劇場公開日 2018年5月12日

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孤狼の血のレビュー・感想・評価

全471件中、1~20件目を表示

0.5広島出身の、映画バカのおっさんの本音の意見が聞きたいか。

2018年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

広島市出身、呉市にも相当思い入れのあるおっさんには、そう、これは「この世界の片隅に」以来の鑑賞動機。

カミさんに黙ってコソコソしててでも、なけなしの小遣いを使ってでも、行かないわけにはいかない。

期待はある、だが、そこは出身者ゆえの厳しい目もある。

「孤狼の血」




広島市内では誰もが知る旧タカノ橋サロンシネマや清水劇場、的場シネマ近辺など、「ならでは」、のロケ地も楽しい。

だが、それだけだ。

結局出来上がったものは「かっこ」だけなのよ。

正直、期待外れだ。

「Vシネマ」と変わりないどころか、量産型を強いられても、個性を発揮しようとした「Vシネマ」より熱さが足らない。

特に女優陣が最低。「このタイミング」の真木よう子がなぜ脱がない?脱がせない?松坂の彼女もなぜ脱がない?松坂が後ろから迫って「やけくそ」と「野生」をほとばしるシーンでなぜ服を破かない?(おっと、これは俺の趣味か)

「Vシネマの女優」はみんな脱いでのし上がったし、俺たちはみんなそれが楽しみだった。真木さん、今しかなかったんじゃないの。

ストーリーもつまらなすぎ。退屈。

キャラも魅力なし。役所広司の呉弁は力み過ぎ、臭すぎ。結局大上は何がうまくできてて、何がダメで、そんななか、何がしたかったのか、まるで描けていない。役所に食わせる豚のクソの伏線の貼り方も全然ダメダメ。

でも、最もダメな点は笑いが足らないことだ。

あのな、「仁義なき戦い」はコメディなのよ。アツイ「漢」とかそんな風にあの映画を観るもんじゃない。

石橋蓮司なんか、本当に芝居を「流している」。ま、それが唯一の笑いどころなのだから、本人はよーくわかっている。

それが分かっていないのが江口洋介。湘南のノリでいいのに。

追記1

あ、そうそう、君たち、広島弁を文章に起こさないほうがイイよ。田中宏の漫画はおっさんからするとダサいのだ。

大上の、日岡日記への書きなぐりは恥ずかしくって、小学生の落書きかと思った。

追記2

脱ぐ脱がないについて(しつこい?)

ギャラ、CM、事務所、監督の権限、手腕、カリスマ性、色々あるだろうけど、東宝の「ゴジラ」復権のように、東映は慎重に、綿密に「やくざ映画」復権に気を遣っているのだろうけど、結局「そこ」に行かないと、復権はないと思うんじゃけどの(おっと失礼)

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しんざん

4.5今の時代に面白いヤクザ映画を送り出そうという気概が感じられた快作

2021年9月27日
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鑑賞方法:VOD

「仁義なき戦い」「アウトレイジ」などのヤクザ映画が好きな方には、たまらない1作。白石和彌監督作品のなかでは、実録ものの「凶悪」と、喜劇の要素も入った「日本で一番悪い奴ら」の中間ぐらいのリアリティで悪人だらけのピカレスクドラマが展開され、グイグイ見させられてしまいます。昭和末期という時代設定も絶妙で、マル暴刑事役の役所広司氏と新米刑事役の松坂桃李氏のバディものとしても心に残るものがありました。
人気俳優が多数出演する邦画大作だと、ヤクザ映画とはいえこの描写は見せられないだろうな……というところもしっかり映されていて作り手の覚悟を感じました(R15+指定)。スタッフ・演者とも今の時代に面白いヤクザ映画を送り出そうという気概が感じられ、ヒリヒリするようなやりとりをする役者陣が、皆ノッて楽しそうにやっているのが伝わってきます。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.0俳優たちの嬉々とした表情が成功を証明

2020年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

東映が久しぶりに放った、東映らしい作品。
広島・呉の撮影現場(養豚場のシーンなど)も訪れたが、目を見張ったのが爛々と輝く役者たちの眼差し、嬉々とした面持ち。それぞれがフルスロットルで撮影に臨んでいたことをうかがい知ることが出来、そしてまたそれが本編に無遠慮に映しこまれているのが素晴らしい。
続編はまだだろうか……。

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大塚史貴

4.0白石和彌監督が現代の“実録”に挑む

2018年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

往年の“実録”物で一時代を築いた東映は、「日本で一番悪い奴ら」を配給して、白石和彌監督なら“実録”の現代版を作れると確信したのか。「仁義なき戦い」の影響を公言する柚月裕子の原作の映画化権を獲得し、白石監督、役所広司主演で完成させたのが本作だ。

内容だけでなく、レトロ感あふれるナレーションやタイポグラフィには懐かしさを覚える人も多いはず。一方で“実録”を知らない若い世代には、北野武監督の「アウトレイジ」や、白石監督のバイオレンスに満ちた諸作を連想するかも。実際、石橋蓮司やピエール瀧ら北野組と白石組の常連も若干既視感を誘う。

映画を牽引するのは「渇き。」のアウトローな元刑事役を彷彿とさせる過激なキャラクターを体現した役所の圧倒的な存在感と入魂の演技。還暦を越えてなお男の色気と暴力性をムンムンと発散する役所のエネルギーが、共演陣の熱演とぶつかり合い、スクリーンからあふれ出てくるかのようだ。

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高森 郁哉

2.0凄まじいエロと暴力

2025年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.0深作欣二の継承としては惜しい作品

2025年5月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

ドキドキ

柚月裕子の原作は読んでいないが、おそらくは素晴らしい本だと伺える。池上純哉氏による脚本がよく練られており、人物描写や展開、ヤクザの抗争と警察の腐敗がよく描かれているからだろう。
白石和彌監督については「十一人の賊軍」で知ったくらいであまり観たことはなかったが、本作を観たら誰しもが思うように、深作欣二監督への敬愛と尊敬が感じられる。演出も東映伝統の実録やくざ映画路線を明らかに踏襲し、深作的なテロップやナレーションの多用により、第三者目線の実録感はよく出ている。
役者達の演技も素晴らしく、役所広司演じるヤクザと癒着した(実は人情深く市民を愛する)悪徳刑事と、そのバディを組むエリートで正義感溢れる(実は潜入捜査官)松坂桃李演じる若手刑事の組み合わせは素晴らしく、役所の水を得た魚のような演技と、松坂の新人から成長し、捜査途上で亡くなる役所演じる刑事が憑依したかのようなラスト近くの演技は、その後の活躍を予感させる。バイプレーヤーについても挙げればきりが無いが、石橋蓮司の言わずもがなな悪役ぶり、ビエール瀧のヤクザものに欠かせない演技巧者ぶりに加え、顔つきの引き締まった江口洋介の迫力等は、特に印象に残った。
にも関わらず、スコアが3点に留まっているのは、一重にキャメラワークの不完全燃焼さと、画面の明るさ等による。
とりわけテレビ的なショットの早急さは、確かに観客を飽きさせず、切れ目のない展開を約束するものの、映画的な感興をやや削いでおり、深作欣二の演出に見られる、エンタメに徹しながらも徹底した暴力性には及ばず、腐敗した警察組織の丁寧な描写に対して、広島やくざの暴力性が描ききれてないように感じた。その点では、白石和彌が意識していると思われる、北野武の「アウトレイジ」に見られる、今日的な乾いた冷たい暴力の方が深作演出のアップデートとしては長じている気はした。とはいえ興味深い監督なのは間違いなく「碁盤斬り」も観たいと思う。
邦画における、今日的な暴力描写を可能とする監督として、観客として今後も愉しみにしています。

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たけはち

5.0非日常的なバイオレンスと、最後にすべての悪を挫くカタルシスはまさに東映任侠映画や実録シリーズの醍醐味をきちんと継承していますね。

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

惜しまれつつ25年7月27日に閉館する「丸の内TOEI」さんにて「さよなら丸の内TOEI」プロジェクトがスタート。
同館ゆかりの名作80作品以上の特集上映中。
本日は閉館プロジェクトの一環として『孤狼の血』(2018)を上映。
上映後にスペシャルゲスト、役所広司氏、白石和彌監督の舞台あいさつも開催。

『孤狼の血』(2018年/125分)
初公開以来7年ぶりの劇場鑑賞。
東映のお家芸『仁義なき戦い』などの実録シリーズ、特に本作は『県警対組織暴力』(1975)の流れを色濃く反映していますね。

舞台は広島県内の架空の町(呉原市)。
実際に呉市内でロケをしており、現場の空気感がスクリーン越しに伝わります。
時代設定も実録シリーズのような激動の戦後~高度経済成長期ではなく、バブル経済に日本中が狂乱、まだ闇社会の人間が街中を闊歩していた昭和最後の63年(1988年)は、もう35年近く前になりますが、観客にとっては、自分たちも生きていた時代、身近に感じられる良い設定ですね。

冒頭の養豚場での呉原金融経理係(演:駿河太郎氏)のリンチシーンから目を覆いたくなるほど陰惨で壮絶。制作陣の覚悟と気合がファーストカットからヒシヒシ感じます。

反社会的勢力から善良な市民を守るため、敢えてアウトローとなって彼らの懐に飛び込み、諸悪の根源でもある警察内部の不正や汚職にも目を光らせる主人公・大上章吾(演:役所広司氏)、彼の不法な捜査に反発を覚えつつも、次第に彼に傾倒する新人・日岡秀一(演:松坂桃李氏)の人物設定が実に良いですね。
非日常的なバイオレンスと、最後にすべての悪を挫くカタルシスはまさに東映任侠映画や実録シリーズの醍醐味をきちんと継承していますね。

決して反社会的勢力を美化、賛美はしていませんが、昨今コンプライアンスが厳しいなか、なかなかアウトローを主役にした作品は撮りづらいと思いますが、引き続き続編の公開を待っております。

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矢萩久登

5.0何が正義で何が悪か。境界線は それぞれの魂(生き方)の中に有る。

2025年5月18日
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泣ける

笑える

ドキドキ

 東映さんのアウトロー映画。
 出演俳優さんの表現も物凄い迫力で、観ていて怖いと思う程でした。
 登場人物の真意、本心を知った時には悪に見える正義や 正義に見える悪、どちらも本当は分かりにくいのかな、と思いました。
 我々の社会が分かりやすい悪や分かりやすい正義ばかりだったら、世の中もっと単純明快なんだろうと思いました。
 映画館で観たかった7年前の作品を、丸の内TOEIさんの企画「さよなら丸の内TOEI」の再上映で観る事が出来ました。
 丸の内TOEIさん、有り難うございました。
 素晴らしい作品との出会いに感謝しています。
 出演された俳優さん、製作者さん、素晴らしい作品を有り難うございました。

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ドラゴン

5.0保守本流のヤクザ映画の正統な後継者

2025年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

7月27日をもって閉館する丸の内TOEIで開催されている「さよなら丸の内TOEI」企画で上映された「孤狼の血」を観に行きました。続編である「孤狼の血 LEVEL2」は劇場で観ましたが、肝心の本作は配信でしか観たことがなく、しかもLEVEL2よりも本作の方が好きだったので、待望の劇場鑑賞でした。加えて白石和彌監督と主演の役所広司の舞台挨拶付きだったので、非常に贅沢な映画鑑賞となりました。

LEVEL2は松坂桃李扮する日岡刑事と、鈴木亮平扮するヤクザの上林の超人的な肉弾戦が中心となり、やや演出過剰という気がしましたが、本作は暴力シーンが満載でありながらも、警察内部のろくでなしぶりをはじめ、大上刑事(役所広司)とヤクザ側の駆け引き、石橋蓮司や江口洋介、ピエール瀧らのヤクザ役の味わい、真木よう子の妖艶でいて迫力満点の演技、ヤクザよりガラの悪い中村獅童扮する新聞記者の風体、そして大上と日岡の化かし合いに至るまで、各所に見所が散りばめられていて、全身で堪能することが出来ました。というか、内容は何度も観て知っていましたが、やっぱり劇場で観るのはひと味もふた味も違いましたね~

因みに舞台挨拶では、白石監督から次回作(LEVEL3)の制作も取り組んでいるとのコメント。東映ヤクザ映画の本家「仁義なき戦い」ばりに、いったん死んだ役の俳優も、別の役で復活もあるかも、ということで、もしかしたらヤクザ役になった役所広司と松坂桃李の対決が観られるかも知れません。

そんな訳で、本作の評価は★4.8とします。

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鶏

0.5原作を読んだ方は絶対に見ないでください

2025年4月10日
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鑑賞方法:VOD
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松

4.0面白かった

2025年3月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

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バニー

4.5原作、脚本、演出、そして俳優の演技が冴え渡り、めちゃ面白い

2024年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

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Kazu Ann

4.0駿河さんが

2024年11月24日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

なかなかに面白かった

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symi

3.0仁義なき戦いはすごかった

2024年10月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

仁義なき戦いは凄かったんだな、と思わせてくれる作品だった。迫力、リアルさ(リアルと感じさせるという意味で)、自然な広島弁、猥雑さも含めたエンタメ感。どれも、仁義なき戦いってすごかったんだな、と繰り返し思いました。

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おかゆ

5.0大上章吾(役所広司)のキャラクターが強烈でカッコいい

2024年10月12日
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楽しい

怖い

興奮

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かちかち映画速報

4.0エンタメの暴力は好きなのだが、 やくざ系の映画の暴力はリアルに感じ...

2024年9月18日
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エンタメの暴力は好きなのだが、
やくざ系の映画の暴力はリアルに感じて怖くて苦手なのだが、
やはり怖かった。
警官なのに、役所広司のトチ狂った正義が
平気で人に暴力をふるう。
綺麗ごとは抜きに、
悪には悪で戦い抜く。
取調室での暴力は、昭和では本当にあったのかな。
それぞれのキャラクターの悪役顔の迫力あって見応えありました。
ただ、
竹野内豊が出ている意味は良くわからなかった。
気付いた時に、
どんな役割があるのか気になったが、
結局役割はなかった。

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あとぅーし

3.0既視感の正体は??

2024年9月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

単純

柚月裕子が2015年に上梓した同名小説を映画化。
2018年公開、東映。

監督:白石和彌
脚本:池上純哉

主な配役
【巡査部長・大上】:役所広司
【巡査・日岡】:松坂桃李
【警視・嵯峨】:滝藤賢一
【五十子(いらこ)会会長】:石橋蓮司
【瀧井】:ピエール瀧
【尾谷組組長】:伊吹吾郎
【尾谷組若頭・一ノ瀬】:江口洋介

◆複数の暴力団
◆良い人のフリをした悪い警察官
◆悪い人のフリをした良い警察官
入り乱れて、殺し、拷問、汚職、内通、裏切り、また殺しのクライム・サスペンス。

「なんか見たような気がする」
というのが初見の感想。

警察の暗部を抉る感じ、
正義とは何かわからなくなる感じ、
すべてお釈迦様の掌の上だった感じ、、、

色々と既視感がまとわりつく。

『セルピコ』?
『トレーニングデイ』?
『警官の血』?
同じ白石和彌監督の
『日本で一番悪い奴ら』?

ま、いいか(笑)。
きっと、色々な要素がすべて入ってるんですよね。

役所広司の安定感ある演技。
松坂桃李も良い味出してた。

展開にスピード感はなく、
途中からは、
「大上(役所広司)はどこ?」
でずいぶん引っ張られる。

ジッポって、長寿商品だよな。
私のつける評価は、☆3.0

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Haihai

4.0かっこええのう

2024年9月5日
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Keita

3.5刺青映画NO1

2024年8月8日
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ほとんどの登場人物に刺青が入ってる刺青映画
ヤクザを演じる時は質問を繰り返す。?を繰り返すといいいらしい

呉市に聖地巡礼行ってきました
役所広司さんが打ったパチンコ屋に行き、同じスロット台で打ちましたがまるで当たりませんでした
やっぱり事前にしとかないといけないか
地元の銭湯にいいったら刺青掘ったお兄ちゃん達がわんさかいてテンション爆ハネ
つい尾谷組ですか?って声をかけそうになった

やっぱ昭和のマル暴って魅力的すぎる
絶対なりたくないけど

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真平

3.0苦手でした

2024年7月14日
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鑑賞方法:VOD

怖い

豚小屋での拷問シーンはキツかった。役所広司の演技が凄いだけに。
好みが分かれるかもしれません。

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モロッコガール
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