劇場公開日 2017年10月7日

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「他人の恋愛」ナラタージュ 恒さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5他人の恋愛

2017年10月10日
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鑑賞方法:映画館

知的

他人の恋愛模様に是非を問う世相には辟易しているし、観た後自分が何を思うか知りたくて観に行った。
共感しない、涙もない(部室?で泣き崩れる友達の告白を見た部員の涙には何故か泣けた)。が、終わらせずにおいた愛の根拠や依存にも似た補完のし合いには各々の筋が通っていて、無責任に否定したくなくなるほどの想いを抱いた人間の人生のある期間を見せつけられたと感じる。松本潤の目は饒舌だし、ほぼずっと怒ってるように見えた有村架純のラストの笑顔が希望的で、坂口は素晴らしいことに怖ろしい。
切なさより清々しさを得た自分には満足していて、大人が眺める映画としてなかなか良かった

恒