湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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家族愛がハマる方へ超オススメ
件名の通りです。
自分にとって最高のヒューマンドラマです。
周りにも沢山ススメテ、周りもとても良かったと高評価です。紹介して嬉しかったです。
双葉
の強い愛に感動。
なかなかな難しい関係性をストーリーにうまく混ぜていて、わかりやすく頭に入ってくるのはすごい。
愛がテーマでそれぞれの愛とはについて考えさせられる。
キャスト全員が演技うますぎて没入感すごかったです。
日本映画にしか作れない細かい描写が光ってました。
愛情を受けてこなかった女性が、こんなにも周りの人達に愛情深くなれる...
愛情を受けてこなかった女性が、こんなにも周りの人達に愛情深くなれるなんて‥
あずみを見ても思うけど、子供はDNAの影響もあれば環境による影響も多いにある!
結婚して、連れ子3人と正面から向き合おうと覚悟している自分の背中を押してくれるような素晴らしい映画だった。
誰しも母性を求めている。
ラストシーンでお母ちゃんを燃やした熱で沸かしたお湯に包み込まれる登場人物達。誰しも母性を求めてる。
観終わった後にタイトルを見ると、そのとおりの表現。
良い人ほど早く死んでしまう。
脚本そのものは、フィクション。よその子を勝手に育て始めて役所手続きはどうなるの?と気になるし、出棺すると見せかけるために、遺体を銭湯に放置してみんなで喪服に霊柩車でピクニックに出かけ、戻ってから自宅で火葬?!びっくり仰天プラン。お骨はどうしたのだろう、お墓はどうするのだろう?疑問は尽きない。
でも描かれているのはそこではなく、強くて愛情深いひとりの女性幸野双葉と彼女の母性を求め救われる人達。
途中までは、オダギリジョー扮する夫が蒸発しても気丈に振る舞い、子供がいじめられていても逃げずに立ち向かうよう明るく諭す優しく元気なおかあちゃんなのだが、徐々に相関図の複雑さが見えて来る。
余命を知り探偵を使って連れ返した夫が、自分はもちろん夫の血する流れているか怪しい浮気相手の子供、鮎子を連れて来た時も、すんなり受け入れ我が子のように接する。
良くできた人だなぁとは思うが、我が子の安曇すらも、夫の前妻の子供だったとは。
実はおかあちゃん自身が、安曇や鮎子のように、母が帰って来なかった過去を持つ。夫の前妻が聾唖者で子供の声が聞こえず出て行った時も、子供側の気持ちが痛いほどよくわかるから、安曇を我が子のように育てられたのだろう。
虐められている我が子を無理矢理にでも学校に行かせるのは今の世の中だと最適ではないのかもしれないが、親が育ての親だった事実、親が末期癌で死ぬ悲しみに今後安曇は立ち向かわなければならないのだから、強く育てなければならないと思ったのだろう。
「おかあちゃんとは違う最下層の人間だから」
「安曇とおかあちゃんは何も変わらないよ」
この返答の意味が、後々よくわかる。
刻々と命の最期が迫る中でも、自分の事ではなく、安曇を実の母に合わせに行くために鮎子も連れて旅行に出るおかあちゃん。
旅行中に出会うヒッチハイクの青年拓海くん。彼もまた、父親がころころ母親を変え、転々としながら生きていた。
彼に運転手を頼めば良いのにとも思うが、自力で頑張るおかあちゃん。末期癌のことを子供達に隠して、宿のお手洗いで吐血に苦しむところは見ていられない。
それでも、安曇を実の母に合わせるまでは頑張るおかあちゃん。翌日タカアシガニのお店でも食欲はなくぐったりしているのに、食後子供と揉みあいになってでも実母に合わせる使命を果たす。
ひとりになって、「疲れた」と言葉を吐き出すお母ちゃん。19歳で安曇を産んだ母親が会ってみたら若くて綺麗で、後からオダギリジョーに出会ったけれどそのオダギリジョーには蒸発された事もあり、病身で疲労した「疲れた」に追い討ちをかける心のダメージの「疲れた」、更には、生い立ちも合わせての「疲れた」。
いつも人の気持ちがわかるから人のために生きて。
疲れたよね。
どうしてそんなに頑張れるのか。きっと心のどこかでは、迎えに来ると言って消えた母をずっと待っていたからなのかも。その期待すらも打ち砕く、実母が都内で大きな家を構え別の家庭で孫までいて幸せいっぱいだった残酷な事実。鮎子の母の書き置き同様、新しい幸せな暮らしを、母親だけが掴んでいたなんて。天国ではやっと親が迎えにきてくれると夢にまで見ていたのに。
それだけ、人間が母親からの愛を求める気持ちは大きいのだなと気付かされる。
途中出てくる探偵父女も妻を亡くして男手1人で子を育てているが、双葉の優しさを求めている。
父親が連れてきた子供、鮎子も。誕生日までに必ず迎えに来ると話した母の言葉を信じ誕生日には元の家に戻るが、母は来てはくれなかった。待ち続け期待を裏切られたどん底の絶望感から一転、知り合ってわずかのお母ちゃんが気付いて迎えに来てくれた。冷えと安堵のおしっこは、1人で抱えてきた寂しさをも放出しているよう。
心細かったね、いい子でいたら帰ってくるかなと頑張っていたんだよね、寂しかったね。と無言でも気持ちを全てわかってくれるおかあちゃんにやっと出会えたのに、鮎子は再び母を亡くす。でも鮎子には父親がわりと母親がわりの姉ができたのが救い。鮎子もいつか双葉みたいになるのかな?
印象に残ったのが制服を返してと訴えるシーン。
制服を隠した子達は成敗されないし、かなり奇特な方法のだが、虐めた子が教室で下着を晒してまで訴えたのなら、普通は2度とやろうとは思えなくなるはず。水色が好きと言ったらおかあちゃんが用意してくれた水色の下着で、彼氏なんかより全然大事な時に勇気を出せたんだね。男性監督がやらせているシーンと思うとちょっと気色悪さを感じるのだが、みんなの前で脱ぐという辱められた気持ちを観ている側も味わわせる演出であり、杉咲花ちゃんは月齢以上のポルノ感は感じさせていない。
作中に、小学生の鮎子がお漏らしをしてしまうシーンもある。でも女の子が足を出してトイレにも行かず長時間外にいたら、冷えるし、幼少期には安堵の瞬間おしっこなんてよくある。あのシーンで、小学生の鮎子がそういう子供らしい反応すら我慢してきた気持ちを、母親のように来てくれたおかあちゃんに対して一気に放出させる描写にもなっている。
牛乳を吐くのも、安曇が言い返せず心に溜まっていたものを、ワーっと言い返すのではなく、吐き出せたあらわれにもなっていて。
おかあちゃんの吐血も、いつも平気な顔でも、血が出るくらい、心が傷ついてきたのを視覚的に見せられていると感じた。
監督が変態だのというレビューも見かけるが、女性を性の対象としてしか見られない視点に、女性こそ男性や子供を産み出す存在であり、誰しもが求める母性を持つ存在なんだという視点を加えたいように感じる。男性同様パンツも干す。漏らして不要になったパンツをびしょびしょで持ち歩くのを避けて、捨てて帰っただけ。そこにポルノ要素は何もない。
花ちゃんが成長に合わせブラジャーを変えたのは、子供から、母性を持つ女性に成長した描写でもあり、実際鮎子の姉がわりとして変わっていくと予見される。
観客の見方を想定してかのように、ヒッチハイク青年拓海が、出会ってすぐは「50代女性の車に乗ったらホテルに連れて行かれて綺麗でないこともなかったけど逃げ出した」などと女性を性対象として見ている24歳男性の視点を話すが、おかあちゃんに抱きしめられた後、もう一度自分から抱きしめられにいく頭は、ずっと母親にそうされるのを求めていた男の子そのものである。
その拓海が「あんなお母ちゃんの血が流れてる君達羨ましい」と言った時の、鮎子の顔。嬉しそうな安曇もまた、お母ちゃんの血ではないのを翌日に知るのだが。その事実を知らされた時の、車内から安曇を泣いて見つめる鮎子の表情も印象的だった。たとえ小学生でも感受性は強くあって、気持ちそのものを理解しているからこそ演技でも表現できるのだと思うと人間の深みを感じずにはいられない。
どんな人間も女性から。自分の子でもまともに育てない女性もいる一方で、自分が産んだ存在にでなくても、母性を注げる人もいる。その母性は、男性も女性も子供も、誰しもが求めているもの。
これが監督の真意ではないかなと感じた。
問題点の方が苦しく感じた。
辛い映画だった。 もちろん涙は出たし皆さんのいうように 良い映画って思ったりもしたけれど、あれ??なんか変じゃない?が多かった。
辛い気持ちを煮詰めて、それでジャムにしてパンに塗って食べたような気持ち。
どうして採点が低いかというと、いじめられて絵の具まみれになっても告げ口せず耐える様子。
制服を盗られて 男子生徒がいる前で下着姿になった様子。
あれが勇敢にいじめと立ち向かう姿なら、誰もいじめに立ち向かえられない。非現実すぎる。
夫が蒸発、新しい子供を連れてきて、それもサクッと耐えている姿を美徳としている感じ?「どれだけ女が耐えること設定ですすむねん!」とツッコミをいれずにはいられない。それが愛??。
そして連れてきたその子は実のお母さんを待ちおもらしをする。もう小学校2年生くらいと思う。その映像 宮沢りえパンツ脱がす。姉がそれをドアノブにかける。 妹の存在をここにあり??? えっとそれは、「いつか漏らして乾いた後のパンツを母親が見つけて心を痛めたらいいさ」くらいの 小さな仕返し?
あの子役は役を演じていたけれど、辛かったのではないだろうか。
あんな辱めは、映画という芸術の中でも子供にさせるべきことではないと思う。
例え実際には違う液体を使ったとしてもあれって必要???
ヒッチハイクにきて乗ってきた松坂桃李のおばさんにホテルに連れて行かれて逃げた話は 思春期の娘たちに聞かせたらはっきりいいって気持ち悪くて笑えないし 例え乗せた子が心が壊れていると悟っても、娘を守るために危険なことって母親はしない。非現実すぎて、ハテナ。
どこか無責任で なんでも受け入れる大きな愛 と勘違いさせられて見ていたらなんとなくクスッと笑ってしまう下りが怖い。自分とは違いすぎて、「こんな境遇なのに愛を与えてすごい」みたいな感動をうっかり与えてくれるけれど、あれれ? おかしくないかな?って。 疑問の方が勝ちました。
大人の無責任で、子どもが痛々しい。その子どもが大人になった姿で湯を沸かすほどの熱い愛を注いでいる話ということでまとまっていて 泣いて感動して、いい映画ーー!とはなりませんでしたが、子役たち、素晴らしい演技でした。
もちろん 母と再開して手話で会話するところとかは、なんとも感傷的になったけれど、何かがおかしいなっていう映画でした。
業が煮えるほどのひどい作
最低最悪の映画。
観たのはもうだいぶん前のことだけど、芸術に携わる者、映画を愛する者としてこれだけは言っておかなくてはならないと思いレビューを投稿します。
これは、僕が今まで観てきた千本ほどの映画の中で最低最悪の一本です。
観ていて、これだけ腹の立った映画もない。
いま思い出しても、怒りがわいてきて、気分が悪くなる。
一見、人生の奮闘やら、深い愛やらを描いているかのようだが、ちゃんちゃらおかしい。
ウソ臭いんだよ、すべてが。
主人公とその家族には、まったく共感できず、ずっと違和感、不快感……そして、ラストはただただ不気味である。
音楽のつけ方もわざとらしい。「ここ感動するとこですよ!」「ここで泣いてくださいよ!」みたいな。
とにかく、不潔な感じすらするひどい映画だった。
「この監督はちゃんと生きてきたのだろうか?」とさえ思った。
本来ならこんな愚作は黙殺するところだが、問題は、この映画を称賛する人が多いことだ。映画賞まで与えている。
これは由々しき事態だ。
「泣ける」などと感想を寄せている人が大勢いるが、「わが国の文化レベルもここまで墜ちたか」と、僕はべつの意味で泣けてきますわ。
ヤバイよ、日本。ほんとうに。
チャップリンとかヒッチコックとか小津とか黒澤とか『ローマの休日』とか『ディア・ハンター』とか『たそがれ清兵衛』とか『わが母の記』とか『ラ・ラ・ランド』とか、古今東西の名画をたくさん鑑賞してきた人なら、決してこんな気持ちの悪い映画には感動しないはずなんだけどなぁ……。
全く感情移入出来ない。
自分自身いじめられた経験があるのと医療従事者である立場として全く感情移入出来なかった。何もかも浅い。虐められいるこどもの思いを傾聴しない上に自身は延命治療をしないという選択をしながらこどもには自分の考えを強要する。なんならその延命治療をしないという考えに至る心理描写もない。神経症状が出ている人間がドライブするなんていうエピソードも理解出来ない。加えて当方道民ですが北海道はほば標準語です。余命数ヶ月という設定を利用して家族愛?で涙を誘っているだけ。高評価の意味が分からない。
強い愛と優しさ
今までこの映画の存在を知らなかったが、口コミ等の評価が高く、おすすめとの事で鑑賞。
冒頭からいじめ被害やがん宣告とシリアスな場面が続いたが、その後は双葉のパワフルさや一浩のコミカルさが随所に見られ、ほのぼのした日常を楽しめた。各登場人物が複雑な人間関係を抱えていたが、それでも家族がバラバラにならないのは、やはり双葉の強い愛と優しさのおかげだと感じた。
それもあって、後半に双葉がどんどん身体が弱っていく姿に心が苦しくなった。
惜しいポイントとしては、双葉のお母さんとの関係がやるせなく、その描写は必要であったか疑問だった。
最後は幸せに逝ってほしいと思いながら見てたので、必要以上に印象的に映ってしまったのかもしれない。
また、安澄が制服を取り戻した以降、学校生活の描写が描かれてなかったので、その後どうなったのか少し気になった。
わからん
いい映画だと思うし、思いたいんですが、正直だいぶ違和感があって、でもそれ込み込みで、やっぱいい映画だったのかもしれないです。でも、やっぱりちょっとよくわかんないです。
他の人のレビューを読んで、違和感が私だけじゃなかったんだ〜と思いました。
安澄が教室で下着姿になるところ、鮎子が失禁したあとパンツをドアノブに引っ掛けるところ、拓海くんのラブホエピソード。
ちなみに私が感じたのは描写の性的な気持ち悪さというよりも、どちらかというと、この展開がべつに愛と正義に繋がらへんよな?という不可解さ。
私がもしいじめっ子だったら、あんなことされて怖くてもっとハブるし(笑)、
私がお姉ちゃんだったら、失禁して恥ずかしい気持ちの妹のパンツをドアノブにかけたりしないし(鮎子は嫌じゃなかったんか?)、
拓海くんとのシーンは単純に少なすぎてそこまでの距離の縮め方に観てるほうは追いつかなかった(嘘がバレたときの拓海くんの顔まじで犯罪者フラグくらい怖いからマジ見て)。
でも最後、お母ちゃんで湯を沸かして赤い煙が出て、キノコ帝国じゃないですか、めっちゃ衝撃的なラストですよね。
そしたらちょっとだけこの違和感にも合点がいくんです。
ただ泣かせるヒューマンドラマだと思って観ていたんですけど、実はこの映画はかなり挑戦的な、我々の価値観をぶん殴るような『愛の形』を提示したのかもしれないです。
正直、お母ちゃんで湯を沸かすって、え!?と思いましたよ、でも、それが故人への尊敬がないとか書いてる人もおるんですけど、その行為自体に尊敬がないかどうかって、べつに誰も決められないですよね(宗教のことはよく知らないし、関係ないので置いといて)。
他のシーンに性的な意図があるっていうのも、そう受け取る人にとってはそうなんでしょうけど、発信する側にそういう意図があるなんて決めつけられないし。
たしかによく考えたら、いじめから逃げるなってむりやり布団から引き剥がしたり、いきなりレジの店員の顔引っ叩いたり、戸惑う娘を車から引きずり下ろしたり、全部たしかに理由はあるんですけど、なんか変なんですよ。私たちに共感させないんですよ。
極め付けはお母ちゃんも実は捨てられた身だったという、あまりにも出来すぎたオチで、これが、全部まあるく収まる共感しまくりのお涙ホッコリ展開で進んでたら、相当こすられまくったありがち脚本になっちゃいますよね。
映像内の至る所で、色々と『あえて』なのかな、と思わせるような『切実さ』が、俳優陣の演技も含めて、垣間見えたんです。
そういう意味では、自分の持っていない感受性について考えるきっかけになったので、いい映画だなと思いました。
でも人にはなかなか勧めづらいです。
何人の母が子を捨てたかクイズ
泣かせ噺の詰合せ。
巧い系の杉咲花のクチ震わせ泣き芸の過多。
闘病と泣きが無ければと思うが、それでは原形を留めぬ。
何人の母が子を捨てたかクイズ的構成。
この手のオダジョに食傷気味。
沸かない生煮えしゃぶしゃぶだけが印象的。
つまらぬ。
冷静すぎる大物かあちゃん
余命3ヶ月の家族物
お涙頂戴の暗い映画を予想してましたが、見事に予想を裏切る、暗さのかけらもない、ほのぼのとしたシュールな家族の映画でした
もし自分の余命があと半年無い事を知ったらどうするか?
慌てふためき、泣きわめき、落ち込み、周りに迷惑かけまくるだろう
そして落ち着いたら、間違いなく残ったお金で自分の生きたい所へ行き食べたい物を食べる
自分に問うてみたところで、出てくるのは自分の事ばかり
正直主人公のような、こんな大きな器は持ち合わせていない
残される家族の為に何かする心の余裕がある、こんな主人公のような死に際は格好良いよね
そんな自分を顧みることのできるとっても良い映画です
死ぬ間際こそ、こんな立派な自分でいたいですね
絶対無理だけど
色々無理矢理設定詰め込んだ感はあるけど、家で観るには悪くはないね
2021自宅鑑賞2
演じる役者によって完成度が上がっている
題名は有名で、一度は見ておきたい作品だと思っていた。
男女間のものだと思い込んでいた「熱い愛」が、母性の方の、何もかも包み込む愛だったのは良かった。
イジメや少女に対する描写に、かなり辛辣な意見があるのを
他の方のレビューで知ったが、見ていてそこまでの嫌悪感は持たなかった。
だが、いじめられている娘に、何がなんでも負けるなと
言い続けるのは無理があるしその解決方法は、もう夢物語レベル。
母親を待つ娘がおしっこ漏らしちゃう件は、そんなもので性的なものを連想する人がいるのかと、逆に驚いた。
我が家のbabyたちはつい最近まで日常茶飯事にやってた事でパンツ脱がせて上着でくるんで抱っこっていうのがそんなに昔の出来事ではなかったせいで、座って待ってた子が立ったきっかけで漏らしちゃうって言うのは時間の経過を表す上では効果あるとさえ思った。
んだけど、濡れたパンツは持って帰らないと、どんな変態に盗まれるか、それは心配にはなる。
癌患者を最近看取った身からすると
後半の病気の描写は、意外とリアルではあった。
もちろん全部ではないけれど、癌は部位によって症状も異なり一概に全部が同じではないので。
杉咲花さんは、 中華調味料のCMでメジャーになり、今では朝の連ドラの主役 おちょやん。
彼女と、宮沢りえさん、二人を軸に
情け無い父親と 不甲斐ない青年 そして興信所の親子。
まー オダギリジョーさんは 事実婚含め3人の女性と結婚しちゃうモテモテぶりなんだけど、
だらしなくて 小汚い風貌なのに 女性を惹きつけるという役柄はよく似合っていた。
松坂桃李さんの演技は、映画による振り幅が凄くて、本当の役者さんだよなあと感心する。
鶴瓶さんの息子さんは、なんとなく冴えない感じが悪くなかった。
役者に救われた映画であるのは間違いない。
久しぶりにこんなに泣いた
久しぶりに翌日目が腫れそうなくらい泣いた。
誰と腹違いなわけでも親が再婚してるわけでもないから状況は全く違うが、「親の死に目にあう時、自分はどんな感情になるだろう、何をしてあげられるだろう」と考えさせられた。
杉咲花は純粋で芯のある素朴な役が似合うし、オダギリジョーはどこまでもクズ男の役が似合う。髪型とか髭のせいかもしれないが。
実際に身の回りにいたら腹が立ちそうだが、きっと映画の中だからあのヘラヘラしてて冴えない男な感じも許せちゃうんだよな〜
双葉が「いつか役に立つ日が来るから」って安澄に手話を勉強するように言ってたことを知るあのシーンが一番好きかもしれない。
「ああ、母ってこういうことなんだな」という感心のような感動のような感情。
ちょっと「え?」となったのは、最後の双葉を焼く火で沸かした銭湯に入るシーン。軽めのホラーみたいで怖かった。
邦画で一番号泣
ただ母親が癌で死ぬから娘しっかりしなさいよ物語かと思って、ぜんぜん期待していなかったー!!むしろ録画してあって、ずっと観てなかったから消そうかと思ったくらいで。
無期待と無知識でいい映画に当たることほど、素晴らしい事はないですな〜
あたくし手話のとこで泣きました。
理性で観てはいけない
とにかくいい人すぎるお母さんが、周りの人物を巻き込んでいい方へ変えていくっていう話。聾唖の母親のエピソードは、娘が受けた衝撃に泣いた。ただ、全てがうまくいかないところがハッピーすぎずによかったかと思う。
これが、観たときに素直な感想。
他のレビュアーさんの意見を見るといじめの話とか性的描写の話とか、確かにツッコミどころはあったかもしれない。でも、とにかく双葉さんの人柄を感じるための映画だと思って観てほしい。娘に強くあってほしいと、死ぬまでにそれだけを願った母親の話。
問題なのはとにかくラストだ。衝撃的すぎる。
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