ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
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さすがイーストウッド監督
イーストウッド監督の実話映画実にいい。過失を探す行政、人為的要素、これが一番の主題だね。人間は所詮人間、機械のシミュレーションとは違う。
レビュー
実話が題材にした映画。不時着後の現実的な部分をリアルに描いており、とても胸にくる場面が多い。安全性について、不時着の必要性などプロならではの責任が重くのしかかる中盤までの展開はなかなか分かりやすく引き込まれた。
結果は知ってるのにこのドキドキ感
ものすごく良かったです。
実話なので話の結末は知っているはずなのに、途中までハラハラ、ドキドキが止まらなかったです。
事故調査委員会の人達は好きで悪役に回るのではなく、本当に妥当であったか調べる必要があるので仕方ないですが、観てて「全員助かったんだから、いいだろ!!」って思ってしまったり…。
あの不利な状況から、最善策だったとひっくり返す一つの要因の提示は見事でしたね。
「これぞ映画の醍醐味!」を満喫できた作品でした。
サリーと名づけたい
映画を見たときの自分の反応は、そのときの気分や体調に左右される。いままでもっとも動揺したのは多分「ダンサーインザダーク」で、当時とてもスランプで、でもなんでこんなに泣くんだろうと思ったのだけど、最近たまたま見た「怒り新党」で「共感性羞恥」を知って、どうやらそれだったかもと思ったということがあった。見てられなくなるわけではなくて、むしろ目が離せなくなってしまって、涙がこらえられなくなる。
この作品でもきっと似たような感じで動揺したんだと思う。
「ヒーローというのは自分の一生と、自分の命を懸けて何かを守る、そういう存在だ。」イビツァ・オシム
「ようするに、何が起きていたかなんて、その場にいなかった人には分からないってことよね。」 伊坂幸太郎(SOSの猿)
もし僕が合衆国市民だったら、下の坊主はサリーと名付けてたかも。
155の重み
ハドソン川に不時着して155名全員の命を救った機長
機長の英雄伝を認めんとする調査委員会との攻防
現場の判断とデータを元にした陸でシミュレーション、どちらが正しいのか…
実話を基にし結果も知ってはいても、やはり感動する。
クリントイーストウッド映画の重厚感ある作りは昔は苦手だったけど年を経るにつれて好きになってきた。
トムハンクスの白髪頭での好演も素晴らしい
その脇を支えるアーロンエッカートも相変わらずのケツ顎。笑
実際の機長や乗客がインサートされるエンドロールが映画に現実味を加え、さらなる感動を与えてくれた。
内省
実話。
瞬時の判断で乗客乗員155人の命を救いながら、その判断の是非を追及された機長の闘いの記録。
事故当日の自身の記憶を辿り、自分の判断が本当に正しかったのかを振り返りながら、機長は苦悩する。その内面の葛藤が見ているこちらにもひしひしと伝わってくる。トムハンクスの演技、カメラワーク、とても素晴らしかった。それがあってこそ、判断の正しさを実証するラストシーンがより痛快に感じられるのだと思う。
よかった!
実話ベースなので結末もわかった上で見たが、障害発生から着陸までの緊迫感が凄かった。
自分的に日々プレッシャーを感じながら仕事しているつもりだが、そんなものとは比べ物にならないストレスだろうと思う。
ほとんど起こることの無い障害に的確に対応するには機体が手足となるほど、繰り返し地道な
訓練がったからだと思う。
奇跡と呼ばれるのが嫌だというのはそういう事なのだろうなぁ。
事故後を描く
派手でいかにも映画になりそうな事故前と事故を描かず敢えて事故後を描くという挑戦がイーストウッドらしく素晴らしい。
派手ではないけど映画として成り立ってるのが凄いと思った。
最初は、もう事故が起こってるところから始まって、これは地味そうだぞ、裁判みたいなのがメインとなるのか?と訝しんでいたけど、そんな事なくサリー機長の事故後の不安定な精神状態を描きつつ、事故も描き、無実が証明され、一人で背負って来た責任を下ろし、自分だけの手柄にせずに生還を噛み締める様は英雄ではなく人間らしく事故後を描く理由はここにあったのかな?と思った。
保険や金のために機長の人的ミスを躍起になって探す組織もまた人間らしかった。
よくあるアメリカ人が喜ぶクソつまらないヒーローもの
アメリカ人の自尊心が満たされるだけのクソつまらないヒーローもの。
何回飛行機落ちるシーン繰り返すの?!って感じで見飽きる。ストーリーに意外性も感動もない。
サリーの心象に特化したストーリー展開がとても斬新に感じられた 国家...
サリーの心象に特化したストーリー展開がとても斬新に感じられた
国家運輸安全委員会のゴールは
誰かを恣意的に貶めることでは無くて、
再発防止であるはず
なので、国家運輸安全委員会をややヒール仕立てで描いたことには ちょっと違和感あった
ただしこれも サリー視点での描写であると思い直せば ヒールに映って当然かなとも思えた
という視点で振り返ると、邦題がダメ!という結論に。
原題のまま、サリー でよかったかと。
邦題のセンスないが良作
感動巨編なのかと思って見るのを敬遠していたが、期待せずに見ることに。
しかし最初から最後まで機長の冷静な対応に着目した静かな「ヒーロー」映画だった。イーストウッドらしい良作の一つ。ハッキリ言ってタイトルづけ(邦題)のセンスが悪いと思う。
原題のまま「サリー」にするべきだった。
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