マジック・イン・ムーンライト

劇場公開日:

マジック・イン・ムーンライト

解説・あらすじ

ウッディ・アレン監督が1920年代の南仏リゾート地を舞台に描くロマンティックコメディ。出演は「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、「アメイジング・スパイダーマン」のエマ・ストーン。英国人マジシャンのスタンリーはニヒリストで毒舌家だが、天才的なマジックの腕前で人気を博していた。ある時、幼なじみのハワードから、ある大富豪が入れあげている米国人占い師の真偽を見抜いてほしいと依頼される。魔法や超能力など存在しないと信じるスタンリーは、ペテンを見抜いてやろうと自信満々で噂の占い師ソフィのもとへ乗り込む。しかし、彼女の透視能力を目の当たりにして価値観を揺さぶられ、さらには容姿も性格も完璧な彼女にほれ込んでしまう。

2014年製作/98分/G/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Magic in the Moonlight
配給:ロングライド
劇場公開日:2015年4月11日

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Photo: Jack English (C) 2014 Gravier Productions, Inc.

映画レビュー

3.5【皮肉屋で現実主義の天才マジシャン、不思議な魅力の女性霊能者に恋をするの巻。今作はコリン・ファースとエマ・ストーン共演によるロマンチックコメディなんだけど、組み合わせもビックリ作品である。】

2025年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■時は1920年代、後半。
 魔法や超能力などの超常現象を一切信じない天才マジシャン・スタンリー(コリン・ファース)は、若き大富豪ブライスを虜にしている占い師・ソフィ(エマ・ストーン)の真偽を確かめてほしいと同僚ハワード・バーカン(サイモン・マクバーニー)から頼まれる。
 ベルリンでのマジックショーが終わった後にフランスで対面した彼女は若く美しい女性で、さらにスタンリーに対しても信じられない透視能力を発揮し、現実主義の彼もその能力に脱帽するとともに、彼女に惹かれて行く。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・前半のソフィの霊能力の数々には驚くが、種明かしをされるとなーんだ・・、であるが、それでも天才マジシャン・スタンリーを演じたコリン・ファースは魅力なんだなあ。
 あの、ちょっと高慢な所もね。
 それにしても、数々の真実を”霊能力”で当てるシーンは、観ているこちら迄騙されたなあ・・。

・占い師・ソフィを演じたエマ・ストーンも、とても可愛くて歳の差を感じさせないカップルだよね。

・けれども、二人とも結構メンドクサイ性格なので、ナカナカ自分の気持ちを素直に打ち明けられない・・、と思ったらマサカノスタンリーからの愛の告白‼吃驚!
 でも、ソフィは大富豪ブライスとの婚約を翻意しないのである。

<だーが、ラスト、傷心の天才マジシャン・スタンリーが愚痴っていると、背後から可愛い音でノックノックノック。
 上手いなあ。
 今作は、皮肉屋で現実主義の天才マジシャンと不思議な魅力の女性霊能者との恋の駆け引きを描いたロマンティックラブコメディなのである。
 1920年代の衣装や意匠も素敵なる作品でもある。>

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NOBU

4.0この監督にこの俳優!面白くないはずがない

2024年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

エマ・ストーンとコリン・ファースのトリッキーなラブ・コメディ。
それだけで、興味津々の映画になるのですが、本作にはもう一つのフックがあります。

縦軸を二人の恋愛で語るものとするなら、横軸は二人のアイデンティティー、つまり正体が何者なのかというところです。

ストーリーの大きな関心ごとはエマ演じるところのソフィが本物のスピリチュアルかどうかということで、中盤まで実にていねいにぼかしてあります。
どちらとも言えないという描き方をしてあるのです。

そして混沌のまま二人の恋が発展して行き…という、ウディ・アレンらしからぬ(??)王道のラブ・コメとしてストーリーが進行し、そして

ここからはネタバレにならないギリギリの線で記入します。
便宜上、ストーリーの選択肢は2箇所で二つずつ、つまり4つのパターンが考えられるのですが、それは
a.彼女は本物のスピリチュアル
b.彼女はスピリチュアルを演じている詐欺師

そして、コリン・ファース演じるところの天才マジシャン、スタンリーが、彼女の正体をつきとめるという本来のミッションを成功に導けるのかと同時に
x.ソフィーと結ばれる
y.ソフィーとうまくいかない

この両方の関心をうまく引っ張りながら、お話が進行していき見終わったあとにはささやかな満足感も保証されています。

さあ、果たして彼女の正体は?

ソフィーを演じるエマ・ストーンは着実に良作でキャリアを積んできた実力派のコメディエンヌ。今がいちばんいい時ではないでしょうか。
かたやコリン・ファースはオスカー獲得後も順調に作品を選び、毎回上手に期待を裏切ってくれますが、役の幅を広げていきます。シリアスからコメディまで素晴らしいキャラクターを生み出していきます。
この二人が組んで、監督がウディ・アレン。

面白くないはずがない。

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うそつきカモメ

3.0コリン・ファースだから見られる

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

ウッディ・アレンの作風が好きです。
なのでこれも期待して見ました。
期待を裏切らない、往年のハリウッド作品的な
音楽、軽妙なセリフのやり取りの
年の差カップルラブコメ。

鼻持ちならないおじさんが恋におちて
ちょっと情けないくらいに
童貞のような戸惑いをみせたりします。

コリン・ファースだからそんな姿も
愛らしく見ていられますが、
でも正直年の差ありすぎませんか?
恋の過程はちゃんと描かれているけれども、
でも気になる。

気持ちが引いて見てしまったので
私の中では点数さほど伸びませんでした。

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こまめぞう

5.0ウッディアレンの作品の中で一番好き

Mさん
2022年9月30日
Androidアプリから投稿

今をときめくエマストーン。コリンフォースと素敵な恋を育みます。
私は
「『タケコプターは 力学的にありえない』野暮な男と朝焼けを見る」
という「ドラえもん短歌」(枡野浩一選)p.50の和歌を思い出しました。

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M

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