検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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あれはなんだった?が多い
友人代議士と創作ダンス、無罪の後の後援会会長、戦争の話。これら結局なんだったんだろう?これらを無視して他に目を向ければまあまあな内容かも。ニノは結構良くて、キムタクはもっと汚れないとダメだね。いくつまでカッコつけたままいくのだろう。このままなら永久二流役者だわ。
予告編からすると期待外れ
最近の傾向でよくあるんだけど、
予告編の編集が煽りすぎ。
この作品の予告編観ると、もっとキムタクと二宮が正面から戦うのかと思ったが、そうでもなかった。
大枠のストーリーは面白かった。
キムタクの心理をもう少し掘ってもらわないと入り込めないかな。。
役者の熱演がよい。
夏にはじまりやっと観れた。
映画全体の感想としては、
おもしろいけど小難しい小説を知識の未熟な人向けに
わかりやすくして映画にしたって感じ。
戦争とかの話をされると あー!むりー!わかんなーーい!!ってなる私からしたら、原作の主要人物の思考心情メインの話の構成だったので、そこにだけ集中できてわかりやすく入り込めた。
ただ、原作を嗜む層の人からしたら、随分物足りない映画だったのではと、、
自殺した政治家?の周辺の話が断片的すぎて中途半端なため、この作品のもう1つのテーマである太平洋戦争(だったか?)のなんちゃら的なのが全く分からんまま終わった。
(個人的には戦争テーマ嫌いなので全く咀嚼せずにああ、なにかあったのね。くらいで見てたので消化不良感はない)
ニノ、キムタクの熱演に入り込めたし、役者の芝居目線で見ると素晴らしかったのではないか。
昔役者目指してたあの頃に見てたら、影響受けて
この映画絶賛しただろうなぁ。。。
追記
でも、ニノの松倉を取り調べるシーンは声が高くて、キャンキャンうるせぇ!ってなった(松倉役の人の演技のおかげで、なんとか保たれた感はあるけど)し、
ラストシーンの背中が無防備すぎて、
え、打たれる??背中から打たれる??って思った。
もうちょい丁寧に映画撮ってほしいなぁ、
ここら辺のシーンはなおせたでしょ、カントク。
本質ではないが…
他の人が批判的なことを書いているけど、まあ、それは一理あると思うけど、あんまり深く考えなければ、割りと面白かったように思う。
ただ…。
殺人は良くないが、飲酒運転もダメだよ…(笑)
ここについては、誰も指摘していないように思うけど、一大事の前に気分を落ち着けるため意味での描写だったのだろうけど、飲酒運転検問に合ったらどうするつもりだったのだろう?
確実に懲戒だよね…。それこそ、検察側の罪人です(笑)
そんなことが身に染みていない公務員、ましてや検事はそうそういないはずで、本質的ではないけど、このシーンで大爆笑し、以降が嘘臭くなった。そうやって考えると、このシーンは不要だよね…。
最後のシーンから物語の始まりだと面白いのかも知れない。
点数?難しいな
冒頭の場面
取り調べの可視化が始まった時の新人研修だ。
だから、その現在の状況がわかるかと思った。
映画として、小説として、エンターテイメント性を出しながら、どう表現するのか?かなり難しいとは思ったのだが。
その意味では期待にそぐわなないものだったと言わざるを得ない。
では、現代司法の問題点は全然扱っていないのかと言ったら、そうではない。女性のレイプ事件や極右の団体に事件が忖度されているのではということはサイドストーリーではあるが、扱っていたことには敬意を表したいと思う。
この映画は、ストーリー展開、役者同士のつばぜり合い、そして、日本ではなかなか見られない画面設定という意味では映画の面白さは十分にあった。
例えば、木村と二宮の確執、吉高の謎めいた言動、松重の不気味な存在感など、どれもハイウッド映画のいい部分を表しているように思った。
あり得ないことをありうることにするってことも映画ならではだから。
だから評価は難しいのだが、映画ならではの架空の世界にできるだけ現実を投影したという意味ではポジティブに評価したいと思った。
太平洋戦争を正当化しようとしている!
原田真人監督作品がこれほどまでに政権批判をしているとは思ってなかった。雫井脩介原作のストーリーにも、一人の優秀な検事が時効成立してしまった殺人犯への厳罰主義が度を越えて狂気へと駆り立てていく姿がおどろおどろしくも描かれていて素晴らしかったのですが、それよりもサブストーリーとしてアベちゃんやそのお友達を風刺的に台詞が挿入されているのが嬉しかった(詳細はリテラ記事)。惜しむらくは台詞が聞き取れなかったこと。『シン・ゴジラ』や同監督の『関ケ原』と同じように、会話は全体的に早口であり、分かりづらくしていることだろうか。
ネオナチと呼ばれていた丹野代議士の妻が所属する高島グループ。丹野自身も汚職事件に巻き込まれて、ついには自滅へと導かれるが、最期となった宿泊先が妻のお友達であるホテルも現実のアパホテルを思い起こさせるものだった。タクシー運転手をやっていると、お客様からは色んな話を伺うことになるのですが、金沢人気に便乗して暴利を貪っているとよく話題になります(週末には通常6000円の部屋が3万円になるとか・・・)。ちょっとしたエピソードが太平洋戦争を正当化しようとしている現政権やアパ代表による南京事件はなかったという主張をそのまま揶揄しているかのようでした。
キムタク検事とニノ検事の演技力とか、ファン向けの作品だとか、権力を持った人間の恐ろしさだとか、本当の正義とは何か?などなど、人の受け取り方は多様性があっていいものだと思うけれど、監督の観客に訴えたいことを深読みする楽しさが感じられた。前述したように、メッセージ色のある台詞がサブ的に散りばめられてはいるものの、聞き取りにくいために筋を追うのが精いっぱいになってしまう。23年前の女子高生殺人に絡んだ丹野とキムタク検事の関係や、祖父がインパール作戦を経験した者同士であるために裏社会の売人と付き合うといった関係、偶然にもそうした複雑に絡み合った人間関係がキムタクを狂気へと駆り立てていく運命が悲しい。また、弁護士社会の内情なんてのも興味深いし、ニノ検事が尊敬していたキムタク先輩を裏切る形で証人になりたいと国選弁護人に申し出たり、暴露本を書こうと躍起になる吉高由里子の挫折人生などもそのまま面白い。犯人のキャラも面白いが、作られ過ぎだった気がする。今年は「パンッ!」とか「ポンッ!」とか印象に残るなぁ・・・
面白いのですが…
ストーリーはひきこまれます。
でも、容疑者を殺してしまうのは、共感できないなぁ。
なぜ松重さんかキムタクに尽くしてるのか理由が分からないです。
水戸黄門で印籠を見せる直前で終わっちゃったように感じました。
見る側で補完してって点が多すぎです。
二部作でもよかった
配役と雰囲気はよかった。ただ、削られてる部分が多かったのか話の展開が急すぎる部分が多く、置いてかれる人が多そうではある。
原作で補完する部分かもしれないけれど、人間の醜悪さで魅せるならもっと背景の人間模様と主要人物の説明があって、なおかつメリハリのある表現だと嬉しかったなぁと思う。
原作読んでる人か、これから原作読む人向けという感じがした。ストーリーと配役の演技はとても雰囲気良かったけど演出が「んー・・?」という感じ。なんかほんと原作ありきなら楽しく観れるんだろうなと感じた。原作読んだことないけど。
俳優の演技力は★★★★
キャストの演技力で映画の濃さが深まった印象。
内容も映画を観ながら考えさせられる所が多く、監督のメッセージ性が強かった。
残念な所は監督の自己主張が強くなり過ぎなのか後半から「?」と感じる演出が増えてきた。
せっかく、いい映画だからもっと、メッセージが広く伝わりやすい演出なら良かった。
色々盛り込んであるのを楽しもう
キムタク主演、嵐二宮共演というマスに向けた映画で、排外主義がじわじわと力を持っていく現状への問題意識をストレートにぶつけてきたことに勇気づけられた。世の中にある娯楽は問題意識を持っていないか、みないふりをしているように見えるから。
とはいえ、物語の主軸となる話はあくまで個人的な暴走であって、インパール(無能な指揮官、責任の不在、無謀な作戦)とはちょっと違うような気がするし、丹野の事件とはうまくクロスしてはいない。これがあるから免罪しろと言ってるとなるとえ?あれ?ってなる。
絶対的な「悪」として、言動も不気味、中身も最悪な男の描写として、顔のあざが怪物性の記号となっていることに違和感を感じた。顔にあざのある人たちがそうやって排除されて苦しんでいるだろう現実を思うと。
冒頭は情報量が多く、テンポも早いのでついてくのが大変。
ダンスや音楽などコンテンポラリーな要素もうまく入れ込んでる。音楽がそれぞれ良いのでブチっと切れてしまうのがちょっと気になった。
TVでもお馴染みの俳優がたくさん出ているが、みなそれぞれいつもと違う顔で出ていて、演出でこんなに変われるんだなと日本の俳優たちを見直した。いつも同じ演技してるのはそういう演出しかされてないからなんだな。キムタクは彼自身のここ数年の立ち振る舞いが多声的にまとわりつき、複雑さを増している。
ホテルのシーンでこれはまさか恋愛関係?!と思ったけど違った。ラブホよりエロくない?あのホテル。
とにかく細かい気になるところがたくさんあって、本筋に関係ないといえばなかったりするので、情報量が多すぎて混乱する。そこを楽しめるかどうか。
検事であのマンション住める?
奥さんヤンキー風なのは静香揶揄?
恋愛要素を入れろと言われたので入れました感(どういうやり取りの後あの姿勢に?)
国選弁護人の奥さんのキャラ、事務所がなぜか工場の2Fで亀がいる
被害者の息子が警察署に乗り込んできたときの女刑事の凄み
性被害を起訴に持ち込もうとする女性検事のがんばり
副部長ってあんな広場に机並べさせられるの?
仕事ドラマとして、検事って大変なんだと興味深かかった。寿命短そう。そりゃ企業法務がいいよね。。そもそも拘置段階で検事と面談があることも知らなかった。あとタメ口。初対面でタメ口って、そういうの慣れちゃうと外の世界で苦労しそう。とにかくもっと稼ごうと思えばそういう仕事も選べる能力がありながら、あんな大変な仕事してるの偉いと思う一方、閉じた世界だなと感じた。
監督のエゴの塊
映画を観てあまりにも消化不良だったため、原作を読了。そちらはいい作品でした。
こりゃー脚本が悪いなと思ったけど、調べたら監督が脚本にないことも色々差し込んだようで。
政治的メッセージを入れたいなら原作なしの作品でやれば?
これを原作レイプと言わず何とするか。
松倉のキャラクターをかなり個性的な方に変えてるから、取り調べでの心証の違和感が強調されないし
丹野の名前から最上の犯行に気づくというところに意味があるのに、それを省くから作品の中で丹野が浮いちゃってるし
ほぼ橘主導で、沖野は自分から特に何もしてないし
白川弁護士の描き方なんて乱暴にも程があるだろう。
何より、原作終盤の美しいシーンの数々を丸々省いてしまうなら、これを原作にする意味がない。
キャストが健闘してるだけにとても残念。
映画自体は面白いが、少しもの足りない
随所に安倍政権批判のシーンが散りばめられてて、それは笑えたし、痛快だった。また、話の展開も飽きずにみられた。役者陣もそれぞれキャラが立っていて話に入り込めた。吉高ちゃんがかわいいのが良い!
ただ冤罪に関わって言えば、キムタク個人の感情からはじまるものにとどまっていて奥深さが感じられない。実際の冤罪はもっと組織的な罪深さがあるのではないかと思うと物足りなかった。またキムタクの復習心がなぜそこまで増大していったかの経過が薄すぎる。復習心が子どもレベルの範疇で、ドス黒い現実の人間の闇には迫れなかったと思う。インパール作戦とのからみも弱かったように思う。
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