任侠野郎

劇場公開日:

任侠野郎

解説

テレビタレントとしてお茶の間にもおなじみの漫画家・蛭子能収が映画初主演を務めた任侠作品。共演には、柳楽優弥、トリンドル玲奈、安田顕ら豪華キャストが集う。かつて関東一円にその名をとどろかせた小里組の元若頭・柴田源治は、親分の仇である正岡組の組長を殺して刑務所に入り、出所した現在はひっそりとクレープ屋を営んでいた。そんなある時、源治は、親分の本当の仇は正岡組組長ではなかったという事実を知る。組長亡き後、一人娘の時子が守っている正岡組は、源治をだまして組長を殺させた榊組に乗っ取られそうになっており、過去と決別したつもりの源治も、次第に争いに巻き込まれていく。

2016年製作/69分/G/日本
配給:KATSU-do
劇場公開日:2016年6月4日

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(C)2016「任侠野郎」製作委員会

映画レビュー

2.0蛭子さんのPV

2024年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

“ガロ系”と言われる独特の不条理でシュールな作風で知られる漫画家・蛭子さん。
漫画家というより、タレント、言葉は失礼かもしれないがクズ人間、無類のギャンブル好きでの方がよっぽど認知されているかも。
俳優業もちらほら。確かに見た事はある。でもそのほとんどが脇役。
本作は映画初主演作で、演じるのは伝説のやくざ。
ああ、そういうパロディ・コメディ…?
いや、コメディではないんだな。
でも、そうとしか見えん。

やっぱり、ねぇ…。
合ってるとか合ってないとか、演技巧いとかドヘタとか、それ以前の問題。
台詞は一生懸命覚えて喋りましたみたいな。
アクションもやってみましたみたいな。
撮影中スタッフ/キャストは、公開時劇場で観客は、笑いを堪えるのが大変だったろう。
高倉健風無骨にやっても、蛭子さんは蛭子さん。

何処ぞの学生が撮ったようなチープな演出。70分の尺で良かった…。
話は普通にやりゃあ真っ当な任侠映画になったかもしれないが、ちょいちょいおバカ脱力ギャグ。脚本は福田雄一。うへぇ…。道理で佐藤二朗や安田顕が出てる訳だ。
って言うか、福田を脚本に起用している時点で真面目な作品作りじゃないじゃん。
所々いい話はある。義理人情の任侠映画っぽくもある。蛭子さんも様になっている時もある。
やっぱり、でもねぇ…。

はっきり言って“映画”と呼べるような代物じゃない。
が、蛭子さんそのものについては否定しない。
漫画家として多くに影響与え、リスペクトされている。
タレントとしても唯一無二の個性。
何ものにも縛られない自由独特の価値観の持ち主。
今は認知症と闘っておられる。

“カッコいい蛭子さんを撮ろう”というコンセプト。
カッコいいやくざをやらせて、アクションもして、歌まで歌って。
もはや蛭子さんのPV。
寧ろここまで愛されて、蛭子さんも幸せ者…?

でも個人的には、トリンドル玲奈演じる女組長の話での方が見たかったかも…?

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近大

3.0このエビス、凶暴につき。

2020年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2019年6月23日 任侠野郎 鑑賞
このエビス、凶暴につき。蛭子能収 主演。
「カッコイイ蛭子さんを撮ろう」とのコンセプトで製作され、「高倉健さんになりきって」ヤクザの元若頭の役を演じたらしい。全体の雰囲気は本格任侠作品です。佐藤二朗 だけがコメディ感を出していた。
#蛭子能収#柳楽優弥#トリンドル玲奈#安田顕#佐藤二朗#大悟

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とし

3.0ヤクザな蛭子さん、でもいつも通りの蛭子さん

2017年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

萌える

あの蛭子さんが映画の主演と言う、何とも無謀なキャスティングに逆に興味が湧いて鑑賞した映画でしたが、やっぱりと言うか当然ですが蛭子さんは蛭子さんでしたね・・・もしかして急に演技が上手くなっているのではと、変な期待もしてしまったのですが、まあ見た目はちょっと昔ヤクザだった風に見えなくもなかったですが、ひとたび言葉を発すれば、いつも通りの蛭子さんである意味一安心、あまりの大根ぶりに共演者は笑いを堪えるのに必死だったろうなぁ・・・と思わすにはいられなくなるぐらい蛭子さんの棒読み具合はホント酷かった(笑)
しかも歌まで歌ってましたしね、よくこんな冒険したもんだと、ある意味感心した映画でもありましたが、脚本が福田雄一と知って妙に納得、でも監督はしなかったんですね、ってまあそれはしたくないでしょうなぁ・・・。

でもこれ、コメディのようで内容は至って真面目と言うか、昔からよくあるタイプの正統派任侠映画でしたよね。
蛭子能収と言う存在自体がコメディみたいなものですから、これはこれで良かったかも。
とは言え、もっと笑いたかったような気もしないでは無かったかな、蛭子さんに福田雄一脚本で、普通の任侠映画って言うのもねぇ、そのギャップが良いと言えば良いんですけど、どこか物足りなさも感じてしまう内容ではありました。
まあ蛭子さんが主演の映画ですから、そもそも期待するのが野暮ってもので、それなりに楽しめただけでも儲けものと思っておくのが吉でしょうかね。

蛭子さんが蛭子さんだった分、脇を固める役者陣はなかなか豪華なキャスティング、おかげで何とか見れる映画に仕上がった印象でしょうか、特に中尾明慶の子分感は相変わらず抜群でしたね、安田顕、大谷亮介、柳楽優弥も安定の存在感、そして敵役の佐藤二朗はいつも通りの二朗さんでした(笑)
でも何だかんだで佐藤二朗のおかげで楽しめた映画だった気もするんですよね、一人だけコメディしちゃう二朗さん最高でした、しかも愛人役の北原里英とイチャイチャしちゃうし、おいしい役どころでしたね。
愛人役を橋本マナミにしなかったのは、単に風俗嬢役の橋本マナミを作り手が見たかったからなのかな?

それと姐さんにトリンドル玲奈と言うキャスティングも意外性たっぷり、思わず守ってあげたくなるような姐さんでしたね、蛭子さんがトリンドル姐さんを命懸けで守ろうとする構図は、言葉だけ聞くと相当陳腐そうですが、見てみるとこれが意外と味があるように見えてくるからホント不思議なもので・・・。
蛭子さんは蛭子さんですから、当然高倉健のようにはなれないですが、蛭子さんはこれで良し、まあ真面目に見たらふざけんなと言いたくなるような映画でしたが、こう言う冒険的映画・・・少なくとも嫌いでは無かったです。

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スペランカー

2.5いい意味でB級映画

2017年7月16日
iPhoneアプリから投稿

蛭子能収が主演の段階でハードルはめちゃ下がります。
多分、この映画は任侠映画のパロディなんだろうなと思う。
芝居のノリとしてはピンク映画に近い。裸は出てこないけど。

蛭子能収同様トリンドル玲奈も芝居が上手くないけど可愛いから許す。

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アリの人