私はあなたのニグロではない

劇場公開日:2018年5月12日

解説・あらすじ

黒人公民権運動の活動家で、いずれも暗殺されたメドガー・エバース、マルコムX、マーティン・ルーサー・キングの3人の軌跡を通して、アフリカ系アメリカ人の激動の現代史を描き出したドキュメンタリー。アメリカの作家で公民権運動家であるジェームズ・ボールドウィンの未完の原稿をもとに、ボールドウィンのテレビでの発言や講義などの映像、映画や音楽の記録映像を交えながら、公民権を得てもなお差別の本質が変わっていない現実を浮き彫りにする。監督は「ムルンバの叫び」のラウル・ペック。ナレーションはサミュエル・L・ジャクソン。第89回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた。日本では山形国際ドキュメンタリー映画祭201のインターナショナル・コンペティション部門で上映され、優秀賞を受賞。

2016年製作/93分/アメリカ・フランス・ベルギー・スイス合作
原題または英題:I Am Not Your Negro
配給:マジックアワー
劇場公開日:2018年5月12日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第89回 アカデミー賞(2017年)

ノミネート

長編ドキュメンタリー賞  
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映画レビュー

5.0 黒人差別の構造問題

2018年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

公民権運動時代に活躍した黒人作家、ジェームズ・ボールドウィンの原稿を通してアメリカ黒人差別の歴史を紐解く作品だ。ただのニュース映像をつないだドキュメンタリーではない、ボールドウィンの文章を再構成し、彼の精神性に現代まで続く差別の構造問題に焦点を当てるような作品だ。

この映画には、黒人の出演するアメリカ映画の断片がいくつも挿入されている。白人の観客のための黒人のキャラクターはどんなものか、そこからアメリカのリベラルの潜在的な欺瞞を暴き出すために映画の引用は実に有効に作用している。

招かれざる客のような人種間の融和を訴えたとされる映画にさえ、そうした欺瞞が隠れていることをボールドウィンは示唆している。ニガーという役割を必要としていたのは白人だった、それはなぜなのか。この映画はそれを問う。

差別をテーマにした映画で最も考察の深い作品の一つと言っていいと思う。映画と合わせてボールドウィンの「悪魔が映画を作った」を読むとさらに理解が深まるだろう。

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杉本穂高

5.0 キングとマルコムXが公開でやり合っていたとは知らなかった。パリから...

2026年1月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

キングとマルコムXが公開でやり合っていたとは知らなかった。パリから戻った監督の視点から多少センチメンタルに描かれているのも良い。
そして、彼がアメリカを嫌う理由はすごくわかる。くだらない国だ。
素晴らしかった。黒人について描いたもので最も良かったかも。、

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Emiri

3.5 アンクルトム

2025年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2025年5月7日
映画 #私はあなたのニグロではない (2016年)鑑賞

公民権運動家であり作家のジェームズ・ボールドウィンの未完の原稿をベースにアメリカの人種差別と暗殺の歴史に迫るドキュメンタリー

#マーロン・ブランド が公民権運動に参加してたの知らなかった
#ジョン・ウェイン 側のイメージある

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とし

4.0 ジェームス・ボールドウィン!

2022年7月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

黒人差別や公民権運動の映像に、ジェームス・ボールドウィンの言葉を重ねて紡いだ作品。黒人差別は白人側の問題。白人にとって必要だから差別している。なぜ差別をせざるを得ないのか、その理由を問うべき。としている。「ヒルビリーエネジー」を併せて読みたい。

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Maamiifuu