パーフェクトワールド 君といる奇跡

劇場公開日:

パーフェクトワールド 君といる奇跡

解説

障がいを抱える若者の恋を描いた有賀リエによる恋愛漫画「パーフェクトワールド」を、「EXILE」「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典と杉咲花の主演で実写映画化。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、仕事先の飲み会で高校時代の先輩で初恋の人である鮎川樹と偶然再会する。建築士として活躍する樹との再会につぐみは心を躍らせるが、樹は事故で車イスでの生活を余儀なくされる障がい者になっていた。その姿を見たつぐみは樹との恋愛を無理だと悟るが、昔と変わらないまっすぐな樹の姿にかつての感情があふれだし、樹に惹かれていく。樹もつぐみの素直でやさしい性格に惹かれていくが、「自分は誰かを幸せにすることができない」との思い込みから、女性と付き合うことをあきらめていた。そんな樹の思いを知ったつぐみは、樹との恋をあきらめようとするが……。樹役を岩田、つぐみ役を杉咲がそれぞれ演じる。監督は「流れ星が消えないうちに」の柴山健次。

2018年製作/102分/G/日本
配給:松竹、LDH PICTURES
劇場公開日:2018年10月5日

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映画レビュー

4.0とにかく杉咲花ちゃんがひたすら健気で可愛い。

2024年11月1日
スマートフォンから投稿

あー……。
そういや見たいと思いながら見そびれてたヤツだったなー……と思い出してレンタルしたヤツです。

ぶっちゃけると見ようかどうしようか迷いました。
というのも、この作品に出てる岩ちゃんのお芝居に一抹の不安が💧。
別の映画で「別に彼のファン以外は許せないレベルの下手くそさではない、だけどなーんかビミョーに鼻につくんだよなー……」という、上から目線ですみませんがそう感じてしまったお芝居を見てしまったので。
でも、ま、見たいのはこの作品そのものと杉咲花ちゃんだし……と鑑賞しました。

確かこの作品はもう10年ぐらい経ってるんだけど、花ちゃんが全然変わってない。
相変わらずちょーんとしてるというか、小動物系の可愛らしさ全開。

……一方、心配だった岩ちゃんは。
あー……お芝居上手になったなー……と、今回は気になることは特になく見ていられました。

話そのものは身体的ハンデを背負う人が出てくるならよくある展開なのでそこになにか奇抜さを求めるなら多分なんにも面白くない作品です。
でも、花ちゃんと岩ちゃんの王道を行くコイバナを丁寧に演じている姿はずっと見ていられました。
花ちゃん演じるつぐみのひたすら健気で可愛い姿を、岩ちゃん演じる樹の絶望や哀愁の中にある強さや途中にある切なくて悲しいまでのつぐみへの想いを是非とも見て欲しいなと思います。

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愛梨

4.0恋愛映画の王道の中に光る新しさ

2024年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

少し前の恋愛映画であれば、形勢逆転させるのは「奇跡」だろう。
二人を祝福するかのように起きる奇跡は行く先を暗示し、それが映画ならではという特殊感がでる。
それがいいとか悪いとかは視聴者側の受け取り方だ。
この作品も2018年と数年前の恋愛作品ではあるが、少しずつ世の中が変化してきた兆候が見られた。もちろんいい意味で。
この作品自体は概ね単なる恋愛もの。
ディズニー作品の○○姫シリーズと同じ型。
主人公のカワナは高校時代の憧れの先輩を離れて見ていることしかできない。
社会人となり再び出会った先輩は車いすに乗っていた。今でも先輩が好きなカワナにチャンスが訪れたと考えるのはごく普通のことかもしれない。
しかしそれはヘルパーのナガサワが言ったように、並大抵のことでは務まらない。
介護だけもそうなのに、そこに二人の気持ちが強く結ばれ続けることは、本当に、考えれば難しいことだというのは察しが付く。
それでもそれを乗り越えていくという、基本形の恋愛ものだ。
車いす生活者との恋愛、親の反対、自分自身の疲れ…
何の手術かわからなかったが、生命にかかわることだったのだろう。ここで奇跡が起き歩けるようになるわけではないことが、この作品の良かったところだ。
二人がたどり着いた答えは、「二人でいられるならそれだけで世界は完ぺきだ」
高校に佇むシーンは冒頭と同じで、冒頭、カワナがあの桜を見ながら高校時代から今までを回想するのが映画の大半となっている。
登場したイツキ。車いす。何も変わっていないかのようだ。
しかし、そこにあったのは変化した二人。二人が変化したことで様々な障害を乗り越えたのだ。
変化とは、周囲や環境ではなく、観察者である「私」自身が変化することをいう。
この真理が描かれていたのがよかった。

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R41

4.0負担の多い障害者と恋愛する事の是非

2022年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

杉咲花扮する川奈つぐみは仕事先の飲み会で、岩田剛典扮する高校の先輩で初恋の人であった一級建築士鮎川樹と再会した。ところが樹は大学3年生の時の事故で車椅子の生活となっていた。

負担の多い障害者と恋愛する事の是非。如何にあこがれていようが、ヘルパー並みに面倒をみる事は覚悟がいるし、強い精神力も体力も必要だ。果たしてふたりはこれを乗り越えられるのか?

岩田剛典も良かったけどさらに杉咲花が素晴らしかったな。一途に初恋の先輩を思い健気に尽くす姿とその想いを一心に見つめる眼差しに女優を感じた。嫌み無くセーラー服も似合うし、父親曰く末っ子で甘やかされて育ち体力が無いと言う設定にぴったりだったね。

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重

3.02人でいられれば、それだけで世界は完璧。

2022年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2018年。原作:有賀リエ。監督:柴山健次。
障害を抱える若者の恋を爽やかに描いた純愛ラブストーリー。
初恋の先輩は再会した時、車椅子生活の人だった。
高校の先輩・鮎川樹(いつき)を岩田剛典が、後輩のつぐみを杉咲花が扮しています。
純愛の障害は恋人が事故で脊椎損傷して車椅子生活になった事。
親の反対や恋人いつきの、つぐみを幸せに出来るのか?と言う、ためらい。
いつきを想うつぐみのまっすぐな想いに打たれます。
たまにはこんな純粋なラブストーリーもいいかな。
鮎川樹に能力と生活力があり、つぐみも家庭がしっかりしている。
やはり応援する体制が整っていると、当人たちも安心して結婚出来ますね。
(ただ、つぐみが最後までいつきのことを先輩と呼んでいるのは、
ちょっとだけ変ですよね)

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琥珀糖