検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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酷く退屈で中身のない映画
恐ろしく退屈ですっからかんな映画です。描くべきポイントを完全に間違えており、吉高由里子との余計な恋愛に尺を割くくせに、過去の事件はほぼ描写せずいきなり口頭てナンタラ事件が〜と鬼気迫る顔で語りだします。 なんなの?ニノとキムタクの話ではないの?なぜそこで女を挟むの?作品に色気が出ないから?本当に余計で退屈でした。徹頭徹尾、褒めるべきポイントが全く見つからない駄作です。
「キムタクいい」
82本目。 キムタクの新聞の記事で、ドラマや映画のセリフを覚える時に、自分のセリフだけでなく、出演者全員のセリフ、ト書きまで、全部覚える、と言う記事を読んで、キムタクの事が好きになりました。 作品は、キムタク、二宮君、吉高由里子を中心に回って、実力のある役者が揃ったので、見応えありました。
主要キャストの3人を脇役が食っちゃった
そんな印象が強いです。
松倉役の酒向芳さんがいたから、あの犯人ができて、あんな犯人だから最上が堕ちていく、そんな堕ちていく最上を誘うようにする諏訪部役の松重豊さん、皆さんの評価は厳しめな方が多いですが、個人的に原作読んでなかったんで好きです。
物語のしての分厚さは別としてですが。
欲を言えば木村拓哉さんの堕ちていく様がもう少しあれば木村拓哉さんの幅が見れたかなと思いました。
二宮和成さんに関しては上手いなぁというより、踏ん張ったなぁって印象で人間味があって1番ノーマルな感情移入の相手になりました。
堕ちるときは堕ちるべくして堕ちる
東京都大田区で70台の老夫婦が刺殺された。
東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村拓哉)は容疑者のひとりに異常な関心を示す。
同道して事件に当たる若い検事の沖野(二宮和也)は、研修時の講師であった最上に対して一目を置いているが、彼の関心に疑念は拭えない・・・
というところから始まる物語で、最上に関心を持たれる容疑者・松倉(酒向芳)の個性が強烈なので、さもありなん、と思ってしまうが、そんなところをはがしてしまうと、さほど目新しいハナシでもない。
この手のサスペンスミステリーは2時間ドラマも含めて、相当数作られていて、相当観ているので、観る側の方がタフ。
ちょっとやそっとでは、ミステリーとしての文脈は見誤らない。
つまり、トリックや意外な犯人というレベルだけでは、お金を払って劇場に足を運ぶ観客は満足できない、ということ。
とすると、この映画、見どころは?
やはり、木村拓哉と二宮和也との演技合戦。
そこは及第点。
だけれど、サスペンスとしての腰が弱い。
タイトルロールは、結局のところ、私怨と私憤だけなので、さらなる殺人を重ねるには動機が弱い。
物語で面白そうなのは、吉高由里子扮する橘事務官の立場なのだけれど、それはそれで尻つぼみの結末になってしまっている。
原田眞人監督の演出は、このところお得意の同時演技、短いショットのつなぎ、というのを捨て、主役二人の演技を引き出そうとしている。
結果、演技は引き出せたが、物語の混沌感は薄まってしまっている。
とはいて、2時間サスペンスとは雲泥の出来であることは確かなのだが。
真実と正義は別物
最後最上の描いたストーリー全てが崩れたからこそよかった。
松倉は法で裁ける相手なんかじゃなかったんだろうな。
正義とは違う方向に向かってしまったこと、最上は百も承知だと思う。
沖野が罪人だとそう言ったときの、キムタクの瞳の演技がそう思わせてくれた感じ。
沖野は沖野で、松倉を助けようとした時に、たくさんルール違反おかしたよね。
だからこそ、最上の気持ちが分からなくもなくなってしまった。
分かるから苦しい。分かりたくなんてなかったのに。
それが最後の叫びなのかなって。
キムタクの演技が批判されてるけど、私は好きだった。誠実だからこそ堕ちていく人間を見事に演じてたと思う。
あと予想外に吉高由里子がよかった。
沖野を叱る芝居が好きでした。
で?ってなるラスト。
ニノこっわー。キムタクわっるー。そんなぬるい感想しか出てきません。最上は結末に至って何を偉そうにしとるんな…と思いました。我々の正義は相入れませんってだけで終わるん?何それって思いました。
丹野が窮地に陥った理由が、安定の早口説明でよくわからず(やっぱ字幕がいい)、そして最上と沖野の戦いと関係なくねって思った。
あと最上のなんか冷え切った家庭描写とか。ヅラ被ってガールズバーでバイトする娘とか全くいらんくね?
諏訪部は良かった。
「んぱっ」を繰り返す松倉はキモい以外に何も思わず。
いつもは可愛げいっぱいの大倉さんの弓岡役は、残念ながらハマってた。
そして大好きな山崎努があまり活躍せず、なんか裏表のある大物弁護士役で2シーンくらいしかいなくて寂しかった。
モリのいる場所を観に行って努補充しないと。
役者陣の演技力で支えている映画!!
評価:★★★★☆ 88点 ジャニーズの派閥争いにより、決して共演はありえないと言われてきた2人がついにスクリーンで対決します。 さて、感想は原作を大きく改変した原田監督の脚本には多いに問題がありますが、役者陣の演技力は素晴らしく、SMAPのキムタク、嵐のニノの、アイドルという枠を超えた演技対決はまさに圧巻であり、完全に俳優の木村拓哉、二宮和也となっていました。木村拓哉の静・陰、二宮和也の動・陽の演技をお互い見事に演じ分け、また、他の役者陣の演技も素晴らしく、役者達の演技力に酔いしれる為の映画とも言えるでしょう。 木村拓哉はアイドルの一時代を築き上げ、女性国民から最も愛され、そして最も嫌われてしまった彼であったからこそ、演じた最上に深みを与え、精神の強さからは、最後までSMAPを守りたかっただけなのに、裏切り者呼ばわりされ、批判を浴びながらも沈黙を貫き、耐えた姿が役に憑依していたと思います。 対照的に、天才と呼んでも良いのか、何でもそつなくこなす二宮和也。演技に対する考え方は木村拓哉と全く違うと思いますが、"諏訪部"、容疑者"松倉"との取り調べシーンはさすがすぎました。相手に合わせた話口調、尋問とも言える罵声の畳み掛け、口を「パッ」とするアドリブなど、とても良い味を出しており、木村拓哉という大きなオーラにぶつかりながら見事に存在感を発揮していました。 他の役者陣の素晴らしさも紹介したいですが、かなり長文になってしまうので、やめておきます。 さて、ここから残念な点。 原田監督の問題ですが、脚本がかなりお粗末です。 必要でない描写があまりにも多く、描かなければいけない描写がかけています。 コードブルーでも突っ込みましたが、本筋とかけ離れたエピソードが多く、情報量も多い為、肝心の本筋が中途半端になっています。 最上の家族や、謎のダンス、政治家の汚職、そして最も意味がわからないのは戦時中にとった日本の"史上最悪な作戦インパール作戦"を絡めていたこと。原作があるにも関わらずここまで私情をぶち込む監督があまり好きなれず、この映画鑑賞後、原田監督が少し嫌いになっていました。 ほかにも声を出して突っ込みたくなる描写2点!! そんな大事な電話をなぜそこでするんだ!とラストの落ちが本当に意味わからない!! 本筋の物語が非常に興味深かったので、この役者陣で、別の監督に製作してほしいです。 本筋の何が正義で?何が悪なのか? 本当にもったいない作品でした。 監督が役者陣に助けられた映画だと私は思います。役者陣の中に1人でも演技力がない人がいれば、崩壊しかねない作品でした。 興行的には成功しているので、原田監督は木村拓哉と二宮和也のブランドに感謝して、次の作品を作ってほしい。 邦画の本物の演技を鑑賞したいという方にオススメです。 ぜひ映画館へ!!
最上毅。殺人と死体遺棄。しかしそもそも…
反ユートピア映画。救いがない。正義はない。23年前だかに親しくしていた中学生の少女が絞殺された。まず、この事件が発端としてある。犯人は未成年だった松倉某。事件は松倉が少年院に送られ解決した。しかし、当時松倉は本当のことを語っていなかった。この事件は痛ましすぎる。この事件について語る部分が異常性を帯びているのは、役者の演技のせいである。もちろんここを核心に持ってきた演出側の意図もあるだろうけれど、物語は別の方向にぶれてゆく。
メインの物語は、その事件から数十年後。すでに40代後半の最上の同級生たちは、弁護士で活躍しているか、もしくは代議士になり、最上自身も東京地検の検事になっている。彼らは、一種のセレブとして描かれる。最上の家族や、代議士となった丹野の家族がエキセントリック。突然に生じる丹野の自死の理由が色々はしょり過ぎていて不明だった。
松重さんが演じる諏訪部という裏稼業のブローカーが、最上の祖父たちが関わった70数年前のインパール作戦でうすく繋がっているような描写が何回かあった。それも殆ど説明がされていない。原作読まないと多分わからないだろう。
と、書いたが、原作から追加された部分だそうである。脚本は原作に忠実ではないらしい。あるこの映画の紹介記事を読んで納得したが、「インパール作戦」についての部分こそ、監督がもっともやりたかったことらしい。
戦中のインパール作戦もしく白骨街道についての回想というか夢の中の映像がある。その戦争中の出来事もしくはインパール作戦とこの最上毅がどう関わっているのか最大の謎となって残る。ラストは祖父が小説を執筆した別荘なのだ。
まあ、そのとある紹介記事によれば、亡き祖父はインパール作戦を主題にした小説を書いた小説家らしい。
後半、最上の行動が検事にあるまじき行動の連続である。
劇中、木村演ずる最上は、諏訪部から拳銃を入手して殺人を犯す。殺されても仕方の無いような殺人犯だが、現行犯でもなく、私的に検事が直接手を下すのは、無節操極まりない。
そして、さらに数十年前のすでに裁きが終わっている事件の犯人を、でっち上げの凶器とストーリーで逮捕する。ただ、さすがにこれは、部下の橘と沖野が検察を辞めて弁護側に回り、被告人はこの事件で無罪を勝ち取る。観客はフラストレーションの極致に陥る。山崎努はベロを出す。
しかし直後、ここでまた謎のブローカー諏訪部が裏で活躍する。あっけない幕引き。
ただ、私は、この最低な映画を高評価する気持ちもある。映画としても脚本としてもデタラメだが、それなりに面白かったし、いろいろ考えさせられた。
松倉を捕まえ、裁くために、全てを捨てるつもりで殺人を犯し、新たな証拠をでっち上げるこの最上という男の執念。そもそも最上は松倉に罪を償わせるために検事になったのだから。
ただ、万人に勧められるかというと、そうではない。
小説の映像化
原作小説は読んだことはありませんが 台詞の言い回し、登場人物の関係性、ストーリーの軸はそのまま小説から輸入していたのだろうなという箇所が所々見受けられました(そういう演出なのかもしれませんが) ただ映画は一から見る作品なのです いきなり小説の台詞回しで喋られてもむず痒いし いきなり文学的なラブロマンスが出てきても必要性を感じない いきなり2つストーリーを交差させても説明が足りないので心情の変化にピンとこない これなら映画でやる必要は全くなかった せっかくいいキャストを揃えたのだからメリハリをつけて1つの軸を深く掘り下げても良かったのでは
プロパガンダ
気になった点
・珍妙な葬式
喪服で踊っている女は何?あのメイクは?泣女って?
・大筋とは異なる現政権批判としか取れないセカンドテーマ
一方的な思想に凝り固まっており、メインテーマとはあまり関係ないと思う。結局最後の最上は何を伝えたかったのか
寝ずに一生懸命観た割には
いろんな役者さんが出てくるのに背景がほとんど分からず思い入れもできない。 なんの為に出てきたかも分からない。なんか分からない尽くしで変な終わり方だし。 ニノの演技は良かったけど。
豪華
芸達者な俳優さんが、これでもかと出てくる豪華さ。
社会派の重厚な作品、というのだと思います。
ただ、罪人になってしまうほどのつながりだったのか、殺された少女と…と思ってしまいました。
それほど、正義感が強いとも考えられますが。
2人の迫真の演技は、見がいがありました。
いろんなことが中途半端
いろんなことを詰め込みすぎて、どれも中途半端な印象でした。もう少し、本筋に焦点を絞って、サイドストーリーはないほうが良かったと思います。原作は読んでませんが、最上検事が何故真犯人を殺してまで松倉を死刑にしようとするのか、その心情は今一つわかりません。仲の良かった女子高生を殺される(しかも時効)という私怨があったとしても、職務として真犯人を挙げたうえで、松倉を殺そうとするのが妥当に思えます。最上検事が最終的に職を辞したのかどうかもよくわかりませんが、ちょっと残念な結末だと感じました。
やっぱり木村さんはかっこいい。
邦画はそんなに観ないのですが、木村さんは観ちゃいます。やっぱり観ててサマになるし、何だかんだ凄い。 二宮さんも良かったです。 心情的には沖野より最上支持。 ラストもあれで構わないと思います。 所々よく解らない描写が多かったですが、細かいところは気にしなければ、良いかと思います。
最後
ニノとキムタクが勝負してくれたらもっと面白かったんだけどなぁ。
でも、ニノと吉高由里子がキスした時に吉高由里子が言った最初のキスは自分からと言ったのがおもろかった。キスしてー。
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