検察側の罪人

劇場公開日:

解説

木村拓哉と二宮和也の初共演で、「犯人に告ぐ」などで知られる雫井脩介の同名ミステリー小説を映画化。「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」「日本のいちばん長い日」「関ヶ原」など、話題作や名作を多数手がける原田眞人監督がメガホンをとり、ある殺人事件を巡る2人の検事の対立を描く。都内で発生した犯人不明の殺人事件を担当することになった、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、駆け出しの検事・沖野。やがて、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の容疑者だった松倉という男の存在が浮上し、最上は松倉を執拗に追い詰めていく。最上を師と仰ぐ沖野も取り調べに力を入れるが、松倉は否認を続け、手ごたえがない。沖野は次第に、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと、最上の方針に疑問を抱き始める。木村がエリート検事の最上、二宮が若手検事の沖野に扮する。

2018年製作/123分/G/日本
配給:東宝

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第42回 日本アカデミー賞(2019年)

ノミネート

最優秀助演男優賞 二宮和也
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映画レビュー

3.5木村拓哉と二宮和也の比類なき座長感

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、試写会

原田眞人監督のメガホンで、雫井脩介の同名ミステリー小説を映画化。
発表時から、キャストの名前で世間をあっと言わせた。木村拓哉と二宮和也の初共演というネタは、業界内を騒然とさせたといって良い。
エリート検事役の木村、大志を抱く若手検事役の二宮。
原作はもちろん読了済みだが、原作に忠実に描くことが必ずしも良いとは限らない。
原作の余白から何を読み取り、それを映像作品として成立するための材料とするか。
そういった意味で、あまり評価が芳しくない今作ではあるが、個人的に十分に及第点に値すると感じている。

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大塚史貴

3.5法の内と外の正義

2021年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

法と正義のズレというのは古典的な問題だ。法ではさばけない悪は存在する。だからアウトローという立場のヒーローが活躍するジャンルがある。これはフィクションの話だが、現実にも法が全ての悪を裁くことはできない。木村拓哉演じる最上は、個人的復讐のために法を逸脱して、犯人を追い込む。二宮和也の沖野は法を守って正義を守ることを目指す。法を守る正義と方を破らねば達成できない正義の対立ではあるが、本作が人間ドラマとして複雑なのは、最上の動機がかなり個人的な体験に基づいていることだ。私怨のためなのか、法の枠外の正義を貫徹するためなのか、観ていてこちらも迷う。その迷いは最上にもあるのかもしれない。そのうしろめたさのような感情を木村拓哉は巧みに表現していたと思う。2つの正義の対立よりも最上のその揺れる感情を味わう映画という印象だ。

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杉本穂高

3.0やりたいことが多すぎましたね。

2022年11月12日
iPhoneアプリから投稿

編集が悪いのか、余計なことが多いのか、わかりませんが、この原作でなくても良かったし、これだけ匂わせの要素を詰め込むならオリジナル脚本書いてやれば良いのにね。

折角のアイデアを無駄に使ってるのが勿体無いし。木村さんも二宮さんも無駄遣い。ニノに至っては手を抜いてるのかとさえ思ったくらい、既視感のある演技だった。多分求められた演技をこなしてるんだと思うけど、それだとやっぱり勿体無いよね。

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大粒 まろん

3.5異なる正義を貫く2人の検事の戦い

2022年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

邦画らしい本格的な社会派ミステリーであり、見応えのある力作だった。本作は、容疑者取り調べにおける人権侵害など、司法が抱える今日的な問題を織り交ぜながら、正義の在り方を鋭く問い掛けている。

本作の舞台は東京地方検察庁。新米検事・沖野(二宮和也)は、刑事部に配属され、心酔していた凄腕検事・最上(木村拓哉)とともに、老夫婦殺人事件を担当することになる。2人は警察と協力して次第に容疑者を絞り込み、既に時効が成立した過去事件の容疑者だった松倉(酒向芳)に辿り着く。松倉は犯人なのか?を巡って、次第に2人の検事は対立を深めていく・・・。

最上も沖野も強い正義感を持っている。どちらも、己の正義を絶対に貫こうという強い信念に溢れている。しかし、2人の正義は異なっている。最上の正義は、目的のためには形振り構わない、手段を選ばない、という凄腕らしい現実的なものである。対する沖野の正義は、法の下で正義を貫くという、若者らしい純粋でストイックなものである。

そんな2人の激論シーンは、相容れない異なる正義のぶつかり合いであり迫力十分。更に、本作で最も印象的なのは、沖野の取り調べシーンである。緩急を全くつけない二宮和也の怒と激に徹した演技に、沖野の途轍もなく強い正義が画面から溢れ出てきて圧倒される。

本作で2人の正義が際立っているのは、2人の正義が異なっているだけではなく、正義の対極にいる悪党たちが個性的であり強烈な存在感を示しているからである。正義の在り方を問うには、悪が悪らしく憎々しくなければ説得力がない。そういう意味では、本作に登場する悪党たちは非の打ちどころがない。申し分ない。

本作は、前半に巧みにばらまかれた様々な問題提起を後半にまとめ切れず、ラストの切れ味が悪い。しかし、本作は、奇をてらわず、真正面から正義の在り方について迫っているので、難はあるが、骨太で見応えのある作品に仕上がっている。

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みかずき
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