劇場公開日 2025年4月4日

セッションのレビュー・感想・評価

全670件中、21~40件目を表示

5.0狂気と狂気のセッション

2025年4月5日
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鑑賞方法:映画館

 ラスト9分19秒は、何度見たことか。多分100回ではおさまらない。それだけ思い入れのある『セッション』が、デジタルリマスター&DollbyAtmosで再上映だから見逃すわけにはいかない。

  パワハラの代名詞ともなったフレッチャー教授。『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹も恐いが、精神的なダメージの与え方で言えば、フレッチャーの方が上回る。全人種平等に悪態をつくその徹底ぶりに、奇妙な“公平さ”を感じてしまう。

 教え子が、現場に満足することを恐れて常にプレッシャーを与え、意図的にライバルを作って競わせる。フレッチャーのしていることは、星一徹メソッドの究極バージョンとも言える。
 星一徹メソッドの欠点は、勝ち残った人間はとてつもなく強靭な能力を得るが、数多くの落伍者は、悲惨な末路をたどる。

 フレッチャー的な父親に育てられ、フレッチャー的な教師にどつかれながら教育を受けた身としては、強圧メソッドには嫌悪感を感じるし、肯定できない。結果的に打たれ強くなっただけで、真の強さとは程遠い。
 ……でも、あの狂気の先に何かがあるんじゃないかって思ってしまう。それを信じさせるのが、デミアン・チャゼル監督の巧さなんだよね。狂気と狂気がぶつかって、何かが生まれる。そう感じてしまう自分がいる。
 それにしても、DolbyATMOSの効果はすごい。全方位からフレッチャーに罵倒されている気分になり、タマタマが縮む上がる。拳銃を突きつけられるよりも恐い。

 見た人も見てない人も見逃す選択肢はございません。

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bion

4.025-048

2025年4月5日
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鑑賞方法:映画館

怒鳴り散らすパワハラ教授役の
JKシモンズ。
とんでもないハマり役。
最後の最後まで、徹底的に追い込む。

最後の最後で、
主人公は何を手にしたのか。
最後の表情はなんだったのか。

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佐阪航

4.5やっぱ傑作!Don't think, feel!

2025年4月4日
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鑑賞方法:映画館

興奮

やっぱり劇場で観ると没入感凄いッスわ…

主人公のクズっぷりもよく伝わってくる感じ
終盤の演奏シーンでブチアゲしてくるのはアニメ作品「ブルージャイアント」や名作「ストリートオブファイヤー」と同じだけど、最高です!

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虎太郎

4.0最悪の褒め言葉は「Good job」

2025年4月4日
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鑑賞方法:映画館

2014年公開当時は、何故だか鑑賞する気持ちにならなかったのですが、今回のリバイバル上映で堪能してきました。J・K・シモンズさんの演技が素晴らしく、107分間を感じさせない程終始ジャズの世界に没頭することが出来る良い作品でした。

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aki007

4.5狂気、一流を目指すなら踏み入れることになる領域

2025年3月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

アカデミー賞3部門を受賞した映画。伝説の鬼教師のもとで究極の師弟関係が描かれていました。「完璧」を求めるからこその、圧倒的な練習量、0コンマ何秒の世界の細部にわたるこだわりなど、異常ともいえるほどの厳密さと真剣さが描かれているのを見て、こうした「狂気」ともいえる没頭・練習があるからこそ、とんでもない作品、プレー、サービスなどが生み出されるなと感じました。エンジニアに対して無理難題に近い超高レベルなものを要求し続けていたことが有名なAppleのスティーブ・ジョブズも「完璧」「画期的な」商品を開発・展開したいという想いがあったからこそ、この映画での鬼教師のようなあり方だったんだろうと思いました。
パワハラ、などともいわれやすくなった現代において、本編のような究極の師弟関係やバディシップを組むことは社会的にやりづらくなってきているなと思います。ただ、社会に革新的なインパクトを与える人たちは、このような狂気ともいえるレベルでのこだわりや下積みをもっている方々なのではないか。そう考えると、僕も自分の仕事において、このように狂気ともいえる没頭に身を投じて、社会・世界に貢献していきたいと思いました。楽ではないとおもいますが、こうした生き方のほうが充実はするのではないかと。

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宮崎秀朗

3.0凄かった!フレッチャー先生のニーマンへの指導

2025年3月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

CSで録画視聴。
結構、評価が高い作品だったので、気になって観てみた。
なるほど、名門音楽学校でドラムを担当したニーマンに対して
フレッチャー監督の熱血指導は確かに凄かった。
ニーマン役はあのトップガンマーベリック役のマイルズ・テラー。
彼がブレイクした作品なのも頷ける。
ただ、作品全体を観る限りありきたり。平凡な作品に思えた。

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ナベウーロンティー

4.5凡人よ、黙れ!

2025年2月8日
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鑑賞方法:VOD

興奮

広い視野?そんなものはいらないよ!

とことん突きつめるだけ!

社会性?そんなものはここにはないよ!

やりたいことを、やりたいようにするだけだよ!

人権?ポリコレ?

そんなものは、凡人による、凡人の世界の産物だよ!

つまらない世界で生きる凡人たちよ。

おもしろいことは、私が産みだしてやるよ!

これが、天才の生きる道だよ!

凡人が足をふみ入れても、命の保証はできないよ!

だ~か~ら~ぁ!

凡人よ、おとなしく、ながめていなさい!という感じの映画だね、

凡人には刺激が強すぎる。

でも、あこがれちゃうね。

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うさぎさん

4.0思ってたのと…

2024年11月24日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

思ってた内容と全然違うかったが面白い!

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symi

4.0グッジョブ

2024年11月23日
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鑑賞方法:VOD

怖い

世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。
しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく。
(解説より)

才能溢れるニーマンと、明らかに度を超えた教育方針のフレッチャーの様子が描かれる。
フレッチャーの指導に耐えきれず一度は離れる2人だが、ある出来事がきっかけで再会。
再びフレッチャーに誘われたニーマンがジャズフェスティバルで演奏するが…というストーリー

狂気としか言いようがない。
最初はフレッチャーのみがそうだが、その教育に影響されニーマンも次第に狂人化していく。

ややフレッチャーという人物の心理描写が不足する(どこまでが本心か)が、素晴らしい音楽家を育てたいという意思だけは本物だったのだろう。

この映画について「教育方針が不快で駄作」といったレビューがいくつか散見されるが、評価は個人の自由であると前置きしつつ、論点がズレていると思う。
本作はそのような教育方針云々の話ではない、あくまで「狂気に囚われた2人の音楽家」の話であり、過激な表現が嫌いな方はこの作品は鑑賞しない方がよい。

2人の微妙な表情の変化、仕草、全ての演技が素晴らしい。
ラストの「セッション」は圧巻。
まさに「グッジョブ」

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しょたごん

4.0芸術家たちの”タガが外れた感じ”に目が離せない

2024年9月11日
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社会性はすこぶる低いけど、音楽家としては一流の
生きるエネルギーが強すぎる変人たちの映画。

主張と個性が強くて、生まれながらに生命エネルギーが強すぎるような人が
芸術家として大成するんだろうな、と
平凡な私は思いました。

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toyoto

「巨人の星」ドラム版。

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

見込まれたゆえのシゴキ映画である。
アメリカではあまりない教育方法なのかしら。
日本では昭和時代は当たり前だったんだけど。
シゴキに耐えずして成功ナシみたいな。
耐えない人はどんなに成績が良くても選ばれなかったね。
訓練だけじゃなく組織にも耐えられる人材を育成してたよ。コワイね。

だから、ストーリー自体はそんなもんかなと思った。
組織うんちゃらじゃなく先生個人だったからまださわやかだったかな。

個人的には、BABYMETALを知ってから、メタクソ速いドラムを間近で見たかったから至極満足。

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ぞうみゃお

3.0パワハラがすごくて腹立ってくる

2024年7月15日
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鑑賞方法:VOD

昔観たことがあって、
おもしろかったっていう記憶があって
改めて観たんだけど、すごい嫌な気分になった。
人のことをあんなにけなす人、なにあれ、めっちゃ嫌な奴じゃん。何様?
どんどん主人公が、あの指揮者の嫌な奴みたいになっていくのが観ていて気分悪かった。
ガールフレンドに身勝手で酷いこと言って最低だし、時が経って謝ってたけど、マジで自分勝手すぎる。
謝ってまた元に戻れるとでも?自分のことしか考えてない。都合良すぎる。

指揮者の人見てたら、昔の嫌な上司を思い出した。
(ここまでのことはなかったけど)
パワハラする人って優しい振りして人の弱みを握って、言葉で傷つけてくる。
指導は、本人からしたら良いことしてると思ってる。厳しいこと言ったおかげで成長できるとか、これに負けないくらいの不屈の精神がないと伸びないとか、そういう精神論。
「あの時の先輩のおかげで今の僕がいます!」とか言って欲しいんかな。けど、こっちからしたらクソでしかないからな、マジで。

罵倒され続けると、腹立ち過ぎてマジこいつ殺すっていう気持ちになるのも分かる。負けたくない、逃げたくないというのも分かる。
あの人はパワハラしてない、自分が出来ないから、だから言われる自分が悪いだけなんだ、、って思ってしまうのも分かる。
けど、、、逃げていい。逃げた方が良い。
クズなのはあっち。
それがだんだん分からんくなってるだけ。

クソ野郎だけど、実力はあって、やっぱりその腕前を見せつけられると何も言えれなくなる。
世の中の誰かからは評価されてすごいんかもしれんけど、だから何?実力があるからって人に何言っても良いと思ってるのか?そんなクズ野郎の近くにいるべきではない。

罵倒したかと思えば時には優しい言葉をかけてくれる日もある。でもクズはクズ。性根は変わらない。また罵倒してくる日はやってくる。
この映画の最後は、意気投合し打ち解けたように見えるけど、あの指揮者はさすが俺の教え子とか言ってきそうだけど、そんなの無視して、バカがこのハゲ!ざまぁみろと、今後一切関わってほしくない。

そんだけ思っちゃうくらい腹立つ。
架空の物語だけども。笑
部活の指導やパワハラ上司に会ったことがある人なら分かると思う。

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みー

5.0熱血指導の是非‼️

2024年6月17日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

音楽と指導者の立場を、この角度から描いた映画を知らない。
普通は才能ある音楽家を温かく導いたり、
あるいは厳しく指導しても、本質的には生徒を愛している。
所がこの映画のjazz bandのの指揮者は殆ど狂人で、
生徒を侮辱して極限までイビリ抜く。

ラストのアンドリューのドラムソロを聴いて、
フレッチャーの指導は、
是?なのか?
否?なのか?
アンドリューに音楽の本質(楽しむとか自己表現)を
フレッチャーは伝えることが出来たのか?
アンドリューはドラムソロでフレッチャーを
《ねじ伏せた》《見返した》ように見えた。
遂に師を超え自由にスティックを操り、
テンポを先導してフレッチャーのバンドを
自分の支配下にした。
(それってアンドリューは2代目のフレッチャーに、なった)
(フレッチャーとそっくりの音楽家・・・
他を罵倒して、自己を肯定して、自分の音楽を盲信する?)

ラストは全くに“謎“でした。
そこが奥深い。
ここまで音楽に囚われたアンドリューは、
音楽演奏の魔力からもう決して逃れられない。
音楽の奴隷なのか?
芸術の神から祝福された天才なのか?
悪魔に魅入られた生贄なのか?

音楽=そこがアンドリューの居場所

J・K・シモンズの鬼教師の熱演。
マイルズ・テイラーのドラム演奏。
そして監督・脚本のデイミアン・チャゼル。
デイミアンは30歳になるかならぬかの若さで、
映画を完全に自分の支配下に置いている。

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琥珀糖

2.0もっと狂っていて欲しかった

2024年5月25日
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鑑賞方法:映画館、VOD

怖い・狂ってる映画としてどこかで紹介されていたのを見て鑑賞しましたが、そんなに怖くない……
ただの厳しくて自分勝手な先生でした。
下手に人間臭い部分もあるのが余計に反感を買う。

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Omi

5.0圧巻!

2024年5月20日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

この作品は今回で4回目。
最初から最後までただただひたすらドラム!
映画館の娘は可愛そうだったけど・・・
とにかく叩く叩く叩く叩かれながらも叩くけど叩かれて・・・
読んでる人なんの事か分かんないと思うけど
そんな感じ。
ラストはどう解釈すればいいのかいまだに自信持てないけど
通じ合ったのかな?
とにかく大好きな作品!

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bon

4.0狂気にふるえる

2024年5月16日
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鑑賞方法:映画館

確かに主人公のドラム演奏も痛いつらいし面白さが伝わって来なかったよ。甘いよ19歳な場面多々あり教師の指導は常軌を逸し若芽を踏み潰してくよう(怖)何とかメインに登り中の衝突事故にはびっくり。動けるのねん。。一旦路を閉じ終わったかと思ってたら
あら、復活するの良かったねぇ、で済まされるわけない仕打ち。そこから本当のぶっ飛ばしのラストは圧巻。作品の「音楽」の要素が全て詰まった演奏で身体がノッた。主人公のあの振り切れる域に到達し共有を得た瞬間を観て欲しい。

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chargedpillow

5.0好きな映画ランキング:12位

2024年5月15日
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怖い

興奮

幸せ

テンポかなりいい。
フレッチャー怖すぎです。
結末はさいこう。
レンタカーで事故った後、会場に向かうとき、BGMがドラムを叩く音なんですが、その気持ちめっちゃわかる。焦ってる時目的のことばっか考えちゃう。

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Nux/ニュークス 👑

5.0狂気の映画だった。 知らない世界すぎてこれぞ映画観たなって感じだっ...

2024年4月10日
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狂気の映画だった。
知らない世界すぎてこれぞ映画観たなって感じだった。
他人の人生見るのが映画の醍醐味だなと改めて思った。
ラスト10分間は何回見ても震える

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k elow2

5.0一番好きな映画、圧巻の最後

2024年4月4日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

私が見た中で一番好きな映画。
きっかけはある漫画で、この映画の名前が出されていたのかな?多分そうだったと思う。たまたまアマゾンプライムで見つけて、鑑賞してみることにした。

始まってみると、なにやらイヤーな感じ。というのも、自分自身が結構厳しい部活動に所属しており、それを思い出させるようなJKシモンズ(フレッチャー)の演技が自分をまたあの舞台に立たせているような感じだった。あの認められたわずかな高揚感とそれを凌ぐほどの緊張感、それを表現するのが上手すぎる。上手すぎて吐き気を催す。コージー富田が島田紳助のモノマネをとある番組でして、品川に「似すぎてこっちが緊張するんですよ!」と突っ込んでいたが、それと似たような雰囲気であった気がする。そんなことないか。そんなことないな多分。

とにかく、それからずっといやな気持が続く。主人公のミス、トラブル、それらが積み重なっていき、これどう終わるんだよ、もうアマプラ閉じてYoutube開いて自分のおすすめを適当に流し見していたい。と思っていたのだ。

しかし、いや、だからこそ、最後の衝撃が忘れられない。自宅のちっちゃいテレビで見ていたにもかかわらず、あの迫力。ぜひとも映画館で見たかった。自分の脳では処理できないほどのカタルシス。瞬きするのも惜しいとはよく言うが、あの時の私は心臓を動かすのすら惜しかったような気がする。それほどまでに衝撃だった。途中で見るのやめないでよかった。途中であの部活辞めないでよかった。と今の自分を肯定してくれる気持ちにもなった。

これは本当に見た方がいい。よく、一番好きな映画は何?と聞かれることが多いが、その時は迷わずこの映画を答えるようにしている。出会えてよかった。

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サンプルHD

4.5狂気の映画だった。 知らない世界すぎてこれぞ映画観たなって感じだっ...

2024年3月20日
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狂気の映画だった。
知らない世界すぎてこれぞ映画観たなって感じだった。
他人の人生見るのが映画の醍醐味だなと改めて思った。

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k elow
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