散り椿

劇場公開日:

解説・あらすじ

名カメラマンの木村大作が、「劔岳 点の記」「春を背負って」に続く映画監督第3作として手がけた時代劇。「雨あがる」などの監督・小泉堯史を脚本に迎え、直木賞作家・葉室麟の同名小説を実写映画化した。享保15年。藩の不正を訴え出たために藩を追われた瓜生新兵衛。追放後も連れ添い続け、病に倒れた妻・篠は、死の床で最期の願いを新兵衛に託す。それは、新兵衛のかつての友にしてライバルであり、藩追放に関しても大きな因縁を持つ人物・榊原采女を助けてほしいというものだった。妻の願いをかなえるため故郷へ戻った新兵衛は、やがてある確証を得て采女と対峙する。過去の不正事件の真相や妻の本当の思いを知る新兵衛だったが、その裏では大きな力が彼を襲おうとしていた。主人公・新兵衛を岡田准一、かつての友・采女を西島秀俊が演じるほか、黒木華、池松壮亮、麻生久美子ら日本映画界を代表する豪華俳優陣が集結。

2018年製作/112分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2018年9月28日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第42回 日本アカデミー賞(2019年)

ノミネート

最優秀主演男優賞 岡田准一
最優秀助演男優賞 西島秀俊
新人俳優賞 芳根京子
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C)2018「散り椿」製作委員会

映画レビュー

4.5本作そのもの自体こそが散り椿だったのです

2025年6月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

散り椿
2018年公開、東宝

本格の時代劇を堪能しました
超有名な木村大作の美しいカメラでニホンの美しい光景を撮り、それを背景に日本人の真心を丁寧に描く、そういう作品です
薄味です
人によっては退屈だ面白くないと思われる方もあるかもしれません
つい醤油を掛けたくなる気もわかります
でも、それもしばらくの辛抱です
終盤になれば食い入るように観て終わってみれば、大きな満足感を覚えると思います
とはいえ、これが持続可能性のある時代劇かというと、正直難しいと言わざるを得ません
かといって現代の平均的日本人や海外の人々にそのまま受け入れられるような要素を盛り込むべき
かというとそうではありません
本作はこのままで良いのです
日本人がその時点でこれが最高のスタンダードだというものを確認するような作品を数年置きに製作するべきです
そうでなければ、もはや日本人であっても、本格の時代劇とはどんなものだったかを忘れてしまうかも知れないそんな時代だからです
椿が散り果ててしまわぬうちに
つまり本作そのもの自体こそが散り椿だったのです
椿は、まだ雪のふる頃に咲く花です
時代劇はまだまだ冬の季節
そこに咲く椿
ひとつ咲いては落ち、ひとつ咲いては散っていくのです
それらを見届けた先に暖かな春がやってくるのです

コメントする 1件)
共感した! 4件)
あき240

2.5クール

2025年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

流石の殺陣でした!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
おのもん

5.0西島秀俊の居住まいがすばらしい。 権力を振りかざす老中にも全く怯まない正義感を見せた。 このひとが主役でもいいくらいだと思った。

2024年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

動画配信で映画「散り椿」を見た。

2018年製作/112分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2018年9月28日

岡田准一
西島秀俊
黒木華
池松壮亮
麻生久美子
緒形直人
新井浩文
柳楽優弥
芳根京子
駿河太郎
渡辺大
石橋蓮司
富司純子
奥田瑛二
木村大作監督

今から300年ほど前の江戸時代享保15年、
老中、石田(奥田瑛二)の不正(賄賂)を訴え出たが認められず、
故郷、扇野藩を出た瓜生新兵衛(岡田准一)は、
連れ添った妻(麻生久美子)が病に倒れた際、
彼女から最期の願いを託される。
それは榊原采女(西島秀俊)を助けてほしいというものだった。

奥田瑛二は「居眠り磐音」でも悪いやつを演じたが
この映画でも極悪ぶりを発揮している。

西島秀俊の居住まいがすばらしい。
権力を振りかざす老中にも全く怯まない正義感を見せた。
このひとが主役でもいいくらいだと思った。

岡田准一の殺陣の安定した上手さ、
黒木華の凛とした女性の姿、

それもとてもよかった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ドン・チャック

3.5表と裏のバランスが惜しい

2024年1月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
つとみ