愚行録のレビュー・感想・評価
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関わりたくないと思わされる彼らの世界
先に本で読みましたが、重さ暗さが映像でより伝わってきました。
暗いですが、内容を知っていたからなのか…名演技の賜物か…退屈さは感じませんでした。
それぞれの人の視点や妬みの感じ方が違って、人間付き合いなど現実味がありました。高学歴やお金持ちの集まる一流大学の実態は、関わりがないので分かりませんがΣ
内容を忠実に描かれている印象はありましたが、やはり本の方が『愚行録』の意味が伝わってきました。
最後のバスでのシーン…普通に笑って、結婚して…普通の生活を送っている人達を見て、何で自分はこんなふうに普通の人生を歩ませてもらえなかったのか、とやりきれない感情が何とも言えない気持ちになりました。(あくまで私の見解ですが)
ジワジワきて、しばらく引きずる映画です。
ただ、声があまりにも小さくてかなり音量を上げないと聞こえないのが不満でした。。日本の映画を家で観るときの音量の小ささ、毎回悩まされます…改善して欲しいです。。
深い
自分が勝っていると思う愚行
これがイヤミスというものなのか…。 イヤすぎる。全員演技なの当たり...
まさかの…
バスで始まりバスで終わる。
小さな愚行。
幼少期の歪んだ環境の中、兄妹は2人だけの秘密を共有する。
記者の田中は1年前のエリート家族惨殺事件を追う。
同僚や同級生への集材で浮かび上がる人間性。
周りの人を踏み台にしのし上がろうとする人間の姿が映し出される。
良い大学に入れば生活が変わると期待してたい。
しかしそこには階級があり華やかさの裏に醜い嫉妬や憎悪が渦巻く世界があった。
田中は集材を続ける中で妹光子の学生生活の実態を知る。聴くに耐えない事実…兄は妹を庇い罪を犯す。
光子は娘のちひろを虐待し逮捕されていた。
精神鑑定で過去を語り出す光子。
惨殺事件と光子が繋がる。
そして光子の娘の父親が明らかになる時…
兄の愚行録に気づく。
もしかしたら父親も死んでいるのかな?
お兄ちゃんだけはそのままがいい
【愚行録:おすすめポイント】
1.前半と後半で全く雰囲気が変わり、ラストに向けていろんなことが!!!
2.個人的には田中光子役満島ひかりが凄くいいなぁ!!
3.普通にあり得るこの階級社会映画はどう評価すべきか難しい!
【愚行録:名言名セリフ】
1.田中武志役妻夫木聡の名言名セリフ
→「その希望さえも打ち砕く 悪魔みたいな生き物が この世にはいるんです」
2.田中光子役満島ひかりの名言名セリフ
→「お兄ちゃんだけはそのままがいい」
→「私はもう夏原さんにはなれない」
3.宮村淳子役臼田あさ美の名言名セリフ
→「日本は格差社会ではなく、階級社会なんですよ」
4.稲村恵美役市川由衣の名言名セリフ
→「みんな愚かで空っぽなのに」
【愚行録:個人評価=★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも感動を与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては意味を全く持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
2回目の鑑賞
さ迷える兄妹
暗い
まさしく暗い静かな映画
2つの事件が繋がるというのは典型的パターンではあるし、予想を上回る展開はなかった(妻夫木聡の殺人シーンはビックリしたけど)
まさしく「愚行録」だろう
記者も妹も被害者たちも証言者たちも愚行をしたばっかりにこのようなことに…(読み解きが甘い?分かってる)
演技派キャストで重苦しい空気感がヒシヒシと感じられて見応えがないといえば嘘になるがどうにも物足りなさを感じるのは気のせい?
映画を見過ぎて分からなくなったのか、まだまだ映画を見てないから分からないのか
個人的には「悪人」のほうが震えるくらい傑作であった
人のレビューを読んで改めて
演技はさすがの一言
多くを語らない感じも秀逸
トーンの暗い映像も雰囲気出てるので良し
被害者の女性のほうは明らかに強かなヤバイ女だと思うのにみんな騙されるのよねぇ~
妻夫木聡のタバコで隠蔽するのは怖かった
登場人物たちの「愚行」があまりにも愚かであり、共感しえない
周りにもこういう人間はいるかもしれないし、階級というか格差みたいなのも確かにあるのだろう。
でもリアルさみたいなものは感じることなく終わった。(自分がそういったものに無縁だったのもあるかも)
役者はすごい!
今となってはどうしようもないじゃないですか
恐らく某俳優氏の問題が無ければもっとメディア露出が多かったのだろう...
妻夫木くんの表情が全てを語る
ありのままの一般的な群像
作品を見ていると、時間の経過とともにどんどん嫌な気分になります。それは登場するキャラクターの殆どすべてが所謂「感じ悪い人」だからでしょう。そういうキャラクターの多さに「人間ってこんなものじゃないはず・・・」と否定したい気持ちが湧きますが、実はその否定感情の方が綺麗ごとでしかなく、案外普通の人間像を描いてる事に気が付きます。
ミステリー作品として筋立てはよく練られており、妻夫木聡さんの感情を抑えた冷淡かつ生命力を感じない演技や、逆に田中光子(満島ひかりさん)の情念的で、ある意味純真さすら感じてしまう存在感は見ごたえがありました。
全体としての出来の良さは理解できます・・・が、私はこの作品が嫌いです。
こういう作品に対して、一定の需要があることに不安を感ぜずにいられない臆病ものなんですよね。自分は。
こういうのが見たかった!
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