めている。
亮平は「汚い河だな」と言い、
朝子は「でも、綺麗。」とつぶやく。
ラストシーンのセリフはこんなカンジ。
同じ「河」に対しての2人の見方は違うのか。そもそも映画的にはこの「河」って何なのか?主題歌のタイトルが『RIVER』ともいうだけに、この物語に対して河は大きな意味を持つようだ。
じゃあ、この「河」を目的地として、まずは本作『寝ても覚めても』というタイトルから考えてみようかな。
言わずもがな、「寝ても東出昌大、覚めても東出昌大」という意味だと思う。寝たり覚めたりするのは朝子なので、この映画は朝子の物語だ。「寝ても覚めても」を「夢と現実」、もしくは「理想と現実」と言い換えてみると、「理想の東出昌大と現実の東出昌大」の話となって、二役に当てはめてみれば「朝子にとって理想の鳥居麦と、現実の丸子亮平」の話ということになるんじゃないかなと思う。
「朝子が何を考えているのか、その行動原理がわからない」というようなコメントを目にしたけど、そもそも恋愛において、ちゃんとした行動原理で行動できることのほうが少ないものだと思う。それが苦しくもあり楽しくもあるのが恋というものなんだろう。当事者にだってわからないものを、相手方や第三者がわかろうとするのは難しい。だからそういうわからないところもひっくるめて相手を受け入れていくっていうのが、恋から愛へのステップだということも、よく語られることだ。
でも僕は、本作の朝子については、わりと理解しやすいというか、一貫した心の流れがあったように思えた。もちろんそれはただ僕が、わかったような気になりたいだけなのかもしれないけれど。
朝子はたぶん、「追いかけられて追いつかれるのではく、追いかけて追いつきたいスタイルの人」なんじゃないかなと思うんだ。これは僕がラジオ版で話したところの、「自分 “が” 100%で好きな相手と、自分 “を” 100%で好きになってくれる相手と、どっちを選択するか?」という問いに基づく考えになるのかな。僕はもう恋愛について考える際に、「マウントを取る/取られる」というモノサシで測るクセをいいかげん卒業しなきゃと思ってはいるんだけど、本作の朝子についてはそのモノサシを使うと理解できるような気がしてる。
朝子にとっては、
「ふんわりと逃げてしまいそうな鳥居麦を追いかける恋が理想」であることに対して、
「しっかりと追いかけてくる丸子亮平を受け入れる恋の現実」が苦しかったんじゃないかなと思う。
無条件に人を愛することって、なかなかスゴいことのように思えるけど、実は迷う必要がない分、楽しくて甘美だとも思う。
逆に無条件に人に愛されるのって、かなり嬉しいことのように思えるけど、ホントは自分の悪いところや醜いところを無視されているようで、けっこうしんどいんだと思う。
自分を無条件に愛してくれる人を愛し返したはいいけど、自分の悪いところや醜いところに相手が気づいたとき、自分が嫌われてしまいそうで怖いって、朝子はずっと迷ってたんじゃないかな。
丸子亮平はホントいいヤツ。朝子のことを本当に愛している、ように見える。でも「朝子が鳥居麦を好きだという負い目を踏まえて愛してくれてる」わけではない。だって朝子は話してないからね。で、話してみたら「自分が鳥居麦に似てたから朝子と付き合えたと考えれば、それはラッキーだ」と言う。大したモンだと思う、なかなかそんなふうには言えないよ。でもね、やっぱ負い目だと思ってる朝子にしてみれば、それは丸子亮平のやせ我慢で、朝子の負い目から目を背けてるだけかもって、考えちゃったんじゃないかな。朝子としては、自分の負い目に正面からぶつかって、爆発させて、消化して、その上で許されるところから、朝子と亮平の関係は初めて始まるって思ってたんだと思う。
鳥居麦がどういう人間か。それは実は朝子にとっても観客にとっても、どうでもよかったんだと思う。あれは恋に対する夢とか理想に、手足が生えて服を着てるだけの存在だったような気がする。鳥居麦が幻想的な人物だったのではなくて、鳥居麦に幻想を重ねていただけで充分だったというか、幻想を担わせる人物としてちょうどいいタイプだったというか。そういう、「人間」というよりは「概念」みたいな存在だったんじゃないかな。余談だけど、僕にとっても初恋の人は、もはや「人間」じゃなくて「概念」になってる笑。だから何年離れていても、ずっと好きなの、人間じゃなくて、概念だから。
でも、そんな鳥居麦が、人間という実体をもって、自分の前に現れちゃった。そりゃあとりあえずはテンション上がっちゃうでしょうよ。
あのレストランで鳥居麦の手を取って飛び出したのは、出来事としてはショッキングだけど、あんなの、出会い頭の交通事故で、事故の瞬間に運転手がハンドルを右に切ったか左に切ったかの違いに過ぎないと僕は思う(暴論?)。僕はあのレストランで暴かれたのは、「朝子の刹那的な愚かさ」なんじゃなくて「亮平、やっぱ朝子のこと受け入れ切れてなかったじゃん」ということなんだと思う。「ああ、そりゃあ丸子亮平だって、ああいう目するよね。」っていう。
そんなこんながあって、鳥居麦の運転する車は仙台に停まり、朝子はそこで鳥居麦と別れることにする。ここも「いったいなんやねん!」とか「コロコロ気が変わるやっちゃな!!」とか、朝子嫌われポイントになってる意見も目にするけど、ここで変わったのは朝子の気持ちじゃなくて、「鳥居麦が朝子を追いかける側」に変わってたってこと。そして「朝子が丸子亮平を追いかけるべき立場」に変わってたってことなんじゃないかなと僕は思ってる。
おそらく丸子亮平はその時、朝子の負い目に初めて正面から向き合って(向き合わされて)、爆発してる。鳥居麦は過去から自分を追いかけてきたけど、自分が未来に向かって丸子亮平を追いかけていける立場になった。そしてそんな丸子亮平に追いついて許してもらえたなら、その時にはもう鳥居麦への理想も丸子亮平への愛情に昇華されているはず。そこには友人たちの理解や応援や手助けはない。ようやく朝子は丸子亮平に対して、全力で無条件に愛せるようになったんだということ。
川沿いの道を走って逃げる亮平と、追いかける朝子。二人を照らす日差しが奇跡的な俯瞰のショットは邦画史に残る名場面だと思うけど、ようやく朝子は丸子亮平に追いかけられるんじゃなくて、亮平を追いかけられるようになった。そういう象徴的な場面としても素晴らしかった。
かくして朝子は亮平に追いついて、ベランダに並んで立つ。向き合う段階を過ぎて、同じ方向を見つめるというスタンスで並んで立つ。二人の目に映っているのは、これからの人生を暗喩する意味での「河」なのだろう。それはかつて亮平にとっては、自分を脅かすことのない、景色としての河だった。でも何かの拍子に増水すれば、自分が巻き込まれることもある、理不尽や矛盾や不信が渦巻く濁流になり得る河である。「汚い河だな」というセリフには、そういう想いが込められているのだろう。
朝子にとっては、その濁流が、理不尽や矛盾や不信を抱えて流れつつも、河が流れ続ける限り、それが日々の河の営みだと思えるのだろうし、いつかは濁りも流れ去ってまた穏やかな河になる未来が見えているのかもしれない。それを指して「でも、綺麗。」とつぶやいたのだと僕は思いたい。
朝子が「理想」にケリをつけて、「現実」を掴み取ろうとした話。結論としてはそんなシンプルな話なのかなとも言えると思う。
鳥居麦か、丸子亮平か。どちらが恋の正解なのかと問われれば、「両方と別れて新しい恋を探す」のが、僕は正解だと思う。でも、そのどちらであっても、自分が選んだことを正解にしていくこと、それが愛なんだと僕は思う。
ていうかね、男と女が共に生きていく河なんて、そもそも濁流なんだと思うよ。
感情没入不可
脚本の暴走がすごい、書き込みひとつひとつが足りてないように感じる。風景描写などは秀逸だが、中身が追いつかず設定も曖昧なまま全てのシーンを無理やり撮っている感じが強い。
特に、後半仙台に向かう瞬間の心情からの急転直下を説明しろとは言わないが、心の葛藤や変化を描写して欲しかった。世界観に入り込んでない中では女優がただ淡々と我儘な存在の不快な存在にしかならない。
全221件中、81~100件目を表示