DESTINY 鎌倉ものがたり
劇場公開日:2017年12月9日
解説
「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が、同作の原作者・西岸良平のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」を実写映画化し、堺雅人と高畑充希が年の差夫婦役で初共演したファンタジードラマ。幽霊や魔物、妖怪といった「人ならざるもの」が日常的に姿を現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに嫁いできた亜紀子は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚くが、次第に溶け込んでいく。正和は本業の執筆に加え、魔物や幽霊が関わる難事件の捜査で警察に協力することもあり、日々はにぎやかに過ぎていった。しかし、そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。正和は亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意するが……。主演の堺、高畑と同じく山崎監督作初参加の安藤サクラ、中村玉緒をはじめ、山崎組常連の堤真一、三浦友和、薬師丸ひろ子ら豪華キャストが集結した。
2017年製作/129分/G/日本
配給:東宝
スタッフ・キャスト
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2020年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
「鎌倉ものがたり」の実写映画化………!?!?
山崎監督から最初に話を聞いた時には疑問符が多くついたが、本編を見てなるほど、こういう着地点か…と妙に納得。物語をグイグイと牽引していく堺雅人と高畑充希の名コンビぶりも素敵だが、やはり堺の芸達者ぶりが目につく。
「半沢直樹」での座長ぶりはもちろん拍手喝采だが、映画の世界を生きている堺は、やはり格別に素晴らしい。
2022年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
本作は、ALWAYS三丁目の夕日でお馴染みの山崎貴監督が、お得意のVFXを駆使し、邦画では珍しいファンタジーに挑戦した意欲作である。
本作の舞台は古都・鎌倉。多趣味なミステリー作家の一色正和(堺雅人)は、年の離れた亜紀子(高畑充希)と結婚し、鎌倉で生活を始める。鎌倉は人間と幽霊や魔物が共存する不思議な街だった。そのことを知らない亜紀子は様々な魔訶不思議な体験に唖然としながらも、鎌倉という街に次第に馴染み正和との関係を深めていくが・・・。
奇抜な設定だが、堺雅人と高畑充希の新婚夫婦が醸し出す雰囲気が効いている。リアルさを残しながらも、どこかフワッとした不思議な佇まいが、観客を自然にファンタジーの世界に導いてくれる。脇を固める芸達者の登場人物達の熟練の演技が作品に安定感を与えている。貧乏神(田中泯)、死に神(安藤サクラ)という日本人には認知度の高い神を登場させることで、ファンタジーに親近感を持たせている。田中泯は、憎めない人間味溢れる貧乏神を熱演している。安藤サクラは、従来のイメージを払拭した極めて現代的でドライな死に神を好演している。
また、本作は、色々な作品を思い出すシーンが多い。和服姿で髪を掻きむしる堺雅人は金田一耕助、魔物たちはスターウォーズを彷彿とさせる。
VFXを駆使したファンタジーではあるが、本作のテーマは、夫婦愛、夫婦の絆であり、堺雅人、高畑充希の息の合った演技で、心温まる作品に仕上がっている。
意欲作ではあるが、ファンタジーに徹し切れていないところがある。ストーリー展開が緩慢なところもある。山崎監督の挑戦も道半ばであり、今後も積極的にファンタジーに挑戦してもらって、ファンタジーを邦画の得意ジャンルにして欲しい。
2022年9月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
グラフィックが良く、演技も引き込まれる作品でした。最後の宇多田ヒカルさんの「あなた」のエンディング曲が流れてはじめて完結する作品だと思いました。最後のエンドロールで夫婦のふたりがやはり運命だったんだなと気づくことも出来て最後まで楽しかった。
2022年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
高畑充希さん主演とのことで鑑賞しました。
自分はとても気に入りました。あくまでも「自分は」です。この作品は極度のファンタジー映画なので、見る人によって全く受け付けない人もいると思います。そういう人からするとシンプルにおもしろくないと思いますが、一度作品の世界に入り込んでしまえば最高のファンタジーの世界に連れて行ってくれます。
キャストは普通にいいです。これと言って指摘するようなシーンもなくリアルな夫婦でした。死神もなんともいえないキャラクターで自分的にはもう少し怖いほうが死神というキャラにはあうのではないかと思います。
見る人によって0 100で変わりますが、自分は気に入りましたし、一度世界に入り込めば相当楽しめると思います。