ナラタージュのレビュー・感想・評価
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好き嫌いが分かれる作品
先生だって一人の人間であって、必ずしも完璧ではない訳で、そんな不完全な人(時)だからこそ惹かれる事もあると思う。
登場人物みんなが悲しい作品ですね。
人生の中で、誰でもそういう時期ってあるんじゃないかな…
私は泉の経験が自分の過去と重なり凄く共感出来ました。結局、私の場合も婚姻関係を結んでいる方が強かったから。
好きなのは違いないけど、恋ではなかった。
でも、お互い愛情はあるのよね...それは、関係が終わった今でも感じてます。
だから、思い出すと涙が出るほど愛おしい記憶です。
忘れようとして好きになってくれた別の男性を受け入れようと頑張ってみたけど、自分に嘘が付けなくて相手を傷付けてしまった…
色んな人を巻き込んで精神的に大人になれました。
泉は私の年齢よりも全然若いし、素敵な人生を送ってくれると良いな( *´꒳`*)♡
見えない気持ちはそのまま
分かりやすい起承転結というよりも、張り詰めて細かく振動してる糸が時折大きく揺さぶられるようなイメージの映画だった。
全体的に工藤泉のモノローグで構成され、静かに過去を振り返る彼女のナレーションと 見えにくい人の気持ちはほとんどそのままにして余計な説明を入れすぎないのがとても良かった。
ごまかしてばかりでハッキリしない葉山先生へのモヤモヤ感とか、ストレートな彼氏小野くんの言葉とかが泉目線でダイレクトに感じられた。
葉山先生の過去への罪悪感と泉に救いを見てしまう葛藤や苦しみを長く描くこともできただろうに、あえてそれをせずサラッと少しずつ触れるだけにして行間をかなりたっぷり取っているのがかなり効果的だったと思う。
どうしようもなく寂しい心の穴を埋めてくれそうな人がタイミング良く側にいたら、それを利用してしまう ってのが正直理解できてしまう。
相手に対して非常に失礼なことだし、された方にしては深く傷つくしたまったもんじゃない。
その連鎖がまた悲しくてもどかしいけど、客観的に突っ込むことができない。
現実的によくあることだし、自分がそうならないなんて絶対に言えない。
でも同時に一方的に恋心を利用される側の苦しみも身に染みて感じるし…かなりジレンマになる。
登場人物それぞれに抱く感情はかなり人によると思うし、好き嫌いも分かれると思う。
予告の印象ではまた不倫の映画か…と思ったけど、
不倫どうこうっていうよりも 寂しくて虚しくて不器用な人たちの、苦しくも強烈な出来事と感情を描いた作品だと思った。
観て良かった。私はとても好き。
内容とズレるけど、坂口健太郎と松本潤は鼻にかかってキンキンした声質が少し損をしてるなと思った…
あと台詞がちょっと浮世離れしてるのは行定節かな。
ゆっくりな映画
松本潤さんと有村架純さんの話し方や、流れる場面がゆっくりで、静かで穏やかでした。
内容は、重いし、辛いし、もどかしいのに、どこか穏やかで、静かな2人に、どんどんのまれていきました。そんなにも好きで忘れられない人がいるいずみが、羨ましくなりました。
また観たい!!とは思わなかったけど、1回観て良かった。1度でいい。けど必ず観ておきたい、そんな映画でした。
こんな感情あったなと
自分には合わないかなと思いつつ
見ないで批判するのも嫌いなので行きました。
結果、思っていたよりも合わない作品ではありませんでした。
禁断の恋推しな予告でしたが、恋愛感はあまり感じなかったです。
途中退屈に感じてしまいした。
泣けるという人が多かったのですが、みんなどこで泣いたんだろう
って感じで終わりました。
ああ、こういう感情になる恋もあったな。という気持ちになりました。
余韻を引きずる
思い出の中の時間があちこちに飛んで
一つの時間軸でないのが
泉の頭の中を覗いているようで
面白い作りだと思う。
会社の後輩以外はあくまでも泉の思い出の中の登場人物であって
泉が知り得ないことは描かれていない。
観る側は必然的に想像を巡らせる
人それぞれ経験してきたことによって感想は変わると思う
役者陣(松本潤、有村架純、坂口健太郎)の演技がすごく良くて
見応えがあった
一途な恋と男の身勝手さ
葉山先生(松本潤)を一途に思う工藤泉演じる有村架純が
とっても良かった。観ていて自分も彼女と同様 心がキュンと
してとても泣けました
葉山先生は罪作りな男です。しかし男ってどうして
ああなのでしょうか。好意を持っていることを知っていながら
何故?(あまり話すとネタバレになってしまうので)
あんなこと こんなことしたら そりゃあ彼女だって忘れられません
それにもっと早く彼女に本当のことを話していたら・・・
先生はいつも悩んでいてグダグダうじうじ・・・
それでも彼女は先生が好きで力になりたくて
観ていてイライラすることもありました(笑)
坂口健太郎演じる小野君が良かった
ひたすら彼女を愛するのですが、彼女はやはり先生が好きで
そのために嫉妬に狂い、彼女にひどいこともするのですが
われに返っていけないと自己嫌悪に陥ったり、イケメンかっこいい
男が女に振り回されている姿がなんとも切なかった
監督が行定さんなので 映画的な作りで良かったです
お嬢さん、やさしい男の身勝手に振り回されないように・・・
なんとも心地良い作品
きっと後悔はさせない作品。
私は、予告を観て男女のシーンが多い映画の為、友人と観ていいものなのかと恥ずかしながら悩みました。しかしこの作品は、全てのシーンが美しかった。
男女が絡むシーンも、微かな音や、指先に思わずうっとりとさせられる、ただそれだけの事でした。
決して複雑な作品では無いのに、ここまで気持ち良く観られたのは、映像の力を最大限に生かしているからだと感じました。
どんなに切なくとも、自分自身も恋愛をしたくなる、今、目の前にある恋愛を自分から動かし出したくなる、そう感じさせてくれる作品でした。
これは純愛である。
宣伝では「禁断の恋」をフューチャーしていたように思えるが、この映画のテーマはそこにはない。
もがきながら居場所を探す人間達の愛の物語。
友人にも家族にも当てはまる、誰にでもありうる普遍的な愛がテーマ。
出会った二人がたまたま男と女だったから恋に落ちた。それだけのこと。
概ね満足だがあの女子生徒の件はもう少し掘り下げが必要だったのではないかと思う。少々唐突に感じた。
切ない純愛映画
高校生の頃の
甘くそして切ない…恋心を思い出す純愛映画。
主人公の有村架純が社会人になって過去を思いだす所からはじまる。
舞台は高校の演劇部。
松本潤こと葉山先生
生徒の泉(有村架純)
泉の恋人の小野(坂口健太郎)
3人の心の描写を描いていく。
葉山先生は、訳ありの既婚者でありながら
泉を大切に思っていたし
泉の存在に励まされていたのも事実
しかし、それは恋ではなかった。
泉は壊れるほど先生が好き。
一度は、忘れようとして小野と付き合う。
…忘れたつもりだった。でも忘れられなかった。いつだって先生の事が気になるし
必要とされると応えたい。
泉をの彼氏の小野。
過去を知ってはいた。
一度はふられるも付き合う事に。
しかし、泉の気持ちが自分に向いていないのではと…行き過ぎた行動や暴言をはいたりしてしまう。
嫉妬心で溢れている。
彼もまた泉を愛していた。
私は中でも泉に感情移入した。
相手がどうであれ
どうしようもない気持ちってある。
誰かを好きになるってそういう事だよなって
思いながら、ドキドキしながら観ていた。
先生の様に恋に近い恋。
恋ではないが相手を大切に思っていて、
相手の優しさを利用してしまったり
そうゆう事もまたある。
映像もとてもキレイで心地よい。
全体的にしっとりとした暗めの。
さみしげな表情であったり、
スローな動きでどことなく非現実的な感じがする。まるで夢の中のような。
カメラワークもややずらしぎみだったり、
人物を追わずにあえて停止したり、
第三者が観ているように引いたシーンが
あったりと...
行定監督ワールドが楽しいです。
エンディングで流れる
adiueの「ナラタージュ」
映画では描いてはないものの
泉がせんせーへの想いにさよならして
明るい未来がはじまる…そんな連想させる歌詞にぐっときます。
泣けます。
また観たい映画です。
切ない
有村架純ちゃん演じる工藤さんの葉山先生への想い、葉山先生を受け入れている姿に、人を愛するってこういう事なんだなぁって思いました。
お互い必要で、その人じゃなきゃ駄目な時はあると思います。
あんなに悲しいベッドシーンは初めて観た。
愛する人を忘れないように、泣きながら愛し合うなんて切なくて切なくて泣いてしまいました。
深く人を愛した事がない人には理解出来ないかも…
ただの不倫映画ではない。
難しかったです
先生に最後まで振り回されて終わってしまう感じです。
本当に好きならもっとちゃんと大切にしてよと思ってしまい、観ていてすごく辛く切なかったです。
同じ女性の立場からして、どちらの男性と上手くいっても幸せにはなれないかなぁと感じました。
全員があまりにも不器用で、子供のような自己中さがあり、
何度も上手くいきそうでいかないという展開に、観ていてすごくもどかしかったです。
個人的に有村架純さんがすごく可愛くて大好きで、彼女の演技や表情は素晴らしかったです。
松本潤さんの演技もとても良くて、多くは語らないのですが表情や視線が印象的でした。
坂口健太郎さんのあのタイプの役も初めて見たのですが、見事にハマっていて上手に演じていました。
全体的に静かな物語です。
女性なら高校生の時に一度は先生を好きになったり憧れたりするんじゃないかなぁと自分の高校時代を思い出してドキドキしながら観てしまいました。
しっとりとした情景の中
若い頃の、相手を思う真っ直ぐな気持ちを思い出して、ほっこりしました。
富山の景色も情緒があっていいですね。
松本潤さん、有村架純さん、坂口健太郎さんの新しい姿に驚きもあり見応えある映画でした。
ストーリーはいたってシンプルな三角?四角?関係のお話。ただただ、ゆっくりと流れてゆきます。
誰かに共感出来る
有村架純
松本潤
坂口健太郎
主要なこの3名。
誰かに共感、感情移入出来るはず。
私は、坂口健太郎。
好きだから、好き過ぎて出てしまう反対の言葉。
若い時の自分を思い出す。
(今でもやってしまうかも。)
一緒に行ったパートナーは、
松本潤だと言ってた。
ストーリー自体は、わかりやすい。
が、最後の絡みは必要か?と。
原作に存在したシーンなのか気になる。
有村架純の肉付きがただただえろい映画だった
天然ビッチの素質のある女の執着のお話。行定監督、方向性はわかるんだけど、うーーん個人的には惜しかった気もします。ただ有村架純の表情たちに支えられた。なんやかんやでいい感じのシーンではいい感じに泣いたんですけどね。
感想、
内容はイマイチだけど、映像は凄く綺麗でした。本当に140分集中して見てましたし引き込まれました、音も凄く良かった!内容は女子の立場でしかいや、個人差はありますけど自分がもし、教師だったら、同学年の男子だったら、彼女の、主人公の彼女の気持ちには同意出来かねますね、最後の別れ間際に思い出に教師と身体を重ねるなんてない!無理やりこうなったとしか思えない、そこが?でした、
苦しくなるほど揺さぶられる
見終わってからずっとナラタージュの曲が流れているようです。
頭の中の葉山先生の表情が消えなくて、ずっと考えてしまいます。
何度も見たくなる、初めての感覚。
忘れられない作品になりました。
主演の松本さんと有村さんの演技が素晴らしく、ストーリーに引きずり込まれてしまいすぐには抜け出せなくなります。
行定勲監督に感謝です。
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