ナラタージュのレビュー・感想・評価
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久しぶりに、そして静かに映画を見たいと思った矢先にキャストどハマり...
久しぶりに、そして静かに映画を見たいと思った矢先にキャストどハマりの映画
大画面での松潤はほんとにかっこいい、特にメガネが。ボサボサ頭のメガネとかほんといい感じ、海岸沿い歩いている時の格好もおつ。
坂口健太郎も有村架純との身長差感じが好き。
と、ミーハー感を醸し出してしまい申し訳ありません。
雨の情景、真剣な表情。
特に坂口健太郎の最後のシーンの表情には声も出なかった(涙が出たけど)静かに笑
全体的に口数が少ない映画、雨の情景ともぴったりだと思った。海の場面が多いのもなおよし。
バッドエンドだけど、終わった後の私の心は澄んだ気持ちです。
ありがとうございます。
閉塞感漂うこのご時世への警鐘か
最近の、効率重視、分かりづらいもの、正しくないもの、役に立たないものを寄ってたかって糾弾し、排除していくこの情勢の中上映された、意欲作だと感じた。
映画の内容はただ、泉の回想録だ。
泉の目線からのみ語られる回想ゆえ、葉山先生の本当の感情は、彼女にも、こちらにも分からない。
その空白が、鑑賞後、とても強い余韻となって心を支配する。
彼の本心を知りたい気持ちが、彼の一瞬の目線を、その表情のゆらぎを、その瞳の揺らめきを、一瞬たりとも見逃したくない気持ちとなって、固唾を飲んでスクリーンを凝視した。
心の奥の奥に、誰にも見せずに封印している何かがある、そういった人には、間違いなく響く映画だろう。
他人の恋愛
不思議な映画
この映画1度目は泉に感情移入して自然と涙が出て、2度目も涙。3度目なぜ葉山先生が好きだと一度も口にしなかったのか?あのとき彼は何を思っていたを考えてみた。久々に社会科準備室に泉が入っていくシーン。もしかして葉山先生は泉に扉を開けさせたんじゃないだろうか。ゆっくりしまる扉が2人だけの世界に入っていく。葉山先生の手と瞳に明らかに意思が見えたのは泉が卒業する日あのキスシーン、そして泉が風邪を引いたときにすりおろしたリンゴを食べさせるシーン、はじめ食べさせてもらうのを拒んでいた口を自然と開けさせて食べさせる行為で恥ずかしいような嬉しいような顔をしてリンゴを含む泉を見下ろしている葉山先生の中にある静かな欲情を感じた。そして酔って泉を呼び髪をきってもらう前のシーン。あのときも泉を手で引き寄せ抱きはしないのに瞳で泉の心をつかんだ。
これはとても不思議な映画で実は語っていないところにいろいろちりばめられたものがありすぎる。二人のすきな映画や高校の劇につかわれた真夏の夜の夢もそうだ。
ただの恋愛映画ではない。
何度も見たくなる映画です
良さがわからず残念
刺さる人には刺さるのでしょう
演技がよい
人によっては…
かなり見た感想が変わる映画だと思いました。
まず恋愛で傷ついた事があるか、誰に感情移入してしまうのか、誰にも感情移入しないのか、映画自体も最近のありきたりな恋愛映画を期待すると時間の流れから違うし見た人それぞれの感じ方を大事にしてるであろう撮り方だったので何も感じない人もいるだろうなとは思いました。
昔からの映画ファンやフランス映画などに慣れてる人はなんとなく監督がやりたかった事がわかるかと思います。
私自身は恋愛映画は好んで見ませんが誰がどう見ても反対するような恋をした事があり別れる時も辛くて結婚した今もたまに思い出す人がいるのでこの映画のキャッチコピーに惹かれて久しぶりに恋愛映画を見て見ましたが何故か泣く場所ではないような何気ないシーンで泣いたりラストの方は号泣でした。
その日はしばらく余韻が抜けずいい映画だけど辛くてもう見たくないと思ってました。
でも少したってセリフに隠された本心やどんな思いで放たれた態度だったのかと色々考えたらもう一度見たくなりました。
マスコミではすぐ濡れ場などが取り上げられますがこの映画の濡れ場はある意味一番はっきりとした感情が捕らえられる部分でありどうしても必要な表現で濡れ場でドキドキするという感情はありませんでした。
忘れられない人がいない人は今一度見ておいて何年か後そんな恋愛をする事があった時もう一度見て見るって楽しみを作ってもいいと思います。
私的には観客に委ねるというか色んな捉え方が出来る映画だなと思いましたし映画って見た後その映画について語り合うのも楽しみだと思ってますのでそういった意味でも最近のはっきりした映画よりぼんやりしたいい意味で語りがいのある映画だと思いました。
恋愛観によって感想が異なるでしょうね。
すごくよかったです。
有村架純ちゃんが本当にぴったりでした。
めちゃくちゃよかったです。
松本くんもいい感じに影があって、適役だったと思います。葉山先生のイメージ通りでした。
人のものになってしまっているひとを、好きになったことがあるとかないとか、感情移入できるとかできないとか。そういうのじゃなくて。
うまく言えないけど、どんな恋も自分にとっても相手にとっても、意味のあるものであってほしいと思いました。
でも人によっては、こういうストーリー、
まったく受け付けられない人もいると思います。
確かに目線を変えたら、自分勝手で身勝手なのかもしれないけれど、そんなのは当事者達がいちばんよく知っているしわかっている。
第三者からしたら、くだらないと言われるのかもしれないけど、それでも彼等にとっては大切な時間だったはず。
あまりに切なくて、純粋な想いだったから、大切にしたい。ずっとずっとこのストーリーを愛してあげたいと思ってしまいました。
葉山先生もいづみも、すごく人間的でした。
クライマックスは素晴らしかったです。
140分の中でいちばん切なくて悲しいシーンのはずなのに、140分の中でいちばん光が射していて、いちばんキレイな映像で。言葉でうまく表せれないけれど、この恋の純粋さ、まっすぐさ、想いの深さ。
すべてがあの数秒に凝縮されていました。
結婚している教師と教え子。
それだけ聞くと、純粋さなんてなさそうなのに、不思議なくらい胸がしめつけられるストーリーでした。
映画。
想像以上にフランス映画(そんなに見たことないけれど)っぽいというか静かに時の流れる映画。登場人物の男性たちには、苛々するけれど、有村架純の表情や空気感がとてもよかった。
少し長さも感じてしまったが、最後の有村架純が屋上で空を見上げる表情をみたときから急に、すっと空気感が澄みわたったような感覚に襲われ、ラストの懐中電灯が動き出したシーンと最後の主題歌で全てが腑に落ちた感覚。途中は、家でゆっくり見たほうがよかったかなーって思ったりもしたけど、最終的にはやはり映画館でみてよかったと思いました。
終わった後、女子高生か女子大生くらいの女の子たちが"でてくる男がみんなクズすぎ!!純愛っていうかさ。。"と叫んでいて、ごもっとも、と笑いそうになってしまった。
でもまたいつかもう一度みたいです。
青い炎のような映画
静かな恋愛映画。
10年ほどまえに出版されてから、ずっと愛読してきた物語です。
映画化されると知った時から、ずーっと楽しみにしてきました。
松本潤と有村架純の主演とのことでしたので、それも期待していきました。
・・良かったです。
へんなありきたりなアイドル仕様な恋愛映画ではなく、島本理生の世界観を表現しようというのは、伝わりました。
でも、原作を読んだ人しかわからないのですが、プロローグとエピローグにあたる部分が省略されたように思えました。
長いお話なので、仕方がないのかもしれませんが、個人的には、この二つが揃って、泣きました。
映画を見て、感動された方は ぜひ 原作を読んでいただきたいと思います。
もう一度観たくなりました。
つまらない。長い。
傷つき闇を抱える2人が救いをもとめる
禁断の恋ではない。大人な恋愛でもない。
駆け引きもなく、互いに胸がときめくなんて瞬間すら無いに等しい。
救われたい、救いたい(救うことで救われたい)という想いが強い。
葉山は妻が同居していた義理母と上手くいかずノイローゼで家に火をつけ放火及び殺人未遂(実際は家の倉庫のみだが義理母ごと燃やす気だった)。
妻の親族たちに攻められ会うことも許されず手紙も握り潰され、罪悪感や後悔に苛まれサイレンの音を聞くと吐くほど苦しみ進めずにいる教師。籍は残ったまま。(妻の意志次第)
泉は自殺を考えるほどいじめられ辛いところを葉山に救われ、演劇部や社会科準備室(葉山)という居場所を与えてもらえたことで次第に心惹かれていく。在学中、葉山の過去を知り「あなたを助けたい」と申し出たが断られる。
その後も泉に何度も救いを求めるくせに、泉の想いを受けいれない葉山の弱さやモロさは確かにズルい。拒絶したくせになぜキスをしたのか。なぜ電話をするのか。なぜ優しくするのか。
「恋じゃなかった」は本心とは思えない。たしかに愛されていたい、という弱さは人間にはあるけど…。この辺りは小説で読めば葉山の泉への想いもわかるのでしょうか。
賛否両論、ハマればドハマりのカオスな恋愛
先生と元生徒の恋愛と、題材としては昨今よくありがちな爽やかでキラキラした青春恋愛映画とは対極の、
生々しく甘さや飾り気の一切ない、人間の弱さや脆さを痛いほど感じました。
しかし痛いからこそ面白い。
夢の中のような儚さと美しさを感じる、生身の体温の残る作品でした。
登場人物全てが何かしら欠落していて、支えているようで支えられている危うい関係はある種のホラーで、
賛否両論あるのは納得の内容です。
ですが、ハマればどハマり間違いなし。
キラキラした恋愛映画に飽きた方や、苦い恋愛をいくつも経験された大人におすすめの作品だと思います。
心に残る作品でした
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