ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
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狐を狩るのに兎をよこすな
まず、攻殻機動隊というアニメを見たことのある人とない人で評価は変わると思う。
既に一通り見ている自分には、 今回の話は、90年代の映画版とSAC2のほんの少しを混ぜて2時間でまとめたような内容で、新鮮さがないと感じた。
とはいっても、映像のリアルさ(特に芸者ロボットやビル)、立体感、戦闘シーンの迫力はアニメを遥かに上回っていた。
そして、スカーレットヨハンソン演じる草薙素子の完成度、アニメで出てくる場面・構図の再現性の高さが、この映画の最大の魅力なのだろう。
わりと抽象的な部分をほぐして、誰にでも理解できるように見せようという意気込みも伝わる。特にゴースト関連。全身義体の草薙素子の心理状態の描写はよくできてる。
しかし、既存の枠にとらわれすぎてる部分もあり。もう少しエンターテイメントな要素をとり入れたりして、オリジナリティのある展開が見たかった、というのが正直な感想。
あと、荒巻だけが日本語でメンバーとやりとりしているシーンにはかなりの違和感を感じた。ビートたけしの戦闘シーンはかっこよかったけど。自分は「狐を狩るのに兎をよこすな」(うろ覚えw)の一言が好き。
エンディングはまさかのあの曲。
どうしてもね(TT)
原作を結構知ってるので違和感が否めませんね、確かに細かなネタは押井監督へのリスペクト感有るのは分かりますが感覚のズレなのかな?、ちょっと違う感じに思えました。
正直観た後はスカヨハが可愛いしか覚えてません(^_^;)、多分原作読んでなければもう少し楽しめたのかな?、兎に角色々な話がごちゃまぜで気持ち悪い印象でした(*_*)。
キャスティングって難しいんですね、もし自分が制作するならば監督はリドリー・スコット、この監督以外考えられません。
主要キャストするならば、20年前なら間違いなく素子は天海祐希、バトーはスティーブン•セガール(合気道は少し控えめで)、トグサはジャッキー•チェン(カンフーは少し控えめで)、荒巻はマコ岩松、イシカワは根津甚八、サイトーは渡辺謙、ボーマはCGで(^_^;)、こんな感じですかね。
攻殻好きによる攻殻の実写
押井さんの映画ベースではあるが、随所にアニメのネタも入っていて面白かったです。字幕版、IMAX 3D みましたが、戦闘シーンがとても良く描かれてました。アニメの世界観を期待すると物足りなさを感じますが、全く別の作品としてみると評価は高いと思います。ハウンドもでるし、マテバもでるし、攻殻好きがニヤリとするところがあるのも、良かったです。CG もリアルだし、お金がかかってる感じ。二回目は吹き替え版をみたいと思います。荒巻のイメージがあわなったのは、残念。声質の違いかも。もっと課長は渋い声じゃないと 笑。
最初に字幕版をみたかたは、
是非とも、吹き替え版を見るべし。
リスペクトは感じる
押井版の劇場版や神山版のS.A.C.2ndGIGを下地に脚本を構成された点、お馴染みのシーンの実写化はリスペクトを感じられ、国内の乱発する実写化より好感が持てた。しかしながら、ハリウッド映画お決まりのヒーローヒロインに影を落とす主人公の設定はNG。あれでは9課で少佐と呼ばれる意味が不明だし薄っぺらい。最後に主人公の名前を出したのはファンの怒りを和らげた感もあるが、あの設定は非常に残念だった。それと、バトーの目の件もダメ。たけしは、別世界の武闘派の荒巻課長と補完すれば良しとしよう。
攻殻機動隊の歴史がまた1ページ
IMAX3D字幕版と4DX吹替版を鑑賞。
想像以上に良く出来ていますね!
特にクゼと人形使いを入れ替えて「失われた記憶」にフォーカスを当て、草薙素子へと至る物語としてきちんと収束させているのが見事です!
桃井かおりさんの見事な英語の演技を堪能出来るのは字幕版ならではなのですが、やはり吹替版の田中さんと大塚さんのやり取りは実家のような安心感がありますねw
ちょっと面白いと思ったのは吹替版でもたけしの台詞に英語字幕が(字幕版と同じように)出ること。恐らく電脳を通じた同時翻訳機能で処理されていると監督さんは表現しているのでは?と推測してみましたがどうなんでしょうね。
個人的には野良バセットがでた時点でこの映画に対して優しい気持ちになれましたw
私はとても面白かった
アンバサ、それはコカ・コーラのカルピス飲料
カルピスウォーターを初めて飲んだ時は飲みやすくて驚きました。子どもの自分には瓶のカルピスをちょうどよく水で割るのは結構難しかったもんです。カルピスウォーターのヒットにより、カルピスソーダなんて商品も出まして、スコールより喉越しが良くて好きでした。ライバルのコカ・コーラも競合品としてアンバサという商品をだしたのですが、このアンバサって商品が本作の立ち位置だなと思うわけです。
つまり、押井版は濃縮原液を1時間半ずっと飲まされ続けていたのだ!と今になって気づいたわけです。
リメイク作品としてシナリオはある程度わかり易く作られていました。士郎正宗ファンも押井濃厚版ジャンキーも、既に詳細な設定を脳内にダウンロードしているので、新しい事をやるのではなく初見の方向けにまとめ直したのは個人的には成功だったと思います。
特にその独特な世界観を構成する退廃的でテクノロジカルな都市の表現は素晴らしかったと思います。多くのシーンで美術セットとVFXが高度に融合していたのではないでしょうか。照明も格好良いシーンが沢山ありました。
ただ、このような作品になると役者さんの選択はやっぱり好みがでますね。トグサ役の方以外の芝居はあまり好きではありませんでした。吹替版でみたほうが満足したかもなぁと思います。あと本作のファンとたけしさんのファンはマッチしないと思うので、不思議な感じをうけました。
しかし、ネタバレしまくっている20年前のリメイク作品で3以上の評価がでているのは凄いことだと思います。
実写だと素子も人間味アップ
全体的に、攻殻機動隊でした。
95年映画、SAC、2ndGIGのパーツが散りばめられ、つなぎ合わされていました。
再構築されたパラレルワールドという感じ。
ビルから飛び降りながらの光学迷彩。
水上での光学迷彩を使った格闘。
(対義体戦だからか?)至近距離からの砲弾といった容赦のなさ。
攻殻らしさはきちんとおさえた作りでした。
大きな差は、主人公草薙素子の素性と苦悩描写。苦悩部分をきちんと追います。
実写で表情豊かな素子であることもあり、これまでで人間味が最も強い素子でした。
これはこれで良かったと思います。
街並みがブレードランナー色の強いビジュアル。そしてバトーがイケメン。気になると言えば気になりますが、全体の出来からすると、些末な印象です。
全ての攻殻を見ていますが、オススメ出来ると感じました。
リアルが追いついた未来。
攻殻っぽくしとけばいいと思ってる。
攻殻のネームバリューに頼った映画。
ストーリーは3流のゴミ。
映画独自の設定が盛り沢山。
日本人の素子が拉致されて白人になりました
日本なのに外国人ばっか歩いてます
少佐は肉襦袢着ています
バトーが爆弾で目をやられるまでは普通の目です
トグサの襟足は短いです
課長はアウトレイジです
クゼとは素子、ひでおと呼ぶ仲です
とかもう攻殻の必要ないだろ。
結局、普通に公開したんじゃ失敗するから攻殻の名前借りてるだけ。
オマージュにしても、ここまで滅茶苦茶なストーリーにしてる時点で攻殻へのリスペクトではなく、こういうの入れとけば満足するだろ的に侮辱しているようにしか思えない。
このストーリーでこれを評価できるほど人間できてない。
アニメの声優さんを起用してる点に星半分。
やっぱりアニメのハリウッド実写はダメですね。
期待を裏切らない実写版
これは頑張ったよ
押井版をベースにしつつ、TVシリーズをも含めたオマージュに満ちた作品。
押井版からのテーマの微妙な改変に戸惑う、もしくは不快感を持つ人もいるだろうが、これはこれで悪くない脚本だと思う。
特に少佐のキャラ設定が受け入れられない人にはツライ作品かもしれない。そこが許容できるかどうかが本作の評価の分かれ目かも。正直、自分も少々蛇足気味に感じたのは否めない。また、課長のキャラも賛否分かれるしだろう。
しかしながら、押井版と神山版を足したようなお話からはアニメシリーズに対するリスペクトや愛が十分に感じられるし、決して散漫にならず巧くまとめてある。
意外とポジティブな結末に驚いたが、後味はよかった。
自分にはこのハリウッド版のはキャラクター達もとても魅力的に映ったし、笑い男事件も観てみたくなった。
マイナスポイントとしては、元ネタをリスペクトするあまりにディテールひとつひとつにロジックが無いところか。押井版同様タイトな尺を意識したのかもしれないが、いかんせん説明不足だしご都合主義的に見える場面もある。
最低、押井版の予習はした方が楽しめるが、総合的にはハリウッドリメイクとして上々のデキだし、劇場で観る価値がある作品だ。
アニメを意識し過ぎでは?
なんとも言えない
内容が・・・
ハリウッド大作としては、内容がかなり地味で物足りなく感じます。
しかし監督のオリジナルへの「愛」は凄く感じます。
劇場版第1作のシーンを、そのまま再現しているシーンが多々あります。
どうせなら第1作をそのまま実写化すればよかったのに・・・
あ、オリジナルも地味かぁ(苦笑)
キャスティングに関しても色々言われていますが、
それより問題なのはキャラの性格付けだと思う。
オリジナルの少佐は、勝気で高圧的でかなり男勝りな性格なのに
ハリウッド版は、なんか大人しく、ただの女って感じ。
他のキャラも、同じような違和感を感じました。
たけしに関しては、活舌の酷さはもう分かっていた事だが、
皆さん言われているように、一人だけ日本語だという違和感!
日本人が皆、日本語で統一されているなら分かるが、
桃井かおり演じる役は、英語喋ってるし(苦笑)
とりあえずオリジナルの劇場版第1作を観て、
好きな人には、それなりに楽しめますが、
ダメだった人は、絶対についてこれないと思うので
観るのは止めた方が無難かと思います。
悪くない。
My name is major, and I give my consent. まだイケてる部類の日本のアニメの映画化作品。
有名な日本のアニメのハリウッド映画化ですが、原作を未試聴だった為に楽しんで観ることができました。どの作品でもそうなんですが、原作を知らない方が「ここはこうじゃない!」とかいうのがないんで楽しめるという風潮。きっと作品自体は原作の考えさせられたりする所は取っ払っちゃって、分かりやすく仕上げてあるのだと思われます。いかにもザ・ハリウッド的な感じですね。
3Dで観たので街の風景やゲイシャロボットへダイブするシーン等見所は多かったですね。映像はメチャメチャ綺麗でした。どうでもいいことですが、未来の世界であの大型の立体映像を映し出している広告は誰に見せる為なのでしょうか?普通に街を歩いてても、あんなでっかいの眼に写んない気がするのですが・・・あれって原作にも出てくる物なんですかね?不思議だ。
スカーレット・ヨハンソンは相変わらず美しいですね。ショートの髪型も似合ってました。光学迷彩を着て透明になっているのに、敵と対峙して止めを指す時には光学迷彩解くのはきっと見せ場を意識しているからでしょう。
そして、どう考えてもビートタケシはいらなかったですね。周りは英語で会話しているのにタケシだけ日本語を話して、そしてそれが通じているっておかしな設定は違和感だけしかありませんでした。
何はともあれ、アメリカでは「スカヨハの出演料にも充たない」と言われるほど大ゴケしていたので不安でしたが、原作を知らないと十分に楽しめる作品に仕上がってました。原作を観る前に観る事をオススメします。
再鑑賞履歴
2022/7/18
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