湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
虐められて制服を隠された娘が「学校行きたくない」と泣いたところ母親に「私の娘なんだから強いはずだ」と鼓舞されたのでクラスの面前で代わりに着ていたジャージを脱いで下着姿になり、母親はそれについて「下着に色気がない」「彼氏ができてそういうことになったらあれでしょ」といった口出しをする。漏らした小学生女児のパンツを脱がしてアパートのドアに掛ける。
そういった描写が意味不明だし脚本も意味不明だしそのシーンの物語上の必要性も意味不明だし泣けもしないし本当に意味不明。しかもキャラの親に捨てられた率が高すぎて胸焼けしてくる。単純に気持ち悪い。
そもそも、根本的に愛というものを履き違えているのでは?あの母のしていることは愛ではなく自分の正義の押し付け。本当に強い人は自分の強さを押し付けるなんてしないはず。「母も実は弱かったんだ、葛藤しながら生きていたんだ」って描写もないし観客は「あれが強さなんだな」と捉えてしまう。毒親や虐めといった要素も泣かせるための道具としか思ってないのかな、と感じて腹が立った。
オチは秀逸だったがオチ目的で撮ったのかなあとも思うし薄いし粗が目立つ。俳優陣の演技力ありきで成り立っているようなものではないか。
単純に私と監督の価値観が合わなかった。
強さと優しさ
熱い愛でした。
宮沢りえ演じる双葉の強さに、心が打たれました。
我が娘がいじめに遭ったら、同じ事が出来るのか?いや、していいのか?自分の娘の性格、強さを信じれたからでしょうかね。
双葉亡き後、ダメパパが家族を纏められるのか!?映画のその後が心配になりますね笑
最高の愛をこめて,葬ります。
途中まで感動してたんだよな
劇場公開時には観ることができなかった本作。評判も良かったのでほぼ事前情報なしで鑑賞してみた。
余命宣告された母が残された家族に何を遺すのかってことなんだけど、これが結構いい。娘たちにイジメやネグレクトの問題もありながら、明るく元気に過ごす母親の姿は勇気をもらえる。そして娘の本当の母親との再会で明かされた手話の秘密。ビンタするくらいに腹を立てていたのにそんな気遣いができる双葉に感動してしまった。
でもでも、ある程度予定調和っぽい感じで彼女が亡くなって、さぁラストってところで強烈な違和感。えぇ!そんな結末なのと驚かされた。双葉の遺言で何か伝えていたシーンなんてなかった気がするけど。双葉の遺志みたな扱いだったのはどうなんだろ。全体的に感動の流れに飲み込まれていた身としては半ば強引に感動の結末として受け入れさせられた感じ。
そもそも遺体は銭湯の火だけで骨にできるんかいな。火事の現場でも残るのは黒焦げの遺体なんじゃないの?なんて現実的なことを後からいろいろ考えてしまった。
素直に人に勧めづらい映画になってしまったな。
前評判が良すぎましたな
センスある知人にオススメされ、ずっと気になっていた作品。ようやく鑑賞。
最近良作に囲まれすぎたのか、こちらの作品は前評判ほどじゃなかった…。ハンカチがグショグショになるくらい泣けると言われていたが、涙腺の緩みまくっている私が涙の一筋も出ず。母の気持ちになったことがないからかな?子供がいたら泣けるのか。
ラストは賛否両論分かれると思うが、私はやはり不気味に思えてしまった。自分の妻や母(に等しい人)をあんな形で葬れるか?
監督が鬼才すぎて私のような凡な人間には理解できないだけかとも思ったが、やはりあれはないと思う。
家族、そして母とは
女優2人が良い
総合:75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
冒頭から問題がある家族像が映し出される。亭主が蒸発し家業の銭湯は閉鎖していて、娘は虐めにあっている。だから母の双葉が突然の癌と余命の短さを告げられた時も、自分のことよりも残された人と家の立て直しに全力をあげる。それは公式ウエブによると
・家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる
・気が優しすぎる娘を独り立ちさせる
・娘をある人(産みの母親)に会わせる
である。余命を知って自分が自分のためにやりたいことをしようとした『死ぬまでにしたい10のこと』『最高の人生の見つけ方』に対して、決定的に違う部分である。
そんな双葉は結構強引で驚いた。娘の安澄に対して事情もろくに聞かず1人で虐めに立ち向かうように仕向けるし、沼津への旅行では安澄の産みの母親をいきなり平手打ちするし、自分を捨てた実の母親の家に石を投げる。特に娘への虐めへの対応は、そこが物語の焦点ではないし結果的には上手くいったようだから良かったのだが、個人的にはしっくりこない。
また娘が体操服を脱いで制服を返してと訴えた後に具体的にどうなったとか、部分部分で成り行きと結末をはっきりと示さない脚本と演出も気になった。医学に詳しいわけでもないから色んな症状があるのは前提としても、私の友人がたまたま癌で闘病中なのだが、友人と比較して双葉が最後のほうまであまり症状が出ないのも違和感があった。
だがそうじて面白かった。特に宮沢りえと杉咲花の2人の演技は特に良かった。この2人がこの年の女優賞を獲ったようだがそれも納得する。
独りよがりの愛とホラー
後味悪い…。最後、ゾッとしました。ホラー??
みんなで双葉を焼きながら湯船につかってるように見えました…。違うよね?でも、煙突から双葉の好きな赤い煙…。怖い!怖い!
銭湯でお葬式も家族たちはいいだろうけど、あの後お客は気持ちよく入れるかな…と思いました。
腹立ったのが、いじめに合ってるあずみへの双葉の態度!全て嫌悪感。
立ち向かえない子供を叱咤激励するだけで自分は何もしない。
あずみが決死の覚悟で下着姿になりましたが、あれでうまくいくと思ってるなんて、監督は幸せな学生生活を送って来たんだろうなと思いました。
双葉があずみに下着を買って来たのも気持ち悪い。
まだ、中学生?高校生?なのに…。なんかもっと性的な表現だからこそ嫌悪感を覚えないようにして欲しかったです。あと、鮎子ちゃんのおもらしもよくない。いらない。
ピラミッドの伏線これか〜!泣けない〜!
銭湯再建に奮闘する物語かと思いきや、さっと再開して何事もなくうまくいきましたね…。
ヒッチハイク青年のたくみや探偵親子も家族のように親しくなって行きますが、しっくり来ず。
鮎子との素敵なシーンはあれど、あっさりうまくいきすぎな気も。旦那はずっとヘラヘラしてて10年以上夫婦をやってたように思えない…。ってか、双葉は自分と娘をあっさり捨てた男によく任せられると思ったな!怒
追伸
今回、7チャンネルで視聴しました。レビューを読んでいると、ヒッチハイク青年のたくみが双葉たちに「ヒッチハイク中に50代の女性にラブホに連れ込まれた話」はカットされてました。
素敵な女性なんだろうか
教室で下着姿にさせ牛乳ゲロ、おしっこをもらすからの即パンツぬがせ、突然初対面の女をひっぱたき、恨む相手に物を投げて窓ガラスを割る、便器で吐血ししなだれる、まさかの家で火葬……他に例をみない数々の衝撃行動。ガツンガツンとくるので良い映画だとは思いますが、好きか嫌いかで言えば、嫌いです。人の気持ちは後回しにして人生の帳尻をつけてスッキリしたい主人公のエゴを感じる作品です。知らないうちにひっちゃかめっちゃかにされた弱いみんなは、この後どうなるの。銭湯だって。子供達も同じような女性に成長しそうで不気味です。
おかあちゃん
宮沢りえの美しさ
宮沢りえ演じる双葉の、儚くも芯の通った生き様が美しい!!
杉崎花をはじめとする子役の演技が素晴らしい!!
この2点だけをとっても、本当に素晴らしい映画といえます。
もちろんその他の出演者さんもストーリーも◎です!
子役2人は物語中でそれぞれ試練を乗り越えて成長するのですが、その前後で全く違った佇まいを表現してるのは圧巻でした!
宮沢りえはいくつになっても本当に美しいですね。日本が誇るべき女優さんです。
足利市の花の湯で
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