密偵

劇場公開日:

密偵

解説

韓国を代表する実力派俳優ソン・ガンホと、「サスペクト 哀しき容疑者」のコン・ユ主演し、「悪魔を見た」のキム・ジウン監督がメガホンをとったサスペンスアクション。日本が統治する1920年代の朝鮮半島。武装独立運動団体「義烈団」監視の特命を受けた元朝鮮人の日本警察イ・ジョンチュルは、義烈団のリーダーであるキム・ウジンに接近する。誰が密偵かもわからないほど、さまざまな情報が錯綜する中、義烈団は日本統治下の主要施設を破壊する目的で京城に爆弾を持ち込む計画を秘密裏に進めていた。義烈団と日本警察のかく乱作戦が展開し、義烈団を追う日本警察は上海へと向かう。そして、計画通りに爆弾を積んだ列車が京城を目指して走り出していた。日本警察イ・ジョンチュル役をソン・ガンホが、義烈団のリーダー役をコン・ユが演じるほか、日本から鶴見辰吾が参加し、イ・ビョンホンも出演している。

2016年製作/140分/PG12/韓国
原題または英題:The Age of Shadows
配給:彩プロ
劇場公開日:2017年11月11日

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映画レビュー

4.0誰が味方なのか敵なのか、わからないスリル感!

2024年8月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

至る所に「密偵」がいて、誰が味方か敵かわからずスリル満載!特に、密室の列車の中での逃亡は、ドキドキ感がたまらない。

豪華キャストも見どころの一つ。演技派俳優のソン・ガンホ、ユン・ユ、イ・ビョンホンの駆け引きに、一気に惹きつけられた。

ソン・ガンホは、日本警察と義烈団(ウィヨルダン)の狭間で揺れる男を演じ、その葛藤や苦悩などの表現が素晴らしかった。

日本軍統治時代の映画では、極悪非道な日本人の所業が出てくるので、見ているのが辛い。しかし、イ・ビョンホンが演じる団長を始めとして、独立を目指そうとする義烈団の意志の強さに圧倒される。

短い映画の中で、ギュッと見どころが詰まった骨のある映画だった。

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うさぎ

3.0少し物足りない

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

スリリングな場面もあり楽しめたのですが、
これだけ演技派を集めたのだから、
もう少し心理的な葛藤とか深く迫った描写が欲しかった。

期待値が高すぎるのかも知れませんが
もうひと声欲しかったです。

あと、選曲が残念でした。
そこまでメジャーじゃない曲にしたほうが良かったのでは?
場面とはそぐわないような意外性狙ったのかもしれないけど
成功してないように感じます。

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こまめぞう

4.5【”我らには前進あるのみ。幾つもの失敗を乗り越えて・・”朝鮮人が、民族の誇りを命懸けで守ろうとする姿を描いた作品。】

2021年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

知的

幸せ

ー ワーナー・ブラザーズ・コリア 第一回作品であり、最大のヒット作品。ー

□日本統治時代の1920年代、独立運動団体『義烈団』と彼らを追う日本帝國警察との攻防を、日本帝國警察に属する朝鮮人イ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)を軸に描いた作品。

◆見所
 ・イ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)と、義烈団のリーダー、キム・ウジン(コン・ユ)と団長、チョン・ヒサン(イ・ビョンホン)が、お互いの立場を分かった上で、卓を囲み酒を呑むシーン。
 その後、海辺にて語り合うシーン。
 ー 今作の白眉のシーンの一つである。韓国映画界のスーパースター2人と、スター1人(コン・ユ、ゴメン・・。)との顔合わせ。滅多に観れません・・。イ・ビョンホンはじめ、ソン・ガンホ、コン・ユ(超緊張していたという話アリ)の存在感がタマリマセン。ー

 ・1920年代の上海から京城(現ソウル)へ向かう列車内の装飾の見事さ。
 ー 美術陣の頑張りと、お金をかけた装飾品の数々・・。ー

 ・朝鮮人イ・ジョンチュルが、悩みながらも任務を遂行するのか、朝鮮人の将来のために義烈団に協力するのか・・。
 ー 呻吟する姿を、ソン・ガンホが見事に演じています。ー

 ・そして、イ・ジョンチュルは、ヨン・ゲスン(ハン・ジミン)の哀れな亡骸を見た後に、ある決断をするのである。
 ー 華麗な音楽が流れる中での、イ・ジョンチュルの行動。そして、宴の中、彼の上司ヒガシ部長(鶴見辰吾)の驚愕の表情を見ながら、掲げるシャンパンワイン。ー

 ・牢に繋がれたキム・ウジンを演じるコン・ユは、イ・ジョンチュルがやったと思われる事件を聞き、朗らかな顔をする。そして、彼が繋がれた獄に刻まれた言葉。

<これは、韓国では大ヒットするよなあ・・。韓国映画界のスーパースター2人と、スター1人が演じるキャラも良いし当然3人の演技も良い。1920年代の美術、意匠も良い。
 何より、当時蹂躙された、日本を見事にきりきり舞いさせるのだから・・。>

<2018年2月 長野県松竹相生座にて鑑賞>

<2021年8月11日 別媒体にて再鑑賞>

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NOBU

5.0自爆映画

2021年7月13日
iPhoneアプリから投稿

関東大震災(1923年9月1日)の直前に、義烈団の50人余りのメンバーが東京で活動中だったことを記録した、英国秘密情報部(SIS)の秘密文書を、韓国が2013年に公開した。
韓国政府や映画製作陣は、関東大震災が起きた年との関係を考えなかったのだろう。
日本の首都壊滅という千載一遇のチャンスに、朝鮮人による破壊工作や暴動は無かったというなら、独立運動など無かったというに等しい。

「義烈団 英国秘密情報部 秘密文書」で検索を。

朝鮮独立運動結社「義烈団」の実態、英秘密文書で判明/朝鮮日報

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映画好き