愚行録のレビュー・感想・評価
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独特の演出
オフィス北野の映画は独特。説明を最小限に抑えて視聴者の解釈、想像に委ねる演出がグッとくる。象徴的なのが恨みのある大学時代の友人と久しぶりに偶然再会したとき一瞬視線が合ったがすぐそらされ素通りされたシーン。その後すぐに犯行に及んだ場面なんかはまさしく人間関係の機敏を説明無しで見事に描いたシーンだと思う。
似てきたとおもいません?
評価の割におもしろかった!(自分がこういう雰囲気の作品が好きっていうのがあるかもしれないけど)
ストーリーが上手くいきすぎてる感が多少はあったけど、そこまで気にならない程度。
俳優さんたちの演技が素晴らしかった。
たこうさんと同期の男二人の悪い友情は男の自分からすれば、いいなぁと思った(山本さんエロいっす)
たこうさんはクズだと思うけど、未来を自分で切り拓いていってる所は尊敬できるし、悪気なさそうなところが愛しかった笑
臼田さんみたいな女の人っていますよねぇ、話してる人のこと悪く言ってるくせに私悪口言ってないです〜、みたいな笑
市川由衣好きだったから見れて嬉しかった。
そして、やっぱり満島ひかりは強い。
独白させたら最強。『愛のむきだし』が見たくなりました。
あと、最初のバスの妻夫木君に笑った、僕もやりたい笑
週刊テラス
・とても重いストーリー。救いようの無い状態にまで堕ちてしまった兄妹。決して良くはないけど、観ていてなんか責める気持ちになれない。
・キャスト陣の演技力がとても光っていた。
・内部者と外部者…。他所から見たらどうでもいいことだけど、似たようなしがらみみたいなことって実社会でも感じる時ある。
・大小様々あるけど、世の中の大半の人は犯したことがあるであろう愚行。過ちを悔いたり反省してするのも大事なことだけど、それを踏まえてこれからをどう生きていくかが一番大事だと改めて感じた。
人の愚かさ
ある殺人事件の真相を、被害者と関わりのある人達の少しずつ証言が食い違う告白をもとに再現されていくストーリー。
愚かさと賢さは紙一重。一旦、歪んだ家族愛の果てに愚かさへと踏み外した人生は、どこまで転がり落ちるんだろう…。
遣る瀬無い思いがのしかかる作品でした。
妻夫木聡は、最近、『ミューズアム』のカエル男に『怒り』のゲイ、そして今回と訳ありの汚れ役を見事に演じてますね。日本アカデミー助演男優賞も頷けます。
関わりたくないと思わされる彼らの世界
先に本で読みましたが、重さ暗さが映像でより伝わってきました。
暗いですが、内容を知っていたからなのか…名演技の賜物か…退屈さは感じませんでした。
それぞれの人の視点や妬みの感じ方が違って、人間付き合いなど現実味がありました。高学歴やお金持ちの集まる一流大学の実態は、関わりがないので分かりませんがΣ
内容を忠実に描かれている印象はありましたが、やはり本の方が『愚行録』の意味が伝わってきました。
最後のバスでのシーン…普通に笑って、結婚して…普通の生活を送っている人達を見て、何で自分はこんなふうに普通の人生を歩ませてもらえなかったのか、とやりきれない感情が何とも言えない気持ちになりました。(あくまで私の見解ですが)
ジワジワきて、しばらく引きずる映画です。
ただ、声があまりにも小さくてかなり音量を上げないと聞こえないのが不満でした。。日本の映画を家で観るときの音量の小ささ、毎回悩まされます…改善して欲しいです。。
深い
キャスティングは抜群。
人間心理と生まれ育った環境で人間はこうも変わるのかと見せつけられる。
執念と憎悪を見事に表現した映画で、それを演じきり伝える満島ひかりさんや妻夫木聡さんの暗さ極まりない演技が魅せられます
自分が勝っていると思う愚行
後悔しない為には出来る事を全てやらなければならない。一見もっともだが、何度か読むと洗脳されている様に感じる。つまり、理屈は滅茶苦茶で、人を操る為に作った一文だろう。未来は分からず、何に対しても100%の対応はできないから、後悔しない事はない。物事にはやって良い事と悪い事があるから、全てをやってはいけない。後悔を怖がるとは何と愚かな。
これがイヤミスというものなのか…。 イヤすぎる。全員演技なの当たり...
これがイヤミスというものなのか…。
イヤすぎる。全員演技なの当たり前だが小出恵介イヤな奴だわ、この映画みたら嫌いになる。妻夫木聡もすごい。女優もみなすごかった。 顔が。歪んだ笑いに悪意がらこぼれる表情。
まさかの…
バスで始まりバスで終わる。
小さな愚行。
幼少期の歪んだ環境の中、兄妹は2人だけの秘密を共有する。
記者の田中は1年前のエリート家族惨殺事件を追う。
同僚や同級生への集材で浮かび上がる人間性。
周りの人を踏み台にしのし上がろうとする人間の姿が映し出される。
良い大学に入れば生活が変わると期待してたい。
しかしそこには階級があり華やかさの裏に醜い嫉妬や憎悪が渦巻く世界があった。
田中は集材を続ける中で妹光子の学生生活の実態を知る。聴くに耐えない事実…兄は妹を庇い罪を犯す。
光子は娘のちひろを虐待し逮捕されていた。
精神鑑定で過去を語り出す光子。
惨殺事件と光子が繋がる。
そして光子の娘の父親が明らかになる時…
兄の愚行録に気づく。
もしかしたら父親も死んでいるのかな?
お兄ちゃんだけはそのままがいい
【愚行録:おすすめポイント】
1.前半と後半で全く雰囲気が変わり、ラストに向けていろんなことが!!!
2.個人的には田中光子役満島ひかりが凄くいいなぁ!!
3.普通にあり得るこの階級社会映画はどう評価すべきか難しい!
【愚行録:名言名セリフ】
1.田中武志役妻夫木聡の名言名セリフ
→「その希望さえも打ち砕く 悪魔みたいな生き物が この世にはいるんです」
2.田中光子役満島ひかりの名言名セリフ
→「お兄ちゃんだけはそのままがいい」
→「私はもう夏原さんにはなれない」
3.宮村淳子役臼田あさ美の名言名セリフ
→「日本は格差社会ではなく、階級社会なんですよ」
4.稲村恵美役市川由衣の名言名セリフ
→「みんな愚かで空っぽなのに」
【愚行録:個人評価=★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも感動を与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては意味を全く持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
2回目の鑑賞
なんとなくでは覚えていたけど、ほぼ観てないことと記憶していたので再鑑賞。
はて、やはりこの映画主役の2名がやばすぎる演技力。映画の闇の深みに異常に溶け込んでいて、それを際立てている周りの役者さんたちも良いですな〜
さ迷える兄妹
最後にドンドン真相が浮かんでくる。憐れな兄妹。
きっとそんな家庭環境に育ったから二人で倫理も越えて生きていくしかなかった。
でも這い上がろうとしたけど、ムリだった。
赤ちゃんの父親は…田向一家殺人事件の真犯人は…
ドンドン真相が見えてとても暗く憐れな兄妹に惹かれました。
実の父親も出て行ったのではなく…母親も逃げるしかなかったのかも…
考えてしまい素晴らしい作品でした!!
暗い
まさしく暗い静かな映画
2つの事件が繋がるというのは典型的パターンではあるし、予想を上回る展開はなかった(妻夫木聡の殺人シーンはビックリしたけど)
まさしく「愚行録」だろう
記者も妹も被害者たちも証言者たちも愚行をしたばっかりにこのようなことに…(読み解きが甘い?分かってる)
演技派キャストで重苦しい空気感がヒシヒシと感じられて見応えがないといえば嘘になるがどうにも物足りなさを感じるのは気のせい?
映画を見過ぎて分からなくなったのか、まだまだ映画を見てないから分からないのか
個人的には「悪人」のほうが震えるくらい傑作であった
人のレビューを読んで改めて
演技はさすがの一言
多くを語らない感じも秀逸
トーンの暗い映像も雰囲気出てるので良し
被害者の女性のほうは明らかに強かなヤバイ女だと思うのにみんな騙されるのよねぇ~
妻夫木聡のタバコで隠蔽するのは怖かった
登場人物たちの「愚行」があまりにも愚かであり、共感しえない
周りにもこういう人間はいるかもしれないし、階級というか格差みたいなのも確かにあるのだろう。
でもリアルさみたいなものは感じることなく終わった。(自分がそういったものに無縁だったのもあるかも)
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